ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

文字の大きさ
161 / 297

避けられた悲劇

しおりを挟む
一つのエレメントについて勉強して、休憩してっていう、この形。
とっても良いなって思う。だって、関係ないことを話してるところも
あったりするんだけど、なんとなく、私の頭の中で、情報がしっかりと
整理されているような気がするんだよね。

これから勉強するのは、確か風のエレメントだったはず。風のエレメントって、
論理的とかって言ってたよね?なんか私、論理とか、理屈とかって
苦手なんだよなぁ(苦笑)

「じゃ、風のエレメントからだったわよね。
では、ミウ、風のエレメントに属する星座は何座だったかしら?」

「え~っと・・・双子座!あとは・・・天秤座と、何座だったっけ?
あっ、ちょっと待ってね、思い出すから言わないで!う~ん・・・。
そうだ!水瓶座・・・で良かったんだっけ?(苦笑)」

「はい、正解。双子座、天秤座、水瓶座ね。
なんで、水瓶座は自信がなかったの?」

「水瓶だから、水だったっけ?って、ちょっと思ったから(苦笑)」

「なるほどね。水を入れる瓶だから、水のエレメントかなって思ったと
いうことね。でも、水瓶座は、風のエレメントなのよ。水瓶座の特質を知ったら、
水のエレメントからは、かなり離れたところにいることが理解できると思うわよ」

「えっ、そうなの?なんか、ちょっとは近いのかと思った(笑)」

「そもそも風のエレメントと水のエレメントは、互いに相入れない関係性と
言っても良いわね。真逆の性質をしているから、お互いに相手のことが
理解できないといったところかしらね」

「へぇ~、そうなんだぁ。でも、そうだよね。4つのエレメントが
あるわけだから、それぞれ相性が良いとか、悪いとかも含めて、
関係性があるもんね」

「その通りよ、ミウ!相性の良し悪しや関係性は、水のエレメントが
終わってから話すわね」

「うん!楽しみ~!」

「では、続けるわね。風のエレメントは、双子座から始めます。

双子座は、つむじ風ね。突風という感じ。竜巻みたいに大きな渦ではないけど、
渦を巻いて吹き上がる風に例えることが出来るわ。

好奇心が旺盛で、フットワークが軽くて、1を聞いて10を知るという言葉が
ピッタリ。頭の回転が早いのよ。早口で、よく喋るのも特徴ね。
ただ、喋り過ぎて、つい、調子に乗って、言ってはいけないことまで
言ってしまうことがあるから注意も必要な星座。

情報収集能力に長けていて、常に新しい情報を入手していくことが得意ね。
でも、その情報を深掘りすることはしない。とにかく、新しい情報を誰よりも
早く手に入れることが全てって感じかしら。だから、気持ちの切り替えも
早いわね。

今、流行っているものが何か、知りたい時には、双子座さんを探すのが、
一番早いかもしれないわよ(笑)話し上手でもあるから、面白おかしく、
情報を提供してくれるはずだから。

そして、双子座の視点は、いつも【自分】。自分の中で湧き上がる知的欲求が
原動力になっているの。自分で、情報収集して、自分なりに発信することで
自己表現を行なっているのね。だから、自分の視点で見つけた知識や情報を
素早く、身近な人に発信していくのが双子座よ。
ね、近場で渦を巻いて吹き上がる風って感じでしょ?

次は、天秤座ね。天秤座は、頬を撫でながら吹き抜けていく、そよ風かしら。
そよ風は、とても気持ちが良いでしょ?誰の邪魔にもならずに、スーッと
吹き抜けていくから。

天秤座は、バランス感覚に優れていて、社交的で、オシャレな星座なの。
場の雰囲気を優雅で、華やかにするタイプね。誰にでも平等に接して、
パーティー会場でも周りに目と気を配って、みんなが楽しめるように、
仲介役を買って出るのが天秤座さん。

争い事を好まない平和主義者でもあって、つい、周りの空気を読み過ぎて
しまうところもあるの。それで、波風を立てないように、周りに合わせて
いるうちに、『自分は何がしたかったんだろう?』って分からなくなって
しまうこともあるから、ちょっと困ったちゃんになることもあるわね。

いつも相手の反応や行動を通して、物事を見て、現状を知ろうとするから、
天秤座の視点は、いつも【相手】。相手のことが見えているから、
バランス感覚が優れているのかもしれないけどね。

だから、常識破りのことはしないわね。みんなの足並みが揃うことが大切だから。
オシャレさんではあるけど、決してとんがることもなく、無難にまとめるのが
天秤座。個性が立ち過ぎるというファッションは選ばないわね。

そして、最後は水瓶座。水瓶座は、台風ね(苦笑)
12星座で一番個性的なのが水瓶座。だから、パターンがないのよ。
水瓶座が10人いたら、10種類の水瓶座が存在するっていう感じかしらね(笑)

水瓶座は、博愛精神を持っていて、個人の自由を尊重するし、立場とか、
上下関係に惑わされることなく、独自の道を切り拓いていくタイプ。

だから、他者からの評価も全く気にしないし、変わり者という扱いを受けることが
多いと思うの。でもね、本人にとっては、<変わってるね>って言われるのが、
一番の褒め言葉だったりもするのよ(笑)

古い常識をブチ壊して、新しい考え方を定着させて、世の中を変革するような
アイデアを打ち出していく、そんな革命家のような星座だから台風なのよ(笑)
視点が本当にユニークで、思いがけない視点から見てるから、話していて
飽きないし、面白いのよ。『へぇ~、その角度から見るんだ!』って、
とっても新鮮よ。

