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第2章 ソラの幼馴染
第47話 タイミングが良いことに第2王子が学園に来るそうです
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今回短いです
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エレノアの報告の次の日。
俺は学校でもどうやって第2王子を潰すか考えていた。
第2王子は、あれでも王族だから迂闊に何処かに行ったりしない。
もし行ったとしても、護衛などを連れている可能性が高い。
そうなると少し面倒だ。
護衛を倒すのは簡単なんだが、その間に俺のことを見られたらこの国に居られなくなる。
あの第2王子のことだ、どうせすぐに指名手配犯にして、『見つけたら俺が殺す』とか言ってきそうだな……。
そんなことは出来るだけ避けたい。
うーん……。
「うーん」
「? どうした?」
サラが俺の顔を覗きながら聞いてきた。
「いや何でもないよ」
「絶対嘘」
「いや、まぁそのね? 色々あってね?」
「……」
俺はサラの無言の圧に少したじろぐ。
「まぁそれじゃあ一つ聞いてもいい?」
「ん」
「第2王子は今どこにいるか知ってる?」
俺がそう聞くと、サラは一瞬ポカンとした後、何かを思い出したのか言ってきた。
「ソラは知らないの?」
「え? 何が?」
「来週第2王子がここにくるんだよ?」
「……え? そうなの? 俺そんなこと一回も聞いてないんだけど……」
だが、めちゃくちゃグッドタイミングだ。
まさかこんなに早く会える目処が立つとは……。
しかしその間に第2王子の悪事の証拠を見つけ出さないとな……。
じゃないと俺だけが裁かれて、アイツは被害者ってことになりかねない。
まぁ俺が捕まることはそもそも絶対にないのだが、そうすると俺の動きが制限されてしまい、サラが助けれなくなってしまう。
そうなって仕舞えば本末転倒である。
だから慎重に動かないとな……。
それじゃあまずは証拠からだ。
俺はその後も普通の学院生活を送った。
☆☆☆
放課後。
俺はサラ達と別れ、すぐにエレノアの元に行っていた。
「エレノア、これからすぐに王城に忍び込むぞ」
俺の発言を聞いて少し首を傾げている。
「ソラ様も忍び込むのですか?」
「ああ、勿論忍び込むぞ。今回は俺もしっかり見ておきたいことがあるからな」
俺がそう言うと、エレノアは少し驚いていた。
「因みに何を見ておきたいのですか?」
「王城にある図書館だ」
俺がそう言うと、エレノアは全く理由がわからないような顔をしていた。
「どうして王城に行ったのにも関わらず図書館へ行くのですか?」
まぁ確かにそう思ってしまうのもしょうがない。
実際にこの街にも図書館があるから行かなくてもいいじゃんと思うだろう?
「王城の図書館には、ほかの所では取り扱っていないものを置いている。それは……古い歴史書だ」
「歴史書……?」
「そうだ。俺は今この世界の過去を知らない。だから、どうしてステータスを隠す必要があったかわかるかもしれない」
「なるほど……流石ソラ様ですね」
そう言って、エレノアは微笑む。
しかし直ぐにいつもの表情に戻ると、
「いつ行くのですか?」
と聞いてきたので、俺はニヤッと笑って言ってやった。
「今からだ」
「えっ!?」
「それじゃあ行こう!」
「えっ、えっ、えっ」
エレノアは頭が整理できていないようだが、まぁ行っている間に何とかなるだろう。
それじゃあ王城への潜入開始だ!
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また、誤字脱字や改善点をご指摘して頂けるとありがたいです!
ではではまた次話で。
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エレノアの報告の次の日。
俺は学校でもどうやって第2王子を潰すか考えていた。
第2王子は、あれでも王族だから迂闊に何処かに行ったりしない。
もし行ったとしても、護衛などを連れている可能性が高い。
そうなると少し面倒だ。
護衛を倒すのは簡単なんだが、その間に俺のことを見られたらこの国に居られなくなる。
あの第2王子のことだ、どうせすぐに指名手配犯にして、『見つけたら俺が殺す』とか言ってきそうだな……。
そんなことは出来るだけ避けたい。
うーん……。
「うーん」
「? どうした?」
サラが俺の顔を覗きながら聞いてきた。
「いや何でもないよ」
「絶対嘘」
「いや、まぁそのね? 色々あってね?」
「……」
俺はサラの無言の圧に少したじろぐ。
「まぁそれじゃあ一つ聞いてもいい?」
「ん」
「第2王子は今どこにいるか知ってる?」
俺がそう聞くと、サラは一瞬ポカンとした後、何かを思い出したのか言ってきた。
「ソラは知らないの?」
「え? 何が?」
「来週第2王子がここにくるんだよ?」
「……え? そうなの? 俺そんなこと一回も聞いてないんだけど……」
だが、めちゃくちゃグッドタイミングだ。
まさかこんなに早く会える目処が立つとは……。
しかしその間に第2王子の悪事の証拠を見つけ出さないとな……。
じゃないと俺だけが裁かれて、アイツは被害者ってことになりかねない。
まぁ俺が捕まることはそもそも絶対にないのだが、そうすると俺の動きが制限されてしまい、サラが助けれなくなってしまう。
そうなって仕舞えば本末転倒である。
だから慎重に動かないとな……。
それじゃあまずは証拠からだ。
俺はその後も普通の学院生活を送った。
☆☆☆
放課後。
俺はサラ達と別れ、すぐにエレノアの元に行っていた。
「エレノア、これからすぐに王城に忍び込むぞ」
俺の発言を聞いて少し首を傾げている。
「ソラ様も忍び込むのですか?」
「ああ、勿論忍び込むぞ。今回は俺もしっかり見ておきたいことがあるからな」
俺がそう言うと、エレノアは少し驚いていた。
「因みに何を見ておきたいのですか?」
「王城にある図書館だ」
俺がそう言うと、エレノアは全く理由がわからないような顔をしていた。
「どうして王城に行ったのにも関わらず図書館へ行くのですか?」
まぁ確かにそう思ってしまうのもしょうがない。
実際にこの街にも図書館があるから行かなくてもいいじゃんと思うだろう?
「王城の図書館には、ほかの所では取り扱っていないものを置いている。それは……古い歴史書だ」
「歴史書……?」
「そうだ。俺は今この世界の過去を知らない。だから、どうしてステータスを隠す必要があったかわかるかもしれない」
「なるほど……流石ソラ様ですね」
そう言って、エレノアは微笑む。
しかし直ぐにいつもの表情に戻ると、
「いつ行くのですか?」
と聞いてきたので、俺はニヤッと笑って言ってやった。
「今からだ」
「えっ!?」
「それじゃあ行こう!」
「えっ、えっ、えっ」
エレノアは頭が整理できていないようだが、まぁ行っている間に何とかなるだろう。
それじゃあ王城への潜入開始だ!
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