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急げ! 学食! 腹が減ってはアレが出来ぬ!
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「じゃあ、竿乃君。教科書見せてね!」
先程の約束通りオッパイ丸出し女子の一人が僕に近付いて来る。
歩きながらも必要以上に身体を縦に揺らしている気がする。
ゆっさゆっさと上下にオッパイが弾んでいるから気のせいでは無さそうだ。
「はい! ……ところで、オッパイ丸出しのままなんですけど。その設定で正しいんですか? て言うか、パンツだけなんですけど。大丈夫ですか? 風邪引きますよ?」
「竿乃君……優しい! セックスする?」
セックスの申し出は嬉しいが間も無く授業が始まってしまう。
僕の竿もステンバーイ状態を維持しているが学生の本分は学業だ。
山々である。
セックスをしたいのは山々である。
眼前の山々を前にしてセックスをしたいのは山々だ。
それでも、我々は学生なのだ。
この先々を困難と言う山々を越えるために学生は学業で山々を山々なのだ。
僕は心で血の涙を流しながら泣く泣く正論を呟く。
「い、いや……あの、山々ですけど……本当に山々ですけど、授業ですから……」
「でも……これじゃ座れないよ? 山々中の山だよ? 富士山だよ?」
山は ここに あった。
「お、お恥ずかしい……」
「これじゃ座れないね。……そうだ! マンコにチンポ入れる? そうすれば座れるよ、きっと!」
青天の霹靂だった。
いや、この場合は青姦の性癖が正しいのかもしれない。
とにもかくにも、竿が固いだけの僕には その発想の柔軟さは見習いたいものだ。
「それは素晴らしい お考えです! ……くっ! 何故それが直ぐに思い浮かばなかったのか! 恥ずかしくて穴が合ったら入れたいです!」
「それは好都合ね! わたしも竿が合ったらハメたかったの!」
「何と言う奇遇! ……と、ところで お名前の方は……?」
「えっ!? ……あっ! わ、わたしの名前は……!」
オッパイ丸出し女子の目の色が変わる。
遂に来た、━━ とでも言うような表情だ。
しかし、そうは問屋が卸さないのが世の常である。
「はい、教科書!」
何者かの声と共に、━━ ずいっとオッパイ丸出し女子の目の前に教科書が差し出される。
他でも無い、助平 睦莉 その人だ。
これには僕も思わず叫んでしまう。
「問屋居たぁ!」
「い、委員長!? どうして!?」
オッパイ丸出し女子は、同じくオッパイ丸出し委員長に愕然とした表情を向ける。
オッパイ丸出し委員長はドヤ乳首を返した。
「委員長なので、教科書の二冊や三冊くらい常備してるのよ」
「さ、さすが委員長……わたしの負けね……」
オッパイ丸出し女子は すごすごと立ち去っていく。
その後ろ姿はパンツの食い込みが凄かった。
「尻 出てますよー」
僕の声が届いたのかオッパイ丸出し女子は食い込みを直してみせた。
その後、━━ 午前中の授業は滞り無く進んでいく。
途中の休憩時間に うとうとしていると、何人かのオッパイ丸出し女子たちが僕の竿を咥え込んだり、僕の目の前で つまずきそうになったところを竿で支えて上げたり、廊下で すれ違った他のクラスの女子に竿を握らせて上げたりしたが、どれも すべて些細な出来事だ。
「いやぁ、今日は平和ですね。……でも、お腹 空きました」
午前のカリキュラムが万事終了し、お昼休憩と なっていた。
穏やかな時間が過ぎると お腹も空く。
「竿乃君、どうするの? お弁当? 学食? アタシでシコシコする?」
「アタシコは ご勘弁を。……今日は学食 行ってみたいです!」
「じゃあ、一緒に行こうか」
「はい!」
途中、すれ違う生徒たちが僕たちを見て二度見、三度見していく。
そんなにオッパイ丸出し、竿丸出しが珍しいとでも言うのだろうか。
間も無く、窓の外に趣の異なった建物が目に入る。
