14 / 24
14
しおりを挟む
食事の後、甥夫婦はタカシとジャックが話しているのを楽しんで見ていた。ミルもその場にいた。
真佐希は一人でソファに座ってミルクティーを飲んでいた。
「ここ、座ってもいい?」
美貴が真佐希に声をかけた。
「あ、はい...」
真佐希は照れた。
「これ、真佐希君へプレゼント」
美貴は20センチ四方の箱を渡した。
「ありがとうございます」
真佐希は頭をペコリと下げながら受け取った。
「基礎化粧品なの」
「え? 開けてもいいですか?」
真佐希の顔が明るくなった。
「最近は男の子も肌の手入れをする時代になったしね。この化粧品メーカーは無添加で肌にやさしいの」
真佐希は開封すると、
「あ! 僕、ここの化粧品、知ってます。すごくいいやつです」
「ふふふ。私もコレを使っているの。洗顔と化粧水と乳液とパックね。3ヶ月分あるわ。あと、これはクレンジングオイルなんだけどファンデーションとか塗ったりする?」
「...たまに」
「今どきの男の子はおしゃれだもんね。服も女の子っぽいの着てたり」
「....僕、女の子の服を着るの好きです」
「うん、似合うと思う」
美貴は驚かずにサラリと答えた。
驚かない美貴に真佐希はしゃべり続けた。
「..でも、ヘンタイって言われる..」
「視野の狭い人たちがいるからね。日本は遅れてるし。でも、今は昔よりだいぶマシになってきたと思うわ。それに女装が好きな男性は結構多いしね。タレントにもいるし。自分で生活できるようになれば、気にせず女装を楽しんでいいと思うわ」
美貴は微笑んだが、真佐希はうつむいた。
「...おばあちゃん達の世代には理解されないと思う」
「話してみたの?」
「うん、ていうかバレた」
「その時、おばあちゃんはなんか言ってた?」
「もっと男らしくしなきゃって」
「そっか。"僕は女装が好きなんだ" って言ってみるのはどう?」
「無理だよ。理解してもらえないよ。おばあちゃんはこんな僕が恥ずかしくて仕方ないんだ」
「そんなことないわよ。一人孫だし。さっきキッチンでお手伝いをしてたんだけど、冷蔵の中に途中まで出来上がったケーキが入っているのを見つけたの。多分、今日の朝一番に作ったんだと思うわ。そのケーキを見てすぐにわかったわ。おばあちゃんは本当にあなたの誕生日を心から喜んでいるんだって。誕生日って無事に一年間生き延びてくれたお祝い日なのよ。あなたのご両親が早くお亡くなりになった分、あなたの成長を一番喜んでいると思うわ。だから、必ずあなたの生き方を賛成してくれるはずよ」
「.....もし、美貴さんの子供が僕みたいだったらどうする?」
「ん~...最初はサッカーや野球に夢中になるわんぱくな男の子に育ってほしいと思うけど、最後は本人の生き方を応援するわ。だって、子供に願うのはたった1つだけよ。いつまでも健康で無事に生き延びてほしいってね。そして、子供が楽しい人生を送っているのであればそれだけでいいわ」
真佐希はジッと美貴を見つめた。
美貴は親しげに微笑んだ。
「うちのマンション、ここから歩いて15分くらいなの。遊びにいらっしゃいよ。私、コスメオタクだからいろいろ化粧道具も持ってるわよ。見せてあげる」
「ホント? 今度見に行く」
真佐希は喜んだ。
「ジャックを連れて来てくれるとタカシも喜ぶわ
二人はタカシを見た。
タカシは甥夫婦とミルの三人の前で四つん這いになってジャックとワンワン話し合っていた。大いに盛り上がっていた。
美貴とタカシは、甥夫婦を残しながら家を去るのはちょっと心配だったが、時間になったので帰ることにした。
家に帰り着くとタカシが言った。
「さっき、ジャックから聞いたけど、あの甥夫婦、相当悪い連中みたいだぞ」
「うん、わかる。感じ悪かったもん」
「塀に梯子をかけて勝手に家の中に侵入してくるらしい」
「不法侵入じゃない!」
「しかも、ちょっと金目のものを見つけると盗むらしいぞ。ジャックは催眠スプレーを何度もかけられて被害を受けてるそうだ」
「窃盗罪と動物愛護法違反ね。親戚だからって大目に見る必要はないわ。アイツらいつかバチが当たるわ!」
タカシは洗面所で手を洗ってうがいをした。
「そうだ。真佐希君にうちに遊びにおいでって言ったから、来たら仲良くしてあげてね」
タカシはうがいした後ゴクッと飲んだ。
「おう、わかった」
「...ホント、それ飲むの好きね」
「胸のこの辺がスーッとして、あとからじんわりくるんだ」
嬉しそうな顔でタカシは語った。
「それが好きなのね....」
美貴はタカシの行動にかなり順応してきた。
日曜日の朝、
「じゃ、オレ、仕事行ってくるよ!」
スーツを着たタカシが家を出た。
「行ってらっしゃーい」
美貴は義母の退院の準備をした。
