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本編 絶倫男爵に取り憑かれた王子と見鬼の私
誤解
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ハンナは此原から逃げ続けた。
別に逃げる必要はないのだが、会ってしまえば乱れた気持ちを抑えられなくなりそうな気がした。
余計なことを言って、今更此原を困らせたくなかった。
しかし、ユカは様子のおかしいハンナを見て何か勘づいたらしい。
「ちょっと、いい加減に吐きなさいよ、王子と何かあったんでしょ」
「ナイナイ」
「王子は明らかにアンタを探してるし、アンタは仕事そっちのけで逃げ回ってるし」
「気のせい気のせい」
「ハンナ!」
その時、ユカの肩越しに此原の姿が見えた。
ハンナはひっと声をあげてユカをトイレへ引っ張りこむ。
「頼む、ユカ、此原さんから逃がして」
「だから何でよ」
「此原さんの名誉のためにも言えないけど、実は妖怪絡みなの」
ユカは腕を組んでハンナをじっと見た。
「妖怪から逃れるために内密に協力してたんだけど、ほら、此原さん最近彼女とよりが戻ったじゃない?私が一緒にいると色々面倒なことになるわけよ」
「ふうん?なんで?」
「詳しい事は言えないんだって」
「で、ハンナは此原さんの事をどう思ってるわけ?」
ハンナは口をつぐむ。
「そもそも本当に此原さんは彼女とよりが戻ったの?」
「だって、みんな噂してたじゃん、親しそうにしてるのユカも見たでしょ……それに、此原さんのマンションにも来てたみたいだし」
ユカは眉間に指を当てて考え込んでいる。
「私さ、アンタみたいに妖怪を見る力も霊感もないけど、観察力はかなりのもんだし、勘も鋭い方なのよね」
ハンナはユカの言葉の真意が解らず首を傾げる。
「此原さんは高級チョコより麦チョコ派だと思うのよ」
ユカは大袈裟に息を吐くとトイレの出口へ向かった。
「取り敢えず、此原さんは何とかしてあげるから、五分後に出てきな」
片手を上げ、颯爽と出ていくユカ。
ハンナは両手を握りしめ、男前な友人の背中を見送った。
そして、翌週末、此原がついに百回達成したという知らせを、ハンナは意外な人物から聞く。
「よくわかんないけど、男爵がカフスに戻ったのを確認してくれって」
ユカが紙袋を突き出す。
ハンナは受け取って中を覗いた。
檸檬サワーが2本入っている。
「アルコール度数高いから、ハンナなら一本で酔えるよ」
「……ありがとう」
ユカは物言いたげにハンナを見た後、諦めたように目を瞑り、腕を組んだ。
「いつか話してくれるよね」
ハンナは頷く。
「うん。聞いてくれる?」
「当たり前よ」
ユカはニヤリと笑った。
ハンナはおよそ十日ぶりに訪れた此原の部屋の前で呼吸を整えていた。
勇気を出して震える指でチャイムを押す。
扉が開き、此原が現れた。
久しぶりに見た王子の姿に、ハンナの胸がきゅうとなる。
「ちゃんと来たね」
此原が目を細め、口角を上げた。
「それは勿論約束ですから」
ハンナは挑むように返す。無様な姿は晒したくなかった。
「入って」
「お邪魔します」
ハンナは緊張しつつ靴を脱ぐと、此原の後ろについてリビングに向かう。
相変わらず、部屋の中は綺麗に掃除されている。
お掃除ロボットのお陰だと此原は謙遜していたけれど。
「ソファーに座って。コーヒー飲む?いつものブレンドで良い?」
「いえ、お構い無く。持参しましたので」
ハンナは膝に乗せた紙袋から檸檬サワーを取り出した。
プルトップを引っ掛けようとしたところ、此原に取り上げられる。
ハンナは此原の行動に面食らい、ポカンと見上げた。
「あの、それ私のドーピング……」
「これは後で良いよ」
「え?でも、確認しないと」
「だから後で良いよ」
ハンナは瞬きをする。
此原は隣に座り、ハンナの両頬に手を添えて美しい顔を近付けた。
「今から残りの七回をやるからね」
たっぷりの沈黙の後、ハンナは声を上げる。
「はあっ?!」
「今夜から日曜の夜までたっぷり時間はあるからね。まあ、僕としちゃそんなに時間をかけなくても出来るんだけど、広瀬さんが疲れちゃうでしょ」
此原はハンナのブラウスのボタンに手を掛ける。
