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マットとローション
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マット
「前回はありがとうございました。
おかげさまで自分でも知らなかった快感を教えていただきました。感謝しています。
そして、アナルを侵される恐怖も身をもって知ることができました。
重ねて感謝申し上げます」
彼が丁寧に頭を下げ謝辞を述べている。
真面目すぎるのか冗談なのかわからない。
あるいはその両方なのかもしれない。
「そして私は考えました。
アナル責めに心配がある限り心の底から楽しむことはできない。これは由々しき問題です」
部屋をウロウロしながら語りだした。
表情は真剣そのものだ。
…動物園の猿でも観察している気分になってきた。
「アナルを責められると、出ては恥ずかしい体液や固形物が心配である。
よくわかりました。
そこでこれを提案したいと思います!」
じゃじゃーん!
とばかりに取り出してきたのはプールにプカプカ浮かぶビニールマット。
楽しそうにプールで遊ぶ子供の笑顔がパッケージにプリントされている。
さっぱり意図がつかめない。
「意図しない排泄物は恐怖です。よくわかります。心の底から理解しました。
今までは配慮が足らず失礼いたしました。
しかし今後は心配ありません。
このマットを使って、お風呂場で存分にアナル責めを楽しみましょう」
…そうきたか。
「ご理解いただきましたか。
そうです。お風呂場であればすべてを洗い流すことができます。
万が一の事態でも迅速な解決が可能です」
いそいそとパッケージを開封し取り出す彼。
うわ、ピンク色ですか…。
「うーん、商品説明に『何色が出るかわかりません』とありましたがピンクとは」
彼も苦笑いしている。
「で、どうやって膨らますの?
ふーふー吹き込むの?」
「いえいえ、それでは日が暮れてしまいます。
ちゃんとこちらにピストン式の空気入れを用意してあります」
熱心にふくらませる彼。
なかなかシュールだ。
***
彼の熱意に負け、こうしてお風呂場にいるわたしもわたしだ。
うれしそうにマットを敷いて、お湯をかけて温めている。
「さあどうぞ、準備が整いました。横になってみてください」
勧められるままに、マットに寝てみる。
プール以外で使うなんて思ってもみなかった。
温めてくれてあるのでほんのりポカポカする。
寝心地は悪くない。
「では…」
彼がローションをたっぷりと手に取り、わたしに塗り付ける。
ぬるんとした感覚。
…なんだけど、それがたっぷり。
そっか、お風呂場だからべったべたにしてもいいんだ。
全身がぬるんぬるんになるぐらい彼がローションを掛ける。
ありえない感覚にちょっと笑みがこぼれた。
たっぷりとローションを塗りまくって彼が身体を重ねてくる。
肌感覚がいつもと全然違う。
全身がヌルヌルしてうまく抱き合えない。
「あはは、なにこれ!おもしろーい!」
「これでは上手に抱き合うこともできませんね!」
非日常的な演出がうまい。
いや、彼もこの状況が楽しくてしょうがないみたい。
計画的なのかそうじゃないのかわからなくなる。
確かにお風呂場であれば流してしまえばいいのでどれだけローションだらけになっても問題ない。
調子に乗りすぎて滑って転ばないように気をつけるぐらいか。
しばらくこのヘンテコな状況を笑い合って楽しんだあと、彼が愛撫してくるが触られる感覚がいつもと違う。
…このローションまみれは楽しいかもしれない。
「いいですね、このローションまみれ。ほら、アナルにもぬる~っと指が入っていきますよ」
彼の指がわたしのアナルに入ってくる。
ローションまみれのためか、本当にすんなりと入ってくるのがわかる。
「やだ、本当に奥まで入っちゃう…」
恥ずかしくて反射的にアナルに力を入れてしまう。
「ふふ、力を入れても無駄です。ローションまみれですからね。ぬるぬる入っていきますよ」
「ああ…やだ、入ってくるぅ」
ぬる~っとスムーズに指がわたしのアナルの奥まで入ってくる。
力んだ分、しっかりとアナルの肉壁に指が擦れる。
「すごくスムーズに奥まで入りますよ?
