モブ以下転生者のゲーム世界無双〜序盤で死ぬモブの女の子を守るために最強になったら、物語に巻き込まれました〜

あおぞら

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第4章 サラの正体

第107話 ボコしてルイーゼに突き出そう

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 俺は名も知らぬ教師に言う。

「俺達に何か様ですかね? 特に何もした覚えは無いのですが」

 それにサラとシューマがうんうんと頷く。

 まぁ完全にサラ狙いだろうから特に理由はないのだろう。
 
 俺たちを止めるのも気に入らないのか報告されたく無いのかのどっちがだと思う。

「いやあるぞ。まずお前は無駄なものを身につけすぎだ」

 そう言って俺の手に嵌めてある2つの指輪を指差す。

 いやたった2つですけど。

 さっきここを通った貴族の生徒は5個くらいつけていたけどな。

 取り敢えず何も言わずに続きを促す。

「お前は一目瞭然だ。そこのチャラいのはチャラすぎることだな」

「あ、そうですね。ならこいつは置いていきましょう」

「ん。置いていこう」

「いや見捨てないでよ!?」

 だってチャラいのは事実だし、見た目もチャラいんだもん。

 だから普通に止められても俺としてはなんとも言えなかったわ。

「最後にその女は、そこの男と同じく装飾品をつけすぎだ」

 今度は出鱈目なことを言ってくる。

 だってサラがつけてるのイヤリングと指輪1つづつだもの。

 どう考えても止められるほどのことはしていない。

 と言うか俺はこの状態で色々な教師に、それこそ学園長にも会っているが無いも言われていない。

 うーん、よし決めた。

「ならシューマだけで勘弁してくれませんかね?」

「ちょっ!?」

 俺はシューマを推薦することにした。

「な、なんで俺なんだよっ!!」

「だってお前は普通に引っかかる様な格好してるじゃん」

「い、いやそうだけど……」

「お前には確かに残ってもらうが、お前たち2人にも残ってもらうからな?」

 教師がそんな馬鹿げたことを宣う。

「いやいや、俺たちは特に規則も破っていないのになぜ残らないといけないのですか? シューマは兎も角」

「……ぐすっ……酷いよ……俺のメンタル粉々なんだけど……」

 シューマがとうとう半泣きになってしまった。

 まぁ置いて行かないから泣くな。

 口では言わないけど。

 しかしこの教師もしつこいな……あまりここで時間使うとマジで授業に遅れるんだが。

「お前達はいいから残れと言っているんだ! 教師の言うことが聞けないのか!」

 とうとう我慢の限界になったのか、横暴なことを言い出したので即座に言い返す。

「その教師が自分の立場を使って犯罪を犯すなと言っているんだ」

 俺は流石にイラついたので敬語をやめ、タメ口で言う。

 すると顔を真っ赤にした教師はなんと、俺の胸ぐらを掴もうとしてきた。

「俺が犯罪をしているだと? あまり子供が大人に向かって舐めた口を聞くんじゃ無いぞ?」

 そう言ってめちゃくちゃ弱いながら殺気を放ってきた。

「…………」

「ふんっ、分かったのならいい。もうこの際面倒だからお前とそこのチャラい男は先に行ってもいいが、そこの女は残ってもらおう」
 
 そして俺が動かないことにビビったと思ったのか、胸ぐらを離した。

 そして俺たちにしっしっと手を振り、サラの腕を掴もうとする。

 サラはめちゃくちゃ嫌そうに顔を歪めている。

 そんな表情を見て俺はキレた。

 だって好きな人が気持ちの悪い屑に触られようとしていたら誰だって怒るだろ? 

 俺はサラに触れる瞬間に教師の腕を掴む。

「……おい、その手は何だ? 離———」

「五月蝿い。あまり調子に乗るなよ雑魚が」

 俺は教師の手を振り払いサラに声をかける。

「ごめんな? これくらいならサラでも対応できるのは分かっているんだが、どうしても俺が許せないんだ」

「……んーん。そう思ってくれていて嬉しい」

「ならサラはシューマと一緒に先に授業に行っていてくれ」

「……ソラは?」

「俺はこの雑魚を学園長に突き出してから授業に参加するよ。だから少し遅れるかも」

「ん。ならセリシア先生に言っておく」

「そうしてくれると助かるよ。ありがとう」

「問題ない」

 サラはそういうと、メソメソ泣いているシューマを無理やり立たせて連れて行った。

 勿論そんなことをして黙っていない奴がいるがな。

「おい! 何勝手に返している! 俺は教師だぞ!? 生徒が逆らうんじゃない!」

 そう喚く教師に睨みを効かせ、威圧する。

「ひっっっ!?」

「五月蝿いと言っているだろうが。お前は後で学園長に突き出すから覚悟しておけよ?」

 俺は教師の胸ぐらを掴み、拳を振りかぶった。





☆☆☆






 コンコンコンコン。

「失礼します。……ルイーゼ、本当に申し訳ないんだけどこいつどうにかしてくれない?」

「一体何が…………あったの……?」

 ルイーゼが無傷の俺と、俺に引き摺られてきた身体中傷だらけの教師を見て言う。

「いやこいつか犯罪紛いのことを何回もしている様で生徒からも評判悪いし、俺も絡まれたからこうしてやった」

「……取り敢えず詳しく教えてくれない……?」

 ルイーゼはため息を吐きながらそう言ってきた。
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