タカシは公園の通りでジャックを散歩させている真佐希に会った。
「真佐希君、昨日はありがとう!」
「タカシさん! こちらこそ。美貴さんからプレゼントもらいました。ありがとうございます」
真佐希を見てニコニコしているタカシにジャックが「ワン!」と吠えた。
「おっ、マジで?」タカシは遠くを見た。
「アレか...真佐希君、もうすぐジャックの彼女が来る」
「え! 昨日話してた白のシェパード?」
「そうそう。ああ、来たぞ」
ジャックが尻尾を振り出した。
「おはようございます」
タカシが泉田に声をかけた。
「おはようございます。今日はミルさんは?」
「ミルさんは家でお休み中です。こちらはミルさんのお孫さんです」
「真佐希です..」
照れながら挨拶すると、
「やぁ、こんにちは。泉田です」
泉田はやさしく微笑んだ。
ジャックとモモコがじゃれ合った。
「すみません...ジャックがなんかモモコさんのことが好きみたいで」
「ああ、いいんだ。モモコもイヤじゃなさそうだし」
泉田は機嫌がよかった。
「お! ジャック、チャンス到来かもよ」
タカシがジャックに言うと、
「ばふ~ん」とジャックはニタついた。
真佐希はチラチラと何度も泉田を見ていた。
「真佐希君、泉田さんはあの億ションに住んでる、ある会社の社長です」
タカシが続けて泉田に、
「真佐希君は一戸建て豪邸に住んでる坊っちゃんです」
とそれぞれに紹介した。
「お金持ちのお二人はどうぞこのまま犬の散歩をお楽しみください。貧乏人の私は仕事に行ってきます!」
タカシは走って駅へ向かった。
「おもしろい人だろ? タカシさんは」
泉田は真佐希に笑いかけた。
「はい、本当に犬語を話せるんです。初めて見ました」
「くくく。私も初めて会ったよ。それはそうと、君のおばあさんのミルさんが20年前まで海外で活躍していたフラワーアーティストだというのを思い出したよ」
「え! おばあちゃんが?」
「あれ? もしかして知らなかった?」
「聞いたことないです」
「君が生まれる前の話だしね。10年前に引退したのは君の面倒をみるためだったんだな。テレビにもよく出てたんだよ」
泉田はやさしく微笑んだ。真佐希はその笑顔に見惚れた。
「今日はジャックとモモコのために川沿いを散歩しようと思うんだが、行きたいところある?」
「い、いいえ」
「よし、じゃ行こうか」
二人は二匹を連れて一緒に散歩した。
真佐希は一人でソファに座ってミルクティーを飲んでいた。
「ここ、座ってもいい?」
美貴が真佐希に声をかけた。
「あ、はい...」
真佐希は照れた。
「これ、真佐希君へプレゼント」
美貴は20センチ四方の箱を渡した。
「ありがとうございます」
真佐希は頭をペコリと下げながら受け取った。
「基礎化粧品なの」
「え? 開けてもいいですか?」
真佐希の顔が明るくなった。
「最近は男の子も肌の手入れをする時代になったしね。この化粧品メーカーは無添加で肌にやさしいの」
真佐希は開封すると、
「あ! 僕、ここの化粧品、知ってます。すごくいいやつです」
「ふふふ。私もコレを使っているの。洗顔と化粧水と乳液とパックね。3ヶ月分あるわ。あと、これはクレンジングオイルなんだけどファンデーションとか塗ったりする?」
「...たまに」
「今どきの男の子はおしゃれだもんね。服も女の子っぽいの着てたり」
「....僕、女の子の服を着るの好きです」
「うん、似合うと思う」
美貴は驚かずにサラリと答えた。
驚かない美貴に真佐希はしゃべり続けた。
「..でも、ヘンタイって言われる..」
「視野の狭い人たちがいるからね。日本は遅れてるし。でも、今は昔よりだいぶマシになってきたと思うわ。それに女装が好きな男性は結構多いしね。タレントにもいるし。自分で生活できるようになれば、気にせず女装を楽しんでいいと思うわ」
美貴は微笑んだが、真佐希はうつむいた。
「...おばあちゃん達の世代には理解されないと思う」
「話してみたの?」
「うん、ていうかバレた」
「その時、おばあちゃんはなんか言ってた?」
「もっと男らしくしなきゃって」
「そっか。"僕は女装が好きなんだ" って言ってみるのはどう?」
「無理だよ。理解してもらえないよ。おばあちゃんはこんな僕が恥ずかしくて仕方ないんだ」
「そんなことないわよ。一人孫だし。さっきキッチンでお手伝いをしてたんだけど、冷蔵の中に途中まで出来上がったケーキが入っているのを見つけたの。多分、今日の朝一番に作ったんだと思うわ。そのケーキを見てすぐにわかったわ。おばあちゃんは本当にあなたの誕生日を心から喜んでいるんだって。誕生日って無事に一年間生き延びてくれたお祝い日なのよ。あなたのご両親が早くお亡くなりになった分、あなたの成長を一番喜んでいると思うわ。だから、必ずあなたの生き方を賛成してくれるはずよ」
