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第2章 動きだした凶悪な者達
第28話 第4の試練 血のダンジョン
しおりを挟むカザト達は、ベイントス公国の公都(首都)にいた。
まず、身体を休めて公国に次の行き先を報告して、トスカ女王が合流してキスカが副女王としてドワーフ王国を執政する。
トスカのレベリングが急務だったのと、キスカのゴブリンエンペラー討伐の経験値流入による急激過ぎるレベルアップの為に、身体が[ハイ ドワーフ]に進化しようとしていたが、とても身体が追いつかないので休ませる事にしたのが実情なのと…、トスカが、カザト達と冒険をしたがっていたのがある。
カザト達も、レベル数字はそんなに上がっていないがやはり、まだ慣れていないのでベイントス公国から第4の試練があるという今は、旧魔王領域となった滅びた国に山伝いに行くことになったのだが…。
トスカ
「あれから、こちらも調べました。
ドワーフの古い歌に妙なものが残っていまして、内容的に言うと監視役のフェイクの部下天使が、魔道師勇者に強奪スキルを使わせて、仲間の戦士勇者から経験値とスキルを、奪わせて最強の勇者を作ろうとしたが、[自爆]ジョブスキルが何故かできてしまって大爆発したおかげで、第4の試練を整備していた国は吹き飛んだらしいです。
その後、その国の生き残り王族は魔王の部下になったと書物では言われていますが、唄では、部下天使に冤罪をかけられて旧魔王領域にされたとなっています。」
カザト
「[自爆]?マジカ?
それに冤罪?
つまり口封じしようとしたが駄目だったから冤罪をかけたのか…。
つまり、[自爆]スキルが出来るとは予想外だった?
それに、強制的にスキルを移せるスキルがあったのか。
あれ?
オレのスキルは鑑定だし…
まぁ、琳(りん)達にしたのはほとんど心霊手術だよな?
まぁ、いいか…。
そういえば、琳(りん)達のフェイクから付与されたスキルは、普通のスキルオーブから獲得出来るスキルとか、自力で身につけたスキルとは感触がかなり違ったよな。
気持ち悪かったから宝箱に封印していたけど、ガラス玉に封印したはずなのになんか、変な餅(もち)みたいになっていったから、気味が悪くてガス王都の別の屋敷に放置したけど…。」
トワイライト
「あれ、本当に気味が悪かったですよね~。
あ!あの屋敷から避難しようとしたときに、味噌汁の鍋を放置したけど大丈夫だったかな~。」
メーベル
「大丈夫ですよ!
避難するときに、泥棒対策の[カザト様に敵対しない]制約の契約魔法スキルを、試し打ちしておきましたから、
食べられても実験ができます。」
エルファー
「え?
私も、[カザト様の下僕を見つける]制約の強制契約魔法を味噌汁鍋にかけてしまいました!」
エルシー
「私も、
[カザト様の下僕を見つけて送り込む事]の契約魔法の試し打ちを鍋にしてしまいました。」
大精霊達
「私達も、パートナースキルの、練習だと思っていろいろあの屋敷に試し打ちしたよ~!」
マーベル
「私もやってしまったのよね~。
アハハハハハハ!
旦那様!
どうしようって、顔をしないでよ!
大丈夫だって!死ねって呪いじゃないのだから!」
カザト
「う!うん、そうだな。
まぁ、あんなボロ屋敷を襲おうなんて、よっぽど気まぐれな奴しかいないからな~。」
(カザト達は知らない。たいへん変わり者な奴らが問題なモノを食べてしまったことを!)
