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第三幕ー⑧
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撤収を終えた部員たちは体育館裏で輪を作り、その中心に彼らはいた。
みな口々に劇の成功を褒め、よかったよかったと安堵している。
「お疲れさまでした」
僕が大外から声をかけると、その喜びの輪が一瞬、ひきつる。
「おつかれー」
「よかったよ脚本ー」
あれーみんな演劇部なのに棒読みじゃなーい? 外壁にいた部員が数名振り返るが形だけの挨拶に留まる。厳しすぎる演技指導をしていたせいですっかり仲良しコミュニティから外れてしまっていた。僕より一年生の方がよほど部に馴染んでいる。
「それにしても珍しいよね、雲雀ちゃんがアドリブなんて! 身構えてなかったから震えちゃったよ~」
「お前はすごい役者なんだから、もっと自我を出してっていいんだからな」
主演二人と話したいのだが、今はちょっと無理そうだなと身を引くと、良く通る声が隣から発せられる。
「雲雀、誠司、あっ、アッシーもいるんだね。ちゃんと観させてもらったよ」
終電を逃した際に連絡して迎えに来させる便利屋みたいなあだ名は、もしやカントクを指しているのだろうか。瑠璃さんは中学の頃、演劇部に所属していたはずだから知った仲なのだろう。
ともあれ、その美しい響きに部員全員がこちらを振り返った。
「来てたんですね。お久しぶりです」
「……瑠璃」
カントクは和やかに対応するも、中心の二人はぎこちない。
「いやーよかったよ。特に雲雀、抜群によかった。力引き出してもらえたね」
話を振られて困り笑いをしている。筆談具はまだ持ち歩いているようだ。日常の中で声を発するのはまだ無理なのか? もしくは急な来訪に戸惑っているのか。
「あーこの人、雲雀のお姉さんの大森瑠璃さんです」
そして困惑しているのは部員達も同じなので、軽く紹介を挟んでやる。みな小さい悲鳴をあげて、瑠璃さんに見惚れていた。隣にいる紡くんとどういう関係とか気になりませんか?
興味ないようです。
「ruriに声似てません? もしや本物では?」
そして佐倉さんが余計な情報まで吐きやがった。流石に聴きこんでいるのか、一発で看破してしまった。
軽く労いに来ただけなのに注目が集まってしまい、気まずそうな表情をしている。
「あー……えと、一応、そういう名前で活動してますね」
いよいよ興奮が爆発する。過半数の部員が瑠璃さんに殺到してファンですだのサインしてくださいだのやっぱりビジュも最高だのもてはやし始める。
これは雲雀としては面白くない。いや、生まれながらにしてずっとこうだったからもうその手の嫉妬心はないのかもしれないが。かつて、瑠璃さんと出会ったばかりの僕の反応に驚いていたことがあったっけ。大半の人はこうなるんだろうな、それを見せつけられてきたのだろう。
形成されていた壁が剥がれたため、ようやく僕は主演二人に近づくことができた。
空気重……。さっきの劇の余韻など風に飛ばされてしまったのだろうか。
「改めてお疲れさま。二人とも、暑かったでしょう?」
冷えたれもちとアウスタリアスを差し出すが、こちらに意識が向いていないようだった
背筋に悪寒が走る。誠司さんは隣にいる雲雀より、瑠璃さんの方ばかりを見て――
「雲雀。さっきの話……ちょっと後にしてもらっていいか?」
びくりと、彼女の肩が震えた。
「カントク、みんなを纏めて連れてってくれないか? 瑠璃と、話がしたい」
返事を待たずに、先輩は先に進めようとする。待て待て通るかそんなん。
「ちょっと……」
「おーいお前ら、あんまり一般のお客さんに絡むんじゃねえよ。総括先にすっから、部室集合な」
カントクが瑠璃さんに纏わりついた面々を剥がし、部員達は渋々指示に従った。そして誠司先輩はゆっくりと、雲雀の横から離れていく。
完成間際のパズルがひび割れてゆく。
「ま、待てって。あっ、ちょっ! ひばりっ!!」
堪えきれなかった。涙を流していた。僕が止める間もなく、彼女はこの場から逃げ出してしまう。
「すまない。あとで、あとで必ず行くから!! 伝えたいことがあるから!!」
去り際の背中に向けて、先輩が声をかける。
そうして、僕ら三人だけが残される。
なんでだよ。どうしてこうなっちゃうんだよ。
何やってんだよ。約束してたんじゃないのかよ。結局どっちがとか関係ねえよ。長年彼女を縛りつけてきた重い鎖がようやく解けたっていうのに、どうしてこの場すら取り繕ってやれないんだ。ヒロインにあんな顔させてなぜ平気でいられる。ふざけるな、許せるか、どこまで彼女を苦しめる。
雲雀を追う、という選択肢より、どうしても、こいつの真意をたださなければ。
「どういうつもりだ」
右肩を掴んで引き留める。こっち見ろやおい。
「へえ、おっかない顔できるんだな」
挑発か? 挑発だよな? やっちまっていいか?
