47 / 49
2章
赤の悪夢?
しおりを挟む
なんだかミルクで酔っ払ったお兄さんのおかげで余計に大騒ぎになってきたから他の所に移動しよう。さっきママと話してた販売コーナーとかいってみよっかな~?
「じゃあママ販売コーナーいってみよ?」
「いいわよ。いい加減ココをはなれましょう。なんだか酸っぱいわ」
むむ。確かになんだか酸っぱいにおいがする。ママは顔をしかめているし、さくっと離れよう。
販売コーナーは今いる研究結果展示のコーナーの隣の建物のようだ。
このテイミング学会は魔族の国の大きなホテルを貸しきって行われているらしく、そのホテル本館一番大きなホールで歓迎の宴やら演者による研究発表が。そのホールの壁際に展示物がおいてある。
そして別館がアイテム販売コーナーになっている。地図によるとね。
ママと一緒に別館へ移動。移動中に変なおじさんたちが付いてきている気がするけど、これも気にしちゃダメだきっと。
「いいアイテムとかおいてあるといいね!」
「そうね。テイムしたモンスターの装備とかあるかしら?」
「おお!でもスラちゃんが剣とか持ってる姿が想像できないんだけど……」
「うーん。スライム関係はあんまりないかもね。テイムしたモンスターにつける馬具のようなものとかならあるんじゃない?ママも飛竜につける鞍とか買い換えてもいいわね。あれちょっと古いのよ」
「古いって1000年くらい?」
「流石にそれはないわよ。10年くらいね。アーシャちゃんが産まれてから一回換えたわよ」
「そっか。そんなもんかあ。」
そりゃそうか。1000年もつ鞍とか逆にすごいね。
ドラゴンの革でもそんなに使ってたら伸びたり切れたりしそうだもんね。
虫食いもしてきそうだなあ。
「ついたわよ」
「おお。お店いっぱいだね!」
そこには露天のような小さなお店が所狭しと並んでいた。
なんだかよく分からない機械や、水晶。
それに人間が美味しく食べられそうな木の実にママが探してる鞍や手綱に鞭ばっかりのお店もある。それにこれは塗り薬?あとは用途のよく分からない錠剤?
「なんだかよく分からないお店も多いね」
「分からないことは店の人に聞くのが一番よ。ゴミみたいなのが実は最先端のアイテムかもしれないわよ?」
「そうだね。色々聞いてみよう!」
情報収集だ!
私はあっちこっちのお店の人たちに話し掛けまくった。
よく分からない機械は機工種という種類のモンスターを懐かせるためのパーツ。
水晶はゴーレムの使役に使うもの。
美味しそうな木の実は勿論モンスターのご飯だった。やっぱり。
でも人間が食べても美味しいんだって!
当然のように一口もらってみたけど美味しかった。
桃と梨を足して二で割ったような、不思議な味だったけどジューシーで美味しいことには違いない。
鞍や手綱のお店は使役するモンスターのサイズに合わせてオーダーメイドで作ってくれるらしい。
そりゃそうか、馬と竜とグリフォンじゃ全然サイズが違うし、それぞれの種族の中でも大きさが色々あるもんなあ。
ユグドラシル王国の王都にも支店がある有名なお店なんだって。
ママの顔を知ってたみたいでペコペコしてた。ママは頭を下げられてちょっと困ってた。
「変装くらいしてくるべきだったかしら。でもアーシャちゃんの側にいることを考えると今のままが一番……」
「何で私の側だと変装ダメなの?」
「そりゃママが横にいると変なのや誘拐犯だって近寄ってこないでしょ?」
「何でよ?美人のママごと攫っちゃおうとか思うかもよ?」
「私を知らないようなモグリなら困るけどね。ある程度の力を持った組織なら私がいれば手を出してこないわよ」
「ふーん?そうなんだ?」
「そういうもんよ。アーシャちゃんも早く有名になって変なの沸かないようにしないとね」
うーん?
つまりママは強盗犯とかの悪い人に『アイツは危ない奴だから近寄るな』って有名になってるって事なのかな?それとも昔悪いやつを捕まえまくって有名になったとか?
