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第4部 勇者と2人の王子編
第5話
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すると、とんでもない事実が明らかになった。
魔石だ。
この工場は魔石をつくっている。
でも魔石を作ることができるなんて聞いたことがないぞ。
一体どういう仕組みだ??
僕が不思議に思っていると、パンジー・マリーゴールドが口を開いた。
「そう。そういうことなのね・・・・・・・ブラウン王国は魔石をこのようにして生産し、プラチナ帝国に納めてたってわけね」
「しかし、魔石の原料が問題ね。この魔石は魔族のからだを原料にして作られているわ。立派な違法よ。これがあの国に知られたら国際問題で戦争になる可能性だってあるわ」
と静かに言った。
そのとき、後ろからパチパチパチと拍手が聞こえてきた。
僕は大使館員に見つかったかと思い、音のするほうを向くと、服装から大使館員ではない男性がこちらを向いて拍手をしていた。
「いやーお見事だね。この工場と魔石の生産原料を見抜くとは。君は大変優秀な頭脳をもっているようだね」
「それにここで働いていた人間を無力化する様子も見てたよ。そこそこ使える奴らを選んでいたのに、あんな一瞬の早業。とてもあのボンクラ勇者には真似できないだろうねぇ」
とにこやかな表情でさりげなく勇者様に毒を吐く。
んん??この人、勇者の知り合いか?
僕はこの男性を観察してみた。
目は鋭く、身体はそう大きくもないが纏っているオーラは半端ない。
Aランクどころか、Sランクにまで届きそうだ。そして手には何か持っている。
「ほらよ。あんたらが追ってるのはこいつだろ。受け取りな」
そういって手にあるものをアカエール様に投げた。
なんとそれは生首だった。さきほどの逃げた賊の首だったのだ。
アカエール様は動揺するそぶりを見せず受け取った首をそっと床においた。
「なんだよ。いらないのか。襲撃に失敗したあげく、こんなところまで尾行されてしまったクズの首だ。遠慮なく受け取れよ」
先程までのにこやかな表情をやめ、クククといやらしく笑う。
「あんたらはここの工場の秘密を知ったんだ。生かしておくわけにいかねんだわ」
と言った瞬間、フッと姿が消える。
「俺のために、」
「死ねえええええ!!」
と剣を使って攻撃してきた。
僕は反射的に護身用の短剣をとりだし、男の剣を受け止める。
男はびっくりした表情をした。
「俺の縮地をこんな短い距離で受け止めたやつは見たことねぇ。ただのねずみじゃねぇなぁ」
こんなこともあろうかと、僕はすでにパンジー・マリーゴールドに反射神経をあげる支援魔法をアカエール様と僕にかけてもらっていた。
魔物相手には防御力をあげる防御結界魔法。
街中の人族相手なら反射神経をあげる支援魔法と、相手によってかける魔法は決まっているのだ。
「一番弱いやつを狙ったつもりだったが、瞬殺できないとなると、俺の身があぶねぇかぁ」
「俺の邪魔をする奴は許さねぇ。絶対に潰してやんよ」
そう言うと、小型の魔石型爆弾を取り出しこちらに投げつけた。
パンジー・マリーゴールドは爆弾であることを察知するとすぐに僕とアカエール様の手を握り転移魔法を発動させる。
ちゅどおおおおおぉぉぉぉーーーーーーーーん!!!!!!!!
ブラウン王国の大使館内にものすごい衝撃音と地響きが起こった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
キャロット・アプリコット次期公爵は、ブラウン王国の大使館の従業員の面談を大広間でしていたが、突然ものすごい衝撃音と地響きを感知すると、かねて打ち合わせどおりに護衛のカナイと侍女のマナを連れて転移の魔道具で即座に避難をした。
何が起こるかわからないので念のために用意をしていたのが役にたったようだ。
じつは、以前からブラウン王国を調査しようと言う考えはあった。なので今回のことは渡りに船ともいえる。
実は近年、ブラウン王国からプラチナ帝国への魔石の輸入が増大していたのだ。
輸入だけでなく貢物としても魔石をプラチナ帝国へ送り続けていたので序列を上げるべきではないかという意見が出ていた。
今回の訪問はそれも検討してのことではあったのだ。
しかし。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
僕とアカエール様はパンジー・マリーゴールドの転移魔法で難を逃れていた。
そして地下であったことをキャロット様に報告した。
「そんなことをしていただなんて・・・・・」
とキャロット様はさすがにショックを隠せない様子だった。
「ブラウン王国は序列をあげるために神聖ゴールド聖教国から魔族をさらって、その体をバラバラにしていた。それを原料に大使館地下の工場で魔石を大量生産していたと言うわけね」
「は。その通りです」
「ですが、あの爆発で証拠はすべて無くりましたが」
パンジー・マリーゴールドは悔しそうに言う。
「何か手を打たないと。このままでは・・・・」
魔石だ。
この工場は魔石をつくっている。
でも魔石を作ることができるなんて聞いたことがないぞ。
一体どういう仕組みだ??