そして、山間部のアジトに向かうカザト達はこれからの目標を立てることにした。
まず、トスカ(女王)のレベリングをすることと、失われたと言われている[第4の試練]のエリアへの道というか、通路があったらしい。
だが、今はない。
その事を精査しないといけない。
実は、道が失われたというよりも、道が隠蔽されてしまったと、カザトは推測していた。
[勇者達の怒り][勇者達の記憶]によると、[第4の試練]のあった国は人間の国で、獣人やエルフやカザトみたいな普通種(プレーン)の住む国だったらしい。
だが、フェイクの部下天使が何かの人体実験をしたらしい。
そして、その国の隣の国が吹き飛んだと記憶にある。
おそらく、トスカ(女王)達が集めた情報の、[自爆]スキルの出来上がった話につながるみたいだな。
前勇者達は空間魔法を全力で使い、全員の魔力を使ってまでなんとかその国を守ったみたいだが、その国は結果的に言うと前勇者達を裏切ったみたいだ。
邪神フェイク側について前勇者達を殺しにきた記憶が、はっきりと残っている。
そして、その国は邪神国1号と呼ばれ、旧魔王領域の一つとされるようになった。
そして、この国の近くに問題のゴブリン帝国がある。
カザトは、ゴブリンエンペラーが転移でどの辺りに移動したのかある程度、鑑定でわかっていた。
帝国の皇帝の近衛師団の魔導師達の内の、占いスキル持ち達が占っても、地理的にほぼ合っていた。
だから、カザト達が貴族達の歓待を辞して、あっさりと帝国から移動出来たのは追撃に行くと言うことを、匂わせていたからでもあった。
カザトの予想?
恐らく、邪神国1号が今回のゴブリンの大軍の侵攻に、関与していると見ていた。
それは、ブラー国王の砦の冒険者ギルド副マスター獣人のガロンが、強く主張していた。
彼の祖父はその国の王の弟だったらしいが、前勇者側に立った。
その時の証言では、その国はこの世界を支配する事を条件に、フェイク側についたらしいのだ。
そして、元ガス冒険者ギルドマスターのバッカーも同じ事を言っていた。
なんでも、バッカーの祖父はかなり奴らに腹を立てていて、何度か攻め入ろうとしていたとしていたらしい。
つまり、今から行く所は完全に敵地である。
そして、ゴブリンばっかり!
スズメまでゴブリン化した、この異常事態の原因をかなり深く知っている疑いがある奴らの所に、行くわけだ。
[勇者の記憶]が語る[第4の試練]は、赤い池を最奥に有する地下世界らしい。
で、赤い池・当時の通称[血の素]はエリクシールやエリクサーと呼ばれる、かなりよく効く回復薬の原料だったらしい。
その赤い池の水は、様々な薬の基にもなったという。
そして、[第4の試練]血のダンジョンと呼ばれたその施設を悪用して、身体の強化をしていたフェイク側に立った者達はヨダレを垂らして狂い、もはや、人では無かったと言っていたらしい。
今で言うところの、薬物ドーピングだよな。
筋肉増強剤とか、ステロイドホルモンとか打ち込んでいると考えた方がいいと、認識している。
問題は、その国に行く方法だ!
前に、俺が休んでいる間にトワイライト達が、偵察に行ったがとても上空から入れなかった。
瘴気の嵐らしい。
それは、前勇者時代からで山の道があったが、邪神戦争の時にフェイクが山を作り替えたみたいだ。
確かに、[勇者の記憶]と違いすぎている。
ところどころ空間が捻れていて、元の出発地にもどらされる仕掛けになっているのが、空間把握でわかった。
つまり、根性で山道踏破も不可能というわけだ。
空間魔法で切り分ける事を考えたが、探ると何かセンサーみたいなモノが探知出来たので、恐らくフェイク達に知らせる警報装置があると思われる。
今の戦力では、フェイク達と戦うのは無理だ!