「.....もし、美貴さんの子供が僕みたいだったらどうする?」
「ん~...最初はサッカーや野球に夢中になるわんぱくな男の子に育ってほしいと思うけど、最後は本人の生き方を応援するわ。だって、子供に願うのはたった1つだけよ。いつまでも健康で無事に生き延びてほしいってね。そして、子供が楽しい人生を送っているのであればそれだけでいいわ」
真佐希はジッと美貴を見つめた。
美貴は親しげに微笑んだ。
「うちのマンション、ここから歩いて15分くらいなの。遊びにいらっしゃいよ。私、コスメオタクだからいろいろ化粧道具も持ってるわよ。見せてあげる」
「ホント? 今度見に行く」
真佐希は喜んだ。
「ジャックを連れて来てくれるとタカシも喜ぶわ
二人はタカシを見た。
タカシは甥夫婦とミルの三人の前で四つん這いになってジャックとワンワン話し合っていた。大いに盛り上がっていた。
美貴とタカシは、甥夫婦を残しながら家を去るのはちょっと心配だったが、時間になったので帰ることにした。
家に帰り着くとタカシが言った。
「さっき、ジャックから聞いたけど、あの甥夫婦、相当悪い連中みたいだぞ」
「うん、わかる。感じ悪かったもん」
「塀に梯子をかけて勝手に家の中に侵入してくるらしい」
「不法侵入じゃない!」
「しかも、ちょっと金目のものを見つけると盗むらしいぞ。ジャックは催眠スプレーを何度もかけられて被害を受けてるそうだ」
「窃盗罪と動物愛護法違反ね。親戚だからって大目に見る必要はないわ。アイツらいつかバチが当たるわ!」
タカシは洗面所で手を洗ってうがいをした。
「そうだ。真佐希君にうちに遊びにおいでって言ったから、来たら仲良くしてあげてね」
タカシはうがいした後ゴクッと飲んだ。
「おう、わかった」
「...ホント、それ飲むの好きね」
「胸のこの辺がスーッとして、あとからじんわりくるんだ」
嬉しそうな顔でタカシは語った。
「それが好きなのね....」
美貴はタカシの行動にかなり順応してきた。
日曜日の朝、
「じゃ、オレ、仕事行ってくるよ!」
スーツを着たタカシが家を出た。
「行ってらっしゃーい」
美貴は義母の退院の準備をした。
タカシは公園の通りでジャックを散歩させている真佐希に会った。
「真佐希君、昨日はありがとう!」
「タカシさん! こちらこそ。美貴さんからプレゼントもらいました。ありがとうございます」
真佐希を見てニコニコしているタカシにジャックが「ワン!」と吠えた。
「おっ、マジで?」タカシは遠くを見た。
「アレか...真佐希君、もうすぐジャックの彼女が来る」
「え! 昨日話してた白のシェパード?」
「そうそう。ああ、来たぞ」
ジャックが尻尾を振り出した。
「おはようございます」
タカシが泉田に声をかけた。
「おはようございます。今日はミルさんは?」
「ミルさんは家でお休み中です。こちらはミルさんのお孫さんです」
「真佐希です..」
照れながら挨拶すると、
「やぁ、こんにちは。泉田です」
泉田はやさしく微笑んだ。
ジャックとモモコがじゃれ合った。
「すみません...ジャックがなんかモモコさんのことが好きみたいで」
「ああ、いいんだ。モモコもイヤじゃなさそうだし」
泉田は機嫌がよかった。
「お! ジャック、チャンス到来かもよ」
タカシがジャックに言うと、
「ばふ~ん」とジャックはニタついた。
真佐希はチラチラと何度も泉田を見ていた。
「真佐希君、泉田さんはあの億ションに住んでる、ある会社の社長です」
タカシが続けて泉田に、
「真佐希君は一戸建て豪邸に住んでる坊っちゃんです」
とそれぞれに紹介した。
「お金持ちのお二人はどうぞこのまま犬の散歩をお楽しみください。貧乏人の私は仕事に行ってきます!」
タカシは走って駅へ向かった。
「おもしろい人だろ? タカシさんは」
泉田は真佐希に笑いかけた。
「はい、本当に犬語を話せるんです。初めて見ました」
「くくく。私も初めて会ったよ。それはそうと、君のおばあさんのミルさんが20年前まで海外で活躍していたフラワーアーティストだというのを思い出したよ」
「え! おばあちゃんが?」
「あれ? もしかして知らなかった?」
「聞いたことないです」
「君が生まれる前の話だしね。10年前に引退したのは君の面倒をみるためだったんだな。テレビにもよく出てたんだよ」
泉田はやさしく微笑んだ。真佐希はその笑顔に見惚れた。
「今日はジャックとモモコのために川沿いを散歩しようと思うんだが、行きたいところある?」
「い、いいえ」
「よし、じゃ行こうか」
二人は二匹を連れて一緒に散歩した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる