14 / 20
第14話 アボカド帝国の帝都潜入記
しおりを挟む
今、アルト達はアボカド帝国の帝都にいた!
帝都の廃屋地下に、隠蔽と結界を何回もかけて拠点にして、勇者召喚の行われた場所とその時の関係者と術者を調べていた。
ミーナ
「術者は、わかりました。サーギー神殿の神官長ですね。
ただ勇者召喚は、一般公開されていて、呪文はいつもの管理者サーギー様をたたえる讚美歌だったらしいです。
その時の魔法陣は、広場にまだ残ってます。」
アルト
「あの、単なる円か?」
ミーナ
「はい。酒場で聞きましたが皆同じ事を言ってます。真贋判定スキルも、嘘だとみなしてません。」
アルト
「マジか…。
神官を捕まえるしか、無いな。
せめて、ロクでもない勇者の奴らだったが、故郷に返してやらないと…
それにしても、ものすごく魔力と言うか、大地の力が無くなった状態だな。
駄目だな!
これでは、作物も育たないな。」
ミーナ
「やはり、勇者召喚が原因なのですか?」
アルト
「それは、間違いない。
だが、そのことを管理者サーギーや、神官達と、国は隠蔽したが、ここまでひどくなると、隠蔽できないよな!」
今、帝都にいるが貴族さえ痩せていた。
そして、時々高位の貴族が商店を襲うが…
商品なんてあるわけない!
そんな、状態だな…
唯一有るのが、闇酒場であって、食べ物を持ち込んだら酒がただなので、ミーナが幻惑魔法で姿を変えて、情報収集をしてくれている。
まぁ軍資金ならぬ、食料はあるからね。
だけど、根本的な解決をしないと何も始まらないので、俺たちは食料を少しずつ食べながら勇者召喚の真実を探っていた!
夜、帝都のサーギー神殿に乗り込んだアルト…
アレ?コノ酒の匂い…
闇酒場のものだ…
あの食料…
俺たちが持ち込んだものだ…
なるほど…
闇酒場のオーナーは、神殿だったか…
だけど、管理者サーギーって酒飲まないのでは?
あ!
そういうことか!
神官達が、お酒大好きで密造酒をここで生産していたのか!
だから、なんか違う酒だな~
匂いが微妙だな~とは、思っていたが…
スキル[守るもの]発動!
派生スキル[完全隠蔽]を起動!
よし、俺は~空気~♫
お酒に、ポーンコツ王都の闇市場で手に入れた、すっご~く喋りたくなる不思議なお薬を酒の樽に入れましょうね♫
そして、待つこと2時間…
まぁ、この帝国の暗部が出てくる出てくる!
だけど、変だな?
全く、勇者召喚についての話題が出てこないな?
あ!
神官長が自室に帰ったな!
よし、直接この薬を飲まそう!
3時間後…
神官長
「アゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ、
俺は、管理者サーギー様から言われた通り、歌を歌っていただけだ!
魔法陣は、どこか勇者召喚しているところと、連動していて、この国のあの円は、本当にただの円なんだよ!」
仮面男(アルト)
「ほ~ら!ここに、大好きな禁じられた酒のツマミが、沢山あるぞ~」
神官長
「ジュルルルルルル…
(よだれが止まらない)
くれ!もう、酒では腹を誤魔化すのも限界だ!
腹が減って、もう限界なんだよ!」
仮面男(アルト)
「本当の勇者召喚の魔法陣は、どこにある?」
神官長
「それは、俺もわからないんだ。
聖国ではないかと思っていたから、出張の時に確認したけど、うちと同じ単なる円だった!
あの歌で、連動するようになっていたらしい。」
仮面男(アルト)
「もうすぐ、この帝都から食べ物も無くなる。
それは、わかっているだろう?
どうするんだ?」
神官長
「ポーンコツ王国に、食料を求めているが返事がないらしい。
なので、戦争して食料を確保するつもりだと帝王は言っていたな。」
仮面男(アルト)
「とんでもない博打を打つということか…
それよりも、他の国に逃げたほうが良くないか?」
神官長
「他の国は、既に国境を封鎖していた。
神殿間の通信だと帝国とよく似た状態で、兵力を減らさないように、国境を封鎖して他の国に侵攻するつもりらしい。」
駄目だ!
