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第4章 サラの正体
第130話 SS級魔道具《錆びついた時》
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「この魔道具の効果は2つだ。1つはシンプルに一定時間半径50m以内の空間の時間を錆びさせる——要は時間を止めると言う効果だ」
俺がそう言うと、2人は目を見開く。
「そ、そんな凄い効果がシンプルなんですか!? それだけでも何処かに売ろうとしたら価値すら付きそうにないのですが……」
「……コクコク……」
エレノアの言葉にサラが首を縦に振って同意する。
「まぁそうだろうな。こんな効果があれば暗殺者なんて要らないしな」
そうなのだ。
発動時間は連続で10分も止められる。
だからどんな屋敷でも見られることなく侵入できるし、半径50mも範囲があるので、猛ダッシュすれば近くする前に時を止められるので、堂々と廊下を移動できる。
しかしこれはおまけの効果でしかない。
「確かにこの効果でも十分に強いと言えるが、もう1つはその程度じゃないぞ」
「「…………?」」
2人ともそれ以上を思いつかないのか、首を傾げている。
まぁ俺も知らなかったら思いつかないだろう。
精々過去に行けるとか、未来に行けるとかしか思いつかない。
だがこの魔道具のもうひとつの効果は……
「世界の時間軸を錆びさせることによって誤作動を起こし、対象の過去を消すと言う効果で、簡単に言えば———対象の消滅だ」
「———えっ?」
「…………どう言うこと?」
2人が全く意味がわからないとばかりに聞いてくるが、実は俺もあまり原理はわかっていない。
ただ、この世界の時間軸を時計の歯車と考えて、それが錆びて壊れたらたら時間が動かなくなる。
すると時計を動かすために、昔の古い歯車は捨てられて新しい歯車をつけるだろう。
そうするとその記憶の部分は変わり、前の記憶はこの世に存在しなくなる。
そうすると対象はこの世に存在できなくなる。
何故なら生まれたと言う事実が無くなるから——
その説明を聞いた2人はあり得ないと言った風な表情をしていた。
「……そんな魔道具があっても宜しいのでしょうか……」
「…………私もそう思う。それはあってはならないもの」
2人の言うことに俺は激しく同意したい。
こんな頭のおかしい魔道具はこの世に造ってはならなかったと思うが、この魔王軍幹部はそれがないと倒せないんだよなぁ……。
それにこの魔道具は1度その力を使ったらぶっ壊れるし。
更にその力を使うには、相手の体力が5%を切らないと発動できなかった。
まぁ0%になったら復活して100%になる化け物だから、何回もチャンスはあるにはあるのだが。
「ですが、どうしてこのような力を使わなければ倒せないのでしょうか……?」
エレノアが当たり前の質問をする。
なので俺は防音結界がまだ解けていないのをしっかり確認して言う。
「ああ。魔王軍幹部サーベルは———死神なんだ」
「えええええ!!?!?」
「……ッッ!?」
もう先ほどから何回目か分からない絶叫が辺りに響いた。
-------------------------
次回から幹部との戦いです。
この度、作者の処女作である、『異界の覇者~【不適合者】になった転生者は、銃と無属性魔法で異世界を生き抜く~』のリメイク版、
『属性魔法が至上の世界に転生したけど不適合者になったので、無属性魔法と魔導銃で異世界を生き抜く』
を投稿しましたので、そちらを見てくださると嬉しいです!
俺がそう言うと、2人は目を見開く。
「そ、そんな凄い効果がシンプルなんですか!? それだけでも何処かに売ろうとしたら価値すら付きそうにないのですが……」
「……コクコク……」
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「まぁそうだろうな。こんな効果があれば暗殺者なんて要らないしな」
そうなのだ。
発動時間は連続で10分も止められる。
だからどんな屋敷でも見られることなく侵入できるし、半径50mも範囲があるので、猛ダッシュすれば近くする前に時を止められるので、堂々と廊下を移動できる。
しかしこれはおまけの効果でしかない。
「確かにこの効果でも十分に強いと言えるが、もう1つはその程度じゃないぞ」
「「…………?」」
2人ともそれ以上を思いつかないのか、首を傾げている。
まぁ俺も知らなかったら思いつかないだろう。
精々過去に行けるとか、未来に行けるとかしか思いつかない。
だがこの魔道具のもうひとつの効果は……
「世界の時間軸を錆びさせることによって誤作動を起こし、対象の過去を消すと言う効果で、簡単に言えば———対象の消滅だ」
「———えっ?」
「…………どう言うこと?」
2人が全く意味がわからないとばかりに聞いてくるが、実は俺もあまり原理はわかっていない。
ただ、この世界の時間軸を時計の歯車と考えて、それが錆びて壊れたらたら時間が動かなくなる。
すると時計を動かすために、昔の古い歯車は捨てられて新しい歯車をつけるだろう。
そうするとその記憶の部分は変わり、前の記憶はこの世に存在しなくなる。
そうすると対象はこの世に存在できなくなる。
何故なら生まれたと言う事実が無くなるから——
その説明を聞いた2人はあり得ないと言った風な表情をしていた。
「……そんな魔道具があっても宜しいのでしょうか……」
「…………私もそう思う。それはあってはならないもの」
2人の言うことに俺は激しく同意したい。
こんな頭のおかしい魔道具はこの世に造ってはならなかったと思うが、この魔王軍幹部はそれがないと倒せないんだよなぁ……。
それにこの魔道具は1度その力を使ったらぶっ壊れるし。
更にその力を使うには、相手の体力が5%を切らないと発動できなかった。
まぁ0%になったら復活して100%になる化け物だから、何回もチャンスはあるにはあるのだが。
「ですが、どうしてこのような力を使わなければ倒せないのでしょうか……?」
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なので俺は防音結界がまだ解けていないのをしっかり確認して言う。
「ああ。魔王軍幹部サーベルは———死神なんだ」
「えええええ!!?!?」
「……ッッ!?」
もう先ほどから何回目か分からない絶叫が辺りに響いた。
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