俺の彼女がグレた。「だから、俺はお前の彼女でも女でもねぇから!」

ステルススター

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第一章 彼女じゃない。女でもない。

-part5-変わらない可愛さ

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 学校に着いて、下駄箱を開け、大量のラブレターを処理し、教室へと向かった。

 「(あれ?裕翔がいない)」

 教室を見渡すも、裕翔の姿が見当たらない。
 だが、裕翔がいつも座っている席には、人が座っていた。
 金髪の髪に短めの学ラン。間違いなくヤンキー。

 「そこ、お前の席じゃ―――」

 裕翔の席だと、注意しようとヤンキーの肩を叩いて、声をかけた。

 「あああ?」

 「・・・裕翔どうしたんだ?」
  
 後ろ姿だけでは、分からなかった。
 ヤンキーの正体は裕翔だった。

 「僕は・・・じゃなくて、俺は今日からツッペリになったんだ」

 「「「(・・・ツッペリって何?)」」」

 教室にいた、全員が裕翔のあまりにも凄いイメチェンに興味津々でこっそりと話を聞いていた。すると、その会話の中で初めて聞く単語に全員が疑問を浮かべたていたが、俺はすぐに裕翔が言いたい事が分かった。

 「ツッペリじゃなくて、ツッパリだろ。裕翔。どうして無理にツッパリなんかをしているんだ?」

 愛する人の変化に驚きを隠せない。が、それでも、裕翔は可愛かった。金髪も似合っているし、初めの「あああ?」なんて、本当は「あぁぁん?」って言いたかったんだろう。
 
 「な、何見るんだよ」

 無理して、ツッパリを演じる裕翔に、小動物のような可愛さを感じていた。
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