暗い未来しかない状態だな!
食べるだけ食べて、神官長が寝た。
俺も、神殿の資料室に入って調べたが、魔法陣関係は本当に何も無いな。
なんだ?
なんだって?聖国が、管理者サーギー神殿の本拠地では無いだと!
エ?
だって、そう言われているけど…
ハァ?
秘密結社が、本拠地だと!
オイオイ…
公式な神殿なのに、なぜ秘密結社なんているのだ?
おかしすぎない?
よし!全ての資料室のモノを転写(コピー)完了!
いや~!
インベントリスキルが優秀過ぎる!
さてと!
次は帝王様の城に行くか!
その前に、アジトに帰って寝るとしよう。
だが、この判断が良かったのか?
アルトが起きたときは既に城門が破られ、反乱軍が、帝国の城に雪崩込んでいた。
ミーナ
「どうしましょう?」
アルト
「これは、チャンスだな!
城に入って、書物を回収してくる!
ミーナは留守番を頼む!」
アルトは、[守るもの]の派生スキル[周囲同化]を起動して、目立たないように反乱軍に紛れ込み、城の図書館から蔵書などを本棚ごとインベントリに収納していく!
アルト
「お!有ったぞ!転移・召喚魔法の魔導書!
もう全部収納!
アレ?なんだコレ?」
図書館の本棚の下に隠し部屋が有るのを、マップスキルが、探知した。
隠し部屋には、壁画が描かれていた。
アルト
「これは…勇者召喚?
だけど…この女神?様は?」
全く別人が描かれている。
そして…
どうも、勇者を元の世界に帰す場面が描かれているが…
アレ?
爆発した?というような、絵が描かれている。
戸棚の本は触ると崩れそう…
インベントリに収納して復元機能を稼働させる!
実は、まだポーンコツ王都の城から出た資料の、復元が終わっていない!
全並列処理をしているために、待ち時間は300時間に増えている!
まだまだ、待ち時間が増えそうだな…
壁画ごと、収納していく。
まだ、部屋の続きが有った。
アレ?
通路?
誰かが走って来るぞ?
派生スキル切り替え起動[完全隠蔽]!
走って来たのは、帝王!
遠目で見たことがあるからね。
そして、王妃?王子?
いた!嫌味な宰相だ!
何度、殺してやりたいと思ったか!
後続の人いないな…
護衛の暗殺者とか、いそうだけど…
そして、帝王を追いかける。
途中で宰相が、通路の窪みを押していくと、通路の道が変わっていく!
それを、マップスキルでリアルタイムで見るが、すげーな!
だけど、そんな技術と金が有ったのなら、なぜ国民の為に使わない…
勇者召喚なんてしなくても充分に国家運営出来たはずなのだが…。
そして、外に出たら城の近くの森の中みたいだな…
アレ…
血の匂いがするぞ!
ハァ?
そこに現れたのは、ポーンコツ253世だった!
ポーンコツ253世
「ヒャーーーーーー!
これまで、よくも俺をバカにしてくれたな!
死ね!」
こうして、俺は皇帝の名前すら知らずに、このアボカド帝国の王族はこの場で殺されたよ!
アレ?オイ!宰相だけ生きてるぞ?
アボカド帝国宰相
「見事でございます! さすが賢王様!
では、行きましょう!」
ハァ?
なんか、見事に反乱軍が有利だな~
なんて思っていたけど、黒幕は宰相だったのか!
さてと、この斬撃の一部始終も録画したから…
ハァ…
俺は、お人好しかな…
放置できないな…
帝王達だったモノを、布で包んでインベントリに入れて置いた。
後で、考えようか…
それにしても、ポーンコツ253世のヤツ…
アボカド帝国にいたのか…
どうやって、入国したのだ?
ポーンコツ253世達は、ポーンコツ王国の国境目指して移動を始めた。
俺は疲れたからアジトに戻って、ミーナな録画映像を見せて、寝ることにした。
帝都の廃屋地下に、隠蔽と結界を何回もかけて拠点にして、勇者召喚の行われた場所とその時の関係者と術者を調べていた。
ミーナ
「術者は、わかりました。サーギー神殿の神官長ですね。
ただ勇者召喚は、一般公開されていて、呪文はいつもの管理者サーギー様をたたえる讚美歌だったらしいです。
その時の魔法陣は、広場にまだ残ってます。」
アルト
「あの、単なる円か?」
ミーナ
「はい。酒場で聞きましたが皆同じ事を言ってます。真贋判定スキルも、嘘だとみなしてません。」
アルト
「マジか…。
神官を捕まえるしか、無いな。
せめて、ロクでもない勇者の奴らだったが、故郷に返してやらないと…
それにしても、ものすごく魔力と言うか、大地の力が無くなった状態だな。
駄目だな!
これでは、作物も育たないな。」
ミーナ
「やはり、勇者召喚が原因なのですか?」
アルト
「それは、間違いない。
だが、そのことを管理者サーギーや、神官達と、国は隠蔽したが、ここまでひどくなると、隠蔽できないよな!」
今、帝都にいるが貴族さえ痩せていた。
そして、時々高位の貴族が商店を襲うが…
商品なんてあるわけない!
そんな、状態だな…
唯一有るのが、闇酒場であって、食べ物を持ち込んだら酒がただなので、ミーナが幻惑魔法で姿を変えて、情報収集をしてくれている。
まぁ軍資金ならぬ、食料はあるからね。
だけど、根本的な解決をしないと何も始まらないので、俺たちは食料を少しずつ食べながら勇者召喚の真実を探っていた!
夜、帝都のサーギー神殿に乗り込んだアルト…
アレ?コノ酒の匂い…
闇酒場のものだ…
あの食料…
俺たちが持ち込んだものだ…
なるほど…
闇酒場のオーナーは、神殿だったか…
だけど、管理者サーギーって酒飲まないのでは?
あ!
そういうことか!
神官達が、お酒大好きで密造酒をここで生産していたのか!
だから、なんか違う酒だな~
匂いが微妙だな~とは、思っていたが…
スキル[守るもの]発動!
派生スキル[完全隠蔽]を起動!
よし、俺は~空気~♫
お酒に、ポーンコツ王都の闇市場で手に入れた、すっご~く喋りたくなる不思議なお薬を酒の樽に入れましょうね♫
そして、待つこと2時間…
まぁ、この帝国の暗部が出てくる出てくる!
だけど、変だな?
全く、勇者召喚についての話題が出てこないな?
あ!
神官長が自室に帰ったな!
よし、直接この薬を飲まそう!
3時間後…
神官長
「アゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ、
俺は、管理者サーギー様から言われた通り、歌を歌っていただけだ!
魔法陣は、どこか勇者召喚しているところと、連動していて、この国のあの円は、本当にただの円なんだよ!」
仮面男(アルト)
「ほ~ら!ここに、大好きな禁じられた酒のツマミが、沢山あるぞ~」
神官長
「ジュルルルルルル…
(よだれが止まらない)
くれ!もう、酒では腹を誤魔化すのも限界だ!
腹が減って、もう限界なんだよ!」
仮面男(アルト)
「本当の勇者召喚の魔法陣は、どこにある?」
神官長
「それは、俺もわからないんだ。
聖国ではないかと思っていたから、出張の時に確認したけど、うちと同じ単なる円だった!
あの歌で、連動するようになっていたらしい。」
仮面男(アルト)
「もうすぐ、この帝都から食べ物も無くなる。
それは、わかっているだろう?
どうするんだ?」
神官長
「ポーンコツ王国に、食料を求めているが返事がないらしい。
なので、戦争して食料を確保するつもりだと帝王は言っていたな。」
仮面男(アルト)
「とんでもない博打を打つということか…
それよりも、他の国に逃げたほうが良くないか?」
神官長
「他の国は、既に国境を封鎖していた。
神殿間の通信だと帝国とよく似た状態で、兵力を減らさないように、国境を封鎖して他の国に侵攻するつもりらしい。」
駄目だ!
