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その6 裏庭にて ルース視点
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少しクラスで雑用をしていたら遅くなってしまった。
シャーリーを待たせてしまっている。
慌てて裏庭を早足で歩いていたら草の茂みにふわふわと茶色の髪ががゆれているのを見つけた。
シャーリーだ。こんなところで何してるんだ?
声をかけてみると何やらぶつぶつ言っている。
目の前のベンチにはルピアさんがいた。
また変な世界に飛んでるんか。
自分に気づかないシャーリーの横で同じようにルピアさんを見ていた。
ただ座って本を読んでるだけじゃないか?
ようやくシャーリーは僕に気づいたようだ。
気づくなりルピアさんのところへ行けといわれた。
ひどいよ、シャーリー。僕は君のそばにいたいのに。
「何かわからないところでもあるの?眉間にシワ寄ってるよ。」
ルピアさんに話しかけると彼女は笑みを浮かべた。
「よかった!明日の小テストの範囲でわからないところがあるんです。」
「ああ、ここね。」
さすがに難しい試験に受かっただけある。
彼女は頭がよく回る。だいたい一回説明してしまうとその先もわかってしまう。
一教えたら十わかるタイプだ。
まあ他のことにも、頭が回るらしいが、堅実なタイプではなさそうだね。
「ありがとうございました。助かりました。私、平民なのであまり人に聞けなくて…」
「初めも言ったよね?気にしないでって。あまり気にしちゃだめだよ。」
彼女の頬が赤くなった。
いけない、いけない。面倒なことになりそうだ。
「お気遣いありがとうございます。」
「じゃあ、僕はシャーリーを待たせてるから行くね。」
「ヴィクセレーネ様を…ですか。お親しいのですね。」
「ああ、幼なじみだからね。」
「…ちっ、あの女か…」
「ん?何か言った?」
「あ、いえ。羨ましいなと思いまして。だってザイン様と幼なじみだなんて…私もそのような立場になりたかったです」
まあ、一つ前の言葉は聞こえなかったことにしてあげるね。
「だからなのですね。」
??
「ヴィクセレーネ様が私にきついことを言うのは。」
いや、言ってないよね?彼女はそんな言えるはずないしね。
性格的に言えないよね。
「ヴィクセレーネ様はザイン様のことがお好きみたいですが?」
本人から聞いた事はないけど、そうだよ。
「だからザイン様の近くにいる私がお嫌いなのですね。」
…だったら政科にいる女の子を全員嫌わなきゃいけないじゃない。そんなの大変そうだな。
「私が平民だからでしょうか?」
あ、いやいや、むしろ平民=ヒロインって喜んでるくらいだよ。
「ザイン様…ヴィクセレーネ様は平民を嫌って意地悪をする、そんな方なんです。騙されないでください。」
話がすごく急展開したけど?意地悪をするって?いやしてないでしょう?
シャーリーの行動は監視させてるけど入学式と先日先生の部屋でしか会ってないでしょう?
騙される?いや、シャーリーの方が僕に騙されてると思うけどな。
「私は…わた…し…は。」
「大丈夫。シャーリーはそんな子じゃないよ。」
「だって私はこの間、インクを投げられて服を汚されました。」
…はぁ、何かシャーリーに聞いたことのあるシュチュエーションだな。
こいつも転生者なのか??
面倒だね。どうもこの子は痛い子みたいだ。
「僕のシャーリーがそんなことするわけないよ。君は何か勘違いしてないか?」
僕は無表情でその場を立ち去った。
さてとシャーリーのところに戻るか。
シャーリーのいる茂みを見た。
ん?ディランがいるのか?何してるんだ?
