俺の彼女がグレた。「だから、俺はお前の彼女でも女でもねぇから!」

ステルススター

文字の大きさ
32 / 58
第三章 許婚

-part31-男装

しおりを挟む
 「め、芽里さん?なんでそんな姿?」
 
 「それは。もちろん・・・」

 俺を横にあった塀に追い込んで、壁ドンからの顎クイのイケメンコンボを使いながら、芽里さんは言う。

 「祐翔を落とす為に」

 か、顔が近い。胸がキュンと・・・じゃねぇよ!!!!
 意味が分からない。大体、俺は芽里さんとは別れたつもりでいた。

 「近すぎ、俺の祐翔から離れろ」

 芽里さんの肩を掴み引き離す晴人。

 「ちょっと、痛いじゃないか。それに。誰が君の祐翔って決めたんだい?」

 「ほぅ。これがお前が言っていた正々堂々なのか?」

 「もちろん」

 睨み合う二人の間に火花が散っている様に見える。
 よし。この二人は仲がいいみたいだ。俺は先には学校へ向かおう。

 「祐翔、ボクを置いて、どこ行くんだい?あ、・・・そっか。朝からこんなにもネチネチする人と絡むのはしんどいよね」
 
 「おい。いい加減にしろよ」

 俺に近くに寄ってきた芽里さんを、また晴人が肩を掴んで引き離そうとした。

 「さっき、痛いって言ったじゃないか」

 「ぐほぉ!」

 肩にあった晴人の手首を掴み綺麗な背負い投げを決めた芽里さん。

 「ふっ。なかなかやるじゃないか」

 晴人はすぐに立ち上がった。
 これは完璧な受け身を成功させたからここまで無傷で済んだのだろう。

 「さぁ。ここからが第二ラウンドだ!」

 「望む所さ」

 ・・・なんで。朝っぱらからバトルを見せられているのだろう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件

神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。 僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。 だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。 子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。   ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。 指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。 あれから10年近く。 ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。 だけど想いを隠すのは苦しくて――。 こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。 なのにどうして――。 『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』 えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 一月十日のアルファポリス規約改定を受け、サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をこちらへ移しましたm(__)m サブ垢の『バウムクーヘンエンド』はこちらへ移動が出来次第、非公開となりますm(__)m)

ある日、友達とキスをした

Kokonuca.
BL
ゲームで親友とキスをした…のはいいけれど、次の日から親友からの連絡は途切れ、会えた時にはいつも僕がいた場所には違う子がいた

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】

彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』 高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。 その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。 そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?

目覚めたら隣に副官がいた。隊長として、あれは事故だと思いたい

そよら
BL
少佐として部隊を率いる桐生蓮は、 ある朝、目覚めたベッドの隣で副官・冴木響が眠っていることに気づく。 昨夜の記憶は曖昧で、そこに至る経緯を思い出せない。 「事故だった」 そう割り切らなければ、隊長としての立場も、部隊の秩序も揺らいでしまう。 しかし冴木は何も語らず、何事もなかったかのように副官として振る舞い続ける。 二年前、戦場で出会ったあの日から、 冴木は桐生にとって、理解できない忠誠を向ける危うい存在だった。 あれは本当に事故だったのか、それとも。

【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?

キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。 知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。 今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど—— 「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」 幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。 しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。 これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。 全8話。

告白ゲームの攻略対象にされたので面倒くさい奴になって嫌われることにした

雨宮里玖
BL
《あらすじ》 昼休みに乃木は、イケメン三人の話に聞き耳を立てていた。そこで「それぞれが最初にぶつかった奴を口説いて告白する。それで一番早く告白オッケーもらえた奴が勝ち」という告白ゲームをする話を聞いた。 その直後、乃木は三人のうちで一番のモテ男・早坂とぶつかってしまった。 その日の放課後から早坂は乃木にぐいぐい近づいてきて——。 早坂(18)モッテモテのイケメン帰国子女。勉強運動なんでもできる。物静か。 乃木(18)普通の高校三年生。 波田野(17)早坂の友人。 蓑島(17)早坂の友人。 石井(18)乃木の友人。

幼馴染み

BL
高校生の真琴は、隣に住む幼馴染の龍之介が好き。かっこよくて品行方正な人気者の龍之介が、かわいいと噂の井野さんから告白されたと聞いて……。 高校生同士の瑞々しくて甘酸っぱい恋模様。

BLゲームの悪役に転生したら攻略対象者が全員ヒロインに洗脳されてた

BL
主人公のレオンは、幼少期に前世の記憶を思い出し、この世界がBLゲームで、自身は断罪される悪役だと気づく。 断罪を回避するため、極力攻略対象者たちと関わらないように生きてきた。 ーーそれなのに。 婚約者に婚約は破棄され、 気づけば断罪寸前の立場に。 しかも理由もわからないまま、 何もしていないはずの攻略対象者達に嫌悪を向けられてーー。 ※最終的にハッピーエンド ※愛され悪役令息

処理中です...