ハンナは慌ててその手を掴んだ。
「いや、此原さん、モトドクモノモトカノモトサヤは?」
「なにそれ呪文?」
「いやいや、あの美女はどうしました?あの方と済まされたんじゃないんですか?!」
此原は苦笑いをする。
「ああ、あの人?しつこくて困ってたんだよ。一年以上も前に別れたのに今更連絡をしてきてさ。仕方ないから直接会って、よりを戻すつもりはないってキッパリ言ったのに、マンションまで来ちゃってさ。図々しいよね。だから警察を呼ぶって脅かしたんだ。流石に諦めたみたい。怒ってたけどね」
ハンナは呆然と此原の話を聞いていた。
「仕事中も構わずにくだらない電話をしてくるし、頭にきたよ」
「いや、でも、物凄い美人でしたよ」
「綺麗かもしれないけど全く可愛くないしそそられない。広瀬さんの方が何万倍も素敵で魅力的だよ」
「うへぇ」
首をすくめるハンナに、のしかかるように此原は身体を寄せる。
目を瞑り顔を背ければ、耳に唇を付けて囁かれた。
「僕はもう君以外は抱けない」
「にゃあ」
エロいイケボがハンナの身体を貫き、腰が砕けそうになる。
此原はハンナの腰を抱いて顔中にキスを落とした。
「ずっとお預けされてたから、爆発しそうなんだよ。何とかして広瀬さん」
「は、いや、あの、今日はそんなつもりじゃ……」
「拒まないで、お願い。嘘をついたのは謝るよ、でも必死だったんだ。君は僕から逃げ回るし」
此原は荒い息を吐き、余裕の無い表情でハンナに懇願する。
「止まれないよ、何がなんでも君を抱きたい」
うはぁ、鼻血吹きそう。
ハンナは殺し文句の猛攻に簡単に陥落した。
元々此原に恋人が現れたと思いこみ身を引いたのであるから、それが勘違いだったとなれば、抗う理由はない。
まあ、関係の解消が数日延期されただけではあるが。
「で、ではシャワーを貸して下さい」
「待てない」
いや、それだけは譲れない。
「シャワーをさせてください」
此原はそれには答えずいきなりハンナを抱き上げて肩に担いだ。
ハンナは驚いて言葉を失くす。
「わかった。じゃあ一緒に入ろう」
「は?え?やだっ」
ハンナは此原から降りようと身を起こすが、さっさと脱衣室に運び込まれ、床に下ろされた。
「顔真っ赤だね。恥ずかしいの?」
「あたっ、当たり前です!」
「今更?広瀬さんの身体の隅々まで僕は知ってるんだよ、広瀬さん以上にね」
此原はハンナのブラウスを脱がして、テーパードパンツのジッパーを下ろすと床に落とした。
自らもTシャツを脱ぎ捨ててジョガーパンツを躊躇無く引き下ろす。
ボクサーパンツの股間が膨らんでいるのを見てしまい、ハンナは頬染めて目を逸らした。
余裕がないのは本当らしい。
汗ばむ熱い手がハンナの下着を剥ぎ取っていく。
バスルームの壁に押し当てられたハンナは、獣と化した王子にかぶりつくように唇を奪われた。
舌を絡ませ吸われ、唾液が滴る。
大きな掌は胸を激しく揉みしだく。
「あっ、此原さんっ、待って、シャワー……」
此原はもどかしげに蛇口を捻った。
吹き出したぬるいお湯が二人の身体を濡らす。
「はあ、広瀬さん、濡れて……いやらしい」
此原は蕩ける瞳でハンナを見上げ、下腹部に手を伸ばすと滲んでいた蜜を指に塗りたくる。
「こっちももっとぐちょぐちょにして……はあっ、早く中に入りたいんだ」
切羽つまった此原の声にハンナは身体を震わせた。
こんなに求められて嬉しくない訳がない。
気持ちが高揚し、身体が開いていく。
「う、んんっ、此原さん、ああっ」
いつもより余裕無く愛撫する指に身体が跳ねる。
ハンナは此原の肩に腕を掛けて抱きついた。
「ごめん、もう無理だ。挿れて良い?」
「はいぃぃ」
此原は陰茎を挿入しつつ、ハンナの片足を抱える。
「こんないやらしい体勢で興奮するなんて……君は僕を野獣に変えてしまった」
それはハンナのせいではない、絶倫男爵のせいだ。
しかし、訂正する間もなく一気に奥まで突き上げられ、その衝撃に、ハンナは首を反らす。
「んっ、は、ああん、だめっ」
激しく揺らされて、必死に此原の肩にしがみついた。
「ああ、はあっ、ハンナっ」
「あっあっやあぁぁぁっーー!」
此原はぐったりしたハンナを支えながら、腰から己を引き抜いた。
びくびく震えるそれを握りしめ、浴室の床に飛沫を放つ。
