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最終章前編 女神サラ降臨
第145話 分体の融合①
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「やっと終わったぁぁぁ……」
「……長すぎ」
俺は3時間ぶりに結界を解除する。
結界の外はやっとライブの熱狂が収まったのかそこまでうるさくない。
更に良く見てみれば舞姫サラもいつの間にか消えている。
「何処行ったんだ……あのうるさい方のサラは」
「酷いなぁ……そんな事言わないでよ~」
「!?」
俺は突然話しかけられた事に驚き、サラに結界を何重にも張り俺は戦闘態勢に入る。
しかし俺は話しかけた者を見てあっけにとられる。
「う、うるさいサラ……?」
「だからうるさいって言わないでよ~舞姫サラだよ!」
「……昔からうるさい」
「もうっ! 相変わらずサラは酷いなぁ」
そう、俺の目の前にいたのは俺たちが探していた女神サラの分体だった。
先程の綺羅びやかな衣装とは違い、何処にでもいそうな平民の服を着て、目立つ髪は茶髪に染まっている。
しかしそれにしても……
「それにしても顔は似てるなぁ……」
突然いつの間にか近くに来ていたバンさんがサラと舞姫の顔を見比べてそう言う。
それは俺も思っていたが、2人の違いと言えばまとっている雰囲気だけだろう。
まぁ他には感情表現の仕方とか色々と細かいことはあるが、あげだしたらきりがないので一旦考え合いでおく。
「……それで結局何の用で?」
「もう少しお話してもいいじゃんか~!」
「貴女と話してたら周りがうるさい」
「まぁ確かにそうだけど~。でも私は君たちの要件は分かるよ。私を吸収しに来たんでしょ?」
「……ん、そう」
俺とサラはこくんと頷く。
俺も道中で知らされたのだが、どうやら分体は3体居るらしく俺の愛しているサラを除くと2体いて、女神となるには誰かを軸として全員を吸収しないといけないらしい。
「やっぱりね~それで軸に私じゃなくてその子を選んだのね?」
「そうだ。俺は彼女を愛している。だから彼女がいなくならない方法で女神としての力を取り戻させる」
俺がサラを抱き寄せてそう言い切ると、舞姫は一瞬大きく目を見開いて驚いたかと思うと、ライブでも今までのやり取りでも一度も見せたことのない優しい笑顔に変わる。
「……そう……遂に見つけたのね……生涯を誓える人に」
「……ん。空は私の世界一大切な人」
「さ、サラ……」
止めてくれよサラそんなこと言ったら俺死んじゃうぞ?
嬉しすぎて昇天しちゃうぞ?
まぁそうなっても生き返ってみせるけど。
そんな俺達のやり取りを見ていた舞姫は突然大声で笑い出す。
「あははははは!! 本当に愛し合ってるんだね~羨ましいなぁ~。でも約束は守らないとね~」
「約束……?」
俺はサラから聞いたことなかったので思わず首を傾げると、舞姫が説明してくれる。
「そうそう。分体3人の中で一番早く生涯をともにする伴侶を決めた者が軸となるってね~。これでも私達乙女だからね~。だから約束は守るよ。……いいよ吸収しても。もう何百年も生きてきたから未練はないかな~」
「……ごめん」
「謝らなくてもいいよ女神サラ。私達は所詮力も一部。貴女が本体と言っても過言じゃないんだから」
「おいそれってどういう――」
そう言った瞬間に突然周りの音が消える。
「なっ!?」
「……っ!」
「ちょっとこれは想定外かなぁ~」
俺は直様2人に最硬度の結界を張り剣を抜き、周りを見渡す。
どうやら音が消えたのは副産物のようで、時間が止まっているのか周りの人間は俺たちを除いて誰も動いていない。
すると今度は俺達の下に魔法陣が展開される。
俺は即座に鑑定で分析し、魔法陣が転移陣と分かったので座標を合わせてから一先ず転移陣を破壊する。
「……サラ、最後の分体が見つかったかもしれない。どうやら今の魔法陣は魔王のようだ」
「……行くの?」
サラが少し心配そうに聞いてくるので、
「……ああ。それに向こうにはエレノアとフェンリルの居るから大丈夫だ」
「……ん!」
「ねぇ私だけ話の流れについていけないんだけど――」
