ミラージュの憂鬱

どら焼き

文字の大きさ
30 / 45

第30話 面倒事は、早く済ませるのが吉だ!5 自爆

しおりを挟む
第30話 面倒事は、早く済ませるのが吉だ!5 自爆

 ボスタニア歴655年 バルセリナ歴551年 3月27日  午後8時
 
 王国軍は、ニセ領都に入城。
 幻影の召使いたちや、宿の主人達に歓迎されて、すぐに睡眠薬を飲んで就寝。
 

 寝た公爵の前に立つ私。
 良くも、生贄なんてしてくれたな。真似事でもするか?誘導自白スキル発動。

公爵(元父親)「グーゲー!」
 イビキがきついな~。

ミラージュ(私)「なぜ、生贄を喜んでやった。お前には人の心が無いのか!」

公爵(元父親)「有るかボケ!後に聖女に取り憑いたミラージュに命令して、あの兄をぶっ殺して俺様が国王になるはずだった。くそ!まさか!まさか!あのオババ様を取り憑かせるなんて!」

 オババ様?

ミラージュ(私)「オババ様なんて、なぜいうのだ。」

公爵(元父親)「あの方は、私の祖母だからだ。子沢山の没落貴族だったらしい。子供は25人。大聖女のなってから生活が安定して、その内の1人を無茶な命令をするボスタニア王家に命令の対価として引き取らせ生まれたのが私だ。」

 は?ということはカトレアとは、いとこなの?

ミラージュ(私)「なぜ、ここに来た。」

公爵(元父親)「ボスタニアには、凶悪な5つのラビリンスがある。公開されているのは、辺境伯領のラビリンスのみ。
 辺境伯領のラビリンスは、過去にコカトリスというSランク10人、Aランク50人の系60人のレイド(大所帯パーティー)を全員石に変えた化け物がいて、ボスタニア王家は冒険者ギルドに大きな借りを作ってしまった。

 そんな凶悪なラビリンスを消せるなら、怨霊でも良いから説得をやれという国王の命令だった。
 実は、あの城の地下に大ラビリンスがある。なぜ、金も人員も莫大に消費する異世界聖女召喚するのか?というとあの大ラビリンスからでてくるモンスターを、地上に出して実体化するのを防ぐためだ。」

 呆れた。どう説得しようと?

ミラージュ(私)「つまり、大ラビリンスを消滅されるために、説得しようと来たと?」

公爵(元父親)「そのとおりだ。元々は私の言うことを聞く者だ。なんとかなだめたら、なんとかなるだろう。ついでにバルセリナも滅ぼさせて冒険者ギルドも管轄に入れて一石三鳥だ!」

 あ、だめだコイツ。反省してない。

 城から出られると思うなよ。
 この空城の安全装置を解除した。そして、離れる。

 さて、どうしようかな~、と空を飛びながら悩んでいたら、城の辺境伯が外に向かって「騙せると思うなーー!」と怒鳴ってデススイッチを投げた。

 あ!自殺願望者だったのか。これは計算外。それか、自分の持っている物がどういう物なのか理解できないような、情報分析が出来ない領主失格の者なのか?それとも、理由がわからない物だけど後でどうにでもなるという、か~な~り~傲慢な心の持主だったという事だ。

 ボン!

 辺境伯の城に火がついた。そして、空城にも火がついた。一斉に辺境伯がデススイッチを作って火をつけた事が、領内の人達の頭に直接入力される。
 空城から、「おのれ!辺境伯!」と、火だるまになりながら馬を走らせ逃げる将軍?
 空城を解除して、王国軍を罠から解放する。奴らは逃げる逃げる。
 



 日記
ボスタニア歴655年 バルセリナ歴551年 3月27日  
 
 まさかの存在が出てきたな。まさかミミーラが主犯だとは。大ラビリンスか~。もっとラビリンス・コアを、集めて戦闘力をつけないといけないから、攻略もありかもね。
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

悪役令嬢の慟哭

浜柔
ファンタジー
 前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。  だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。 ※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。 ※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。 「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。 「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

『召喚ニートの異世界草原記』

KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。  ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。  剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。  ――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。  面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。  そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。  「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。  昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。  ……だから、今度は俺が――。  現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。  少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。  引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。 ※こんな物も召喚して欲しいなって 言うのがあればリクエストして下さい。 出せるか分かりませんがやってみます。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

今更……助けてくれと……言われても……

#Daki-Makura
ファンタジー
出奔した息子から手紙が届いた…… 今更……助けてくれと……言われても……

思いを込めてあなたに贈る

あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

処理中です...