なので、他の道を探る事にした。
ガロンいわくどこかに抜け道が有って、よくラッド公爵領付近まで攻めて来ていたらしい。
つまり、どこかに隠された道があると思われる。
かつての記憶と、記録を参考に山を探索する。
とろこどころで、ゴブリンラットなるゴブリンの顔の大ネズミの集団とかが現れる。
そいつらを、電撃で麻痺させてトスカに止めをさせる。
レベル40になっていたトスカのレベルが、一日だけで55までに上がった。
今は、亜空間部屋で休ませている。
キスカも辛そうだったが、トスカは精神力がかなり強くてかなり無理をする性格なので、早めに休ませる。
そして抜け道をくまなく探すが、なかなか空間把握でも見つからないのだ。
マーベル
「難しいわね。
あのネズミしか出てこないのも、おかしわね。
もっと、他のモンスターがいても不思議じゃないのに!」
メーベル
「こうなったら、この森を焼きますか?」
カザトは、待ったをかけた。
派手に燃えると山火事どころでは済まないからなのだが…。
エルシー
「カザト様~!
精霊魔法(火)で森を燃やそうとしたのですが、燃やせませんでした。」
すでにやろうとしていたよ…。
エルファー
「森に見えていますが…樹木では、ないかもしれません。」
トワイライト
「カザト様、次の山は樹木ではないと思われます。
樹木の精霊達の気配がしません!
そして、今いるエリアから奥は他の精霊達がいないです。
山に見えているだけで、まるで異界だと言われても信じてしまうほど、異様です!」
カザトも、それは感じていた。
石を投げたが、木に当たったはずなのに音がしないとかで、無理矢理近づいて調べようとしたが、感触としては空間の壁に3DのCGの絵が描いてある感覚だった。
完全にわからない…。
どこに抜け道があるのだろか?
それに、今も使っているかどうかも不明である。
カザトは、空間魔法でテントらしきものを作り出して、トワイライト達にはしばらく監視すると連絡してから、隠蔽をかけて見えなくしてとりあえず、空間があまりにひどく曲がっている区間を見ることにする。
暇だ…。
暇だといろいろ思い出す事がある。
あのゴブリンエンペラーとかゴブリンキングとかゴブリンジェネラルは、ガス王都の近くの森から出てきたよな…。
あ~、あの名前付きのオーガもいたよな~。
思いっきり逃げたけど…。
あいつら、あの森から出てきたんだよな~。
グランド王国に救援に行くときにあの森を横断したけどあのオーガはいなかったな。
ゴブリンエンペラーとかの基地があった跡も無かったな…。
ゴブリン達が、どこからかやってきた時の通過点があの森だったのか?
あの森に、転移魔法陣が有ったのか?
あの森奥をまっすぐ突き抜けると、今はブレーダー王女達がよく駆け込む滅びた王国だよな~。
だけど、俺が無理矢理召喚されたとき、まだその国は有ったのから、その国がゴブリンの拠点だったとは考えにくいな~。
獣道ならぬ、モンスター道があったって事か…。
探知するなら…。
どうすればいいか…。
警察なら? 警察犬か?
犬は…。
うん…。
王族のペットにいたな。
だけど、このゴブリンばっかりになったから、日本で言うところの絶滅危惧種?
レッドデーターブック入だよな!
無理だ…。
どうする?
そうだ!
ガロンに頼むか?
だけど、本人は少し鼻がきく程度だと言っていたからな~。
そうだ! 向こうの国のやつはどうやってわかるのか?
目印とか…臭いか!
しばらく集中して、臭いを… 無駄だった…。
力制御スキルを、使ってみる。
やはり、あの森は壁に絵を描いたようなものだ。
隙間すらない。
そんな事を思っていたら、だんだん眠くなってきたのでテントを強化して結界にして、寝てしまった。
待ちぼうけ~💀
間違ボウケ~💀
#'******@$%)?¢№£のら稼ぎ~💀
そこにやってきた~💀
ウサギころんだ、
木の根っこ~💀
変な夢を、見たな。
懐かしい夢だ…。
あいつ(旧友)は、芸術的に歌をうたうのが下手だった。
夜だ!
