ローカル馬主備忘録

ひさかた

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1.競馬との関わり

ステップアップ

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一般的かどうかは知らないけれど、競馬を楽しむ層のステップアップの一つの形態として、馬券→一口馬主という流れがあると思う。

かくいう私も、長らく馬券を買っていた。
そして、ある時不意に一口馬主に興味を持ってクラブに加入した。

一口馬主とは、実際のところ馬主ではない。匿名組合という金融商品なのだが・・・。

仕組みはシンプルに言えば、クラブが馬を勝って出資者を募る。馬はレンタルに出して、その収益を貰い出資者に還元するというものである。

マスコミでも取り上げられるJRAのGIに優勝となれば、何億円の80%が分配される。実際には、管理料相当の控除や税金の控除があるので、50-60%と言ったところだが、それでも夢のある話で、宝くじよりは確率が高いかもと思ったりする。

しかし、生き物である馬は思い通りには走らない。

私が一口馬主になって出資した馬のほぼすべてが何らかの故障をしているし、未勝利でJRAから退場→組合解散の憂き目にあっている。

それでも私は相馬眼を鍛えるためには、(ちょっと高いけれど)授業料兼ねて楽しむのは有りだと思う。
だが、出走に一喜一憂するのは楽しいけれど、次第に不満も出てくるもので、その一つが金融商品故に自分の意志が反映されないというのがある。
例えが良いかどうかはわらかないけれど、運用者のフリーハンドが非常に高い投資信託を買っているようなものなのだ。

運用者のノウハウを利用していると前向きに捉えることもできるけれど、やはり投資の醍醐味は、自分で選んだ銘柄を自分で売買することだと思う性格なので、やはり何とも味気ない。

ブログ等を読んでいると、事実、地方・中央問わずに一口馬主から馬主になった人は多い。最終的なステップアップが馬主になるということなんだろうなあと思う。
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