貴女のアナルもだいぶ素直になりましたね」
奥の方で指を曲げて、ゆっくりとアナルの中を弄らえる。
その状態のまま軽く抜き差し。
おしりの穴を指が出入りする感覚と、奥を刺激される感覚とが同時に襲ってくる。
「ああ…」
彼にアナルを愛されだしてどれぐらい経っただろうか。
何度もなんどもじっくりとほぐされた私のアナル。
今ではすっかり彼の指で快感をほじくられるようになってしまった。
ぐじゅ、ぬちゅう
ローションがいやらしい音を立て、それがまた興奮をもたらす。
「やらしい音…してる…」
ぬちゃ、ぬちゃ
彼がわたしのアナルに抜き差しするたびに卑わいな音が聞こえる。
「ひっ」
不意にクリトリスを愛撫され声が出てしまった。
ローションでいつもより滑りがいい。
優しくゆっくりと撫でるように愛撫される。
「愛撫しやすいようにクリトリスを広げてください」
いやらしいお願いをされ、従う。
脚を大きく広げて、両手でクリトリスを、オマンコを広げて彼の言う通りにするわたし。
しっかりとむき出しになったクリトリスを彼の指が優しく何度もなんども往復し、わたしに快感が走る。
「クリトリス、好きですね。
ローションをつけてじっくりとされるとたまらないのでしょう?」
黙ってうなずき、もう一度大きく両手で広げておねだりする。
じっくりとクリトリス愛され蕩けてきた頃合いを見計らってアナルに挿入されたままだった指が再び蠢動し始める。
「ああ、いや、またおしり…」
こうやってわたしは時間をかけてアナルを拡張されながらクリトリスを愛撫され続ける。
段々と恥ずかしさがマヒして快感だけが残る。
「いいの、にゅるにゅるアナル、気持ちいい…」
快感のスイッチが入る。
もっと気持ちよくなりたくなる。して欲しくなる。
「いい、アナル好き…もっと太いの…欲しい…」
「素直になった貴女、とても好きですよ」
アナルから指が抜かれる。
次は指が2本?
それともアナルバイブ?
もっと恥ずかしいことをされるのに期待して興奮してしまう。
「今日の貴女でしたら、いきなりチンポを挿入しても良さそうですね」
「え…」
アナルにチンポがあてがわれるのがわかる。
「え、そんないきな…!」
にゅるん。
「うそ…入っちゃ…う…わたしのアナル…あなたにすっかり調教されて、あっさりおチンポ入っちゃう!」
太い。
指とは比べ物にならないほどみっちりと感じる。
肛門が裂けそうになるぐらい押し広げられ、チンポの先が挿入された。
彼のチンポで何度も犯され、すっかり慣らされてしまったわたしのアナル。
痛みはない。むしろ太い肉棒で押し広げられることに快感を感じる。
「ああ、いいの。おっきいい。これ、好きぃ」
じっくりと押し込まれる。
「チンポ入ってくる…ああ、すごいわかる。わたしのアナルにあなたのチンポが…ああ、奥まできちゃう。入っちゃうの…」
根本までずっぷりと挿入されたのがわかる。
しっかりと腰を押し付けられ、両足に彼の腕が絡められ固定された。
アナルの奥までチンポを挿入されたまま身動きが取れない。
「あっ!」
指がクリトリスを責める。
反射的に身をよじるとアナルに響く。
腕を絡められしっかりと固定された腰を、彼がクリトリスを愛撫するタイミングに合わせて少し動かす。
微妙にアナルの肉壁が擦れて刺激される。
わたしったら…自分で腰を振るなんて…
でも、これだと自分で気持ちいいところをいいリズムで刺激できる。
快感のスイッチが入ってしまったわたしはその欲求に抗えない。
「いい、クリトリスとアナル、いいの…」
「いいですよ、その動き。私のチンポが貴女のアナルを刺激するのがよくわかります。そこが好きなんですね」
「そうなの、ここが好きなの…あなたのチンポが教えてくれたのよぉ」
ぬるぅ
とチンポが大きく引き抜かれ、
ぬちゃ!