暗い未来しかない状態だな!
食べるだけ食べて、神官長が寝た。
俺も、神殿の資料室に入って調べたが、魔法陣関係は本当に何も無いな。
なんだ?
なんだって?聖国が、管理者サーギー神殿の本拠地では無いだと!
エ?
だって、そう言われているけど…
ハァ?
秘密結社が、本拠地だと!
オイオイ…
公式な神殿なのに、なぜ秘密結社なんているのだ?
おかしすぎない?
よし!全ての資料室のモノを転写(コピー)完了!
いや~!
インベントリスキルが優秀過ぎる!
さてと!
次は帝王様の城に行くか!
その前に、アジトに帰って寝るとしよう。
だが、この判断が良かったのか?
アルトが起きたときは既に城門が破られ、反乱軍が、帝国の城に雪崩込んでいた。
ミーナ
「どうしましょう?」
アルト
「これは、チャンスだな!
城に入って、書物を回収してくる!
ミーナは留守番を頼む!」
アルトは、[守るもの]の派生スキル[周囲同化]を起動して、目立たないように反乱軍に紛れ込み、城の図書館から蔵書などを本棚ごとインベントリに収納していく!
アルト
「お!有ったぞ!転移・召喚魔法の魔導書!
もう全部収納!
アレ?なんだコレ?」
図書館の本棚の下に隠し部屋が有るのを、マップスキルが、探知した。
隠し部屋には、壁画が描かれていた。
アルト
「これは…勇者召喚?
だけど…この女神?様は?」
全く別人が描かれている。
そして…
どうも、勇者を元の世界に帰す場面が描かれているが…
アレ?
爆発した?というような、絵が描かれている。
戸棚の本は触ると崩れそう…
インベントリに収納して復元機能を稼働させる!
実は、まだポーンコツ王都の城から出た資料の、復元が終わっていない!
全並列処理をしているために、待ち時間は300時間に増えている!
まだまだ、待ち時間が増えそうだな…
壁画ごと、収納していく。
まだ、部屋の続きが有った。
アレ?
通路?
誰かが走って来るぞ?
派生スキル切り替え起動[完全隠蔽]!
走って来たのは、帝王!
遠目で見たことがあるからね。
そして、王妃?王子?
いた!嫌味な宰相だ!
何度、殺してやりたいと思ったか!
後続の人いないな…
護衛の暗殺者とか、いそうだけど…
そして、帝王を追いかける。
途中で宰相が、通路の窪みを押していくと、通路の道が変わっていく!
それを、マップスキルでリアルタイムで見るが、すげーな!
だけど、そんな技術と金が有ったのなら、なぜ国民の為に使わない…
勇者召喚なんてしなくても充分に国家運営出来たはずなのだが…。
そして、外に出たら城の近くの森の中みたいだな…
アレ…
血の匂いがするぞ!
ハァ?
そこに現れたのは、ポーンコツ253世だった!
ポーンコツ253世
「ヒャーーーーーー!
これまで、よくも俺をバカにしてくれたな!
死ね!」
こうして、俺は皇帝の名前すら知らずに、このアボカド帝国の王族はこの場で殺されたよ!
アレ?オイ!宰相だけ生きてるぞ?
アボカド帝国宰相
「見事でございます! さすが賢王様!
では、行きましょう!」
ハァ?
なんか、見事に反乱軍が有利だな~
なんて思っていたけど、黒幕は宰相だったのか!
さてと、この斬撃の一部始終も録画したから…
ハァ…
俺は、お人好しかな…
放置できないな…
帝王達だったモノを、布で包んでインベントリに入れて置いた。
後で、考えようか…
それにしても、ポーンコツ253世のヤツ…
アボカド帝国にいたのか…
どうやって、入国したのだ?
ポーンコツ253世達は、ポーンコツ王国の国境目指して移動を始めた。
俺は疲れたからアジトに戻って、ミーナな録画映像を見せて、寝ることにした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
21
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる