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第19話 やっぱり油断は禁物らしい。
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「おはようございます、レディ」
――ん? あれっ!?
その呼びかけに、ンッと頭を上げる。あれ? アタシ寝てた?
呼びかけられたことで、自分が寝てたことに気づく。あれ? アタシ、ここで何してたんだっ――。
「おはようございます、レディ」
さっきとは違う別の人物の声。
う? え? は?
グルグルと首を回して状況確認。
最初に声をかけてきたのは、ドア近くで直立不動のテオ。手には食事らしきものを載せた銀盆。
ここは執事のキースの部屋。アタシは彼の看病をしてて、いつの間にかそのベッドに突っ伏すようにして寝ていたらしい。枕代わりにしていた腕が今更ながらにジンジンと痺れ出す。
「よくお休みでしたね」
寝ぼけたアタシの前にはキース。ベッドの上、クッションを背もたれに座って、こちらを見てはクスクス笑ってる。
って、アタシ、看病しながら寝ちゃってたのっ!? そんでもって、寝顔を見られたのっ!?
よ、ヨダレとか大丈夫……よね? 髪とかそういうのも。
急いで顎を拭きふき、髪に触れる。
「ああ、大丈夫ですよ。とてもお可愛らしい寝顔でしたので」
そういう問題じゃなーい!!
年頃の女性が、迂闊にも誰かに寝顔を見られるなんて!! はしたないどころの騒ぎじゃないわよ!!
いくらどれだけ疲れてたからって。男性の部屋、それもベッドの脇で眠りこけるなんて。アタシ、淑女失格じゃない。相手が使用人、それも怪我人だからって許されることじゃないわ。
兄さまが聴いたら、きっと草葉の陰で卒倒するわね。
「――それより、キース、アンタ体、大丈夫なの?」
恥ずかしさを払拭するため、強引に話をすり替える。
「ええ。お嬢様の手厚い看護のおかげで」
手厚い看護だったかどうかはわかんない。テオとテオが手配したお医者様の処置が功を奏したのかもしれない。
だってアタシは付き添ってただけだし。汗を拭いてあげて、そばにいただけだし。そして、――寝ちゃってたし。
「お嬢さまは、私の命の恩人ですね」
「大げさすぎ」
「それでですね、恩人ついでにもう一つお願いしてもよろしいでしょうか」
「え?」
驚くアタシの隣、テオが銀盆に載せてたそれを、黙々とサイドテーブルに置いた。器によそわれていたのはオートミール。キースの食事?
「少々お腹がすいているのですが、あいにくまだ体に痺れが残っておりまして。食べさせていただけると幸いなのですが」
「え? は? 嫌よ、そんなの。テオに頼みなさいよ」
そんな「あーん」って食べさせるなんて。はしたないとかどうこう言うより、恥ずかしすぎるわ。
「申し訳ありません。僕は忙しいので……」
え? は? ちょっと!!
気づけば、いつの間にってぐらい距離を置いてきたテオ。ドアノブに手をかけ、部屋を出ていく気満々。
「後のこと、よろしく頼みます」
言って出ていったテオ。
残ったのは、アタシとオートミールとベッドの上のキース。
「では、仕方ないですね」
笑いを含んだキースの声。
昨夜と違って、そうやって人をからかうようなことを言えるぐらい元気になったのはうれしいけどさ。これ、ホントに食べさせなきゃ――ダメ?
「さあ」
催促するように、目を閉じ、口を開けて待つ。まるでエサを求める雛鳥。
ええーい!! こうなったらヤケよ、ヤケ!!
これも看病の一環!! 今回限り、守ってくれたお礼なんだからね!!
覚悟を決めて皿にスプーンを突っ込むと、オートミールをすくい上げる。
「ああ、私は熱いの苦手なので、冷ましてくださいね?」
……ちょっと。どこまでつけ込んだ要求出してくるのよ。フーフーして食べさせろってこと?
そんな夫婦、恋人同士でもあるまいし。恥ずかしすぎてできな――いやいや、相手はアタシをかばって怪我した人だし。守ってくれたお礼はしなくちゃいけないんだし。
要求に従って、すくったオートミールにフーフーと息を吹きかけて冷ます。
昨日はこんな悪ふざけも言えないぐらい弱ってたし。意識も朦朧とするぐらい衰弱してたし。そう思えば、こうやってお腹すいた、食べさせてくれっていうぐらい元気になったのはいいことじゃない。こんなふうに、身を起こして食べられるように――って、ん?