何か物凄く凄くて、そこはかとなく そこはかとなかった。
「学食は あっちの校舎なの」
「ほえー……うわ、すっごい。レストランみたいに豪華ですね。もしかして一流シェフとか常駐なんですか?」
「ううん。以前 給食センターに勤めてた おばちゃんだって」
「それは それで すっごい」
何事もベテランに任せておけば間違い無い。
竿寮の 福条 品乃 が良い例だ。
学食へと続く長い渡り廊下を歩いていると喧騒と共に、それに負けない威勢の良い声が聞こえて来る。
「な、な、何ですか!?」
「おばちゃんの声だ! もう、戦争は始まってるみたいね」
戦争と言う不穏な二文字に僕と竿に緊張が走る。
「せ、戦争!? それは穏やかでは無いですね」
「バーゲンと竿は争いを産む火種なのよ!」
「僕が産むのは子種だけですよ」
「もー、竿乃君ったら! あっはっは!」
「あっはっは!」
僕たちが笑っている間にも周囲の生徒たちは学食の方へと駆け抜けている。
鬼気迫る表情だ。
思わず竿も縮こまってしまいそうだ。
でも、その表情で見られたらと思うと また勃ってしまった。
僕たちも遅れを取るまいと駆け寄る。
すると、━━ 果たして声の主の姿が見えて来た。
「あっ、あの人ですか!?」
「うん。学食の おばちゃん! 今日も また笑顔を運ぶ故郷ね!」
学食の おばちゃんこと、仲夏懺 米 の威勢の良い声が聞こえた。
「さぁさぁ! 今日は新商品の登場だよ! 今、この学園で一番のホットな話題の、あの 竿乃玉之助 の竿をモチーフにした 『フジヤマホットドッグ』 だ! 24.3センチの極太フランクフルトを使って、カリの形! 反り! 太さまで正確に再現した至極の逸品だ! しごくだけに! さぁ、みんな!! これを買って しゃぶるも良し! 頬張るも良し!! 来るべき その時のために練習に励むも良し!! ただし、ちゃんと食いなよ! 今ならオマケに何と、ミートボールも二個ついてるぞ! トッピングに ねっとりと糸を引く、とろーり とろけるチーズも良しだ!!」
「何てことを仰る!」
先程の約束通りオッパイ丸出し女子の一人が僕に近付いて来る。
歩きながらも必要以上に身体を縦に揺らしている気がする。
ゆっさゆっさと上下にオッパイが弾んでいるから気のせいでは無さそうだ。
「はい! ……ところで、オッパイ丸出しのままなんですけど。その設定で正しいんですか? て言うか、パンツだけなんですけど。大丈夫ですか? 風邪引きますよ?」
「竿乃君……優しい! セックスする?」
セックスの申し出は嬉しいが間も無く授業が始まってしまう。
僕の竿もステンバーイ状態を維持しているが学生の本分は学業だ。
山々である。
セックスをしたいのは山々である。
眼前の山々を前にしてセックスをしたいのは山々だ。
それでも、我々は学生なのだ。
この先々を困難と言う山々を越えるために学生は学業で山々を山々なのだ。
僕は心で血の涙を流しながら泣く泣く正論を呟く。
「い、いや……あの、山々ですけど……本当に山々ですけど、授業ですから……」
「でも……これじゃ座れないよ? 山々中の山だよ? 富士山だよ?」
山は ここに あった。
「お、お恥ずかしい……」
「これじゃ座れないね。……そうだ! マンコにチンポ入れる? そうすれば座れるよ、きっと!」
青天の霹靂だった。
いや、この場合は青姦の性癖が正しいのかもしれない。
とにもかくにも、竿が固いだけの僕には その発想の柔軟さは見習いたいものだ。
「それは素晴らしい お考えです! ……くっ! 何故それが直ぐに思い浮かばなかったのか! 恥ずかしくて穴が合ったら入れたいです!」
「それは好都合ね! わたしも竿が合ったらハメたかったの!」
「何と言う奇遇! ……と、ところで お名前の方は……?」
「えっ!? ……あっ! わ、わたしの名前は……!」
オッパイ丸出し女子の目の色が変わる。
遂に来た、━━ とでも言うような表情だ。
