ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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み〜んな光の存在

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ご飯の支度をしながら、お喋りが始まっちゃって、
また、ご飯のスタートが少しだけ遅くなっちゃった(汗)

こんなに毎日、アトランティーナと一緒にいるのに、
まだ、お喋りが止まらない。どんだけ相性が良いんだかって
感じだよね(笑)

マジで、アトランティーナが男の人だったら良かったのにって
思っちゃう。でも、もし、アトランティーナが男の人だったら、
こうはならなかったのかな?女同士だから良いってことも
あるのかもしれないね。

ご飯の支度には時間がかかっちゃったけど、その分、食べるのは、
めっちゃ早かった(笑)支度を早くして、食べるのをゆっくりした方が、
身体には良いのかもだけど、たぶん、話しながらでも、アトランティーナも
私も食べるのは早いから、早く終わっちゃうのかもしれない(苦笑)

明日は土曜日で、会社はお休みだけど、星のことを2日間で教えて
もらいたいから、朝、そんなにゆっくり寝てるってワケにも行かない。
だから、ご飯を食べ終わってから、二人でチャッチャと片付けを終わらせて、
それぞれ、サクッとお風呂も済ませちゃった。
それなら、あとは寝るだけだから、ゆっくりお喋りできるからね。

でも、さっき話しちゃったから、もう話すことなんて残ってないかも?って
思ってたりもするけど、アトランティーナが相手だと、次から次へと
話したいことが湧いてくるんだよね(笑)

「そういえば、今日、ブルータイガーとの打ち合わせに行ってきたって
言ってたけど、ミウだけが行ったんじゃないんでしょ?」

「うん。チームのメンバー全員とプロダクションの人も一緒に行ってきたよ」

「ということは、レオンもよね?」

「もちろん、レオンくんは、うちのチームの要だからね」

「じゃ、弦夜とレオンも顔を合わせたってことよね?大丈夫だった?」

「それがね、藤崎さん、スゴイの!食事の約束する前と全然、変わらなくて。
だから、レオンくんもだけど、メンバーのみんなも私と藤崎さんが
食事に行く約束をしてるなんて、思わないと思うよ」

「ほらね。だから言ったでしょ?弦夜への口止めは不要だって。
あの子、当たりはソフトだけど、口は硬いのよ」

「そうなんだね。っていうか、仕事してる時は、そんなに当たりもソフトでは
なかったよ。仕事デキそうな雰囲気、醸し出してたし(笑)」

「まぁ、ブルータイガーにいて、部長から仕事を任されるくらいだから、
デキる子であることは間違いないと思うけど、ミウがいったい何を見て、
仕事がデキそうな雰囲気って言っているのかが、甚だ疑問よね(笑)」

「もうっ!それじゃまるで、私に見る目がないみたいじゃない!」

「あら、男性を見る目に自信があるのかしら?」

「いや・・・そう言われちゃうと・・・ないです。ごめんなさい」

「男の人に限らず、人を見る目も怪しいでしょ、ミウは。人のことは
信じないって言っておきながら、すぐに信じちゃうしね」

「え~っ、そうなのかなぁ?」

「無自覚だから、余計に始末が悪いわね(苦笑)
まぁ、そこもミウの良いところなんだけど。人ってね、例えば、相手を
裏切ってやろうと思ったとしても、その相手が自分のことを信じて、
疑わないでいたら、自然と裏切れなくなってしまうものなの。
もちろん、それでも裏切る人もいるんだけどね。

だから、誰かのことを信じるって、とても大切なことなのよ。
逆に裏切るつもりなんてなかったのに、相手があまりにも自分のことを
信じてくれなかったことで、裏切ってしまうといったケースも
あるくらいだからね。

まずは、相手を信じてみる、懐に飛び込んでみるというのは、
とても大事なこと。ただ、とっても勇気の要ることだから、
誰にでも出来ることではないんだけどね。

でも、ミウは、人の懐に飛び込むのがとても上手。それなのに、自分のことは、
未だに信じ切れていないから、ミウって、ホントに不思議な子よね」

「それって、褒めてるの?」

「もちろん、褒めてるわよ!ミウがキッカケで、人が信じられない人も
信じられるようになるかもしれないっていう可能性の話よ。
そんなふうに、誰かの可能性を広げてあげられたら良いとは思わない?」