「ねえ、アンタ、ホントは動けるんじゃないの?」
食べさせようと、伸ばしかけたスプーンを持つ手が止まる。
クッションを挟んでベッドボートにもたれかかるキース。多少顔色は悪いけど、肩には上着をかけて座ってる。さっきテオがオートミールを持ってきたということは、誰かが介助して起き上がったのではなく、コイツが自分で起き上がって上着を羽織ったってことで……。
「ああ、バレましたか。残念。せっかくお嬢さま手ずから給餌していただく栄誉に預かれると思いましたのに」
「ざ、残念じゃないっ!! ふざけるにもほどがあるわよっ!!」
ガチャンと音を立てて、皿をテーブルに戻す。
「人をからかうぐらい元気があるなら、自分で食べなさい!!」
ズカズカと大股でドアに近づく。背後からはクスクスと笑い続けるキースの声。
まったく、油断も隙きもありゃしない。
昨日はあれだけ弱ってたのに。元気になったら、すぐにこれだもん。
まあ、それだけ元気になったのは、う、うれしいけど、さ。
あんな力なく横たわるキースの姿は二度と見たくない。
* * * *
バタンッと力任せに閉められた扉。その音の大きさに思わず肩をすくめる。
――怒らせたな。
感情が行動に出やすい娘だ。聞こえてはこないが、今も怒りのままにノシノシ廊下を歩いてるんだろう。
――まあ、しょぼくれてるよりマシか。
昨夜の大泣き。
悪くはないが、涙を拭ってやることも髪を撫でてやることもできなくてもどかしかった。
アレは、怒ったり笑ったりしているほうが似合っている。
――さて。
「……いるんだろう、ジュード」
割れたままになっている部屋の壁。壁の先は侍女部屋のクローゼット。
そこに向かって声をかける。
「気づいてたのかよ」
「当たり前です」
クローゼットの向こう、聞き耳を立てているヤツがいたことは百も承知だ。
息を殺してジッとこっちの様子をうかがっていた、小間使い姿の少年。
隠す必要がないと思っているのか、およそ小間使いらしくない足取りでこちらの部屋に入ってくる。
「早速だが、報告を」
「せっかちだな。毒のせいで生死の境を彷徨ってたってのによ」
「彼女のためだからね。で?」
「ああ、アンタの推測通りだよ。組織、それとアイツもかなり焦ってきているみたいだ。オレが懐に潜り込んだってのに、ちっとも成果を上げないからだろうな」
「上げさせないけどね」
「上げねえよ」
言いながらドスンと椅子に腰掛ける少年。
「オレはあの嬢ちゃんが気に入ってるんだよ。あそこまでのお人好しはヤる気が失せる」
「それは助かるね」
「危なっかしいんだよなあ。人を疑うくせに、情にほだされやすくってさ」
ボリボリと髪を掻きながら、顔をしかめる。足は少女らしく閉じることなく、大きく開いたまま。
墓地の近くで花を売っていた貧しい少女。その境遇にほだされ、自分の小間使いとした。おそらく、自分の過去とでも重ね合わせて同情したのだろう。それか、こちらを疑っていたので、自分の手駒となる者を手に入れたかったのか。
小間使いとして未熟な部分は、これから一緒に学んで頑張っていけばいい。自分も令嬢としてまだまだだからと。そう少女を励ましていたけれど。
――今のこれを知ったら、どんな顔するんだろうな。
拾ったのは“少女”ではない。“少年”。
“ジュディス”ではなく“ジュード”。
それも自分の命を狙う、雇われた刺客。
初めて会った時に売っていた花、スノードロップ。花言葉は「アナタの死を望みます」。
花言葉だけじゃない。その花の中に毒針が仕込まれていたことにも気づいていなかった。花売り少女の境遇も真っ赤な嘘。アレの同情を誘い近づくための手段だった。
――まあ、正体を隠したままこちらの手駒になってくれたのなら、どうでもいいことだが。
正体を知った時に軽く脅したことが功を奏しているのか。それとも、こっちについたほうが得だと判断したのか、はたまた、彼女のお人好しさに放っておけなくなったのか。
いずれにせよ、ジュードは、彼女にショックは与えないまま、彼女を狙う相手の情報をもたらしてくれる貴重な存在となっている。
“ジュード”という名も本名がどうかわからない。だが、味方は少しでも多いほうがいい。
「組織が焦ってるのは、アンタの仲間の動きからだろうな。サッサとこの件を終わらせて、ずらかりたいみたいだぜ。次の依頼に取り掛かりたいとか言ってた」
「次の依頼?」
「ああ。詳しくは知らねえが、今この国に来てる他国の公子だったか侯爵だったかを狙いたいんだってさ。大物だし、金払いも桁違いだからな」
――なるほど。
「それは、かなり間抜けな組織ですね。足抜けしておいて正解ですよ、ジュード」
「は?」
この件を終わらせたりしない。そして、次の依頼も成功させない。
「では、そろそろ反撃と行きますか」
――ん? あれっ!?