僕が不思議に思っていると、パンジー・マリーゴールドが口を開いた。
「そう。そういうことなのね・・・・・・・ブラウン王国は魔石をこのようにして生産し、プラチナ帝国に納めてたってわけね」
「しかし、魔石の原料が問題ね。この魔石は魔族のからだを原料にして作られているわ。立派な違法よ。これがあの国に知られたら国際問題で戦争になる可能性だってあるわ」
と静かに言った。
そのとき、後ろからパチパチパチと拍手が聞こえてきた。
僕は大使館員に見つかったかと思い、音のするほうを向くと、服装から大使館員ではない男性がこちらを向いて拍手をしていた。
「いやーお見事だね。この工場と魔石の生産原料を見抜くとは。君は大変優秀な頭脳をもっているようだね」
「それにここで働いていた人間を無力化する様子も見てたよ。そこそこ使える奴らを選んでいたのに、あんな一瞬の早業。とてもあのボンクラ勇者には真似できないだろうねぇ」
とにこやかな表情でさりげなく勇者様に毒を吐く。
んん??この人、勇者の知り合いか?
僕はこの男性を観察してみた。
目は鋭く、身体はそう大きくもないが纏っているオーラは半端ない。
Aランクどころか、Sランクにまで届きそうだ。そして手には何か持っている。
「ほらよ。あんたらが追ってるのはこいつだろ。受け取りな」
そういって手にあるものをアカエール様に投げた。
なんとそれは生首だった。さきほどの逃げた賊の首だったのだ。
アカエール様は動揺するそぶりを見せず受け取った首をそっと床においた。
「なんだよ。いらないのか。襲撃に失敗したあげく、こんなところまで尾行されてしまったクズの首だ。遠慮なく受け取れよ」
先程までのにこやかな表情をやめ、クククといやらしく笑う。
「あんたらはここの工場の秘密を知ったんだ。生かしておくわけにいかねんだわ」
と言った瞬間、フッと姿が消える。
「俺のために、」
「死ねえええええ!!」
と剣を使って攻撃してきた。
僕は反射的に護身用の短剣をとりだし、男の剣を受け止める。
男はびっくりした表情をした。
「俺の縮地をこんな短い距離で受け止めたやつは見たことねぇ。ただのねずみじゃねぇなぁ」
こんなこともあろうかと、僕はすでにパンジー・マリーゴールドに反射神経をあげる支援魔法をアカエール様と僕にかけてもらっていた。
魔物相手には防御力をあげる防御結界魔法。
街中の人族相手なら反射神経をあげる支援魔法と、相手によってかける魔法は決まっているのだ。
「一番弱いやつを狙ったつもりだったが、瞬殺できないとなると、俺の身があぶねぇかぁ」
「俺の邪魔をする奴は許さねぇ。絶対に潰してやんよ」
そう言うと、小型の魔石型爆弾を取り出しこちらに投げつけた。
パンジー・マリーゴールドは爆弾であることを察知するとすぐに僕とアカエール様の手を握り転移魔法を発動させる。
ちゅどおおおおおぉぉぉぉーーーーーーーーん!!!!!!!!
ブラウン王国の大使館内にものすごい衝撃音と地響きが起こった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
キャロット・アプリコット次期公爵は、ブラウン王国の大使館の従業員の面談を大広間でしていたが、突然ものすごい衝撃音と地響きを感知すると、かねて打ち合わせどおりに護衛のカナイと侍女のマナを連れて転移の魔道具で即座に避難をした。
何が起こるかわからないので念のために用意をしていたのが役にたったようだ。
じつは、以前からブラウン王国を調査しようと言う考えはあった。なので今回のことは渡りに船ともいえる。
実は近年、ブラウン王国からプラチナ帝国への魔石の輸入が増大していたのだ。
輸入だけでなく貢物としても魔石をプラチナ帝国へ送り続けていたので序列を上げるべきではないかという意見が出ていた。
今回の訪問はそれも検討してのことではあったのだ。
しかし。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
僕とアカエール様はパンジー・マリーゴールドの転移魔法で難を逃れていた。
そして地下であったことをキャロット様に報告した。
「そんなことをしていただなんて・・・・・」
とキャロット様はさすがにショックを隠せない様子だった。
「ブラウン王国は序列をあげるために神聖ゴールド聖教国から魔族をさらって、その体をバラバラにしていた。それを原料に大使館地下の工場で魔石を大量生産していたと言うわけね」
「は。その通りです」
「ですが、あの爆発で証拠はすべて無くりましたが」
パンジー・マリーゴールドは悔しそうに言う。
「何か手を打たないと。このままでは・・・・」
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