と音を立てて押し込まれる。
彼が私のアナルでピストンをはじめた。
ぬるぅ、ぬちゃ、ぬるぅ、ぬちゃ。
段々と早く、大きくなるローションの音。
「ダメ、抜かれると何か…出ちゃう気がするの…」
「でも、抜かれるのが好きなんでしょう?」
「うん、アナルから何かが出る感覚…好きっ!」
ぬちゅぅ
「ああっ、押し込まれるのも好き!そこ、そこがいいの。もっと突いて!」
全身ぬるぬるの状態でふたりが絡み合うが、すべっていつものようにしっかりと抱き合えない。
もどかしい。
ビニールマットのぼよんぼよんとした弾力も新鮮。
「出しますよ…っ!」
彼の動きが一段と激しさを増す。
チンポが膨張して、一層アナルが押し広げられる。
彼が興奮すると、わたしもつられて興奮が高まる。
「ちょうだい、わたしのアナルに…あなたの精液いっぱい出して!」
「う、出るッ!」
無我夢中の彼が腰を押し付け、アナルの深いところまでチンポを突きたててきた。
そしてパンパンに膨れたチンポから勢いよく射精しているのがわかる。
「ああ、わたしのアナルにあなたの精液がいっぱい…」
***
「どうでした、お風呂場マットプレイは」
まだお互いに息が荒いままの状態で彼が聞いてきた。
ぬるめのシャワーを優しくかけてくれている。
「…ぬるぬる、好きかも」
「ですよね、これいつもと違ってすごく楽しいですよね」
よほど楽しかったと見える。
作り笑いではなく、興奮した子供のような笑顔。
いつもしれーっとあまり感情を表に出さないようにしているようだが、本当は無邪気なんだなと思う。
変態のくせにかわいらしいとは、ずるい。
!
「あ、ダメ。出ていって。いますぐ!」
アナルから精液を出したい信号がきた。
「ん?急に…
ああ、イヤです。
どうぞそのまま出してください。
そのためのお風呂場なんですから」
「もう、ほんっとうにド変態ね」
「はい、御存知の通りです」
「見たい…の?」
「見たいです」
「この変態」
「否定できる要素はありません。お願いします」
「もう…」
彼が大好きなM字開脚で力む。
「む、ダメです。それだとアナルがよく見えません。お手数ですが両手で脚を…そうです、いいですよ。そうやって脚を抱えていてください」
本当にどこまでも変態。
欲望に忠実な男。
「あ、出ちゃう…」
力めば、出る。
だけど精液だけじゃなくて他のものも出たらどうしよう。
何回見られてもこれだけは慣れない。
怖い。
「大丈夫です。
精液とローションしか出ませんよ。
安心して力んでください」
まったく根拠のないことを…。
だけど、騙されてあげる。
「ん…」
わたしのアナルが広がる。排泄するために。
それを彼が興奮しながら見てる。
恥ずかしいから目をつぶっているけど、そうに違いない。
「出る…、出ちゃう!やっぱりイヤぁ!」
ぶじゅう、ぶびび
どうやらローションも大量に入っていたらしく、ねっとりした感覚と共に流れ出ていった。
「出た、出ました…だから、はやく流して…」
恥ずかしさで顔から火が出そう。
ギュッとつぶった暗闇の中で星みたいなキラキラが瞬く。
キュッとシャワーをひねる音がして、下半身にシャワーがあてられた。徐々に股間へと向かっていく。
しっかりと時間をかけて流してくれた。
わたしを安心させるように。
***
しっかりと洗い流し、お風呂に入りながら彼が口を開いた。
「…ローション+マット、これすごくやらしくていいです。またやってもいいですか?」
なんだかとても悪いことをしているような感覚で楽しかった。
それはわたしもわかる。
またやってもいい。
ただし。
「いいわよ。でも、次はわたしがあなたにしてあげるわ」
「前回はありがとうございました。
おかげさまで自分でも知らなかった快感を教えていただきました。感謝しています。
そして、アナルを侵される恐怖も身をもって知ることができました。
重ねて感謝申し上げます」
彼が丁寧に頭を下げ謝辞を述べている。
真面目すぎるのか冗談なのかわからない。
あるいはその両方なのかもしれない。
「そして私は考えました。
アナル責めに心配がある限り心の底から楽しむことはできない。これは由々しき問題です」
部屋をウロウロしながら語りだした。
表情は真剣そのものだ。
…動物園の猿でも観察している気分になってきた。
「アナルを責められると、出ては恥ずかしい体液や固形物が心配である。
よくわかりました。
そこでこれを提案したいと思います!」
じゃじゃーん!
