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8 森猿??
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・・・まだ生物の気配を感じられない。
「ギル。なんかヤバイ。」
「分かってる。警戒を強める。」
ギルは【蝶】をさらにもう20体呼び出し、半径50メートルの円形にばら撒いた。
リーナは呼吸を整えながら山をゆっくり進んでいく。
ギルは、それに置いていかれないようにしながら、【蝶】から送られてくる映像を確認していた。
しばらく、ギルとリーナ以外の気配を感じられないまま山を1つ越えた。
山の麓に川を見つけ、そこに降りていく二人。
「まだなにも感じられないね。」
「ああ。異常すぎる。」
ギルが答えた瞬間、2人は同時に背中を合わせ武器を抜いた。
周囲の至る所から赤く光る2つの点が現れる。
モンスターの眼光だった。
「【蝶】は全部壊された。俺たちがこいつらに気づいたと同時にだ。」
「じゃあ、最低でも30匹は居るわけだ。」
ギルは黙って頷く。
山の中から明らかに30匹分を超える眼光が現れる。
2対多じゃあ【悪魔】のデバフはあまり意味を持たない。
俺たちにメリットのあるバフを重ね掛けしたほうが効率的だ。
「【兵士】【妖精】【天使】」
ギルはバフを使える【妖精】と【天使】、そして状況に応じてさまざま武器に自動で変える【兵士】を呼び出した。
ギルとリーナはそれぞれ二歩ほど前へ出た。
剣と盾を持った【兵士】を2体、ギルの傍へ。
そして2体の【天使】は、それぞれ2人の頭上に。
【妖精】は2体ともリーナの周囲に。
「『パワー』『クイック』『鬼竜体』。いくよギル。『鬼竜の咆撃』!!」
リーナが声を掛けたと同時に耳を強く塞ぐギル。
リーナから、可憐な少女から発せられているとは思えない轟音が響く。
「グオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアア!!!」
〔〔『パワー』『バリア』〕〕
〔〔『パワー』『バリア』『マナバリア』〕〕
2体の妖精と天使の無機質な声が重なる。
リーナから発せられる轟音により、周囲で眼光のみ光らせていたモンスターが正体を現す。
取り囲んでいたモンスターの3分の1はリーナのアビリティによって鼓膜を破壊され、気を失っていた。
2人を取り囲んでいたのは、木の葉のような深い緑の毛色をした、仮面を被ったサルだった。
「ウキャー! キャー!」
「仮面猿か!」
いや、仮面を被ったように見える、といったほうが正確だ。
顔面の皮膚が高質化し、仮面のように変質したため、仮面猿と呼ばれている。
正式名称は『フォレストマスクモンキー』。
外見そのままである。
森仮面猿の本来の住処は、木々が生い茂る深い森である。
それがどうしてこんな山の中に居るのか、ギルは疑問に思った。
ギルは、グランから冒険者が知っていて当然のモンスターや、出会うことがありそうなモンスターの情報は全て頭に叩き込まれていた。
「ウキャキャー!」
「キャーッ!」
疑問に思ったのも束の間、飛び掛ってくる森仮面猿。
リーナに襲い掛かった森仮面猿は、リーナが横に振るった一撃で全て胴体を真っ二つに切り裂かれた。
攻撃範囲外にいた森仮面猿は天使の光球に打ち抜かれた。
ギルは、落ち着いて目の前の2匹を一太刀で首を半ばまで切ることで殺した。
残った4匹の森仮面猿は、ギルの両側に居た【兵士】に頭、もしくは心臓を貫かれ死に、それを見て躊躇した森仮面猿の首をギルが刎ね、【天使】の光球が周囲の森仮面猿を打ち抜いた。
そして、その勢いのまま森仮面猿を切り伏せていくギルとリーナ。
わずか数分でギルとリーナを取り囲んでいた森仮面猿は半数以上減った。
残っている森仮面猿は約20匹。
その中の1匹が、迷うそぶりを見せながらも、顔を歪めながら大きな鳴き声をあげた。
「ウキャーーーッ! ウキャキャーーーッ!!」
その瞬間、その場に居た全ての森仮面猿が血相を変えて叫び始めた森仮面猿を叩き潰した。
川原にあった大きな石や流木で叩き潰されていく1匹の森仮面猿。
原型を留めなくなり、もともとの姿がまったく分からなくなるくらいグチャグチャになったころ、森仮面猿たちは動きを止め、そーっとあたりを見回した。
ギルとリーナは警戒したまま、ゆっくりと、一歩ずつ離れた。
地面に下ろした荷物に手を伸ばそうとしたとき、突然空から影が差した。
反射的に上を見上げる2人。森仮面猿たちも同様であった。
空から降ってきたのは、暗い緑の毛玉だった。
ドチュッ!!