「後の方よ!強盗犯より危ないってどうなってるのよ!」
「危ないのは間違いないと思うけど。さっきだってキングさんいなかったら何人も死んでたよ」
「いるの分かってたからやってたんじゃないのよ。」
それもどうなんだろうなあ?とは思うけど、ママには誰も逆らえないからなあ。
キングさんよりよっぽど魔王なんじゃないかなと思っちゃう。時々ね
ママとやいやい言いながらお店を冷やかしてまわる。鞍は結局今回はパスするみたい。私も今はスラちゃんのご飯とかに困ってないし、他の種類のモンスターをテイムする予定もないし出会いもない。でも、木の実だけ食べさせて育てるっていうのもアリかもなあ。
考え事をしながらふらふらすると魔道具屋さんがあった。
あのお店の人って昨日の人じゃないかな?
「よう、お嬢ちゃん。注文の品できてるぜ。っと今日はママさん同伴かい。よろしくたのんますよ!」
「こんにちわ。昨日のやつですよね。お金もってきたよー」
そういってカリナが財布を取り出してお金を払う。
パパとママと一緒にいるときは影のように控えているのだ。
うーん、この影の薄さが斥候役にいいんじゃないかなあと思うんだけどなあ。
「アーシャ様?ちょっと私について変なこと考えてませんでした?」
「大丈夫です。ちょっとしか考えてませんでした!」
絶対嘘だって視線を受ける。
そうです。ちょっと失礼なこと考えてました。
影が薄いだなんて思ってごめんなさい。
「アンタも大変そうだなあ……じゃあお嬢ちゃん、これどうぞ」
「ありがと!」
受け取って起動してみる。昨日よりやや魔力は食うけど発生したバリアは硬くて強くなった気がする
「へえ。なかなかいいじゃない。オーガの一撃くらいなら耐えそうね」
「いいでしょ?昨日見かけたんだ!」
「アーシャちゃんのお散歩も無駄にはなってないみたいね」
「オーガクラスのモンスターなら問題ないはずさ。ドラゴンとかはちょっと厳しいんじゃねえかな。あんたのママは絶対無理だから試しちゃダメだぜ」
「あはは……試さないよさすがに」
「ママさんのほうは試したそうにしてたもんでな。さすがは『赤の悪夢』だ。怖い怖い。」
「悪夢?なにそれ?」
「そりゃお嬢ちゃんのママの昔の……いえ、なんでもないです」
ママからものすごい魔力と殺気が放出されてる。
魔道具屋さんは冷や汗をダラダラかきながらなんでもないって誤魔化した。
「な、なんでもないよね!私も何も聞こえてないよ!」
「そ、そうだろう。まあその魔道具はいい出来だとおもうけど、万一の時に使うくらいにしてくれよ!あんまり頼りすぎるとあぶねえぜ!じゃあな!あばよっ!」
魔道具屋さんはお店をほっぽり出して逃げてった。
「まったく、ザカンの野郎は油断も隙もないわ」
「ザカン?っていまのお店のおじさん?知り合いなの?」
「ちょっとした知り合いよ。腕はいいけど口が軽くて貴族なんか相手にもポロポロ言っちゃうから目を付けられるのよ。だからお店を開いてもつぶされたりしちゃうの。もうちょっとね、慎重な性格ならいいと思うんだけどねえ」
「ふうん?お抱えの職人にするとかダメなの?」
「昔いろんな国で魔道具やら魔方陣やらの研究主任みたいなことやってたわ。でも貴族やら王族やらとケンカが絶えなくってね。クビになって他所の国に仕官して、そこでも同じ事やって~って何回も繰り返してるようなヤツよ。でも見ての通り腕は悪くないわ。それどころか今も昔も何処に出しても恥ずかしくないほどの一流職人よ。あんなのを市場で見つけるってアーシャちゃんの運も眼もいい証拠ね」
「それほどでも。でへへ」
褒められたよね?
でもやっぱりいい品物だったんだ。うれしいなあ。
もうちょっとザカンさんとは色々お話してみたかったけど、ママが怖いみたいだからしばらく帰ってこないだろう。
今日はまあ、このくらいで勘弁してやるぜ!