は!!ディランがシャーリーを後ろから抱きしめていた。
そして彼の手にシャーリーの手が重なっていた。
僕は何がおこたっのか分からず立ちすくんでしまった。
そしてディランの顔がシャーリーに近づいたように見えた。
真っ赤になったシャーリーが駆け出していった。
残されたディランは顔を赤くしてシャーリーが駆け出した先を見ていた。
早足でディランに近づく。
「ねぇ、ディラン。どういうこと?」
「ルっルー!ルース!!」
僕はかなりの殺気を持って彼に話しかけた。
その殺気を感じとったディランはあたふたと言い訳し始めた。
「じゃあ、池に落ちそうになったシャーリーを助けてくれたんだね。」
「ああ、それだけだから。別にやましいことはないぞ!」
「腰、細かっただろう」
「ああ、女の子ってみかけによらず細いんだね。その割にふわりとして暖かくて。いや!違う。違う!そんな事思ってないし!」
・・思っていたんだ・・・。
「顔近づけてなかったか?」
「あ、いや。ちょっと…触れただけだ。故意ではない!ごめん!!でも頬だ!それも.」
触れただけ??
「ディラン。ちょっと忘れようか…」
かなり殺気があったと思う。
「…もう、もう思い出しません。」
まあ、シャーリーを助けてくれたんだから仕方ないがその後が問題だ。
本当に主人公ってなんなんだ。やっぱり早く行動を起こさないといけない。
逆ハーだっけ?そんなことになったらたまらない。
早くシャーリーを僕のものにしなきゃ。
ところでシャーリーはどこ?
少し歩くとシャーリーはバラ園の近くのベンチに座っていた。
また何やらトリップしているようだ。
赤くなったり青くなったり忙しそうにしてる。
「シャーリー、こんなとこにいたの。お待たせ。」
何もしらないような笑顔で話しかける。
「あ、あ。ル、ルースごめんなさい。ちょっと虫がいたから場所変わったの。」
慌てて立ち上がり赤い顔をそむけながらシャーリーが言う。
「シャーリー?大丈夫?何か顔が赤いよ。やっぱり学校始まってから疲れてる?」
「そ、そうかな?帰ろうか?」
君はいろいろ楽しそうに考えてるかもしれない。
君が楽しそうにしてるのを見てるのもが好きなんだけど
これでは僕は持ちそうにない
僕は君のいうところの溺愛タイプみたいなんだよ。
君を他の人に取られるのは嫌だ。
さあこれから僕はどうすればいい?
シャーリーを待たせてしまっている。
慌てて裏庭を早足で歩いていたら草の茂みにふわふわと茶色の髪ががゆれているのを見つけた。
シャーリーだ。こんなところで何してるんだ?
声をかけてみると何やらぶつぶつ言っている。
目の前のベンチにはルピアさんがいた。
また変な世界に飛んでるんか。
自分に気づかないシャーリーの横で同じようにルピアさんを見ていた。
ただ座って本を読んでるだけじゃないか?
ようやくシャーリーは僕に気づいたようだ。
気づくなりルピアさんのところへ行けといわれた。
ひどいよ、シャーリー。僕は君のそばにいたいのに。
「何かわからないところでもあるの?眉間にシワ寄ってるよ。」
ルピアさんに話しかけると彼女は笑みを浮かべた。
「よかった!明日の小テストの範囲でわからないところがあるんです。」
「ああ、ここね。」
さすがに難しい試験に受かっただけある。
彼女は頭がよく回る。だいたい一回説明してしまうとその先もわかってしまう。
一教えたら十わかるタイプだ。
まあ他のことにも、頭が回るらしいが、堅実なタイプではなさそうだね。
「ありがとうございました。助かりました。私、平民なのであまり人に聞けなくて…」
「初めも言ったよね?気にしないでって。あまり気にしちゃだめだよ。」
彼女の頬が赤くなった。
いけない、いけない。面倒なことになりそうだ。
「お気遣いありがとうございます。」
「じゃあ、僕はシャーリーを待たせてるから行くね。」
「ヴィクセレーネ様を…ですか。お親しいのですね。」
「ああ、幼なじみだからね。」
「…ちっ、あの女か…」
「ん?何か言った?」
「あ、いえ。羨ましいなと思いまして。だってザイン様と幼なじみだなんて…私もそのような立場になりたかったです」
まあ、一つ前の言葉は聞こえなかったことにしてあげるね。
「だからなのですね。」
??
