ドラゴンレディーの目覚め

莉絵流

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似た者同士?

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弦ちゃんの話を聞いていて、なんとなく自分の気持ちも分かったような
気がする。もしかしたら、弦ちゃんと私って、似た者同士なのかも
しれない。だから、弦ちゃんに惹かれたんだろうね。これが、宇宙の
法則の一つである引き寄せの法則なんだなって改めて思った。

でも、不思議だよね。だって、弦ちゃんと私が似た者同士だなんて、
今、気づいたワケでしょ。それなのに引き合うっていうのは、前に
アトランティーナが言ってたエネルギーなのかもしれないよね。

身体の周りを覆っているエネルギーには、全ての情報が詰まってて、
無意識のうちに、その情報をゲットしてるって話。

身体の周りを覆ってるエネルギー体は、両腕を伸ばした範囲って言ってた
から、情報を得ようと思わなくても、自然と得ちゃうってことじゃない?
それで、無意識のうちに、この人とは合うから近づいても大丈夫、
この人とは合わないから近寄らない方が良いって勝手に判断しているって
ことでしょ?

そう考えると、これもアトランティーナが言ってたけど、自分で意識できる
部分って、本当に少ないのかもしれないよね。正に、氷山と同じ。
氷山も目で見えてる部分より見えてない部分の方が大きいんだもんね。
人の意識も自分で意識することが出来る領域よりも自分では意識することが
出来ない領域の方が大きいっていうのも理解できるなって、改めて思った。

「ミウ、コーヒーは淹れられたの?」

「うん、あとはカップに注ぐだけ。今日は、ミルクと砂糖は入れないから、
お好みで飲む時に入れてね」

「分かったわ。あと、デザートも忘れないでよ」

「は~い」

3人分のコーヒーと砂糖、それから、弦ちゃんが買って来てくれたデザートを
持って、二人が居るリビングに行ったの。アトランティーナほどではないけど、
私なりにデザートをキレイにお皿に乗せてみたんだよね。

ウチにはケーキスタンドなんて無いから、普通のお皿なんだけど、なんか、
ケーキスタンドが欲しくなっちゃった(汗)

「ミウ、デザートをお皿に乗せてくるなんて、成長したわね」

「でしょ?アトランティーナほどじゃないけど、これでも一応、キレイに
乗せたつもりなんだけど、どうかな?それと、なんかさ、ケーキスタンドが
欲しくなっちゃった(汗)」

「家にケーキスタンドは必要ありません。お皿で良いじゃない。それに、
上出来よ、ミウ。ねえ、弦夜もそう思わない?」

「ええ。キレイだし、より美味しそうに見えますね」

「良かった。二人とも、優しいお言葉、ありがとうございます(笑)」

「それより、ミウもさっき、弦夜が話していたのを聞いていたわよね?
どう思った?」

「率直な感想としては、弦ちゃんと私って似てるなって思った」

「えっ、僕とミウさん、似ていますか?」

「うん。恋に関して無関心っていうか、無頓着っていうか、その点が
似てると思った(苦笑)」

「ミウ、思ったのはそれだけ?」

「あとは、引き寄せの法則が働いたんだなって思った。ずっと、恋愛なんて
しなくても良いって思ってて、アトランティーナから今度の課題は恋愛って
言われた時、それなりにショックを受けたの。

でも、アトランティーナの指導もあって、少しずつではあるけど、恋愛に
対して前向きに考えられるようになった。それで、弦ちゃんのことが気になり
出したんだと思ってたんだけど、それだけじゃなかったんだなって(苦笑)
弦ちゃんと私は、恋愛に関する価値観が似てるから引き合ったんだよね?
弦ちゃんと私は似た者同士。そういうことだよね?アトランティーナ」

「そうなのよ!よく気づいたわね、ミウ!さすがだわ。ミウが弦夜のことが
気になるって言った時、ミウが素直な子で良かったって、つくづく思ったわ(笑)
宇宙のエネルギーは、平等に、公平に誰にでも同じくらい注がれているけど、
素直じゃないと、そのエネルギーを受け取ることは出来ないからね」

「そういうもんなの?」

「ええ、そういうものよ。だって、素直じゃないと、心の動きに
気づかなかったり、気づいたとしても無かったことにしてしまったり
するでしょ?」

「あ~、確かにそうかもしれないね」

「ミウさん、僕とミウさんのどこが似ているんですか?僕は、ミウさんほど
素直じゃないと思うんですけど(苦笑)」

「う~ん、生きていく上で、恋愛なんて必要ないんじゃないかって思ってた
ところが似てるかな?私もずっと、そう思ってたの。それは、恋愛で
イヤな経験をしたからということじゃなくてね(苦笑)