とばかりに取り出してきたのはプールにプカプカ浮かぶビニールマット。
楽しそうにプールで遊ぶ子供の笑顔がパッケージにプリントされている。
さっぱり意図がつかめない。
「意図しない排泄物は恐怖です。よくわかります。心の底から理解しました。
今までは配慮が足らず失礼いたしました。
しかし今後は心配ありません。
このマットを使って、お風呂場で存分にアナル責めを楽しみましょう」
…そうきたか。
「ご理解いただきましたか。
そうです。お風呂場であればすべてを洗い流すことができます。
万が一の事態でも迅速な解決が可能です」
いそいそとパッケージを開封し取り出す彼。
うわ、ピンク色ですか…。
「うーん、商品説明に『何色が出るかわかりません』とありましたがピンクとは」
彼も苦笑いしている。
「で、どうやって膨らますの?
ふーふー吹き込むの?」
「いえいえ、それでは日が暮れてしまいます。
ちゃんとこちらにピストン式の空気入れを用意してあります」
熱心にふくらませる彼。
なかなかシュールだ。
***
彼の熱意に負け、こうしてお風呂場にいるわたしもわたしだ。
うれしそうにマットを敷いて、お湯をかけて温めている。
「さあどうぞ、準備が整いました。横になってみてください」
勧められるままに、マットに寝てみる。
プール以外で使うなんて思ってもみなかった。
温めてくれてあるのでほんのりポカポカする。
寝心地は悪くない。
「では…」
彼がローションをたっぷりと手に取り、わたしに塗り付ける。
ぬるんとした感覚。
…なんだけど、それがたっぷり。
そっか、お風呂場だからべったべたにしてもいいんだ。
全身がぬるんぬるんになるぐらい彼がローションを掛ける。
ありえない感覚にちょっと笑みがこぼれた。
たっぷりとローションを塗りまくって彼が身体を重ねてくる。
肌感覚がいつもと全然違う。
全身がヌルヌルしてうまく抱き合えない。
「あはは、なにこれ!おもしろーい!」
「これでは上手に抱き合うこともできませんね!」
非日常的な演出がうまい。
いや、彼もこの状況が楽しくてしょうがないみたい。
計画的なのかそうじゃないのかわからなくなる。
確かにお風呂場であれば流してしまえばいいのでどれだけローションだらけになっても問題ない。
調子に乗りすぎて滑って転ばないように気をつけるぐらいか。
しばらくこのヘンテコな状況を笑い合って楽しんだあと、彼が愛撫してくるが触られる感覚がいつもと違う。
…このローションまみれは楽しいかもしれない。
「いいですね、このローションまみれ。ほら、アナルにもぬる~っと指が入っていきますよ」
彼の指がわたしのアナルに入ってくる。
ローションまみれのためか、本当にすんなりと入ってくるのがわかる。
「やだ、本当に奥まで入っちゃう…」
恥ずかしくて反射的にアナルに力を入れてしまう。
「ふふ、力を入れても無駄です。ローションまみれですからね。ぬるぬる入っていきますよ」
「ああ…やだ、入ってくるぅ」
ぬる~っとスムーズに指がわたしのアナルの奥まで入ってくる。
力んだ分、しっかりとアナルの肉壁に指が擦れる。
「すごくスムーズに奥まで入りますよ?