「雲雀と先約があったんじゃないんですか? 彼女泣いてましたけど。劇が成功して、やっと声を取り戻したんだ。部員同士、主演同士、幼なじみ同士っ、喜びを分かち合えばいいでしょうが。偶然この場にいた瑠璃さんより、優先してやるべきでしょうよ」
観客席からここに来るまでの間、雲雀は僕にメッセージを寄越した。
『このあと告白する』
どれほどの勇気を振り絞っただろうか。ずっと緊張して、二人きりになるのを待っていたに違いない。
こうもあっさり踏みにじられて、黙っていられるかよ。
「最後の台詞聞いてたのかよ。僕の脚本には書いてないんだよ。だからあれは……あれはなぁ!! 彼女の気持ちで、精一杯、苦しみながら、喉の奥から、ようやく絞り出した……大切な想いなんだよ!!」
誠実な人だから。優しい人だから。だからこそ行動が理解できない。
「どうしてわかってやれないんだ。気持ちがなかったとしても、向かい合ってやるくらい……」
「そうだよ、あんたがあの子の気持ちを受け容れてあげられなくても今は、一緒にいてやってくれないかな」
二人がかりで言い募っても、彼は表情を変えない。食らった様子もない。
「違うよ」
そして、はっきり否定してみせる。
「受け容れてあげたいから、過去を、過去に、きちんとケジメをつけるのが先だと思ったんだ」
まだ熱を孕んだ夕刻の風が、僕らの間をびゅうっと吹き抜けた。
「初めて抱いた恋心だし、永遠の憧れだし、捨てきれない感情は、まだあるけど。でも、それ以上に、もう、俺は、俺の気持ちは……」
さっきまで僕を支配していた暴力的な衝動は、いっきに鳴りを潜めてしまった。
全身から力が抜けていく。
「それを伝えるために、俺は、精算してからじゃないといけないんだ。気持ちが叶わなかったからとかじゃなく、代わりなんかじゃなく、あの子のことを好きだって気づいたから」
クライマックスが訪れる。
主人公が決め台詞を詠唱し始めた。今度こそすべてのピースが揃った。これで、これで、結末まで導ける。
「だから、瑠璃に、今の気持ちを聞いて欲しくて。そうしてからじゃないと、俺は先に進めない気がしたから」
「誠司、君ねえ……あたしなんか後回しになさいよ」
呆れた様子だが、瑠璃さんもまた彼の気持ちを受け止める気でいるらしい。
「紡、心配かけてすまない。けど悪いが外してくれ。他の人に聞かれたくない」
「……はい」
結実した。
当初に立てた予定通りのハッピーエンドはもう目前まで来ている。
あとは早とちりでお姫様が絶望に暮れてしまわぬように、場を繋いでおくぐらいか、僕にできるのは。
さて、探しにいきますか。といっても、目星はついている。せいぜい盛り上げてやりますよ。
みな口々に劇の成功を褒め、よかったよかったと安堵している。
「お疲れさまでした」
僕が大外から声をかけると、その喜びの輪が一瞬、ひきつる。
「おつかれー」
「よかったよ脚本ー」
あれーみんな演劇部なのに棒読みじゃなーい? 外壁にいた部員が数名振り返るが形だけの挨拶に留まる。厳しすぎる演技指導をしていたせいですっかり仲良しコミュニティから外れてしまっていた。僕より一年生の方がよほど部に馴染んでいる。
「それにしても珍しいよね、雲雀ちゃんがアドリブなんて! 身構えてなかったから震えちゃったよ~」
「お前はすごい役者なんだから、もっと自我を出してっていいんだからな」
主演二人と話したいのだが、今はちょっと無理そうだなと身を引くと、良く通る声が隣から発せられる。
「雲雀、誠司、あっ、アッシーもいるんだね。ちゃんと観させてもらったよ」