「そうだね。なんか、話、聞いてるだけで、今、ちょっとワクワクしてるかも!」

「そういう素直なところ。それは、誰かに教えてもらって出来ること
じゃないから、ミウはステキなのよ」

「ありがとう!今のは、褒められたって分かる(笑)」

「そう。それは良かったわ(笑)私はね、ミウのことを本当に大切に
思っているの。それに、とっても愛おしくて、可愛くて仕方がないのよ。
だからね、ちょっと意地悪が言いたくなっちゃうの。許してね」

「な、なにをいきなりっ!そ、そんなこと言われたら、どう返したら良いのか、
分かんなくなっちゃうじゃん!ズルイよ、アトランティーナ!」

「なに?照れているの?そういうミウも可愛いわよ。うふふ」

「うふふ、じゃないでしょ!いったい、どうしちゃったの1?」

「ん?たまには本音で話してみようかなって思っただけ。考えてみれば、
アトラン国にいた頃もそうだったけど、勝手にミウのママになったような気分で
いたんだなって。きっと、ミウのママが生きていたら、今の私のように
感じていたと思うわ。

私は、子供を持ったことがないから、母親の気持ちとか、母性って、
イマイチ分からなかったんだけど、今なら分かるような気がするのよ。
ミウのこととなると、レオンじゃないけど、たまにエゴが
抑えきれなくなることもあるしね(苦笑)」

「過去生への旅の時、そうだったね。
アトランティーナ、珍しく取り乱してたもんね。でも、あの時、本当に
嬉しかったよ。アトランティーナの深い愛情を感じることが出来たもん。

もちろん、いつもアトランティーナの愛情を感じてるけど、あの時は、ホントに
感動レベルで嬉しかった。それに、私もアトランティーナのことが大好きで、
アトランティーナに出会えて良かったって改めて感じたし、アトランティーナと
離れたくない!って必死だったもん。


あっ、そうだ!アトランティーナに聞きたいことがあったんだ!
あのね、来世のことなんだけど、来世を迎えるかどうかって、どうやって
決めるの?」

「スピリットの意思よ」

「スピリットの意思って?」

「肉体を持つことで、初めて経験や体験が出来ることは、もう知っているでしょ?
その経験や体験を積み重ねたいかどうかが鍵なの。
他にもスピリットの成長度合いによって決まることはあるわね。

それぞれのスピリットが持っているランクっていうのかしら。そうねぇ・・・。
分かりやすくするために点数制で話を進めるわね。

例えば、Aさんのスピリットは、1000点が満点だったとするでしょ?
でも、まだ、その1000点に満たない場合は、再度、人間として生まれて、
経験や体験を積む必要性が生じるのね。

でも、Bさんのスピリットは、100点が満点で、その100点を
クリアしていたら、もう人間として生まれてくる必要は無くなるということ。
どう?少しは理解できたかしら?」

「なるほどね。そのスピリットのランクは、スピリットが創られた時に
決められてるの?」

「そうよ。神さまがスピリットを創造した時に、ランクの設定をしているの。
でもね、ランクの点数が低いからダメで、高いから良いっていう単純な話では
ないのよ。みんなが同じランクだったら、多様性が生まれないでしょ?
色々なランクのスピリットがあるから、多様性に富んだ素晴らしい世界が
築き上げられるの。

それにね、ランクが低いスピリットが劣っているということでもないのよ。
それぞれの役割があるから、ランクが高いスピリットが出来ないことを
ランクが低いスピリットが出来るということもあるの。
ね?なかなか複雑でしょ?」

「ふぅ~ん、そうなんだぁ・・・」

「なんで、来世のことが知りたくなったの?」

「もし、来世があるとしても、来世でもアトランティーナやチェリーに
会いたいなって思ったの。でも、来世っていうのは、現世でやり残しが
あったから、迎えるのかなって思ったりしてね。
ってことは、来世があるのは、良くないことなのかなって思ったの。