「後で全部説明するさ―――【転移】―――」
俺達の姿が人間界から消えた。
「……長すぎ」
俺は3時間ぶりに結界を解除する。
結界の外はやっとライブの熱狂が収まったのかそこまでうるさくない。
更に良く見てみれば舞姫サラもいつの間にか消えている。
「何処行ったんだ……あのうるさい方のサラは」
「酷いなぁ……そんな事言わないでよ~」
「!?」
俺は突然話しかけられた事に驚き、サラに結界を何重にも張り俺は戦闘態勢に入る。
しかし俺は話しかけた者を見てあっけにとられる。
「う、うるさいサラ……?」
「だからうるさいって言わないでよ~舞姫サラだよ!」
「……昔からうるさい」
「もうっ! 相変わらずサラは酷いなぁ」
そう、俺の目の前にいたのは俺たちが探していた女神サラの分体だった。
先程の綺羅びやかな衣装とは違い、何処にでもいそうな平民の服を着て、目立つ髪は茶髪に染まっている。
しかしそれにしても……
「それにしても顔は似てるなぁ……」
突然いつの間にか近くに来ていたバンさんがサラと舞姫の顔を見比べてそう言う。
それは俺も思っていたが、2人の違いと言えばまとっている雰囲気だけだろう。
まぁ他には感情表現の仕方とか色々と細かいことはあるが、あげだしたらきりがないので一旦考え合いでおく。
「……それで結局何の用で?」
「もう少しお話してもいいじゃんか~!」
「貴女と話してたら周りがうるさい」
「まぁ確かにそうだけど~。でも私は君たちの要件は分かるよ。私を吸収しに来たんでしょ?」
「……ん、そう」
俺とサラはこくんと頷く。
俺も道中で知らされたのだが、どうやら分体は3体居るらしく俺の愛しているサラを除くと2体いて、女神となるには誰かを軸として全員を吸収しないといけないらしい。
「やっぱりね~それで軸に私じゃなくてその子を選んだのね?」
「そうだ。俺は彼女を愛している。だから彼女がいなくならない方法で女神としての力を取り戻させる」
俺がサラを抱き寄せてそう言い切ると、舞姫は一瞬大きく目を見開いて驚いたかと思うと、ライブでも今までのやり取りでも一度も見せたことのない優しい笑顔に変わる。
「……そう……遂に見つけたのね……生涯を誓える人に」
「……ん。空は私の世界一大切な人」
「さ、サラ……」
止めてくれよサラそんなこと言ったら俺死んじゃうぞ?
嬉しすぎて昇天しちゃうぞ?
まぁそうなっても生き返ってみせるけど。
そんな俺達のやり取りを見ていた舞姫は突然大声で笑い出す。
「あははははは!! 本当に愛し合ってるんだね~羨ましいなぁ~。でも約束は守らないとね~」
「約束……?」
俺はサラから聞いたことなかったので思わず首を傾げると、舞姫が説明してくれる。
「そうそう。分体3人の中で一番早く生涯をともにする伴侶を決めた者が軸となるってね~。これでも私達乙女だからね~。だから約束は守るよ。……いいよ吸収しても。もう何百年も生きてきたから未練はないかな~」
「……ごめん」
「謝らなくてもいいよ女神サラ。私達は所詮力も一部。貴女が本体と言っても過言じゃないんだから」
「おいそれってどういう――」
そう言った瞬間に突然周りの音が消える。
「なっ!?」
「……っ!」
「ちょっとこれは想定外かなぁ~」
俺は直様2人に最硬度の結界を張り剣を抜き、周りを見渡す。
どうやら音が消えたのは副産物のようで、時間が止まっているのか周りの人間は俺たちを除いて誰も動いていない。
すると今度は俺達の下に魔法陣が展開される。
俺は即座に鑑定で分析し、魔法陣が転移陣と分かったので座標を合わせてから一先ず転移陣を破壊する。
「……サラ、最後の分体が見つかったかもしれない。どうやら今の魔法陣は魔王のようだ」
「……行くの?」
サラが少し心配そうに聞いてくるので、
「……ああ。それに向こうにはエレノアとフェンリルの居るから大丈夫だ」
「……ん!」
「ねぇ私だけ話の流れについていけないんだけど――」
「後で全部説明するさ―――【転移】―――」
俺達の姿が人間界から消えた。
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