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音無響一

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福祉という狭い世界

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福祉

俺はこの言葉が嫌いだ。
何故かしっくり来ない。

福祉ってなんなんだろう。
みんなは考えたことあるか?


俺の記事を全て読んでる人なんて居ないと思うが、俺の簡単な経歴は書いてある。
社会人になって20数年、うち2年はアミューズメント業界で働いていた。
アミューズメントと言っても、ただのパチンコ屋だ。
それ以外は医療福祉という業界に20年以上いることになる。


医療も好きじゃないが、福祉はもっと嫌いだ。
なぜ嫌いなのか上手く言葉で説明するのは難しい。

なんでだろうか。
漢字がしっくり来ないのか、ふくし、という響きが変なのか。
それとも福祉という漢字から本質が読み取れないからなのだろうか。




特別養護老人ホーム
これは福祉の現場の最前列だろう。

予備知識ゼロで飛び込んだこの世界。
異質だった。
介護保険が始まって数年後だったろう。
過渡期の福祉の現場を目の当たりにし、福祉って何のためにある言葉なのか、なぜ福祉って言葉を使ったのか理解できなかった。




福祉の言葉を分解してみようか。

福は満たされている状態なことらしい。
祉は幸せ、恵みのことを意味するらしい。

祉を幸と置き換える。

福幸

これを反対にしたら幸福だ。

福祉って幸福のことかもしれないな。

それを思いついた時、より俺は福祉という言葉が嫌いになった。





また特別養護老人ホームの話に戻ろう。
あの現場に福祉は幸福はあったのだろうか。
少なくとも働いてた俺には見えなかった。



福祉って、幸福って、幸せってなんだろうな。

『早く死にたい』

利用者の心の叫びが渦巻く福祉の最前線。

生きることって、生き延びさせることって福祉なのかな。

少なくとも俺は疑問に思うよ。

誰のために福祉をしているんだろうな。
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