二人は荒い息を吐きながら視線を絡め、抱き締めあった。
別に逃げる必要はないのだが、会ってしまえば乱れた気持ちを抑えられなくなりそうな気がした。
余計なことを言って、今更此原を困らせたくなかった。
しかし、ユカは様子のおかしいハンナを見て何か勘づいたらしい。
「ちょっと、いい加減に吐きなさいよ、王子と何かあったんでしょ」
「ナイナイ」
「王子は明らかにアンタを探してるし、アンタは仕事そっちのけで逃げ回ってるし」
「気のせい気のせい」
「ハンナ!」
その時、ユカの肩越しに此原の姿が見えた。
ハンナはひっと声をあげてユカをトイレへ引っ張りこむ。
「頼む、ユカ、此原さんから逃がして」
「だから何でよ」
「此原さんの名誉のためにも言えないけど、実は妖怪絡みなの」
ユカは腕を組んでハンナをじっと見た。
「妖怪から逃れるために内密に協力してたんだけど、ほら、此原さん最近彼女とよりが戻ったじゃない?私が一緒にいると色々面倒なことになるわけよ」
「ふうん?なんで?」
「詳しい事は言えないんだって」
「で、ハンナは此原さんの事をどう思ってるわけ?」
ハンナは口をつぐむ。
「そもそも本当に此原さんは彼女とよりが戻ったの?」
「だって、みんな噂してたじゃん、親しそうにしてるのユカも見たでしょ……それに、此原さんのマンションにも来てたみたいだし」
ユカは眉間に指を当てて考え込んでいる。
「私さ、アンタみたいに妖怪を見る力も霊感もないけど、観察力はかなりのもんだし、勘も鋭い方なのよね」
ハンナはユカの言葉の真意が解らず首を傾げる。
「此原さんは高級チョコより麦チョコ派だと思うのよ」
ユカは大袈裟に息を吐くとトイレの出口へ向かった。
「取り敢えず、此原さんは何とかしてあげるから、五分後に出てきな」
片手を上げ、颯爽と出ていくユカ。
ハンナは両手を握りしめ、男前な友人の背中を見送った。
そして、翌週末、此原がついに百回達成したという知らせを、ハンナは意外な人物から聞く。
「よくわかんないけど、男爵がカフスに戻ったのを確認してくれって」
ユカが紙袋を突き出す。
ハンナは受け取って中を覗いた。
檸檬サワーが2本入っている。
「アルコール度数高いから、ハンナなら一本で酔えるよ」
「……ありがとう」
ユカは物言いたげにハンナを見た後、諦めたように目を瞑り、腕を組んだ。
「いつか話してくれるよね」
ハンナは頷く。
「うん。聞いてくれる?」
「当たり前よ」
ユカはニヤリと笑った。
ハンナはおよそ十日ぶりに訪れた此原の部屋の前で呼吸を整えていた。
勇気を出して震える指でチャイムを押す。
扉が開き、此原が現れた。
久しぶりに見た王子の姿に、ハンナの胸がきゅうとなる。
「ちゃんと来たね」
此原が目を細め、口角を上げた。
「それは勿論約束ですから」
ハンナは挑むように返す。無様な姿は晒したくなかった。
「入って」
「お邪魔します」
ハンナは緊張しつつ靴を脱ぐと、此原の後ろについてリビングに向かう。
相変わらず、部屋の中は綺麗に掃除されている。
お掃除ロボットのお陰だと此原は謙遜していたけれど。
「ソファーに座って。コーヒー飲む?いつものブレンドで良い?」
「いえ、お構い無く。持参しましたので」
ハンナは膝に乗せた紙袋から檸檬サワーを取り出した。
プルトップを引っ掛けようとしたところ、此原に取り上げられる。
ハンナは此原の行動に面食らい、ポカンと見上げた。
「あの、それ私のドーピング……」
「これは後で良いよ」
「え?でも、確認しないと」
「だから後で良いよ」
ハンナは瞬きをする。
此原は隣に座り、ハンナの両頬に手を添えて美しい顔を近付けた。
「今から残りの七回をやるからね」
たっぷりの沈黙の後、ハンナは声を上げる。
「はあっ?!」
「今夜から日曜の夜までたっぷり時間はあるからね。まあ、僕としちゃそんなに時間をかけなくても出来るんだけど、広瀬さんが疲れちゃうでしょ」
此原はハンナのブラウスのボタンに手を掛ける。
ハンナは慌ててその手を掴んだ。
「いや、此原さん、モトドクモノモトカノモトサヤは?」
「なにそれ呪文?」
「いやいや、あの美女はどうしました?あの方と済まされたんじゃないんですか?!」
此原は苦笑いをする。
