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絵日記8
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「ええ、確か私の誕生日に…」
「邸にありますか?」
「いえ、多分、実家ね…」
「見たいです」
「分かったわ、お母様に聞いて見て置くわ」
今でもリズは美しいが、若かりし頃の二人を見てみたいとアリルは思った。
エクルはソアリスの絵すら見たことがなく、アリル以上に信じられない気持ちで、スケッチブックを見て、唖然とすることになった。
「嘘でしょう…」
「お上手だね」
一緒に来ていたブルックスは、素直に感心していた。
「ブルックスは絵を取っていた?」
「ああ、だがこんなに上手ではないよ」
「でも描けるのでしょう?羨ましい…お母様にも描けるのに…私、本当に苦手なの」
「知っているよ」
エクルもユリウスと同じで絵が苦手で、学園では音楽を取っていた。レブランに絵を描いてと言われて、犬を描いても熊に見え、猫を描いても猿に見えるのである。
「お母様も絵なんて描けないと思っていたのに」
「酷い言いようだね」
「カイルスとケイト以外は、皆、そう思っていたそうよ」
「そうなのか?」
「ええ、ミフルにも送ったそうだから、きっと驚くわ」
ミフルにもマッシュルームとなぜかミフルの絵が、写真と一緒に同封され、手紙は珍しくアンセムが書くと言い出し、信じられない思いを書き綴って、同封することになった。
エスザール王国のミフルの元へ、いつもより大きな手紙が届いた。絵や写真が折れないように、梱包されていたのである。
「ん?これは?」
ミフルは家族やマッシュルームの写真が入っていると思っていたが、いつも入っていない物が入っている。
「絵、かしら?とっても上手!でも、マッシュルームはともかく、なぜ私?誰が書いたもの?カイルスかしら?」
特にサインなどもされていないために、ミフルも分からなかった。手紙を読めば、分かるだろうと手紙を取り出して、読もうとすると珍しくアンセムの字であった。
そして、読み進めていると、思わず声が出た。
「はあ?」
クート国王陛下が退位し、ミフルは王太子妃になっていたが、まるでソアリスのような、らしからぬ声が出た。
「どうかされましたか?」
「いえ、何でもないわ」
侍女に何かあったのかと、訊ねられることになってしまった。
ミフルは同封したのはソアリスの絵だという一文から、信じられない気持ちだったが、部屋からスケッチブックが50冊以上出て来たと書かれており、ミフルの絵もあったという。
知っていたのは、いつもへばりついていたカイルスと、ケイトだけであったとも書かれており、ミフルもおそらく知らないのではないかと、ソアリスに絵を描いて貰って、同封したとあった。
マッシュルームの絵は写真とは違う良さのある、ふわふわしたところがよく分かる絵であった。
そして、なぜかとびっきりの笑顔を見せるミフルの絵である。
ミフルは声には出さずに、睨めっこしているところに、エスザール王国から荷物が届いていたと聞いたグレイがやって来た。
「写真は入っていたかい?」
「それよりも驚く物が入っておりました」
「驚くもの?」
「絵です」
「絵?」
ミフルは、まずマッシュルームの絵をグレイに渡した。
「上手だね、誰が書いたんだい?カイルスかな?」
「上のきょうだいで絵を描く者はいないと思うので、私も消去法でそう思いました」
「違うのかい?」
「母だそうです。ソアリス・グレンバレンが描いたと!」
ミフルは強い口調で、グレイに言い放った。
「絵がお上手だったのだね!ん?もしかして、ミフルは知らなかった?」
「そうです!カイルスとケイト以外知らなかったそうです。珍しくお父様からの手紙で、お父様もかなり驚いて、信じられない思いが綴られています」
ソアリスがじっとして、絵を描いているところが想像が出来るか?だが、本当にじっとして、鉛筆で絵を描いていた。実際に見ても、信じられない気持ちすらあったと書かれていた。
「邸にありますか?」
「いえ、多分、実家ね…」
「見たいです」
「分かったわ、お母様に聞いて見て置くわ」
今でもリズは美しいが、若かりし頃の二人を見てみたいとアリルは思った。
エクルはソアリスの絵すら見たことがなく、アリル以上に信じられない気持ちで、スケッチブックを見て、唖然とすることになった。
「嘘でしょう…」
「お上手だね」
一緒に来ていたブルックスは、素直に感心していた。
「ブルックスは絵を取っていた?」
「ああ、だがこんなに上手ではないよ」
「でも描けるのでしょう?羨ましい…お母様にも描けるのに…私、本当に苦手なの」
「知っているよ」
エクルもユリウスと同じで絵が苦手で、学園では音楽を取っていた。レブランに絵を描いてと言われて、犬を描いても熊に見え、猫を描いても猿に見えるのである。
「お母様も絵なんて描けないと思っていたのに」
「酷い言いようだね」
「カイルスとケイト以外は、皆、そう思っていたそうよ」
「そうなのか?」
「ええ、ミフルにも送ったそうだから、きっと驚くわ」
ミフルにもマッシュルームとなぜかミフルの絵が、写真と一緒に同封され、手紙は珍しくアンセムが書くと言い出し、信じられない思いを書き綴って、同封することになった。
エスザール王国のミフルの元へ、いつもより大きな手紙が届いた。絵や写真が折れないように、梱包されていたのである。
「ん?これは?」
ミフルは家族やマッシュルームの写真が入っていると思っていたが、いつも入っていない物が入っている。
「絵、かしら?とっても上手!でも、マッシュルームはともかく、なぜ私?誰が書いたもの?カイルスかしら?」
特にサインなどもされていないために、ミフルも分からなかった。手紙を読めば、分かるだろうと手紙を取り出して、読もうとすると珍しくアンセムの字であった。
そして、読み進めていると、思わず声が出た。
「はあ?」
クート国王陛下が退位し、ミフルは王太子妃になっていたが、まるでソアリスのような、らしからぬ声が出た。
「どうかされましたか?」
「いえ、何でもないわ」
侍女に何かあったのかと、訊ねられることになってしまった。
ミフルは同封したのはソアリスの絵だという一文から、信じられない気持ちだったが、部屋からスケッチブックが50冊以上出て来たと書かれており、ミフルの絵もあったという。
知っていたのは、いつもへばりついていたカイルスと、ケイトだけであったとも書かれており、ミフルもおそらく知らないのではないかと、ソアリスに絵を描いて貰って、同封したとあった。
マッシュルームの絵は写真とは違う良さのある、ふわふわしたところがよく分かる絵であった。
そして、なぜかとびっきりの笑顔を見せるミフルの絵である。
ミフルは声には出さずに、睨めっこしているところに、エスザール王国から荷物が届いていたと聞いたグレイがやって来た。
「写真は入っていたかい?」
「それよりも驚く物が入っておりました」
「驚くもの?」
「絵です」
「絵?」
ミフルは、まずマッシュルームの絵をグレイに渡した。
「上手だね、誰が書いたんだい?カイルスかな?」
「上のきょうだいで絵を描く者はいないと思うので、私も消去法でそう思いました」
「違うのかい?」
「母だそうです。ソアリス・グレンバレンが描いたと!」
ミフルは強い口調で、グレイに言い放った。
「絵がお上手だったのだね!ん?もしかして、ミフルは知らなかった?」
「そうです!カイルスとケイト以外知らなかったそうです。珍しくお父様からの手紙で、お父様もかなり驚いて、信じられない思いが綴られています」
ソアリスがじっとして、絵を描いているところが想像が出来るか?だが、本当にじっとして、鉛筆で絵を描いていた。実際に見ても、信じられない気持ちすらあったと書かれていた。
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