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2章
ロリコン発生中
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「ふう、ついぶっ飛ばしちゃった。うーん、あいつらもソコソコだったみたいだし、多分死なないわ。だいじょーぶだいじょうぶ!」
ママは『つい』で他人を壁までぶっ飛ばすのだ。うーん。
そう考えるとパパって凄いのかもなあ
「相変わらず恐ろしいお人だ。一応断っておきますが、私はやましい気持ちはありませんよ。純粋に興味がわいたから飲んでみたいだけです。どうか姫、私めに施しを」
「お兄さんも王子様なんでしょ?そんな言い方しなくっても普通に言ってくれれば出すのに」
跪いてお願いするほどの事じゃないとおもうんだけど。
ガウェインさんの出してくれた水槽にミルクちゃんを入れてもっかいお願いね?って頼みながら魔力水をじょばじょばじょばば。
ついでにおいしくなーれ!おいしくなーれ!とお祈りする。
「ちょっと濃すぎたんじゃないの?」
「だって美味しくなってほしいんだもん」
ママに怒られた。
いつもより美味しくしようと思ったらなんだか湯気が出そうなくらい濃い魔力水がでた。
でも多分美味しくなるだけで問題ないよ。たぶん。
「この魔力、濃すぎないですか?恐ろしい……」
「見たかアレ?」「すごい濃度だぞ!?」「湯気!?瘴気!?」「アレもいい臭いしそうだなあ」
「ちょっと飲んでみたい。あのまま」
この人たちちょっと煩いなあ。
そうこうしているうちにミルクちゃんが特製牛乳を出した。ぶいーっと。
私は頑張ったミルクちゃんに偉かったねって思いを込めてヨシヨシして上げる。気がついたらママがにっこりこっちを見ていたのでママにもミルクちゃんをヨシヨシしてもらう。すごく嬉しそうにしてるなあ。
「和やかにしているところ申し訳ないが、頂いてもいいかな?」
「え?ああ。どうぞ、粗茶?ですが?」
「うん?まあ、頂きます。」
ガウェイン王子は水槽に溜まっているミルクをコップで汲んで飲んでいく。
ゴクゴク飲んだかと思ったら急に目を見開き、もう一杯!もう一杯!といいながら飲み続ける。
もう5杯目だけど大丈夫か?
「すばらしいです!こんな上質のミルクは飲んだ事がない。我が国で生産されているどれよりもすばらしい。甘みも香りもすごいのに少しもしつこくない。コクがあってキレがあります。」
「ありがとうございます」
ガウェイン王子はすっごく褒めてくれる。褒めながらガブガブ飲んでる。大丈夫かなあ?カリナもこないだ調子に乗って飲んで酷い目に遭ってたような気がするけどなあ。
「いやあ、こんなすごいミルクは飲んだ事がない。我が国でも牧畜は盛んでね、私も個人で牛や羊を飼っているんですが、これほどのものは飲んだことがないれしゅ。ヒック」
「ヒック?」
「なんでもないれしゅ。しゅばらしい。貴女は神のように美しい!こんな美味しいミルクを私に下さって本当にすばらしいれしゅ!らいしゅきれふ!」
「飲みすぎでしょアンタ。完全に酔っ払ってるじゃないの」
「酔ってないれしゅ!こう見えても僕は2歳の時から王妃様にあこがれていたんれしゅ!その娘しゃんもしゅごくしゅごくかわいいれしゅ!だからけっこんしてくらしゃい!おねがいしましゅ!」
「いい加減にしなさい」
お願いしますって言って頭を下げる王子様をママがベチっとたたいて、同時に回復魔法を送り込む。
回復というか解毒というか?でもどっちでもないような?後で何をしたのか聞いてみようっと。
「ハッ!僕は何を!」
「アンタ完全に酔っ払ってたわよ。魔力酔いね」
「この僕が魔力酔い?いや、あの魔力水ならありえるか。申し訳ない。醜態をさらしました。ですがうっすらと覚えていますが、あれは僕の本心です!覚えて置いてください。そしていずれは……」
「無理です。ごめんなさい」
「エッ!」
「私まだ11歳だし、『ろりこんはしんだほうがいい』ってママも言ってました。だから無理です。ごめんなさい」
「いや、僕はその。大人になってからで勿論結構なんです!今すぐじゃないです!その、またそのうちいつかってことで!」