「ヴィクセレーネ様が私にきついことを言うのは。」
いや、言ってないよね?彼女はそんな言えるはずないしね。
性格的に言えないよね。
「ヴィクセレーネ様はザイン様のことがお好きみたいですが?」
本人から聞いた事はないけど、そうだよ。
「だからザイン様の近くにいる私がお嫌いなのですね。」
…だったら政科にいる女の子を全員嫌わなきゃいけないじゃない。そんなの大変そうだな。
「私が平民だからでしょうか?」
あ、いやいや、むしろ平民=ヒロインって喜んでるくらいだよ。
「ザイン様…ヴィクセレーネ様は平民を嫌って意地悪をする、そんな方なんです。騙されないでください。」
話がすごく急展開したけど?意地悪をするって?いやしてないでしょう?
シャーリーの行動は監視させてるけど入学式と先日先生の部屋でしか会ってないでしょう?
騙される?いや、シャーリーの方が僕に騙されてると思うけどな。
「私は…わた…し…は。」
「大丈夫。シャーリーはそんな子じゃないよ。」
「だって私はこの間、インクを投げられて服を汚されました。」
…はぁ、何かシャーリーに聞いたことのあるシュチュエーションだな。
こいつも転生者なのか??
面倒だね。どうもこの子は痛い子みたいだ。
「僕のシャーリーがそんなことするわけないよ。君は何か勘違いしてないか?」
僕は無表情でその場を立ち去った。
さてとシャーリーのところに戻るか。
シャーリーのいる茂みを見た。
ん?ディランがいるのか?何してるんだ?
は!!ディランがシャーリーを後ろから抱きしめていた。
そして彼の手にシャーリーの手が重なっていた。
僕は何がおこたっのか分からず立ちすくんでしまった。
そしてディランの顔がシャーリーに近づいたように見えた。
真っ赤になったシャーリーが駆け出していった。
残されたディランは顔を赤くしてシャーリーが駆け出した先を見ていた。
早足でディランに近づく。
「ねぇ、ディラン。どういうこと?」
「ルっルー!ルース!!」
僕はかなりの殺気を持って彼に話しかけた。
その殺気を感じとったディランはあたふたと言い訳し始めた。
「じゃあ、池に落ちそうになったシャーリーを助けてくれたんだね。」
「ああ、それだけだから。別にやましいことはないぞ!」
「腰、細かっただろう」
「ああ、女の子ってみかけによらず細いんだね。その割にふわりとして暖かくて。いや!違う。違う!そんな事思ってないし!」
・・思っていたんだ・・・。
「顔近づけてなかったか?」
「あ、いや。ちょっと…触れただけだ。故意ではない!ごめん!!でも頬だ!それも.」
触れただけ??
「ディラン。ちょっと忘れようか…」
かなり殺気があったと思う。
「…もう、もう思い出しません。」
まあ、シャーリーを助けてくれたんだから仕方ないがその後が問題だ。
本当に主人公ってなんなんだ。やっぱり早く行動を起こさないといけない。
逆ハーだっけ?そんなことになったらたまらない。
早くシャーリーを僕のものにしなきゃ。
ところでシャーリーはどこ?
少し歩くとシャーリーはバラ園の近くのベンチに座っていた。
また何やらトリップしているようだ。
赤くなったり青くなったり忙しそうにしてる。
「シャーリー、こんなとこにいたの。お待たせ。」
何もしらないような笑顔で話しかける。
「あ、あ。ル、ルースごめんなさい。ちょっと虫がいたから場所変わったの。」
慌てて立ち上がり赤い顔をそむけながらシャーリーが言う。
「シャーリー?大丈夫?何か顔が赤いよ。やっぱり学校始まってから疲れてる?」
「そ、そうかな?帰ろうか?」
君はいろいろ楽しそうに考えてるかもしれない。
君が楽しそうにしてるのを見てるのもが好きなんだけど
これでは僕は持ちそうにない
僕は君のいうところの溺愛タイプみたいなんだよ。
君を他の人に取られるのは嫌だ。
さあこれから僕はどうすればいい?
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