しかし、そうは問屋が卸さないのが世の常である。
「はい、教科書!」
何者かの声と共に、━━ ずいっとオッパイ丸出し女子の目の前に教科書が差し出される。
他でも無い、助平 睦莉 その人だ。
これには僕も思わず叫んでしまう。
「問屋居たぁ!」
「い、委員長!? どうして!?」
オッパイ丸出し女子は、同じくオッパイ丸出し委員長に愕然とした表情を向ける。
オッパイ丸出し委員長はドヤ乳首を返した。
「委員長なので、教科書の二冊や三冊くらい常備してるのよ」
「さ、さすが委員長……わたしの負けね……」
オッパイ丸出し女子は すごすごと立ち去っていく。
その後ろ姿はパンツの食い込みが凄かった。
「尻 出てますよー」
僕の声が届いたのかオッパイ丸出し女子は食い込みを直してみせた。
その後、━━ 午前中の授業は滞り無く進んでいく。
途中の休憩時間に うとうとしていると、何人かのオッパイ丸出し女子たちが僕の竿を咥え込んだり、僕の目の前で つまずきそうになったところを竿で支えて上げたり、廊下で すれ違った他のクラスの女子に竿を握らせて上げたりしたが、どれも すべて些細な出来事だ。
「いやぁ、今日は平和ですね。……でも、お腹 空きました」
午前のカリキュラムが万事終了し、お昼休憩と なっていた。
穏やかな時間が過ぎると お腹も空く。
「竿乃君、どうするの? お弁当? 学食? アタシでシコシコする?」
「アタシコは ご勘弁を。……今日は学食 行ってみたいです!」
「じゃあ、一緒に行こうか」
「はい!」
途中、すれ違う生徒たちが僕たちを見て二度見、三度見していく。
そんなにオッパイ丸出し、竿丸出しが珍しいとでも言うのだろうか。
間も無く、窓の外に趣の異なった建物が目に入る。
何か物凄く凄くて、そこはかとなく そこはかとなかった。
「学食は あっちの校舎なの」
「ほえー……うわ、すっごい。レストランみたいに豪華ですね。もしかして一流シェフとか常駐なんですか?」
「ううん。以前 給食センターに勤めてた おばちゃんだって」
「それは それで すっごい」
何事もベテランに任せておけば間違い無い。
竿寮の 福条 品乃 が良い例だ。
学食へと続く長い渡り廊下を歩いていると喧騒と共に、それに負けない威勢の良い声が聞こえて来る。
「な、な、何ですか!?」
「おばちゃんの声だ! もう、戦争は始まってるみたいね」
戦争と言う不穏な二文字に僕と竿に緊張が走る。
「せ、戦争!? それは穏やかでは無いですね」
「バーゲンと竿は争いを産む火種なのよ!」
「僕が産むのは子種だけですよ」
「もー、竿乃君ったら! あっはっは!」
「あっはっは!」
僕たちが笑っている間にも周囲の生徒たちは学食の方へと駆け抜けている。
鬼気迫る表情だ。
思わず竿も縮こまってしまいそうだ。
でも、その表情で見られたらと思うと また勃ってしまった。
僕たちも遅れを取るまいと駆け寄る。
すると、━━ 果たして声の主の姿が見えて来た。
「あっ、あの人ですか!?」
「うん。学食の おばちゃん! 今日も また笑顔を運ぶ故郷ね!」
学食の おばちゃんこと、仲夏懺 米 の威勢の良い声が聞こえた。
「さぁさぁ! 今日は新商品の登場だよ! 今、この学園で一番のホットな話題の、あの 竿乃玉之助 の竿をモチーフにした 『フジヤマホットドッグ』 だ! 24.3センチの極太フランクフルトを使って、カリの形! 反り! 太さまで正確に再現した至極の逸品だ! しごくだけに! さぁ、みんな!! これを買って しゃぶるも良し! 頬張るも良し!! 来るべき その時のために練習に励むも良し!! ただし、ちゃんと食いなよ! 今ならオマケに何と、ミートボールも二個ついてるぞ! トッピングに ねっとりと糸を引く、とろーり とろけるチーズも良しだ!!」
「何てことを仰る!」
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