それは、ギルとリーナのほうではなく、一箇所に固まった森仮面猿たちを潰しながら着地した。
運よく生き残った1匹の森仮面猿は、毛玉から伸びた太い指の間に頭を挟まれ、胴体から頭を引きずり出され死んだ。
暗い緑色の毛玉は、ゆっくりと起き上がった。
顔の前面だけではなく、首から上を覆う兜のような高質化した皮膚。
全身を筋肉の鎧で覆われた暗い緑色の体毛。
拳の表面は濁った赤を含んだ灰色の金属を連想させる質感だった。
「兜大猿か。」
「ウホホホホホッウホホホオオオオオオオオオッ!!」
大声を上げ、興奮した様子の森兜大猿。
体長は2~3メートルはあるだろう。
腕は人間の胴体が2つは入りそうな太さだ。
足は短いが太い。あれじゃあ足から狙っても効果は薄そうだ。
なら背中から奇襲すれば?
とギルは考える。
しかし体毛も光沢を放ち、簡単に刃が通るとは思えなかった。
では、モンスター全てに共通する弱点、『核』を狙うのはどうだろうか。
あの大猿の胸部には体毛は生えていない。なら、下手に追い詰めるより、一気に勝負を決めたほうが良い。
「リーナ、バフを掛けるからあの兜大猿の胸の中心を狙え。なるべく短期決着を狙う。血の臭いでさらに猿たちが寄ってくるかもしれない。そうなると俺たちが圧倒的に不利だ。」
「うん。あの大猿、私たちにまったく意識を裂いてない。警戒されてないなら好都合。」
リーナは額に血管を浮き出させながら答えた。
警戒すらされていないことに大層怒っていた。
「【妖精】【堕天使】」
【兵士】と【天使】を戻し、6体の【妖精】と1体の【堕天使】を呼び出した。
〔〔〔〔〔〔『パワー』『クイック』〕〕〕〕〕〕
〔『ハイパワー』〕
6体分の『パワー』と『クイック』に、今のところ【堕天使】にしか使えない『ハイパワー』のバフが掛かったリーナは、ギルがガチャで得た両手剣を構え、一度深呼吸をする。
〔『アンチガード』〕
リーナが踏み出す瞬間、森兜大猿に【堕天使】が防御力を下げる支援魔法を放った。
「総攻撃!」
〔〔〔〔『ダークスピア』〕〕〕〕
「『鬼竜斬砲』!!」
【妖精】と【堕天使】を戻し、代わりに魔法攻撃力の高い【悪魔】を4体呼び出したギル。
そして、アビリティを発動したときには、すでに死体で遊んでいた森兜大猿の懐に入っていたリーナ。
リーナの攻撃が入る一瞬先に森兜大猿の胸部に魔法の6連続攻撃が入る。
そして肉が抉れた胸に、リーナの攻撃が突き刺さった。
「ギル。なんかヤバイ。」
「分かってる。警戒を強める。」
ギルは【蝶】をさらにもう20体呼び出し、半径50メートルの円形にばら撒いた。
リーナは呼吸を整えながら山をゆっくり進んでいく。
ギルは、それに置いていかれないようにしながら、【蝶】から送られてくる映像を確認していた。
しばらく、ギルとリーナ以外の気配を感じられないまま山を1つ越えた。
山の麓に川を見つけ、そこに降りていく二人。
「まだなにも感じられないね。」
「ああ。異常すぎる。」
ギルが答えた瞬間、2人は同時に背中を合わせ武器を抜いた。
周囲の至る所から赤く光る2つの点が現れる。
モンスターの眼光だった。
「【蝶】は全部壊された。俺たちがこいつらに気づいたと同時にだ。」
「じゃあ、最低でも30匹は居るわけだ。」
ギルは黙って頷く。
山の中から明らかに30匹分を超える眼光が現れる。
2対多じゃあ【悪魔】のデバフはあまり意味を持たない。
俺たちにメリットのあるバフを重ね掛けしたほうが効率的だ。
「【兵士】【妖精】【天使】」
ギルはバフを使える【妖精】と【天使】、そして状況に応じてさまざま武器に自動で変える【兵士】を呼び出した。
ギルとリーナはそれぞれ二歩ほど前へ出た。
剣と盾を持った【兵士】を2体、ギルの傍へ。
そして2体の【天使】は、それぞれ2人の頭上に。
【妖精】は2体ともリーナの周囲に。
「『パワー』『クイック』『鬼竜体』。いくよギル。『鬼竜の咆撃』!!」
リーナが声を掛けたと同時に耳を強く塞ぐギル。
リーナから、可憐な少女から発せられているとは思えない轟音が響く。
「グオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアア!!!」
〔〔『パワー』『バリア』〕〕
〔〔『パワー』『バリア』『マナバリア』〕〕
2体の妖精と天使の無機質な声が重なる。
リーナから発せられる轟音により、周囲で眼光のみ光らせていたモンスターが正体を現す。
取り囲んでいたモンスターの3分の1はリーナのアビリティによって鼓膜を破壊され、気を失っていた。