「ああ、あの人?しつこくて困ってたんだよ。一年以上も前に別れたのに今更連絡をしてきてさ。仕方ないから直接会って、よりを戻すつもりはないってキッパリ言ったのに、マンションまで来ちゃってさ。図々しいよね。だから警察を呼ぶって脅かしたんだ。流石に諦めたみたい。怒ってたけどね」
ハンナは呆然と此原の話を聞いていた。
「仕事中も構わずにくだらない電話をしてくるし、頭にきたよ」
「いや、でも、物凄い美人でしたよ」
「綺麗かもしれないけど全く可愛くないしそそられない。広瀬さんの方が何万倍も素敵で魅力的だよ」
「うへぇ」
首をすくめるハンナに、のしかかるように此原は身体を寄せる。
目を瞑り顔を背ければ、耳に唇を付けて囁かれた。
「僕はもう君以外は抱けない」
「にゃあ」
エロいイケボがハンナの身体を貫き、腰が砕けそうになる。
此原はハンナの腰を抱いて顔中にキスを落とした。
「ずっとお預けされてたから、爆発しそうなんだよ。何とかして広瀬さん」
「は、いや、あの、今日はそんなつもりじゃ……」
「拒まないで、お願い。嘘をついたのは謝るよ、でも必死だったんだ。君は僕から逃げ回るし」
此原は荒い息を吐き、余裕の無い表情でハンナに懇願する。
「止まれないよ、何がなんでも君を抱きたい」
うはぁ、鼻血吹きそう。
ハンナは殺し文句の猛攻に簡単に陥落した。
元々此原に恋人が現れたと思いこみ身を引いたのであるから、それが勘違いだったとなれば、抗う理由はない。
まあ、関係の解消が数日延期されただけではあるが。
「で、ではシャワーを貸して下さい」
「待てない」
いや、それだけは譲れない。
「シャワーをさせてください」
此原はそれには答えずいきなりハンナを抱き上げて肩に担いだ。
ハンナは驚いて言葉を失くす。
「わかった。じゃあ一緒に入ろう」
「は?え?やだっ」
ハンナは此原から降りようと身を起こすが、さっさと脱衣室に運び込まれ、床に下ろされた。
「顔真っ赤だね。恥ずかしいの?」
「あたっ、当たり前です!」
「今更?広瀬さんの身体の隅々まで僕は知ってるんだよ、広瀬さん以上にね」
此原はハンナのブラウスを脱がして、テーパードパンツのジッパーを下ろすと床に落とした。
自らもTシャツを脱ぎ捨ててジョガーパンツを躊躇無く引き下ろす。
ボクサーパンツの股間が膨らんでいるのを見てしまい、ハンナは頬染めて目を逸らした。
余裕がないのは本当らしい。
汗ばむ熱い手がハンナの下着を剥ぎ取っていく。
バスルームの壁に押し当てられたハンナは、獣と化した王子にかぶりつくように唇を奪われた。
舌を絡ませ吸われ、唾液が滴る。
大きな掌は胸を激しく揉みしだく。
「あっ、此原さんっ、待って、シャワー……」
此原はもどかしげに蛇口を捻った。
吹き出したぬるいお湯が二人の身体を濡らす。
「はあ、広瀬さん、濡れて……いやらしい」
此原は蕩ける瞳でハンナを見上げ、下腹部に手を伸ばすと滲んでいた蜜を指に塗りたくる。
「こっちももっとぐちょぐちょにして……はあっ、早く中に入りたいんだ」
切羽つまった此原の声にハンナは身体を震わせた。
こんなに求められて嬉しくない訳がない。
気持ちが高揚し、身体が開いていく。
「う、んんっ、此原さん、ああっ」
いつもより余裕無く愛撫する指に身体が跳ねる。
ハンナは此原の肩に腕を掛けて抱きついた。
「ごめん、もう無理だ。挿れて良い?」
「はいぃぃ」
此原は陰茎を挿入しつつ、ハンナの片足を抱える。
「こんないやらしい体勢で興奮するなんて……君は僕を野獣に変えてしまった」
それはハンナのせいではない、絶倫男爵のせいだ。
しかし、訂正する間もなく一気に奥まで突き上げられ、その衝撃に、ハンナは首を反らす。
「んっ、は、ああん、だめっ」
激しく揺らされて、必死に此原の肩にしがみついた。
「ああ、はあっ、ハンナっ」
「あっあっやあぁぁぁっーー!」
此原はぐったりしたハンナを支えながら、腰から己を引き抜いた。
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二人は荒い息を吐きながら視線を絡め、抱き締めあった。
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