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謝罪2
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フローラは暴れたりもしたが、警護を手配してくれたために、押さえ付けるのを手伝って貰い、危険な目に遭うことはなかった。
現在、フローラは素手で触れられることはなくなり、まるで汚い物かのような扱いを受け、始めは得意の王女なのよと言って、偉そうに振舞っていた。
だが、さらに感染者を増やすつもりですか、見守っておりますから、軟膏を塗るなどを自分でおやりになりますかと言われると、ようやく心が折れて、大人しく治療を受け入れている。
「国としても、仮面舞踏会を中止させて、治療をさせるように動いております」
マグフレ公爵がリンツ医師に、付け加えた。
訴えも出ていることから、調査と共に治療を進めており、恥ずかしい話だが、誰と関係を持ったかをきちんと調べている。
それでも言わないのなら、治療費は貴族や平民などランクがあったが、関係なく全額負担してもらうと言い、証明が出来るのであれば、相手を訴えることが出来ると話し、ようやく口を割るようになった。
「そうですか」
クートはデオリスは食って掛かって来るのではないかと、多少は身構えていたために、デオリス国王のまともな対応に拍子抜けしていた。
同時に、ソアリス王妃陛下にやられたのかとも感じていた。折角なので、そのソアリスからのもう一手を問うことにした。
「だが、その王女、薬物使用の疑いもあると聞いたが?」
「え?そんなまさか!宰相?」
「存じ上げません…」
デオリスはマグフレ公爵に咄嗟に問い掛けたが、慌てて首を振った。
「ですが、以前はそのような噂があったようです」
「っな!」
マグフレ公爵は、そのこともあって、フローラが仮面舞踏会だけでなく、いかがわしい場所に出入りしていたことで、離縁されたことを覚えていないのか、いや、すっかり忘れているのだろうと感じていた。
「王女殿下が結婚前のことです、お話したはずです」
「…そうか」
デオリスはあの時は、フローラがたまたま誘われて行っただけだと言っていたために、信じてあまり話を聞いていなかったことを思い出していた。
「仮面舞踏会で横行していたと聞いた。王女のこともだが、使用についても調べて貰えるか」
「勿論で、ございます。万が一そのようなことがあれば、病院に入れて治療が終わるまで出しません」
「陛下!」
「薬物だぞ」
「そんなもの使っていないわ」
「黙れ!何も知らないお前に説得力などないわ」
デオリスにも言えることではあったが、娘一人ですら把握していないビリリーに言われることは我慢ならなかった。
「…っ」
クートは本当に聞いた通りの国王に、酷い側妃だなと思った。
「医師、戻ったら調べてくれ」
「承知いたしました」
「宰相も薬物について調べてくれ」
「承知いたしました」
デオリスは最後の仕事だと腹を括っており、この場で腹を括ってもおらず、何も考えていないのはビリリーだけであった。
「よく考えて?あの子が、そんなことをするはずがないでしょう?」
「もう黙れ」
「嫌よ、あの子がまるで悪いみたいに」
「悪いんだよ!」
「そんなことありませんわ」
ビリリーはそのような場ではないのに、自分の、フローラの価値を下げてはならないと、必死になっていた。
「側妃は、王女は悪くないと申すのだな?」
「はい、勿論です」
「それは性病や、私の孫である王女の婚約者に言い寄ったことも含めてだな?」
「はい。きっと素敵な方だったのでしょう。フローラは、つい羨ましくなって、声を掛けてしまっただけだと思いますわ」
ビリリーは自信満々に答え、誉め言葉のつもりであった。
「意向に沿おうと考えていたが、現実を見た方がいいな。王妃、どう思う?」
「ええ、陛下と同じ考えにございます」
「では側妃とは裁判でお会いしよう」
「お待ちください!」
その言葉に焦ったのは、ビリリーではなく、デオリスであった。
現在、フローラは素手で触れられることはなくなり、まるで汚い物かのような扱いを受け、始めは得意の王女なのよと言って、偉そうに振舞っていた。
だが、さらに感染者を増やすつもりですか、見守っておりますから、軟膏を塗るなどを自分でおやりになりますかと言われると、ようやく心が折れて、大人しく治療を受け入れている。
「国としても、仮面舞踏会を中止させて、治療をさせるように動いております」
マグフレ公爵がリンツ医師に、付け加えた。
訴えも出ていることから、調査と共に治療を進めており、恥ずかしい話だが、誰と関係を持ったかをきちんと調べている。
それでも言わないのなら、治療費は貴族や平民などランクがあったが、関係なく全額負担してもらうと言い、証明が出来るのであれば、相手を訴えることが出来ると話し、ようやく口を割るようになった。
「そうですか」
クートはデオリスは食って掛かって来るのではないかと、多少は身構えていたために、デオリス国王のまともな対応に拍子抜けしていた。
同時に、ソアリス王妃陛下にやられたのかとも感じていた。折角なので、そのソアリスからのもう一手を問うことにした。
「だが、その王女、薬物使用の疑いもあると聞いたが?」
「え?そんなまさか!宰相?」
「存じ上げません…」
デオリスはマグフレ公爵に咄嗟に問い掛けたが、慌てて首を振った。
「ですが、以前はそのような噂があったようです」
「っな!」
マグフレ公爵は、そのこともあって、フローラが仮面舞踏会だけでなく、いかがわしい場所に出入りしていたことで、離縁されたことを覚えていないのか、いや、すっかり忘れているのだろうと感じていた。
「王女殿下が結婚前のことです、お話したはずです」
「…そうか」
デオリスはあの時は、フローラがたまたま誘われて行っただけだと言っていたために、信じてあまり話を聞いていなかったことを思い出していた。
「仮面舞踏会で横行していたと聞いた。王女のこともだが、使用についても調べて貰えるか」
「勿論で、ございます。万が一そのようなことがあれば、病院に入れて治療が終わるまで出しません」
「陛下!」
「薬物だぞ」
「そんなもの使っていないわ」
「黙れ!何も知らないお前に説得力などないわ」
デオリスにも言えることではあったが、娘一人ですら把握していないビリリーに言われることは我慢ならなかった。
「…っ」
クートは本当に聞いた通りの国王に、酷い側妃だなと思った。
「医師、戻ったら調べてくれ」
「承知いたしました」
「宰相も薬物について調べてくれ」
「承知いたしました」
デオリスは最後の仕事だと腹を括っており、この場で腹を括ってもおらず、何も考えていないのはビリリーだけであった。
「よく考えて?あの子が、そんなことをするはずがないでしょう?」
「もう黙れ」
「嫌よ、あの子がまるで悪いみたいに」
「悪いんだよ!」
「そんなことありませんわ」
ビリリーはそのような場ではないのに、自分の、フローラの価値を下げてはならないと、必死になっていた。
「側妃は、王女は悪くないと申すのだな?」
「はい、勿論です」
「それは性病や、私の孫である王女の婚約者に言い寄ったことも含めてだな?」
「はい。きっと素敵な方だったのでしょう。フローラは、つい羨ましくなって、声を掛けてしまっただけだと思いますわ」
ビリリーは自信満々に答え、誉め言葉のつもりであった。
「意向に沿おうと考えていたが、現実を見た方がいいな。王妃、どう思う?」
「ええ、陛下と同じ考えにございます」
「では側妃とは裁判でお会いしよう」
「お待ちください!」
その言葉に焦ったのは、ビリリーではなく、デオリスであった。
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