「じゃあママ販売コーナーいってみよ?」
「いいわよ。いい加減ココをはなれましょう。なんだか酸っぱいわ」
むむ。確かになんだか酸っぱいにおいがする。ママは顔をしかめているし、さくっと離れよう。
販売コーナーは今いる研究結果展示のコーナーの隣の建物のようだ。
このテイミング学会は魔族の国の大きなホテルを貸しきって行われているらしく、そのホテル本館一番大きなホールで歓迎の宴やら演者による研究発表が。そのホールの壁際に展示物がおいてある。
そして別館がアイテム販売コーナーになっている。地図によるとね。
ママと一緒に別館へ移動。移動中に変なおじさんたちが付いてきている気がするけど、これも気にしちゃダメだきっと。
「いいアイテムとかおいてあるといいね!」
「そうね。テイムしたモンスターの装備とかあるかしら?」
「おお!でもスラちゃんが剣とか持ってる姿が想像できないんだけど……」
「うーん。スライム関係はあんまりないかもね。テイムしたモンスターにつける馬具のようなものとかならあるんじゃない?ママも飛竜につける鞍とか買い換えてもいいわね。あれちょっと古いのよ」
「古いって1000年くらい?」
「流石にそれはないわよ。10年くらいね。アーシャちゃんが産まれてから一回換えたわよ」
「そっか。そんなもんかあ。」
そりゃそうか。1000年もつ鞍とか逆にすごいね。
ドラゴンの革でもそんなに使ってたら伸びたり切れたりしそうだもんね。
虫食いもしてきそうだなあ。
「ついたわよ」
「おお。お店いっぱいだね!」
そこには露天のような小さなお店が所狭しと並んでいた。
なんだかよく分からない機械や、水晶。
それに人間が美味しく食べられそうな木の実にママが探してる鞍や手綱に鞭ばっかりのお店もある。それにこれは塗り薬?あとは用途のよく分からない錠剤?
「なんだかよく分からないお店も多いね」
「分からないことは店の人に聞くのが一番よ。ゴミみたいなのが実は最先端のアイテムかもしれないわよ?」
「そうだね。色々聞いてみよう!」
情報収集だ!
私はあっちこっちのお店の人たちに話し掛けまくった。
よく分からない機械は機工種という種類のモンスターを懐かせるためのパーツ。
水晶はゴーレムの使役に使うもの。
美味しそうな木の実は勿論モンスターのご飯だった。やっぱり。
でも人間が食べても美味しいんだって!
当然のように一口もらってみたけど美味しかった。
桃と梨を足して二で割ったような、不思議な味だったけどジューシーで美味しいことには違いない。
鞍や手綱のお店は使役するモンスターのサイズに合わせてオーダーメイドで作ってくれるらしい。
そりゃそうか、馬と竜とグリフォンじゃ全然サイズが違うし、それぞれの種族の中でも大きさが色々あるもんなあ。
ユグドラシル王国の王都にも支店がある有名なお店なんだって。
ママの顔を知ってたみたいでペコペコしてた。ママは頭を下げられてちょっと困ってた。
「変装くらいしてくるべきだったかしら。でもアーシャちゃんの側にいることを考えると今のままが一番……」
「何で私の側だと変装ダメなの?」
「そりゃママが横にいると変なのや誘拐犯だって近寄ってこないでしょ?」
「何でよ?美人のママごと攫っちゃおうとか思うかもよ?」
「私を知らないようなモグリなら困るけどね。ある程度の力を持った組織なら私がいれば手を出してこないわよ」
「ふーん?そうなんだ?」
「そういうもんよ。アーシャちゃんも早く有名になって変なの沸かないようにしないとね」
うーん?
つまりママは強盗犯とかの悪い人に『アイツは危ない奴だから近寄るな』って有名になってるって事なのかな?それとも昔悪いやつを捕まえまくって有名になったとか?
「後の方よ!強盗犯より危ないってどうなってるのよ!」
「危ないのは間違いないと思うけど。さっきだってキングさんいなかったら何人も死んでたよ」
「いるの分かってたからやってたんじゃないのよ。」
それもどうなんだろうなあ?とは思うけど、ママには誰も逆らえないからなあ。
キングさんよりよっぽど魔王なんじゃないかなと思っちゃう。時々ね
ママとやいやい言いながらお店を冷やかしてまわる。鞍は結局今回はパスするみたい。私も今はスラちゃんのご飯とかに困ってないし、他の種類のモンスターをテイムする予定もないし出会いもない。でも、木の実だけ食べさせて育てるっていうのもアリかもなあ。
考え事をしながらふらふらすると魔道具屋さんがあった。
あのお店の人って昨日の人じゃないかな?