そうは言われても。今の所結婚する気なんてまーったくないのだ。
私も貴族の一員。親が結婚しろといえば『はい』というのが普通なんだろう。
でもママはそんなこと言いそうにないし、パパが言ってもいやだって言えばいけそうだし。
私はハイエルフで寿命がどうも何千年もあるらしいからゆっくりでいいってみんな言ってるし。
ノンビリいこ。
でも、それを横に置いても11歳だよ私は。
人間の貴族社会じゃぼちぼち見合いとかがあるって言うけどどうなんだろ?寿命が全然違うからなあ。
「まあ今の所そういう予定はないわ。話としては悪くないのかもしれないんだろうけど、ね。我が国としても母親としても、アーシャちゃんを嫁に行かせる気はまだ全くないわ。学園を卒業してからでも早いくらいね。他の相手探しなさい」
「はっ。申し訳ありません。醜態をさらしました」
「まあ、この牛乳が悪いのよ。アーシャちゃんも魔力込めすぎよ。その辺のギャラリーが飲んだら死んじゃうかも。しょうがないから私が全部もらっちゃうわ。うへへへ」
ママは嬉しそうな悪そうな顔でそう宣言して、水槽からスライム牛乳を一滴残らず魔法で取り出した。そして宙にプカプカ浮かぶ牛乳を空間収納へとそのまま仕舞いこんじゃった。
いいなあ空間収納。あれずっこいよなあ。液体だってそのままポイして取り出したい量だけ取り出せるのだ。うらやましいなあ。私も欲しいなあ。
「あ・・・ああ!ミルクが」「俺も飲んでみたかったのに!」「幼女のミルクがあ!」
「幼女の絞りたてミルクが!」「幼女の生絞りミルクが!」「幼女の香り輝く生絞りミルクが!」
「もう、幼女を直接飲みたい」「某は嗅ぐだけで十分でござる」「ぼ、僕はペロペロしたいんだな」
「もう!うるさい!変態死ね!」
またママがおじさんたちをぶっ飛ばした。
なんだかさっきの変態さんたちが帰ってきてるみたいで、元気になってはまたぶっとばされ~ってしている様子。そしてその人たちを遠くでキングさんがヒーヒー言いながら治してる。忙しそうだなあ。『もうええ加減にしてや』って声が聞こえてきた。
「はは。私は王妃様に殴られる前に消えますよ。では姫、ごきげんよう。」
「はい、ごきげんよう」
ガウェインさんはママが怖いみたい。怒られる前にあっちいっちゃった。
周りの変態さんたちはまだ近くでうろうろしているけど、私はスルーしてどこかよそに行こう。
ママは『つい』で他人を壁までぶっ飛ばすのだ。うーん。
そう考えるとパパって凄いのかもなあ
「相変わらず恐ろしいお人だ。一応断っておきますが、私はやましい気持ちはありませんよ。純粋に興味がわいたから飲んでみたいだけです。どうか姫、私めに施しを」
「お兄さんも王子様なんでしょ?そんな言い方しなくっても普通に言ってくれれば出すのに」
跪いてお願いするほどの事じゃないとおもうんだけど。
ガウェインさんの出してくれた水槽にミルクちゃんを入れてもっかいお願いね?って頼みながら魔力水をじょばじょばじょばば。
ついでにおいしくなーれ!おいしくなーれ!とお祈りする。
「ちょっと濃すぎたんじゃないの?」
「だって美味しくなってほしいんだもん」
ママに怒られた。
いつもより美味しくしようと思ったらなんだか湯気が出そうなくらい濃い魔力水がでた。
でも多分美味しくなるだけで問題ないよ。たぶん。
「この魔力、濃すぎないですか?恐ろしい……」
「見たかアレ?」「すごい濃度だぞ!?」「湯気!?瘴気!?」「アレもいい臭いしそうだなあ」
「ちょっと飲んでみたい。あのまま」
この人たちちょっと煩いなあ。
そうこうしているうちにミルクちゃんが特製牛乳を出した。ぶいーっと。
私は頑張ったミルクちゃんに偉かったねって思いを込めてヨシヨシして上げる。気がついたらママがにっこりこっちを見ていたのでママにもミルクちゃんをヨシヨシしてもらう。すごく嬉しそうにしてるなあ。
「和やかにしているところ申し訳ないが、頂いてもいいかな?」
「え?ああ。どうぞ、粗茶?ですが?」
「うん?まあ、頂きます。」
ガウェイン王子は水槽に溜まっているミルクをコップで汲んで飲んでいく。
ゴクゴク飲んだかと思ったら急に目を見開き、もう一杯!もう一杯!といいながら飲み続ける。
もう5杯目だけど大丈夫か?
「すばらしいです!こんな上質のミルクは飲んだ事がない。我が国で生産されているどれよりもすばらしい。甘みも香りもすごいのに少しもしつこくない。コクがあってキレがあります。」
「ありがとうございます」
ガウェイン王子はすっごく褒めてくれる。褒めながらガブガブ飲んでる。大丈夫かなあ?カリナもこないだ調子に乗って飲んで酷い目に遭ってたような気がするけどなあ。
「いやあ、こんなすごいミルクは飲んだ事がない。我が国でも牧畜は盛んでね、私も個人で牛や羊を飼っているんですが、これほどのものは飲んだことがないれしゅ。ヒック」
「ヒック?」
「なんでもないれしゅ。しゅばらしい。貴女は神のように美しい!こんな美味しいミルクを私に下さって本当にすばらしいれしゅ!らいしゅきれふ!」
「飲みすぎでしょアンタ。完全に酔っ払ってるじゃないの」
「酔ってないれしゅ!こう見えても僕は2歳の時から王妃様にあこがれていたんれしゅ!その娘しゃんもしゅごくしゅごくかわいいれしゅ!だからけっこんしてくらしゃい!おねがいしましゅ!」
「いい加減にしなさい」
お願いしますって言って頭を下げる王子様をママがベチっとたたいて、同時に回復魔法を送り込む。
回復というか解毒というか?でもどっちでもないような?後で何をしたのか聞いてみようっと。
「ハッ!僕は何を!」
「アンタ完全に酔っ払ってたわよ。魔力酔いね」
「この僕が魔力酔い?いや、あの魔力水ならありえるか。申し訳ない。醜態をさらしました。ですがうっすらと覚えていますが、あれは僕の本心です!覚えて置いてください。そしていずれは……」
「無理です。ごめんなさい」
「エッ!」
「私まだ11歳だし、『ろりこんはしんだほうがいい』ってママも言ってました。だから無理です。ごめんなさい」
「いや、僕はその。大人になってからで勿論結構なんです!今すぐじゃないです!その、またそのうちいつかってことで!」
そうは言われても。今の所結婚する気なんてまーったくないのだ。
私も貴族の一員。親が結婚しろといえば『はい』というのが普通なんだろう。
でもママはそんなこと言いそうにないし、パパが言ってもいやだって言えばいけそうだし。
私はハイエルフで寿命がどうも何千年もあるらしいからゆっくりでいいってみんな言ってるし。
ノンビリいこ。
でも、それを横に置いても11歳だよ私は。
人間の貴族社会じゃぼちぼち見合いとかがあるって言うけどどうなんだろ?寿命が全然違うからなあ。
「まあ今の所そういう予定はないわ。話としては悪くないのかもしれないんだろうけど、ね。我が国としても母親としても、アーシャちゃんを嫁に行かせる気はまだ全くないわ。学園を卒業してからでも早いくらいね。他の相手探しなさい」
「はっ。申し訳ありません。醜態をさらしました」
「まあ、この牛乳が悪いのよ。アーシャちゃんも魔力込めすぎよ。その辺のギャラリーが飲んだら死んじゃうかも。しょうがないから私が全部もらっちゃうわ。うへへへ」
ママは嬉しそうな悪そうな顔でそう宣言して、水槽からスライム牛乳を一滴残らず魔法で取り出した。そして宙にプカプカ浮かぶ牛乳を空間収納へとそのまま仕舞いこんじゃった。
いいなあ空間収納。あれずっこいよなあ。液体だってそのままポイして取り出したい量だけ取り出せるのだ。うらやましいなあ。私も欲しいなあ。
「あ・・・ああ!ミルクが」「俺も飲んでみたかったのに!」「幼女のミルクがあ!」
「幼女の絞りたてミルクが!」「幼女の生絞りミルクが!」「幼女の香り輝く生絞りミルクが!」
「もう、幼女を直接飲みたい」「某は嗅ぐだけで十分でござる」「ぼ、僕はペロペロしたいんだな」
「もう!うるさい!変態死ね!」
またママがおじさんたちをぶっ飛ばした。
なんだかさっきの変態さんたちが帰ってきてるみたいで、元気になってはまたぶっとばされ~ってしている様子。そしてその人たちを遠くでキングさんがヒーヒー言いながら治してる。忙しそうだなあ。『もうええ加減にしてや』って声が聞こえてきた。
「はは。私は王妃様に殴られる前に消えますよ。では姫、ごきげんよう。」
「はい、ごきげんよう」
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