2人を取り囲んでいたのは、木の葉のような深い緑の毛色をした、仮面を被ったサルだった。
「ウキャー! キャー!」
「仮面猿か!」
いや、仮面を被ったように見える、といったほうが正確だ。
顔面の皮膚が高質化し、仮面のように変質したため、仮面猿と呼ばれている。
正式名称は『フォレストマスクモンキー』。
外見そのままである。
森仮面猿の本来の住処は、木々が生い茂る深い森である。
それがどうしてこんな山の中に居るのか、ギルは疑問に思った。
ギルは、グランから冒険者が知っていて当然のモンスターや、出会うことがありそうなモンスターの情報は全て頭に叩き込まれていた。
「ウキャキャー!」
「キャーッ!」
疑問に思ったのも束の間、飛び掛ってくる森仮面猿。
リーナに襲い掛かった森仮面猿は、リーナが横に振るった一撃で全て胴体を真っ二つに切り裂かれた。
攻撃範囲外にいた森仮面猿は天使の光球に打ち抜かれた。
ギルは、落ち着いて目の前の2匹を一太刀で首を半ばまで切ることで殺した。
残った4匹の森仮面猿は、ギルの両側に居た【兵士】に頭、もしくは心臓を貫かれ死に、それを見て躊躇した森仮面猿の首をギルが刎ね、【天使】の光球が周囲の森仮面猿を打ち抜いた。
そして、その勢いのまま森仮面猿を切り伏せていくギルとリーナ。
わずか数分でギルとリーナを取り囲んでいた森仮面猿は半数以上減った。
残っている森仮面猿は約20匹。
その中の1匹が、迷うそぶりを見せながらも、顔を歪めながら大きな鳴き声をあげた。
「ウキャーーーッ! ウキャキャーーーッ!!」
その瞬間、その場に居た全ての森仮面猿が血相を変えて叫び始めた森仮面猿を叩き潰した。
川原にあった大きな石や流木で叩き潰されていく1匹の森仮面猿。
原型を留めなくなり、もともとの姿がまったく分からなくなるくらいグチャグチャになったころ、森仮面猿たちは動きを止め、そーっとあたりを見回した。
ギルとリーナは警戒したまま、ゆっくりと、一歩ずつ離れた。
地面に下ろした荷物に手を伸ばそうとしたとき、突然空から影が差した。
反射的に上を見上げる2人。森仮面猿たちも同様であった。
空から降ってきたのは、暗い緑の毛玉だった。
ドチュッ!!
それは、ギルとリーナのほうではなく、一箇所に固まった森仮面猿たちを潰しながら着地した。
運よく生き残った1匹の森仮面猿は、毛玉から伸びた太い指の間に頭を挟まれ、胴体から頭を引きずり出され死んだ。
暗い緑色の毛玉は、ゆっくりと起き上がった。
顔の前面だけではなく、首から上を覆う兜のような高質化した皮膚。
全身を筋肉の鎧で覆われた暗い緑色の体毛。
拳の表面は濁った赤を含んだ灰色の金属を連想させる質感だった。
「兜大猿か。」
「ウホホホホホッウホホホオオオオオオオオオッ!!」
大声を上げ、興奮した様子の森兜大猿。
体長は2~3メートルはあるだろう。
腕は人間の胴体が2つは入りそうな太さだ。
足は短いが太い。あれじゃあ足から狙っても効果は薄そうだ。
なら背中から奇襲すれば?
とギルは考える。
しかし体毛も光沢を放ち、簡単に刃が通るとは思えなかった。
では、モンスター全てに共通する弱点、『核』を狙うのはどうだろうか。
あの大猿の胸部には体毛は生えていない。なら、下手に追い詰めるより、一気に勝負を決めたほうが良い。
「リーナ、バフを掛けるからあの兜大猿の胸の中心を狙え。なるべく短期決着を狙う。血の臭いでさらに猿たちが寄ってくるかもしれない。そうなると俺たちが圧倒的に不利だ。」
「うん。あの大猿、私たちにまったく意識を裂いてない。警戒されてないなら好都合。」
リーナは額に血管を浮き出させながら答えた。
警戒すらされていないことに大層怒っていた。
「【妖精】【堕天使】」
【兵士】と【天使】を戻し、6体の【妖精】と1体の【堕天使】を呼び出した。
〔〔〔〔〔〔『パワー』『クイック』〕〕〕〕〕〕
〔『ハイパワー』〕
6体分の『パワー』と『クイック』に、今のところ【堕天使】にしか使えない『ハイパワー』のバフが掛かったリーナは、ギルがガチャで得た両手剣を構え、一度深呼吸をする。
〔『アンチガード』〕
リーナが踏み出す瞬間、森兜大猿に【堕天使】が防御力を下げる支援魔法を放った。
「総攻撃!」
〔〔〔〔『ダークスピア』〕〕〕〕
「『鬼竜斬砲』!!」
【妖精】と【堕天使】を戻し、代わりに魔法攻撃力の高い【悪魔】を4体呼び出したギル。
そして、アビリティを発動したときには、すでに死体で遊んでいた森兜大猿の懐に入っていたリーナ。
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