ローカル馬主備忘録

１．競馬との関わり

はじめに

この度、地方馬主になりました。

思えば、幼少時にデパートのゲームコーナーに置かれていた競馬ゲーム（馬の人形がレースするやつでした）に興味を持ち、万馬券ならぬ100コイン当ててはまり、宮本輝著『優駿』に感動し、トウカイテイオーの奇跡の復活を観戦していつかは馬主になりたいと思いつつ、高崎競馬で地方競馬に目覚めました。

しかし、時代は公営ギャンブルの厳冬期を迎えます。
地方競馬場が次々と廃止されていったのです。

特に中津競馬では急な廃止でショッキングな大量と殺さえ生じてしまったのです。
赤字とはいえ当時の中津市長が何故そんなに急いで廃止したのかと驚愕です。（ヤマノシルエットの記事は泣けました）

また、何とも言えない古びた風情が好きだった高崎競馬も廃止されてしまいます。

経済動物のサラブレッド。走る場がなければ、走らせる人がいなければ、応援する人がいなければ、サラブレッドは生きることさえ許されない。儚い生き物なんだなあと暗くなりました。

一方で、そうであるならば、自己満足でしかないですが、少しでも長く生きられるように走らせてあげたいという気持ちも。

燻っていたそんな感情の中、トウカイテイオー産駒のクワイトファインがファンディングで種牡馬になり、スマホゲームのウマ娘がヒット。地方競馬もV字回復。

馬主になりたいという気持ちが頭をもたげてきました。

・・・そして、次話につづく？