気配察知と、空間把握を広げて周りの状態の情報を集める。
待ちぼうけ~♫ 歌って見た。
この世界に来てから歌ったことなんてなかったな。
そうだ、異世界って吟遊詩人とかいるのがラノベスタンダードだけど、見ていないな~。
冒険者ギルドの建物の表の掲示板が、街の情報源だったな~。
なんて、森を歩いていたら蹴躓(けつまづ)いた!
イッテ~!
ボソ!
何だ?
穴?
顔から地面に突っ込んだかたちなのだが、穴があった。
中は…、石畳で通路だった…。
ハァ?( ´△`)
見つかったよ!
だけど変だな?
俺は一体何に蹴躓いた?
見ると木の根っこが、あるが…
蹴躓いたほど太くも大きくもない…
だが、感触は確かに木の根っこでだが空間把握だと、良くできた空間魔法でのプラモデルみたいな作り物だ!
木の根っこが、スイッチの開閉式地下道か!
だけど、昼間にこの辺りを手当り次第鑑定かけて見たけど、こんなものはなかったぞ!
記録を呼び出して、今の鍵である作り物の樹木と比べると、少しだけ違った!
根っこの所だけ違った。
そして徹底的に鑑定すると、時間が来ると元の木と入れ替わって転移して来るみたいだ。
なるほど!
だから昼間はわからなかったのか。
だが、通路の場所は…通路も転移するかもな…。
通路も鑑定する!
徹底的に力制御とかも使って徹底的に調べると、あの空間の壁から時間が来たら伸びてくる仕掛けになっていた。
なるほど!徹底的に魔力を流し込んで調べていく。
もう、かなりの間使われていないものだとわかったのと、全くの別のトンネルも見つけた。
そして、その出口を探知する。
疲れる!ゴブリンエンペラー戦よりも疲れるが、まだまだ調べる。
そういえば、ガロンが言っていたな。
邪神1号国からの刺客達は、皆かなりいい性能の時計を持っていたと。
つまり、時間ぎめで開く抜け道が変わるってことと、今もスパイが侵入しているって事かもな。
出口発見!かなり錆びた扉で塞がれていた。
だが、魔力と空間把握の限界まで挑戦した結果、地上に到達して地上座標を確定した。
さらに魔力と空間把握を伸ばして、複数の所にマーキングしておく。
まだまだ自力で転移は出来ないが、(女子高生勇者組の転移は、コスモ1の助力があったからできた。)出来るようになったら、使えるマークだ。
そして向こうの結界内に入ったら、こちらのものである。
5つの抜け道がわかった。
今使われているのは一つだけ。
しかも、それは山岳地帯のアジトの1メートル離れた廃坑道な接続していた!
他の出口も確認してから、カザトはキャンプ地に戻る。
そして、かなりヘロヘロの状態で帰還して、トワイライト達に怒られながら報告する。
もう夜明けだった。
一度、山岳地帯のアジトに戻って対策を考える。
カザトは、寝た。
そして、トワイライト達の会議が始まった。
エルシー
「あの坑道に、確かに変な足跡が残ってました!」
マーベル
「あの複数の足跡…全部うさぎ獣人だったわ。
それも、かなり出来る奴。」
メーベル
「え?靴履いてなかったの?
靴を履くことを嫌がるうさぎ獣人で、出来る奴といえば…
まさか!A級冒険者パーティー[ラビットダンス]?」
トワイライト
「そのパーティーの名前って確か昨日ナタリーが報告してきた、神聖皇国を訪ねて来たパーティーの名前では?」
エルファー
「それって、不味くないですか? 早く知らせないと!」
すぐに、報せを神聖皇国にする。
魔導珠(通信用・高品質)をベイントス議会と皇主の要請で設置しておいて良かったな~と、寝ぼけ眼の起きたてカザトは、思った。
そして緊急の報せを受けた、メリーとナタリーが戦闘態勢で全力で走りこんで、謁見の間にて皇主に襲いかかろうとしている[ラビットダンス]達を抑え込むという物語が生まれた。
[ラビットダンス]のリーダーが、何故わかったとナタリーに抑え込まれた時に聞くと、ナタリーはカザトに言われた通り、「いきなり、静かな殺気が放出されたからですよ。」なんてニッコリと言うと、愕然としていたという。
(本当は、そこまで探知能力が無いのと、ラビットダンスの得意技が暗殺だとメーベルが覚えていたから、1番精神に効く言葉を選んだ。)
ちなみに、結果としてスマートに、抑え込んだのか?
