25 / 28
其の六 エピローグという名のプロローグ
25
しおりを挟む
~『終わり』という名の『始まり』~ by 幸明
えー、非常に残念なお知らせがある。
俺のまっこと素晴らしい『腐男子による腐男子のための生BL完全計画』は、諸事情により想定外の結末を迎えようとしている。
だってさあ、理想の平凡脇役くんがまさかの超絶非凡主人公だったんだよ?
あれからも懲りずに俺を狙って来る風紀委員長なんか、毎回軽~く倒せちゃうんだぜ。いやもう、圧倒的な力さえあれば体格差とか全然関係ないんだって初めて知ったね。
悠布かっけー。幸ちゃん惚れちゃうッ。
「ふふ、本当に幸明くんに惚れてもらえるなら嬉しいけど。ごめんね、助けに来るのが遅くなったせいで怖い思いをさせちゃったよね」
「ゆ、悠布……」
ちなみに現在、俺は涙目でえぐえぐぷるぷる震えながら悠布に抱きついてます。
何故ならたった今、貞操的に危機一髪のところを救出されたからです。うわーん怖かったよおぉ!
犯人は名前も知らない先輩二人。
まさか教室移動中の短時間で拉致されるとは誰も思わなくて。たまたま用事で周と悠布がそばを離れてた隙を狙われまひた。
「大丈夫か、幸明!?」
「周ぁああッうわあああん!」
埃っぽい空き教室に駆け込んで来た幼なじみの声で、俺の涙(と鼻水)は大決壊。
周の顔が引きつった気もするけど、構わず必死でしがみつく。
「ちょ、痛てえッ!」
「うわあああん周、周ああぁ!」
腰が抜けて座り込んでた人間に無理やり腕を引っ張られ、膝を強打した周が文句を言うがそれどころじゃない。
ホッとする気持ちと、さっきまでの襲われて気持ち悪かったのと怖かったのがごちゃまぜになって、何かもう無理。だって、だって……。
「うえええぇ、お願い周、今すぐ一緒にお風呂入って俺の全身ピカピカにして! あいつらに舐められたとこ、なめくじが這ったみたいで気色悪いよおぉ。お願いします、マジ一生のお願いいぃ」
「は!? 舐められたのかお前、どこを。まさかそれ以上されてないだろうな」
「ひいいいんっ、ふぐうっ、お、おっぱい、俺のちっちゃくて可憐なおっぱいを触られました隊長! あと、俺の大事な息子もズボンの上からぎゅむって。お、思い出したら何か吐きそう――」
「誰が隊長だ、こんな時にふざけんなアホ。いや待て吐くなよ我慢しろ幸明!」
「ううっ、分かった我慢する。その代わり先に俺のちっぱいと愛息子をお清めしてください。ほらほら直接触っていいから周の手で上書きして。今すぐモブレ(未遂)の感触を忘れさせてちょーだいねええぇッうわあああん」
「はああああ!?」
この時。
実はかなりパニクってたせいで俺は知らなかったのだが。
俺の発言に周の顔色が青くなったり赤くなったりと大忙しだったとか。
周に俺を任せた後、捕縛済みの犯人ども(の股間)を微笑みながら踏みつける恐ろしい悠布の姿があったり。通報を受け現場に駆けつけた風紀委員がそれを目撃し、怯えていたとか。
.
えー、非常に残念なお知らせがある。
俺のまっこと素晴らしい『腐男子による腐男子のための生BL完全計画』は、諸事情により想定外の結末を迎えようとしている。
だってさあ、理想の平凡脇役くんがまさかの超絶非凡主人公だったんだよ?
あれからも懲りずに俺を狙って来る風紀委員長なんか、毎回軽~く倒せちゃうんだぜ。いやもう、圧倒的な力さえあれば体格差とか全然関係ないんだって初めて知ったね。
悠布かっけー。幸ちゃん惚れちゃうッ。
「ふふ、本当に幸明くんに惚れてもらえるなら嬉しいけど。ごめんね、助けに来るのが遅くなったせいで怖い思いをさせちゃったよね」
「ゆ、悠布……」
ちなみに現在、俺は涙目でえぐえぐぷるぷる震えながら悠布に抱きついてます。
何故ならたった今、貞操的に危機一髪のところを救出されたからです。うわーん怖かったよおぉ!
犯人は名前も知らない先輩二人。
まさか教室移動中の短時間で拉致されるとは誰も思わなくて。たまたま用事で周と悠布がそばを離れてた隙を狙われまひた。
「大丈夫か、幸明!?」
「周ぁああッうわあああん!」
埃っぽい空き教室に駆け込んで来た幼なじみの声で、俺の涙(と鼻水)は大決壊。
周の顔が引きつった気もするけど、構わず必死でしがみつく。
「ちょ、痛てえッ!」
「うわあああん周、周ああぁ!」
腰が抜けて座り込んでた人間に無理やり腕を引っ張られ、膝を強打した周が文句を言うがそれどころじゃない。
ホッとする気持ちと、さっきまでの襲われて気持ち悪かったのと怖かったのがごちゃまぜになって、何かもう無理。だって、だって……。
「うえええぇ、お願い周、今すぐ一緒にお風呂入って俺の全身ピカピカにして! あいつらに舐められたとこ、なめくじが這ったみたいで気色悪いよおぉ。お願いします、マジ一生のお願いいぃ」
「は!? 舐められたのかお前、どこを。まさかそれ以上されてないだろうな」
「ひいいいんっ、ふぐうっ、お、おっぱい、俺のちっちゃくて可憐なおっぱいを触られました隊長! あと、俺の大事な息子もズボンの上からぎゅむって。お、思い出したら何か吐きそう――」
「誰が隊長だ、こんな時にふざけんなアホ。いや待て吐くなよ我慢しろ幸明!」
「ううっ、分かった我慢する。その代わり先に俺のちっぱいと愛息子をお清めしてください。ほらほら直接触っていいから周の手で上書きして。今すぐモブレ(未遂)の感触を忘れさせてちょーだいねええぇッうわあああん」
「はああああ!?」
この時。
実はかなりパニクってたせいで俺は知らなかったのだが。
俺の発言に周の顔色が青くなったり赤くなったりと大忙しだったとか。
周に俺を任せた後、捕縛済みの犯人ども(の股間)を微笑みながら踏みつける恐ろしい悠布の姿があったり。通報を受け現場に駆けつけた風紀委員がそれを目撃し、怯えていたとか。
.