貴女のアナルもだいぶ素直になりましたね」
奥の方で指を曲げて、ゆっくりとアナルの中を弄らえる。
その状態のまま軽く抜き差し。
おしりの穴を指が出入りする感覚と、奥を刺激される感覚とが同時に襲ってくる。
「ああ…」
彼にアナルを愛されだしてどれぐらい経っただろうか。
何度もなんどもじっくりとほぐされた私のアナル。
今ではすっかり彼の指で快感をほじくられるようになってしまった。
ぐじゅ、ぬちゅう
ローションがいやらしい音を立て、それがまた興奮をもたらす。
「やらしい音…してる…」
ぬちゃ、ぬちゃ
彼がわたしのアナルに抜き差しするたびに卑わいな音が聞こえる。
「ひっ」
不意にクリトリスを愛撫され声が出てしまった。
ローションでいつもより滑りがいい。
優しくゆっくりと撫でるように愛撫される。
「愛撫しやすいようにクリトリスを広げてください」
いやらしいお願いをされ、従う。
脚を大きく広げて、両手でクリトリスを、オマンコを広げて彼の言う通りにするわたし。
しっかりとむき出しになったクリトリスを彼の指が優しく何度もなんども往復し、わたしに快感が走る。
「クリトリス、好きですね。
ローションをつけてじっくりとされるとたまらないのでしょう?」
黙ってうなずき、もう一度大きく両手で広げておねだりする。
じっくりとクリトリス愛され蕩けてきた頃合いを見計らってアナルに挿入されたままだった指が再び蠢動し始める。
「ああ、いや、またおしり…」
こうやってわたしは時間をかけてアナルを拡張されながらクリトリスを愛撫され続ける。
段々と恥ずかしさがマヒして快感だけが残る。
「いいの、にゅるにゅるアナル、気持ちいい…」
快感のスイッチが入る。
もっと気持ちよくなりたくなる。して欲しくなる。
「いい、アナル好き…もっと太いの…欲しい…」
「素直になった貴女、とても好きですよ」
アナルから指が抜かれる。
次は指が2本?
それともアナルバイブ?
もっと恥ずかしいことをされるのに期待して興奮してしまう。
「今日の貴女でしたら、いきなりチンポを挿入しても良さそうですね」
「え…」
アナルにチンポがあてがわれるのがわかる。
「え、そんないきな…!」
にゅるん。
「うそ…入っちゃ…う…わたしのアナル…あなたにすっかり調教されて、あっさりおチンポ入っちゃう!」
太い。
指とは比べ物にならないほどみっちりと感じる。
肛門が裂けそうになるぐらい押し広げられ、チンポの先が挿入された。
彼のチンポで何度も犯され、すっかり慣らされてしまったわたしのアナル。
痛みはない。むしろ太い肉棒で押し広げられることに快感を感じる。
「ああ、いいの。おっきいい。これ、好きぃ」
じっくりと押し込まれる。
「チンポ入ってくる…ああ、すごいわかる。わたしのアナルにあなたのチンポが…ああ、奥まできちゃう。入っちゃうの…」
根本までずっぷりと挿入されたのがわかる。
しっかりと腰を押し付けられ、両足に彼の腕が絡められ固定された。
アナルの奥までチンポを挿入されたまま身動きが取れない。
「あっ!」
指がクリトリスを責める。
反射的に身をよじるとアナルに響く。
腕を絡められしっかりと固定された腰を、彼がクリトリスを愛撫するタイミングに合わせて少し動かす。
微妙にアナルの肉壁が擦れて刺激される。
わたしったら…自分で腰を振るなんて…
でも、これだと自分で気持ちいいところをいいリズムで刺激できる。
快感のスイッチが入ってしまったわたしはその欲求に抗えない。
「いい、クリトリスとアナル、いいの…」
「いいですよ、その動き。私のチンポが貴女のアナルを刺激するのがよくわかります。そこが好きなんですね」
「そうなの、ここが好きなの…あなたのチンポが教えてくれたのよぉ」
ぬるぅ
とチンポが大きく引き抜かれ、
ぬちゃ!