言い方は良くないかもしれないけど、恋愛に夢中になるのって、なんか
頭が悪いみたいな感じがして、ちょっと嫌悪感を抱いてたっていうか・・・
そんな感じ(苦笑)弦ちゃんも、もしかしたら、そうなんじゃない?」

「うっ、確かに(苦笑)まぁ、元々は、ミウさんも人間ではなくて、
天使と同じようにエネルギーの存在だったからなんですかね」

「それも少なからず、あるとは思うけど、それだけではないわね。
ミウが、今回生まれてきた時に決めてきた課題の中に恋愛があったと
いうこと。だから、ミウ自身は素直なんだけど、恋愛に関しては素直に
なれないところがあったのよ。

誰もが課題を決めて生まれてくるでしょ?その課題にしたものに関しては、
恵まれないという経験を初めにするようになっているの。上手くいって
いたら、人は『なぜ?』って思わないでしょ?上手くいかないから、
『なぜ?』って思うし、『なぜ?』って思うと、そのことについて、
考えるように出来ているし、『なぜ?』って思って初めて、答えを
見つけることが出来るようにもなっているのよ」

「でも、私の場合、『なぜ?』とは思ったけど、その後で『もう、要らない』
って思っちゃう場合もあるじゃない?それは、どうなの?」

「だから、私が来たでしょ?ま、ミウには、他にも課題があったから、
そのために来たということもあるけど、私がきたからには、ミウが生まれて
くる時に決めてきた課題の全てをクリアしてもらう必要があったからね」

「じゃ、最初から恋愛という課題をクリアさせるっていう目的も
あったってこと?」

「そうよ。私の思いつきで言ったわけじゃないわよ。だから、弦夜も
そうだけど、ミウの元守護天使たちに声をかけたんだから。単なる思いつき
だったら、こんなに恋人候補が揃うはずないでしょ?」

「あっ、確かに・・・。じゃ、最初から、恋愛をさせようと
思ってたんだね(苦笑)気づかなかったわ・・・」

「でも、弦夜に聞きたいんだけど、いくら恋愛は、人生に必要ないと思って
いたとしても、今回、人として生まれてきて、今までに一度も誰とも
つき合っていないということはないでしょ?」

「まぁ、確かに、何人かとはつきあいましたね。でも、どの人とも長続きは
しませんでした(苦笑)」

「それは、どうして?」

「たぶん、僕の中で、誰とつきあっても、人生における恋愛の重要性を
感じなかったからだと思います」

「でも、つきあった女性のことは、好きになったんでしょ?」

「好きっていうか・・・。まぁ、ある意味、好きになったのかもしれません
けど、そんなに深い愛情は感じていなかったのかもしれませんね(苦笑)
僕から積極的になったこともありませんでしたし・・・。

だから、僕から誘ったのって、ミウさんが初めてだったんですよ!自分でも
意外でした。でも、アトランティーナから言われたからではないですよ。
そこは、誤解しないでくださいね」

「じゃ、ミウだけじゃなくて、弦夜にとっても、今回のプロジェクトは
功を奏したってことね。それは、良かったわ。でも、改めて人間って
厄介だなって思ったんじゃない?」

「そうですね(苦笑)」

「えっ、ちょっと待って!私の恋愛課題クリアって、
アトランティーナのプロジェクトなの!?」

「まぁ、プロジェクトみたいなものでしょ?なかなか難航しているけど(笑)
ところで、弦夜、話の続きだけど、いくら気持ちで、『恋愛なんて、人生に
必要ない』って思ったとしても、生理的にそうも言っていられないもの
よね?(苦笑)特に男性の場合は」

「そうなんですよね(苦笑)肉体を持つって、こんなに面倒なんだなって
痛感しましたよ(笑)」

なんか、私の疑問はサラッと流されちゃった(苦笑)それより、これから始まる
話って、身体に関する話だよね(汗)別に、カマトトぶるつもりはないんだけど、
その手の話、ちょっと苦手なんだよなぁ(苦笑)

でも、もしかしたら、意識が変わるような、イイ話が聞けるかもしれないよね。
って、ちょっとドキドキしながらも、ワクワクしてる私がいるみたい(笑)


<次回へ続く>
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