というと違う!
まず、ナタリーのパートナースキル使用のフレイムビームが失敗で暴発したが、そのせいで皇主に飛びかかった3人の暗殺ラビット達が飛んだまま吹き飛ばされて、壁叩きつけられのめり込み半死状態になる。
その爆発に気を取られた皇主護衛の騎士団長と、剣で押し合いしていたリーダーの後頭部に、メリーの剣ではなくて飛び蹴りがヒット!
リーダーが、気絶する。
その時に着地失敗しそうなメリーが、パートナースキルでカザトが使う気功身体強化を使い失敗して暴発!
皇主暗殺第3波の暗殺者ラビット2人の横っ腹を、剣を抜けなかった鞘ごとたたきこんだのと、メリーの膝蹴りが
偶然ヒットして半死状態になる。
変なブレイクダンス風の着地になったが、メリーは気にしない!
後で、皇主にこっそりと本当の事を報告した。
皇主も、[ラビットダンス]が良くゴブリンキング軍団と戦った戦歴が、あまりに勝ちが多すぎるのと、あまりに疲労や怪我がなく一流の証だと言われていたのを、カザトの戦いを見て疑問に思い始め、これまで謁見なんてしなかったが警戒しながら、聞いてみようとしていた時だったと言った。
そして、出てきたのは…
皇主に、恐らく偽造・八百長の[ラビットダンス]の報告書を作っていたのは、ホフゴブリンとなって散った、前副皇主3人だった。
このことによって、ゴブリン製造説が、再浮上してきた。
[ラビットダンス]の狂乱事件はリーダー以外、意識不明の重症の為に目的不明の捜査中扱いになる。
そして、そのことに妙な対応をしたのが、神殿攻略の時に出てきた冒険者ギルト本部戦闘部 本部長 エッサである。
身柄を引き渡せとか言ってきたので、神聖皇国の詰問のエキスパートがエッサを攻める!
エッサは、[ラビットダンス]の戦歴を盾に直接尋問をすると言うのだが、犯人達の状態を見て眉を潜めた。
リーダー以外、半死状態。
前半分の骨が粉砕骨折3人、背骨の粉砕骨折・内臓多臓器破裂が2人、リーダーは精神喪失と頭蓋骨後部粉砕骨折。
どうやったらこうなるのか?
武芸百般を精通するエッサにもこの状態は、とんでもない奴が戦ったと判断してカザトがやったと、勝手に判断した。
だが皇主から大笑い状態で否定されて、カザトではないとは確信すると、今度は異様なほどにカザトの居場所を聞き出しそうとしていた。
冒険者ギルドでも一応把握をしていたはずなのに、何故かエッサには知らされていないらしい事に、皇主は何かを感じてドワーフ国じゃないかとうそぶく。
確かにキスカが副女王として、珍しくおしとやかに政治をやったりしていたのが報告に上がっていた。
(実は、キスカは全身筋肉痛なので、おしとやかに見えただけ。)
そして、最近カザト達と何を話したのか良く聞いてきたので、皇主はゴブリンエンペラーとの戦いで武器が壊れそうだから、打ち直すとか言っていたと答えているが、心の中で皇主はエッサを自分の暗殺に関わっていると疑い出した。
その頃…
カザトは、坑道内にある抜け穴の横に並走する形で空間魔法を使い、邪神国1号への道を掘り出す事にした。
応援ありがとうございます!
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