と音を立てて押し込まれる。
彼が私のアナルでピストンをはじめた。
ぬるぅ、ぬちゃ、ぬるぅ、ぬちゃ。
段々と早く、大きくなるローションの音。
「ダメ、抜かれると何か…出ちゃう気がするの…」
「でも、抜かれるのが好きなんでしょう?」
「うん、アナルから何かが出る感覚…好きっ!」
ぬちゅぅ
「ああっ、押し込まれるのも好き!そこ、そこがいいの。もっと突いて!」
全身ぬるぬるの状態でふたりが絡み合うが、すべっていつものようにしっかりと抱き合えない。
もどかしい。
ビニールマットのぼよんぼよんとした弾力も新鮮。
「出しますよ…っ!」
彼の動きが一段と激しさを増す。
チンポが膨張して、一層アナルが押し広げられる。
彼が興奮すると、わたしもつられて興奮が高まる。
「ちょうだい、わたしのアナルに…あなたの精液いっぱい出して!」
「う、出るッ!」
無我夢中の彼が腰を押し付け、アナルの深いところまでチンポを突きたててきた。
そしてパンパンに膨れたチンポから勢いよく射精しているのがわかる。
「ああ、わたしのアナルにあなたの精液がいっぱい…」
***
「どうでした、お風呂場マットプレイは」
まだお互いに息が荒いままの状態で彼が聞いてきた。
ぬるめのシャワーを優しくかけてくれている。
「…ぬるぬる、好きかも」
「ですよね、これいつもと違ってすごく楽しいですよね」
よほど楽しかったと見える。
作り笑いではなく、興奮した子供のような笑顔。
いつもしれーっとあまり感情を表に出さないようにしているようだが、本当は無邪気なんだなと思う。
変態のくせにかわいらしいとは、ずるい。
!
「あ、ダメ。出ていって。いますぐ!」
アナルから精液を出したい信号がきた。
「ん?急に…
ああ、イヤです。
どうぞそのまま出してください。
そのためのお風呂場なんですから」
「もう、ほんっとうにド変態ね」
「はい、御存知の通りです」
「見たい…の?」
「見たいです」
「この変態」
「否定できる要素はありません。お願いします」
「もう…」
彼が大好きなM字開脚で力む。
「む、ダメです。それだとアナルがよく見えません。お手数ですが両手で脚を…そうです、いいですよ。そうやって脚を抱えていてください」
本当にどこまでも変態。
欲望に忠実な男。
「あ、出ちゃう…」
力めば、出る。
だけど精液だけじゃなくて他のものも出たらどうしよう。
何回見られてもこれだけは慣れない。
怖い。
「大丈夫です。
精液とローションしか出ませんよ。
安心して力んでください」
まったく根拠のないことを…。
だけど、騙されてあげる。
「ん…」
わたしのアナルが広がる。排泄するために。
それを彼が興奮しながら見てる。
恥ずかしいから目をつぶっているけど、そうに違いない。
「出る…、出ちゃう!やっぱりイヤぁ!」
ぶじゅう、ぶびび
どうやらローションも大量に入っていたらしく、ねっとりした感覚と共に流れ出ていった。
「出た、出ました…だから、はやく流して…」
恥ずかしさで顔から火が出そう。
ギュッとつぶった暗闇の中で星みたいなキラキラが瞬く。
キュッとシャワーをひねる音がして、下半身にシャワーがあてられた。徐々に股間へと向かっていく。
しっかりと時間をかけて流してくれた。
わたしを安心させるように。
***
しっかりと洗い流し、お風呂に入りながら彼が口を開いた。
「…ローション+マット、これすごくやらしくていいです。またやってもいいですか?」
なんだかとても悪いことをしているような感覚で楽しかった。
それはわたしもわかる。
またやってもいい。
ただし。
「いいわよ。でも、次はわたしがあなたにしてあげるわ」
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