ミラージュの憂鬱

どら焼き

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第6話 王家改革も終わって。

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第6話 王家改革も終わって。

 今回の騒動は、腹が立つばかりだった。
 調書を読んで、聖女召喚があったことがわかってきた。そして、あの聖女はヤツ本人だとわかる。

 なら、なぜ私は他人の身体にいるの?

 そこのところが、訳がわからないのよね。
 何でも国王の虚言だと、異世界聖女召喚の時に神託が聞こえたらしいのよ。
 そのとおりにしたから、無罪?

 そんな訳があるか!
 さて、既に国王は自分の親戚の教会皇国の大司祭のもとに使いを送っていた事がわかった。
 どうしてくれようか。

 まさか、肉親が邪神の指令通りに私を生贄にしようとするとはね。ため息しかでないわね。
 今回のことで、犯行に関わった奴らは邪神教の下僕として全て処罰対象にした。
 公爵3家断絶 廃止(我が家を含む。弟にも加担していたので継がせない。坊主にしても反省してないかったので生贄の祭壇に投げ入れた。)
 侯爵家15家断絶 廃止。子爵家56家断絶 廃止など、86%の貴族を廃止させた。
 そして、職員として中に入り込んでいた4、5、6男とか、貴族コネクションで入って、この計画を推進させた奴らも罷免した。
 奴等がやっていた横領も全て補填させたが、まだ腹の中の怒りが収まらない。


 玉座に座り目の前のスキル魔法で出てきた画面をみていたら、自己診断というアプリがあった。
 押してみたら、キーボードボタンとかでてくる。
 そして、私のステータスが出てきた!!

 え?
 ジョブ 大聖女(カンスト)
 何がカンストなの?大聖女?

 スキル欄 全属性魔法(カンスト) 聖女業務(カンスト) 聖女業務新派生(機械のみ)ウイルス対策ワクチン製造レベル65/100 
 え?機械のみ?まさかPCのウイルスソフトの事?聖女業務なのか~。

 称号
 聖女様!!(自己力及び、スキルの抑制)
 聖女様!(自己力の成長促進)
 聖女様?(聖女と人間は卒業ですよ!)
 他37割愛。

 なにこれ? 押してみたら説明文が出てくる。
 
 聖女様!!
 殺人無効となる。前前世ミラーシュ時代に大聖女カンストをなし、あらゆる攻撃を反射したために流れ弾とかも跳ね返したと同時に、重傷者が出た為に自ら設定したもの。

 聖女様!
 知らない事には、徹底的に研究した前前前世時代の時の大聖女時代のスキル化した称号。研究と理解力を促進する。

 聖女様?
 前前世で、いい加減カンストしたから人間卒業!と言われてしまった証。そろそろ天界の仕事もしようね。聖女も卒業!しばらく休暇として地球で社会人やってみて!

 ん~~。やばくない?これ?
 私、前世で何をやっていたのよ!
 というか、聖女様系の何に発動したのか?というログファイルが出せたので、見てみたら私…殺されていたのか?あのバカ女の古曽子(くかこ)とケンカしているときに、聖女は卒業なのに無理矢理召喚をされた反動で(殺された)ってはっきりと書いてある。

 で、この画面スキルはなに?標準?それとも何かのスキル?
 聖女業務の文字が光っている。あ~、なんとなくわかる。業務だから一番最適化されたものになるのか~。

 じゃあ、私はミラージュさんのからだを乗っ取ったのではなくて、ミラージュとして生きていて思い出したって事?


 ザーケーンナーーよーーー!(怒!)

 んん?何か引っかかるな~。
 ゴミ箱の中に何か入っている。
 中を開けるとフォルダが出てきて、(クソ国王 ブァカレー)とか書いてある!

 え? まさか消えたのはフォルダに入っていたから? あ!聖女様!!の称号効果で死なないのか!だからここに格納されたの?

 待てよ、消去しますか?とかボタンとかないよね?
 (地上にリリースしますか?)というぼ!ボタンがあった。

 ん?スキル分離?あ…はい!をポチッと。
 そして、リリース先が指定できるのか。ん~、教会皇国の祭壇とか、選択できるのか~。ならそこに指定!

 まぁ……腹が立っていたけど、焼き殺しはだめだよな~なんて思っていたからいいか。
 それに、今回の生贄に教会皇国が加担していたのかどうかを調べるいい試金石ね。

 ん?格納庫というのがある。それに収集予定という項目があった。
 なにこれ?
 強制婚約の対価 強制婚約に対する強制婚約破棄の慰謝料 殺人未遂の慰謝料 公爵家のミラージュのヘソクリ 公爵家の強制婚約の利益分 公爵家の殺人計画の協力金

 全てを押すと、中に一瞬で入ったみたい。
 すご?!
 各項目に金貨5000枚とか書いてある。
 1枚取り出して見ると取り出せた。

 これは便宜だね~。
 待てよ、これ他のアプリとか使えば私は旅にでられるよね!

 よ~し、やるか~!地球に戻る方法を見つける事と、後は憂さ晴らしの旅でもしよう!
 その時、画面にブレイキング・ニュース!という項目と共に、[教会皇国!本当の聖女生贄事件を聞くが、神託だとなって無罪で釈放。国王達は勇者と共に出陣。1ヶ月後に到着予定!]と書いてある。

 ウワァ~、いらない!いらない!もう聖女様も卒業なのと、生贄容認の奴らの指示なんて聞きたくもない。
 すぐに、王太子の隠し子達を呼び出し、年長の奴(13歳)を国王にした。
 13歳?確か王太子は28歳。15歳の時の子供か?あのクソ野郎!その母親は死んだ?出産時は13歳? あのクソ野郎!

「おそらく、お前を殺そうと邪神の使徒となった奴らはやってくるでしょう。お前は私とあった時に「殿下と呼べ!」と言いましたね。
 なら、それだけの仕事をしなさい。お前が動いて政務をとって証明しなさい。
 それだけの素地は作りました。そして、お前を育てた母親達を支えなさい。」

 私は、疲れてたのだろう。王位を譲り旅に出ることにした。
 この世界には、冒険者も魔法も魔獣もいる。
 そして、他の種族もいる。楽しもうではないか!称号にもお休みと書いてあったからね~。

 こうして荷物を格納庫にいれて、私は町娘衣装と軽装鎧とかも買い込んで、乗り合い馬車で出発した。この国を出よう!そして、せっかくの異世界だから楽しもう!!
 
 
 

 
 
 
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