俺の彼女がグレた。「だから、俺はお前の彼女でも女でもねぇから!」

ステルススター

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第三章 許婚

-part30-男の彼女

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 晴人と会わない為に早めに家から出て学校に向かっている。それなのに。

 「裕翔。おはよう」

 「・・・おはよう」

 駄目だ。
 俺が家から出るより前に晴人は家の前で待っている。
 これ以上早く出ると、学校の門も開いてない。
 
 「はぁ~~」

 「どうしたんだ。朝からため息なんてして。もしかして、調子悪いのか」

 お前のせいだよ!と、ツッコミを入れる気力すら湧かなかった。どうせ何を言っても変わらないのは目に見えている。

 「朝は寒いからな」

 俺の手を握ってきた。
 
 「そうだな・・・って、何してんだよ!」

 パッっとすぐさま手を離した。

 「いや、手を温めてやろうと思って」

 ここはガツンと言ってやらないと。

 「何、手を握ってるんだ!」

 ・・・えっ?!
 今、晴人にガツンと言ったのは俺ではない。
 声がした後ろを見るとそこには、見ず知らずの男が。
 
 「あの。どちら様でしょうか?」
 
 「・・・・・・」
 
 俺が質問している中、晴人はその男を睨み付けていた。

 「ごめん。分からない?彼女の芽里だよ」

 「はぃぃぃぃぃぃ?!」
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