だから、個人的には好きかな。でも、風のエレメントだから、深入りはしない方が
良いの。広く浅く・・・それが風のエレメントだから。

水瓶座は、博愛精神を持っているって言ったでしょ?
だから、視点は、【みんな】ということになるのね。誰か特定の相手ではなくて、
みんなのことを平等に大事にするの。世の中を変えてしまうような発想を
するのは、みんなが幸せになれるようにという、【みんな】という視点が
軸になっているからなのよね。

ザッとこんな感じだけど、何か質問はある?」

「ううん。なんか、面白かった!私にはない発想っていうか、考え方を
たくさん聞けた感じがして、ワクワクしちゃった」

「そうかもしれないわね。ミウのパーソナル・プラネットには、
風のエレメントが一つも入っていないものね」

「えっ、そうなの!?」

「そうよ。だからミウは、広く浅いおつきあいは、苦手でしょ?
心から信じ合える人とじっくり向き合いたい、そういうタイプなんじゃない?
それは、恋愛に限ったことじゃなくて、友人関係でも言えると思うけど、
どうかしら?」

「正に、仰る通りでございます」

「なによ、いきなり畏まって(笑)」

「なんか、そこまで言い当てられると、つい畏まっちゃうよね(笑)」

「前にね、こんな話があったの。私が以前、人間として、やってきた時に
知り合った女性なんだけど、彼女は水瓶座だったの。

彼女の彼氏が、彼女の誕生日のために色々と準備をしていたらしいのね。
彼氏の方は、彼女と二人で、彼女の誕生日を祝いたかったんだと思うんだけど、
彼女は水瓶座じゃない?みんなでワイワイした方が楽しいって思うタイプなのよ。

それで、誕生日に友達を数人連れて帰宅したらしくて、彼氏としては、
あ~んぐりって感じだったみたい(苦笑)それで、友達が帰った後に
ケンカになったらしいんだけど、彼女は、彼氏がなんで怒ったのか、
全く分からないって言ってたわ。

<だって、パーティーなんて、大人数の方が楽しいと思わない?>って。
結局、その彼氏とは、別れたらしいんだけどね。

もし、彼らが星のことを知っていたら、避けられたかもしれないわよね。
彼女は水瓶座だから、みんなでワイワイ派だなって知っていたら、
もしくは、彼氏が二人で過ごしたい派だなって、彼女が知っていたら、
こういう行き違いは起きなかったと思わない?

だから、星を知ることは、人間関係をスムーズに進めるために、
とっても重要な鍵を握っていると思うの」

「確かにそうだね。事前に話したり、打ち合わせたりすることが
出来ていたら、避けられた悲劇だよね。きちんと言葉で確認し合うのって、
やっぱり大事だと思う。

っていうか、つきあってる中で、考え方とか違うなって分かってたはずなのに、
なんで、自分の価値観で突っ走っちゃったんだろうね。そこも不思議かな。
まぁ、彼女の方は、水瓶座だから引きずらないかもしれないけど、
二人で過ごしたい派だった彼氏さんの方は、トラウマになっちゃうかも!?
だもんね(苦笑)」

「そう思うでしょ?世の中のカップルが、いかにお互いに理解しあえて
いないかということとと、理解していないのに、自分の思いだけで
突っ走ってしまって、失敗しているのかという、良い見本ね。

家族であっても、お互いにいつも同じことを考えたり、思ったりしている
わけではないのに、ましてや他人なんだから、自分の思いを
押しつけるだけで、上手くいくはずがないのよ。ちゃんと、相手の気持ちを
尊重して、寄り添い合わないと上手くいかないわよね。

ま、彼女は、ケロッとしてるから良かったんだけど、
その話を聞いた時、ホント、彼氏さんが気の毒になっちゃったわ(笑)」

「<気の毒になっちゃったわ>とか言いながら、アトランティーナ、
思いっ切り笑ってるけどね(笑)」

「あはは、ごめんなさい。でも、考えてみて。
今の話って、一般的には、男女が逆の話ならよくあると思うの。
でも、違うのよね。女だから、二人で過ごしたがって、男だから、みんなで
ワイワイ騒ぎたがるということではないのよ。ここのところ、よく覚えておくと
良いわよ」

「そうだね。確かに、女だから~、男だから~、って話にされちゃいそうな
感じだもんね」

「でしょ?でも、違うのよ。ということで、風のエレメントで質問はないわね?
じゃ、休憩にしましょうか」

「は~い♪」

「また、楽しそうね」

「うん!もう、これは、お約束ということで(笑)
じゃ、今度は、コーヒーじゃないのにする?」

「なんでも良いわよ。ミウは何か、他のものが飲みたいの?」

「なんかね、知らない間に頭使ってるみたいで、ココアが飲みたく
なっちゃったんだよね。脳が糖分を欲してるのかも(笑)」

「ココアだったら、私が作ってあげるわ」

「ホント!?ありがとう!アトランティーナが作ってくれるココアって
美味しいんだよねぇ。楽しみ~♪」

「ホントに現金なんだから(笑)」


<次回へ続く>
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

迎えに行ったら、すでに君は行方知れずになっていた

月山 歩
恋愛
孤児院で育った二人は彼が貴族の息子であることから、引き取られ離れ離れになる。好きだから、一緒に住むために準備を整え、迎えに行くと、少女はもういなくなっていた。事故に合い、行方知れずに。そして、時をかけて二人は再び巡り会う。

アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身

にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。  姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

処理中です...