その呼びかけに、ンッと頭を上げる。あれ? アタシ寝てた?
呼びかけられたことで、自分が寝てたことに気づく。あれ? アタシ、ここで何してたんだっ――。
「おはようございます、レディ」
さっきとは違う別の人物の声。
う? え? は?
グルグルと首を回して状況確認。
最初に声をかけてきたのは、ドア近くで直立不動のテオ。手には食事らしきものを載せた銀盆。
ここは執事のキースの部屋。アタシは彼の看病をしてて、いつの間にかそのベッドに突っ伏すようにして寝ていたらしい。枕代わりにしていた腕が今更ながらにジンジンと痺れ出す。
「よくお休みでしたね」
寝ぼけたアタシの前にはキース。ベッドの上、クッションを背もたれに座って、こちらを見てはクスクス笑ってる。
って、アタシ、看病しながら寝ちゃってたのっ!? そんでもって、寝顔を見られたのっ!?
よ、ヨダレとか大丈夫……よね? 髪とかそういうのも。
急いで顎を拭きふき、髪に触れる。
「ああ、大丈夫ですよ。とてもお可愛らしい寝顔でしたので」
そういう問題じゃなーい!!
年頃の女性が、迂闊にも誰かに寝顔を見られるなんて!! はしたないどころの騒ぎじゃないわよ!!
いくらどれだけ疲れてたからって。男性の部屋、それもベッドの脇で眠りこけるなんて。アタシ、淑女失格じゃない。相手が使用人、それも怪我人だからって許されることじゃないわ。
兄さまが聴いたら、きっと草葉の陰で卒倒するわね。
「――それより、キース、アンタ体、大丈夫なの?」
恥ずかしさを払拭するため、強引に話をすり替える。
「ええ。お嬢様の手厚い看護のおかげで」
手厚い看護だったかどうかはわかんない。テオとテオが手配したお医者様の処置が功を奏したのかもしれない。
だってアタシは付き添ってただけだし。汗を拭いてあげて、そばにいただけだし。そして、――寝ちゃってたし。
「お嬢さまは、私の命の恩人ですね」
「大げさすぎ」
「それでですね、恩人ついでにもう一つお願いしてもよろしいでしょうか」
「え?」
驚くアタシの隣、テオが銀盆に載せてたそれを、黙々とサイドテーブルに置いた。器によそわれていたのはオートミール。キースの食事?
「少々お腹がすいているのですが、あいにくまだ体に痺れが残っておりまして。食べさせていただけると幸いなのですが」
「え? は? 嫌よ、そんなの。テオに頼みなさいよ」
そんな「あーん」って食べさせるなんて。はしたないとかどうこう言うより、恥ずかしすぎるわ。
「申し訳ありません。僕は忙しいので……」
え? は? ちょっと!!
気づけば、いつの間にってぐらい距離を置いてきたテオ。ドアノブに手をかけ、部屋を出ていく気満々。
「後のこと、よろしく頼みます」
言って出ていったテオ。
残ったのは、アタシとオートミールとベッドの上のキース。
「では、仕方ないですね」
笑いを含んだキースの声。
昨夜と違って、そうやって人をからかうようなことを言えるぐらい元気になったのはうれしいけどさ。これ、ホントに食べさせなきゃ――ダメ?
「さあ」
催促するように、目を閉じ、口を開けて待つ。まるでエサを求める雛鳥。
ええーい!! こうなったらヤケよ、ヤケ!!
これも看病の一環!! 今回限り、守ってくれたお礼なんだからね!!
覚悟を決めて皿にスプーンを突っ込むと、オートミールをすくい上げる。
「ああ、私は熱いの苦手なので、冷ましてくださいね?」
……ちょっと。どこまでつけ込んだ要求出してくるのよ。フーフーして食べさせろってこと?
そんな夫婦、恋人同士でもあるまいし。恥ずかしすぎてできな――いやいや、相手はアタシをかばって怪我した人だし。守ってくれたお礼はしなくちゃいけないんだし。
要求に従って、すくったオートミールにフーフーと息を吹きかけて冷ます。
昨日はこんな悪ふざけも言えないぐらい弱ってたし。意識も朦朧とするぐらい衰弱してたし。そう思えば、こうやってお腹すいた、食べさせてくれっていうぐらい元気になったのはいいことじゃない。こんなふうに、身を起こして食べられるように――って、ん?