でも、私は何度も生まれ変わりを続けてるって、アトランティーナもチェリーも
言ってたから、やり残しがあったっていうよりも、たくさんの経験を積むことが
目的で、生まれ変わりを続けてるのかなとも思ったのね。

それに、レオンくんにも言われたし・・・。人の近くで肉体を持って、
共に苦しみや悲しみを経験することで、寄り添うことが出来ると考えてた
みたいだって。

それに経験することの価値も高く評価してて、それは、観音菩薩の教えに
感動したことがキッカケで、観音菩薩を目指したいと思ったからだっていう話を
レオンくんが、天界で聞いたことがありますって言ってた」

「じゃ、レオンは、天界でもミウと話したことがあるのね」

「みたいだね。私は、覚えてないけど(苦笑)」

「それは、そうよ。それに、ミウが元々は人間として創られたスピリットでは
ないということの証明にもなるわね。そうでなかったら、守護天使のレオンと
天界で話すなんてことは起こらないから」

「そういうものなの!?」

「ええ、そうよ。スピリットの居る場所が違うから、人と天使とは」

「そうなんだぁ・・・。天界って、どんなところなの?」

「そうねぇ・・・とっても穏やかなところね。でも、肉体を持っているワケでは
ないから、たくさんの光が飛び交っているという感じかしらね。
う~ん、人間界では見られない光景だから、説明するのが難しいわね」

「ううん、大丈夫。なんとなく、伝わったよ。ほら、私たちが想像する天界って、
天国のことじゃない?天使たちがいっぱい飛び交ってて、階段があって、
白い神殿見たいのがあって、雲が流れてるイメージっていうの?
全体が白っぽくて、キラキラしてる、そんなイメージなんだよね」

「まぁ、遠からずって感じかしらね(苦笑)階段や神殿はないし、
背中の羽のある天使もいないわね(笑)」

「そうだよね(笑)みんな、光の存在なんだもんね」

「そうね。天界では、天使だけじゃなくて、人も光の存在なのよ。
スピリットは全部、光なの。だからね、人間も本来は、光の存在なのよ」

「じゃ、天使と変わらないってこと?スピリットでいる間は、大差ないわね。
肉体を持たない限り、エゴも生まれないから」

「そうなんだぁ・・・。見てみたいな、天界」

「ミウも見たことあるんだけどね(笑)」

「あっ、そうだよね?でも、覚えてないからなぁ・・・」

「じゃ、人間として生まれるのをやめてみたら良いんじゃない?
そうすれば、ずっと天界に居られるわよ」

「アトランティーナやチェリーは?」

「それぞれの役割があるから、その時になってみないとどうなるかは
分からないわね。ただ、天界で一緒に居ても、地上に居る時ほど楽しくは
ないかもしれないわね」

「そうだよね。天界では、アトランティーナに何かを教わるとかって、
あんまり無さそうだもんね(苦笑)」

「そうよ。それに、私が天界に戻ったら、天使としての役割を果たすことに
なるから、第1位階級にいる身としては、神さまの傍にいることになるわね」

「そっか・・・。だとしたら、今みたいにずっと一緒には居られなく
なっちゃうね。じゃ、また、人間として生まれて、ずっと一緒に
居られたら良いな」

「いずれにしても先の話よ。今は、今しか出来ないことに
集中していきましょうね」

「そうだね!今を精一杯、楽しんで、悔いを残さないようにしたいよね」

「そうよ。ところで、明日と明後日、本当に星の勉強をしたいの?」

「うん、もちろん!」

「じゃ、少し早めに寝ましょうね。触り部分だけといっても覚えることも
多いし、頭を使うことに間違いはないから」

「はい!じゃ、今夜は、これでお開きにして、明日また、
よろしくお願いします!」

「本気で勉強したいみたいね(笑)じゃ、ミウ、おやすみなさい」

「おやすみなさい、アトランティーナ」


<次回へ続く>
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