乳がん10年生。寛解しました。

成瀬りん

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私のブログ

抜糸より辛かったこと

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2010年3月24日


抜糸よりも痛かった、胸の内…


朝一で、待つことなく、抜糸しました。
何針だったかな~?
10数本だった。

痛くはあったけど、これで少し楽になるかと思ったら耐えられた。

担当のT医師は有名な敏腕高齢医師。

しかし、性格がぶっきらぼうなんだな。

初診の時から、
嫌な言い方するなぁ
って思ってはいた。
でも、知り合い数人からも、腕は太鼓判押してる先生だからって任せた。

手術前の話や退院の時の話も
事務的で、いい気分ではなかった。

我慢してた。
他の先生やスタッフがみんな優しかったから、
精神的な威圧感もカバーしてもらってた。

でもね
今日は限界だった。
抜糸終わってからひとこと
「次の診察は4月19日ね」

自分に発した台詞はこれだけ

痛みはどう?
リハビリやってる?
こんな言葉もなかった。

自分は
今日は検査の結果もわかって、今後の治療法を話してくれるってことじゃなかったのですか?

私は先生に尋ねた。

「あのねぇ~!何回も言わせないで!
来月にならないと結果もわからないの。
前にも話したはずだよ?ちっ…」

…。
退院の日に話があったときは、
次の外来の時に、検査結果と今後の治療法を…

と、話していたはず

言葉足らずだったんだな。
時間に終われてる先生だから、要点だけ話して、後は他のスタッフに話やケアをしてもらってるスタイル。

初めてのガンの経験だったから、いくら知識を本やネットで仕入れても、わからないこともある。

質問すると、かならず
何度も話してるでしょ~
だからさぁ~!

こんな言葉が先につく。
それが、かんにさわるのだ。

私だけではない。
知り合いも入院患者も話していた。

腕はいいから我慢してる。仕方ないよ。
それがよく耳に入る台詞だ。

私は診察室を出てから、
ふざけんじゃねぇよっ!
泣きながら大声で言った。

我慢してた涙が止まらなかった。

受付の看護師に
どうしても今の態度はひどいから、話を聞いてくださいと頼んだ。

別室で看護師に話した。

過呼吸の発作が出て、私の気持ちがなかなか言葉に出来なかったけど、
ゆっくり時間をかけて話を聞いてくれた。

ガンの相談室にも案内され、そこの部屋でも担当の看護師さんに話をじっくり聞いてもらって、
手術から治療に進むまでの流れを丁寧に説明してくれた。

二人の看護師のお陰で、私は落ち着きを取り戻した。

帰りは母が具合悪くなって、大変だった



~2020年の私からの補足~

このT医師がとにかく大嫌いでしょうがなかった。

いくら腕が良くても患者の心に寄り添えない。
血の通ってないこの人は医師としても人間としても尊敬できなかった。

でも、看護師さんたちは温かい人ばかりだった。
それが救いである。
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