43
あなたにおすすめの小説
「王道くんと、俺。」番外編
葉津緒
BL
こちらは「王道くんと、俺。」の番外編になります。
会話文中心、if設定など。
ほぼパラレルワールド的な内容だと思ってお読み頂ければ……。
全寮制学園/王道/脇役/美形/腐男子/偽チャラ男/親衛隊持ち/訳あり/攻め複数
※先に「本編」をお読みになってからご覧ください。
※一部、記号や擬音を使用しています。苦手な方は回避をお願い致します。
台風の目はどこだ
あこ
BL
とある学園で生徒会会長を務める本多政輝は、数年に一度起きる原因不明の体調不良により入院をする事に。
政輝の恋人が入院先に居座るのもいつものこと。
そんな入院生活中、二人がいない学園では嵐が吹き荒れていた。
✔︎ いわゆる全寮制王道学園が舞台
✔︎ 私の見果てぬ夢である『王道脇』を書こうとしたら、こうなりました(2019/05/11に書きました)
✔︎ 風紀委員会委員長×生徒会会長様
✔︎ 恋人がいないと充電切れする委員長様
✔︎ 時々原因不明の体調不良で入院する会長様
✔︎ 会長様を見守るオカン気味な副会長様
✔︎ アンチくんや他の役員はかけらほども出てきません。
✔︎ ギャクになるといいなと思って書きました(目標にしましたが、叶いませんでした)
果たして君はこの手紙を読んで何を思うだろう?
エスミ
BL
ある時、心優しい領主が近隣の子供たちを募って十日間に及ぶバケーションの集いを催した。
貴族に限らず裕福な平民の子らも選ばれ、身分関係なく友情を深めるようにと領主は子供たちに告げた。
滞りなく期間が過ぎ、領主の願い通りさまざまな階級の子らが友人となり手を振って別れる中、フレッドとティムは生涯の友情を誓い合った。
たった十日の友人だった二人の十年を超える手紙。
------
・ゆるっとした設定です。何気なくお読みください。
・手紙形式の短い文だけが続きます。
・ところどころ文章が途切れた部分がありますが演出です。
・外国語の手紙を翻訳したような読み心地を心がけています。
・番号を振っていますが便宜上の連番であり内容は数年飛んでいる場合があります。
・友情過多でBLは読後の余韻で感じられる程度かもしれません。
・戦争の表現がありますが、手紙の中で語られる程度です。
・魔術がある世界ですが、前面に出てくることはありません。
・1日3回、1回に付きティムとフレッドの手紙を1通ずつ、定期的に更新します。全51通。
もう観念しなよ、呆れた顔の彼に諦めの悪い僕は財布の3万円を机の上に置いた
谷地
BL
お昼寝コース(※2時間)8000円。
就寝コースは、8時間/1万5千円・10時間/2万円・12時間/3万円~お選びいただけます。
お好みのキャストを選んで御予約下さい。はじめてに限り2000円値引きキャンペーン実施中!
液晶の中で光るポップなフォントは安っぽくぴかぴかと光っていた。
完結しました *・゚
2025.5.10 少し修正しました。
罰ゲームって楽しいね♪
あああ
BL
「好きだ…付き合ってくれ。」
おれ七海 直也(ななみ なおや)は
告白された。
クールでかっこいいと言われている
鈴木 海(すずき かい)に、告白、
さ、れ、た。さ、れ、た!のだ。
なのにブスッと不機嫌な顔をしておれの
告白の答えを待つ…。
おれは、わかっていた────これは
罰ゲームだ。
きっと罰ゲームで『男に告白しろ』
とでも言われたのだろう…。
いいよ、なら──楽しんでやろう!!
てめぇの嫌そうなゴミを見ている顔が
こっちは好みなんだよ!どーだ、キモイだろ!
ひょんなことで海とつき合ったおれ…。
だが、それが…とんでもないことになる。
────あぁ、罰ゲームって楽しいね♪
この作品はpixivにも記載されています。
学園の俺様と、辺境地の僕
そらうみ
BL
この国の三大貴族の一つであるルーン・ホワイトが、何故か僕に構ってくる。学園生活を平穏に過ごしたいだけなのに、ルーンのせいで僕は皆の注目の的となってしまった。卒業すれば関わることもなくなるのに、ルーンは一体…何を考えているんだ?
【全12話になります。よろしくお願いします。】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる