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ふたりの関係
ハッピーエンド?バッドエンド?
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「伊月の好きな人って誰?」
とうとう言っちゃったよ。
もう後戻りできないよ。
私は伊月の答えをドキドキしながら待つ。
ほんの数秒の間だったに違いないのに、私には何分にも感じた。
「僕の好きな人?突然だね(笑)」
伊月は笑いながら駅までの道を変わりない速度で歩く。
「じゃあ、クイズ方式にしよう!」
「ク、クイズ?」
私は呆気に取られた。
「その人は何歳でしょう?」
ニヤニヤしながら私の顔を見る。
「20歳?」
とりあえず適当に答えて様子を見てみる。
「ブブーっ、ハズレ~。答えは25歳でした!」
え!25?私は玉砕した…。
それでも、伊月のクイズは続く。
「僕の好きな人の髪はショート、ミディアム、ロング、どれでしょう?」
「…ロング?」
「当たり!クイズはここまで。真面目に答えるよ」
正直、もう聞きたくなかったけど、私から訊いたことだから、ちゃんと最後まで聞こう。
「僕の好きな人はね。料理上手!真面目で頑張り屋さん。そして正義感の強い人。時折見せる笑顔がめっちゃかわいいんだ!」
とってもうれしそうに話す伊月。
伊月に愛されて、その25歳の人は羨ましいなぁ。
きっとふたりは恋人同士になるんだろうな。
「伊月、答えてくれてありがとう。すぐにでも、その人に告白したほうがいいよ!きっとその人、伊月からの言葉を待ってると思うから」
私は泣きたいのをこらえて笑顔で伊月に伝えた。
そして、ちょうどそのとき駅の改札口に着いた。
「じゃあね。お疲れさま!また明日ね」
私はその時には涙が溢れてきたから、こんな顔を伊月に見せたくなくて、すぐに改札を通り抜けて電車に乗るつもりだった。
「ちょっと、待ってよ!直生ちゃん!」
伊月はグイッと私の腕を引き寄せた。
「直生ちゃんてば、勘違いしてない?」
「え?何が?」
「僕が好きなのは直生ちゃんだよ?」
えーーーー!!??私?
「だって、だって。25歳の人って言ってたじゃん、私29歳だし」
私はもう涙でグシャグシャだった。
何が何だかわからなかった。
「そうだったの?前の飲み会のとき直生ちゃんの年齢訊いたら、25だよって言ってたよ?」
「…そうだった、サバよんで答えてた…」
「でもさ!僕は直生ちゃんが何歳でもいいの」
「年齢=彼氏いない歴でも?」
「初めての彼氏なんて光栄だよ!」
「もう一度言うね。直生ちゃんのことが大好きです!」
満面の笑みと照れながらの告白。
「私も伊月のことが大好き!」
ふたりが抱き合っての、ハッピーエンド♡
「許せまじ」女を卒業したひとつの物語でした。ちゃんちゃん!
伊月くん風な締めもいいんじゃない?(笑)
とうとう言っちゃったよ。
もう後戻りできないよ。
私は伊月の答えをドキドキしながら待つ。
ほんの数秒の間だったに違いないのに、私には何分にも感じた。
「僕の好きな人?突然だね(笑)」
伊月は笑いながら駅までの道を変わりない速度で歩く。
「じゃあ、クイズ方式にしよう!」
「ク、クイズ?」
私は呆気に取られた。
「その人は何歳でしょう?」
ニヤニヤしながら私の顔を見る。
「20歳?」
とりあえず適当に答えて様子を見てみる。
「ブブーっ、ハズレ~。答えは25歳でした!」
え!25?私は玉砕した…。
それでも、伊月のクイズは続く。
「僕の好きな人の髪はショート、ミディアム、ロング、どれでしょう?」
「…ロング?」
「当たり!クイズはここまで。真面目に答えるよ」
正直、もう聞きたくなかったけど、私から訊いたことだから、ちゃんと最後まで聞こう。
「僕の好きな人はね。料理上手!真面目で頑張り屋さん。そして正義感の強い人。時折見せる笑顔がめっちゃかわいいんだ!」
とってもうれしそうに話す伊月。
伊月に愛されて、その25歳の人は羨ましいなぁ。
きっとふたりは恋人同士になるんだろうな。
「伊月、答えてくれてありがとう。すぐにでも、その人に告白したほうがいいよ!きっとその人、伊月からの言葉を待ってると思うから」
私は泣きたいのをこらえて笑顔で伊月に伝えた。
そして、ちょうどそのとき駅の改札口に着いた。
「じゃあね。お疲れさま!また明日ね」
私はその時には涙が溢れてきたから、こんな顔を伊月に見せたくなくて、すぐに改札を通り抜けて電車に乗るつもりだった。
「ちょっと、待ってよ!直生ちゃん!」
伊月はグイッと私の腕を引き寄せた。
「直生ちゃんてば、勘違いしてない?」
「え?何が?」
「僕が好きなのは直生ちゃんだよ?」
えーーーー!!??私?
「だって、だって。25歳の人って言ってたじゃん、私29歳だし」
私はもう涙でグシャグシャだった。
何が何だかわからなかった。
「そうだったの?前の飲み会のとき直生ちゃんの年齢訊いたら、25だよって言ってたよ?」
「…そうだった、サバよんで答えてた…」
「でもさ!僕は直生ちゃんが何歳でもいいの」
「年齢=彼氏いない歴でも?」
「初めての彼氏なんて光栄だよ!」
「もう一度言うね。直生ちゃんのことが大好きです!」
満面の笑みと照れながらの告白。
「私も伊月のことが大好き!」
ふたりが抱き合っての、ハッピーエンド♡
「許せまじ」女を卒業したひとつの物語でした。ちゃんちゃん!
伊月くん風な締めもいいんじゃない?(笑)
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