「よう、お嬢ちゃん。注文の品できてるぜ。っと今日はママさん同伴かい。よろしくたのんますよ!」
「こんにちわ。昨日のやつですよね。お金もってきたよー」
そういってカリナが財布を取り出してお金を払う。
パパとママと一緒にいるときは影のように控えているのだ。
うーん、この影の薄さが斥候役にいいんじゃないかなあと思うんだけどなあ。
「アーシャ様?ちょっと私について変なこと考えてませんでした?」
「大丈夫です。ちょっとしか考えてませんでした!」
絶対嘘だって視線を受ける。
そうです。ちょっと失礼なこと考えてました。
影が薄いだなんて思ってごめんなさい。
「アンタも大変そうだなあ……じゃあお嬢ちゃん、これどうぞ」
「ありがと!」
受け取って起動してみる。昨日よりやや魔力は食うけど発生したバリアは硬くて強くなった気がする
「へえ。なかなかいいじゃない。オーガの一撃くらいなら耐えそうね」
「いいでしょ?昨日見かけたんだ!」
「アーシャちゃんのお散歩も無駄にはなってないみたいね」
「オーガクラスのモンスターなら問題ないはずさ。ドラゴンとかはちょっと厳しいんじゃねえかな。あんたのママは絶対無理だから試しちゃダメだぜ」
「あはは……試さないよさすがに」
「ママさんのほうは試したそうにしてたもんでな。さすがは『赤の悪夢』だ。怖い怖い。」
「悪夢?なにそれ?」
「そりゃお嬢ちゃんのママの昔の……いえ、なんでもないです」
ママからものすごい魔力と殺気が放出されてる。
魔道具屋さんは冷や汗をダラダラかきながらなんでもないって誤魔化した。
「な、なんでもないよね!私も何も聞こえてないよ!」
「そ、そうだろう。まあその魔道具はいい出来だとおもうけど、万一の時に使うくらいにしてくれよ!あんまり頼りすぎるとあぶねえぜ!じゃあな!あばよっ!」
魔道具屋さんはお店をほっぽり出して逃げてった。
「まったく、ザカンの野郎は油断も隙もないわ」
「ザカン?っていまのお店のおじさん?知り合いなの?」
「ちょっとした知り合いよ。腕はいいけど口が軽くて貴族なんか相手にもポロポロ言っちゃうから目を付けられるのよ。だからお店を開いてもつぶされたりしちゃうの。もうちょっとね、慎重な性格ならいいと思うんだけどねえ」
「ふうん?お抱えの職人にするとかダメなの?」
「昔いろんな国で魔道具やら魔方陣やらの研究主任みたいなことやってたわ。でも貴族やら王族やらとケンカが絶えなくってね。クビになって他所の国に仕官して、そこでも同じ事やって~って何回も繰り返してるようなヤツよ。でも見ての通り腕は悪くないわ。それどころか今も昔も何処に出しても恥ずかしくないほどの一流職人よ。あんなのを市場で見つけるってアーシャちゃんの運も眼もいい証拠ね」
「それほどでも。でへへ」
褒められたよね?
でもやっぱりいい品物だったんだ。うれしいなあ。
もうちょっとザカンさんとは色々お話してみたかったけど、ママが怖いみたいだからしばらく帰ってこないだろう。
今日はまあ、このくらいで勘弁してやるぜ!
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
アタシたち第四救護団!~頭を使う戦場の天使は回復魔法ゼロで駆け抜ける~
夕姫
ファンタジー
怪我して治すのは二流。怪我させないことこそ一流。分かるか?頭を使え!
自称「布団の妖精」ことガチニートのアリス・ミリエル(18)の野望は、一生働かずに寝て暮らすこと。
しかし、その夢は地上最強の母・マリアンヌの物理攻撃(ドア爆破)で粉砕される。
「誕生日おめでとう、今日で子育て終了よ♡」
という慈愛に満ちた宣告と共に、アリスは家から物理的に追い出され、所持金ゼロで庭に放置。野宿回避の道は、嫌々ながらも王宮騎士団に就職することのみ。
安眠と食い扶持のため、不純度MAXの動機で試験会場へと殴り込むが、元々、魔力ゼロで態度も悪い彼女は、騎士団の就職試験にことごとく不合格。
路頭に迷い、空腹の限界で辿り着いたのは、変人ばかりが集まる掃き溜め部署「第四救護団」だった
そして、アリスは屁理屈を使い、なんとか「第四救護団」に採用されることになるのだが……
凝り固まった戦況を打破し、歪んだ常識を打ち砕く、回復魔法ゼロの彼女の衝撃的な「手当て」とは――。
痛みこそが生きている証。最底辺の救護団が世界を揺るがす、痛快医療(?)ファンタジー開幕!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる