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スピンオフ:【マルコの初恋】柔らかな感触と劣情(18R)
膨張
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「リズデ…」
マルコは片手をリズデの背中に回し、その身体を引き寄せた。
リズデは手をマルコの胸に当てて、仰け反った。
「ちょっ、ボス何ですか、離れて下さい」
リズデは必死で顔を反らしている。
マルコは更にリズデを引寄せると、分厚いレンズの眼鏡を掴んだ。
そして、投げた。
目の前に現れたのは、深いエメラルドグリーンの瞳だった。
長く不揃いの睫に縁取られた濡れた宝石のようなそれに、マルコは見惚れた。
「…参ったな。リズデ、こんな厄介なものを隠してたのか」
リズデは視線を逸らした。
「何のことです?眼鏡を返してください」
マルコはリズデの顎をつかんでこちらを向かせた。
「この肌色もそうだ。ドーランを塗っているんだな、わざと顔色を悪く見せていた訳か」
リズデはマルコを睨んだ。
マルコはその強い視線を受けてゾクゾクする。
今すぐ、唇を奪ってその美しい瞳に快楽の涙を滲ませたい。
「姿を偽る訳を話せ。でないと、その口を塞ぐぞ」
リズデは眉をひそめた。
「暴力はやめてください。痛いのは嫌いです」
マルコは脱力した。そうきたか。
マルコはぐっと顔を寄せた。
お互いの鼻が交差し、唇が触れ合う寸前で静止し、囁く。
「こういうことだリズデ。それとも、口付けなど慣れたものか?その美貌だものな。学生の頃も故郷でも男を弄んで恨まれたか?」
リズデは大きな瞳をさらに見張った。そして、悲しげに目をつぶった。
「では、おやりになれば良い。経験豊富な貴方なら、口づけひとつで私が毒婦かそうでないか判断できるでしょう」
マルコは焦った。
リズデを傷付けるつもりはなかった。
震えながら目を閉じ、唇を引き結んでいる様子を見れば、慣れていないことなどすぐわかる。
ここで止めるのが正解だとわかっていた。
しかし、ここ数日のリズデに抱く感情が、彼女に直接触れたことでマルコの中でどうしようもなく膨れ上がり、その出口を探していた。
マルコは片手をリズデの背中に回し、その身体を引き寄せた。
リズデは手をマルコの胸に当てて、仰け反った。
「ちょっ、ボス何ですか、離れて下さい」
リズデは必死で顔を反らしている。
マルコは更にリズデを引寄せると、分厚いレンズの眼鏡を掴んだ。
そして、投げた。
目の前に現れたのは、深いエメラルドグリーンの瞳だった。
長く不揃いの睫に縁取られた濡れた宝石のようなそれに、マルコは見惚れた。
「…参ったな。リズデ、こんな厄介なものを隠してたのか」
リズデは視線を逸らした。
「何のことです?眼鏡を返してください」
マルコはリズデの顎をつかんでこちらを向かせた。
「この肌色もそうだ。ドーランを塗っているんだな、わざと顔色を悪く見せていた訳か」
リズデはマルコを睨んだ。
マルコはその強い視線を受けてゾクゾクする。
今すぐ、唇を奪ってその美しい瞳に快楽の涙を滲ませたい。
「姿を偽る訳を話せ。でないと、その口を塞ぐぞ」
リズデは眉をひそめた。
「暴力はやめてください。痛いのは嫌いです」
マルコは脱力した。そうきたか。
マルコはぐっと顔を寄せた。
お互いの鼻が交差し、唇が触れ合う寸前で静止し、囁く。
「こういうことだリズデ。それとも、口付けなど慣れたものか?その美貌だものな。学生の頃も故郷でも男を弄んで恨まれたか?」
リズデは大きな瞳をさらに見張った。そして、悲しげに目をつぶった。
「では、おやりになれば良い。経験豊富な貴方なら、口づけひとつで私が毒婦かそうでないか判断できるでしょう」
マルコは焦った。
リズデを傷付けるつもりはなかった。
震えながら目を閉じ、唇を引き結んでいる様子を見れば、慣れていないことなどすぐわかる。
ここで止めるのが正解だとわかっていた。
しかし、ここ数日のリズデに抱く感情が、彼女に直接触れたことでマルコの中でどうしようもなく膨れ上がり、その出口を探していた。
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