終電を逃した際に連絡して迎えに来させる便利屋みたいなあだ名は、もしやカントクを指しているのだろうか。瑠璃さんは中学の頃、演劇部に所属していたはずだから知った仲なのだろう。
ともあれ、その美しい響きに部員全員がこちらを振り返った。
「来てたんですね。お久しぶりです」
「……瑠璃」
カントクは和やかに対応するも、中心の二人はぎこちない。
「いやーよかったよ。特に雲雀、抜群によかった。力引き出してもらえたね」
話を振られて困り笑いをしている。筆談具はまだ持ち歩いているようだ。日常の中で声を発するのはまだ無理なのか? もしくは急な来訪に戸惑っているのか。
「あーこの人、雲雀のお姉さんの大森瑠璃さんです」
そして困惑しているのは部員達も同じなので、軽く紹介を挟んでやる。みな小さい悲鳴をあげて、瑠璃さんに見惚れていた。隣にいる紡くんとどういう関係とか気になりませんか?
興味ないようです。
「ruriに声似てません? もしや本物では?」
そして佐倉さんが余計な情報まで吐きやがった。流石に聴きこんでいるのか、一発で看破してしまった。
軽く労いに来ただけなのに注目が集まってしまい、気まずそうな表情をしている。
「あー……えと、一応、そういう名前で活動してますね」
いよいよ興奮が爆発する。過半数の部員が瑠璃さんに殺到してファンですだのサインしてくださいだのやっぱりビジュも最高だのもてはやし始める。
これは雲雀としては面白くない。いや、生まれながらにしてずっとこうだったからもうその手の嫉妬心はないのかもしれないが。かつて、瑠璃さんと出会ったばかりの僕の反応に驚いていたことがあったっけ。大半の人はこうなるんだろうな、それを見せつけられてきたのだろう。
形成されていた壁が剥がれたため、ようやく僕は主演二人に近づくことができた。
空気重……。さっきの劇の余韻など風に飛ばされてしまったのだろうか。
「改めてお疲れさま。二人とも、暑かったでしょう?」
冷えたれもちとアウスタリアスを差し出すが、こちらに意識が向いていないようだった
背筋に悪寒が走る。誠司さんは隣にいる雲雀より、瑠璃さんの方ばかりを見て――
「雲雀。さっきの話……ちょっと後にしてもらっていいか?」
びくりと、彼女の肩が震えた。
「カントク、みんなを纏めて連れてってくれないか? 瑠璃と、話がしたい」
返事を待たずに、先輩は先に進めようとする。待て待て通るかそんなん。
「ちょっと……」
「おーいお前ら、あんまり一般のお客さんに絡むんじゃねえよ。総括先にすっから、部室集合な」
カントクが瑠璃さんに纏わりついた面々を剥がし、部員達は渋々指示に従った。そして誠司先輩はゆっくりと、雲雀の横から離れていく。
完成間際のパズルがひび割れてゆく。
「ま、待てって。あっ、ちょっ! ひばりっ!!」
堪えきれなかった。涙を流していた。僕が止める間もなく、彼女はこの場から逃げ出してしまう。
「すまない。あとで、あとで必ず行くから!! 伝えたいことがあるから!!」
去り際の背中に向けて、先輩が声をかける。
そうして、僕ら三人だけが残される。
なんでだよ。どうしてこうなっちゃうんだよ。
何やってんだよ。約束してたんじゃないのかよ。結局どっちがとか関係ねえよ。長年彼女を縛りつけてきた重い鎖がようやく解けたっていうのに、どうしてこの場すら取り繕ってやれないんだ。ヒロインにあんな顔させてなぜ平気でいられる。ふざけるな、許せるか、どこまで彼女を苦しめる。
雲雀を追う、という選択肢より、どうしても、こいつの真意をたださなければ。
「どういうつもりだ」
右肩を掴んで引き留める。こっち見ろやおい。
「へえ、おっかない顔できるんだな」
挑発か? 挑発だよな? やっちまっていいか?
「雲雀と先約があったんじゃないんですか? 彼女泣いてましたけど。劇が成功して、やっと声を取り戻したんだ。部員同士、主演同士、幼なじみ同士っ、喜びを分かち合えばいいでしょうが。偶然この場にいた瑠璃さんより、優先してやるべきでしょうよ」
観客席からここに来るまでの間、雲雀は僕にメッセージを寄越した。
『このあと告白する』
どれほどの勇気を振り絞っただろうか。ずっと緊張して、二人きりになるのを待っていたに違いない。
こうもあっさり踏みにじられて、黙っていられるかよ。
「最後の台詞聞いてたのかよ。僕の脚本には書いてないんだよ。だからあれは……あれはなぁ!! 彼女の気持ちで、精一杯、苦しみながら、喉の奥から、ようやく絞り出した……大切な想いなんだよ!!」
誠実な人だから。優しい人だから。だからこそ行動が理解できない。
「どうしてわかってやれないんだ。気持ちがなかったとしても、向かい合ってやるくらい……」
「そうだよ、あんたがあの子の気持ちを受け容れてあげられなくても今は、一緒にいてやってくれないかな」
二人がかりで言い募っても、彼は表情を変えない。食らった様子もない。
「違うよ」
そして、はっきり否定してみせる。
「受け容れてあげたいから、過去を、過去に、きちんとケジメをつけるのが先だと思ったんだ」
まだ熱を孕んだ夕刻の風が、僕らの間をびゅうっと吹き抜けた。
「初めて抱いた恋心だし、永遠の憧れだし、捨てきれない感情は、まだあるけど。でも、それ以上に、もう、俺は、俺の気持ちは……」
さっきまで僕を支配していた暴力的な衝動は、いっきに鳴りを潜めてしまった。
全身から力が抜けていく。
「それを伝えるために、俺は、精算してからじゃないといけないんだ。気持ちが叶わなかったからとかじゃなく、代わりなんかじゃなく、あの子のことを好きだって気づいたから」
クライマックスが訪れる。
主人公が決め台詞を詠唱し始めた。今度こそすべてのピースが揃った。これで、これで、結末まで導ける。
「だから、瑠璃に、今の気持ちを聞いて欲しくて。そうしてからじゃないと、俺は先に進めない気がしたから」
「誠司、君ねえ……あたしなんか後回しになさいよ」
呆れた様子だが、瑠璃さんもまた彼の気持ちを受け止める気でいるらしい。
「紡、心配かけてすまない。けど悪いが外してくれ。他の人に聞かれたくない」
「……はい」
結実した。
当初に立てた予定通りのハッピーエンドはもう目前まで来ている。
あとは早とちりでお姫様が絶望に暮れてしまわぬように、場を繋いでおくぐらいか、僕にできるのは。
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