「ねえ、アンタ、ホントは動けるんじゃないの?」
食べさせようと、伸ばしかけたスプーンを持つ手が止まる。
クッションを挟んでベッドボートにもたれかかるキース。多少顔色は悪いけど、肩には上着をかけて座ってる。さっきテオがオートミールを持ってきたということは、誰かが介助して起き上がったのではなく、コイツが自分で起き上がって上着を羽織ったってことで……。
「ああ、バレましたか。残念。せっかくお嬢さま手ずから給餌していただく栄誉に預かれると思いましたのに」
「ざ、残念じゃないっ!! ふざけるにもほどがあるわよっ!!」
ガチャンと音を立てて、皿をテーブルに戻す。
「人をからかうぐらい元気があるなら、自分で食べなさい!!」
ズカズカと大股でドアに近づく。背後からはクスクスと笑い続けるキースの声。
まったく、油断も隙きもありゃしない。
昨日はあれだけ弱ってたのに。元気になったら、すぐにこれだもん。
まあ、それだけ元気になったのは、う、うれしいけど、さ。
あんな力なく横たわるキースの姿は二度と見たくない。
* * * *
バタンッと力任せに閉められた扉。その音の大きさに思わず肩をすくめる。
――怒らせたな。
感情が行動に出やすい娘だ。聞こえてはこないが、今も怒りのままにノシノシ廊下を歩いてるんだろう。
――まあ、しょぼくれてるよりマシか。
昨夜の大泣き。
悪くはないが、涙を拭ってやることも髪を撫でてやることもできなくてもどかしかった。
アレは、怒ったり笑ったりしているほうが似合っている。
――さて。
「……いるんだろう、ジュード」
割れたままになっている部屋の壁。壁の先は侍女部屋のクローゼット。
そこに向かって声をかける。
「気づいてたのかよ」
「当たり前です」
クローゼットの向こう、聞き耳を立てているヤツがいたことは百も承知だ。
息を殺してジッとこっちの様子をうかがっていた、小間使い姿の少年。
隠す必要がないと思っているのか、およそ小間使いらしくない足取りでこちらの部屋に入ってくる。
「早速だが、報告を」
「せっかちだな。毒のせいで生死の境を彷徨ってたってのによ」
「彼女のためだからね。で?」
「ああ、アンタの推測通りだよ。組織、それとアイツもかなり焦ってきているみたいだ。オレが懐に潜り込んだってのに、ちっとも成果を上げないからだろうな」
「上げさせないけどね」
「上げねえよ」
言いながらドスンと椅子に腰掛ける少年。
「オレはあの嬢ちゃんが気に入ってるんだよ。あそこまでのお人好しはヤる気が失せる」
「それは助かるね」
「危なっかしいんだよなあ。人を疑うくせに、情にほだされやすくってさ」
ボリボリと髪を掻きながら、顔をしかめる。足は少女らしく閉じることなく、大きく開いたまま。
墓地の近くで花を売っていた貧しい少女。その境遇にほだされ、自分の小間使いとした。おそらく、自分の過去とでも重ね合わせて同情したのだろう。それか、こちらを疑っていたので、自分の手駒となる者を手に入れたかったのか。
小間使いとして未熟な部分は、これから一緒に学んで頑張っていけばいい。自分も令嬢としてまだまだだからと。そう少女を励ましていたけれど。
――今のこれを知ったら、どんな顔するんだろうな。
拾ったのは“少女”ではない。“少年”。
“ジュディス”ではなく“ジュード”。
それも自分の命を狙う、雇われた刺客。
初めて会った時に売っていた花、スノードロップ。花言葉は「アナタの死を望みます」。
花言葉だけじゃない。その花の中に毒針が仕込まれていたことにも気づいていなかった。花売り少女の境遇も真っ赤な嘘。アレの同情を誘い近づくための手段だった。
――まあ、正体を隠したままこちらの手駒になってくれたのなら、どうでもいいことだが。
正体を知った時に軽く脅したことが功を奏しているのか。それとも、こっちについたほうが得だと判断したのか、はたまた、彼女のお人好しさに放っておけなくなったのか。
いずれにせよ、ジュードは、彼女にショックは与えないまま、彼女を狙う相手の情報をもたらしてくれる貴重な存在となっている。
“ジュード”という名も本名がどうかわからない。だが、味方は少しでも多いほうがいい。
「組織が焦ってるのは、アンタの仲間の動きからだろうな。サッサとこの件を終わらせて、ずらかりたいみたいだぜ。次の依頼に取り掛かりたいとか言ってた」
「次の依頼?」
「ああ。詳しくは知らねえが、今この国に来てる他国の公子だったか侯爵だったかを狙いたいんだってさ。大物だし、金払いも桁違いだからな」
――なるほど。
「それは、かなり間抜けな組織ですね。足抜けしておいて正解ですよ、ジュード」
「は?」
この件を終わらせたりしない。そして、次の依頼も成功させない。
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