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第二章 大家族になりました
第十九話 朝から並んでいるのよ
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「行ってきま~す! え?」
アビーが元気よく家を飛び出すが、家の前には何故か行列が出来ていた。
そんな光景にビックリしているアビーに気付いたカーペンがアビーに対し申し訳なさそうにドン爺達への面会をお願いされる。
アビーは出て来たばかりの玄関から家に入ると、送り出したばかりのアビーが戻って来たのでジュディが驚く。
「どうしたの? アビー」
「あのね、カーペンさんがドン爺達を呼んで欲しいって言ってるの」
「あら、そうなのね。お父さん達! カーペンさんが呼んでいるそうよ」
「分かった。行くよ」
「しかし、カーペンがなんの用なんだろうな」
既に朝食を終え、のんびりしていたゴードン達が椅子から立ち上がると玄関へと向かう。
カーペン達が玄関から出るのをジュディと一緒に見送ったアビーが家から出ないことにジュディが不思議がる。
「アビー、学校はいいの?」
「あ! 忘れてた。お母さん、家の前が大変なんだよ。それを言うのを忘れてた!」
「ん? 大変ってどういうこと?」
「あのね、村の方から人が登ってきて行列が出来ているの」
「え? 行列って……まさか」
「どうしたんだいジュディ。おや、アビー学校はいいのかい?」
「ジュディも大きな声を出したりしてどうしたの?」
「お母さん達、大変! さっき、話していたことが本当になったみたいなの!」
「「ん?」」
「あのね……」
ジュディはアビーが言っていた家の前の行列のことを二人の母に話す。
「おや。それは大変だね」
「そうね。でも、そうなると夜に入るのは難しいかしら」
「お母さん達、そんな悠長な……」
「でも、もう来てしまったのはしょうがないでしょ。それにどんなに頑張っても一つしかないんだから」
「だから、私達には出来ることはないの。コーディ達に任せるしかないわ」
「もう!」
家の前の行列を母親に報告したアビーは、もう一度母親達に「行ってきます」と言って学校へ向かおうと玄関を開けると、そこにはカーペンと何やらもめている祖父達が目に入る。
「ドン爺、コー爺、どうしたの?」
「アビーか。いやな、この行列の原因がカーペン達が言いふらしたことだと分かってな」
「だから、カーペンにこの行列をどうにかするように言っているところだ」
「旦那方、申し訳ないです。ですが、ここまで集まってしまうと私が言ってもきいてくれるかどうか……」
「だが、これだけの人数をあの小さい風呂に入れるとなると今日一日じゃ終わらないぞ」
「そうだな。だから、その辺をちゃんと説明して帰ってもらうんだな」
「え~そんなぁ~」
「そんなと言われてもな~」
「そうだぞ。俺達には責任ないぞ」
「え~元はと言えば、あんなお湯を出すからでしょ!」
「それを責任と言うのはちと無理があるんじゃないか」
「そうだぞ。それを言うなら、元々は言いふらしたお前さんの責任だろ?」
「ぐっ……」
アビーは祖父達がもめている原因が、お風呂だと分かると、祖父達にある提案をする。
「ねえ、一度にたくさんの人が入れればいいんでしょ?」
「ああ、そうだな。でも、さすがにそんな短時間には大きな風呂は用意出来ないぞ」
「なら、掘っちゃえば、いいんじゃないの」
「「「掘る?」」」
「そう、浴槽を木じゃなくて、地面を掘って固くして、その上から水を通さない何かで固めればお風呂は出来るでしょう?」
「「「……」」」
「ダメなの?」
アビーは簡単な露天風呂を提案してみたが、祖父達の反応が思わしくないので、ダメだったかなと不安になる。
「アビー、もう少し詳しく聞かせてくれないか?」
「そうだな、アビーの言う方法なら、遅くとも昼にはお風呂に入れてあげることが出来るな」
「お嬢ちゃん、私にも聞かせて下さい」
「いいよ。あのね……」
アビーの話を聞き終わった三人は「なるほど」と感心する。
「じゃ、僕は学校に行くね。頑張ってね!」
「「「ああ、行ってらっしゃい!」」」
三人はアビーに手を振り、見送ると「やりますか」と言い、まずは露天風呂を作る場所を決めると、列に並んでいた人達に一番風呂を報酬として約束すると穴掘りなどの作業を手伝ってもらう。
「しかし、お嬢ちゃんのアイデアにはビックリというか、感心するしかないね」
「カーペンもそう思うか」
「まあ、俺達の孫だからな」
「……」
コーディのジジバカとも言える言葉に感心しながらもカーペンは列に並んでいた人達に対し作業の割り振りをしていく。
学校へ着いたアビーは教室に入り、メアリー達を見付ける。
「おはよう!」
「「「おはよう、アビー!」」」
「アビー、驚いたんじゃない?」
「え?」
「だって、アビーの家の方までずら~っと並んでいたもの」
「「え~なになに?」」
アビーとメアリーの話にサンディとニーナも興味津々といった感じで会話に入ってくる。
「じゃあ、メアリーも知っていたの?」
「うん。お父さんも行きたがっていたもの」
「ふぁ~早いね~」
「ねえ、私達は入れないのかな?」
「え?」
「だって、お風呂に入れるなんてそうないもの。ねえ、いいでしょ?」
「「え~お風呂に入れるの? いいなぁ~」」
「ちょ、ちょっと待ってよ。まだ、出来てないんだよ? 今、あるのは一人が入れるだけの小さいお風呂しかないんだよ」
「「「え~」」」
「でも、今日はお爺ちゃん達が頑張って作っているハズだから、明後日には大丈夫なんじゃないかな」
「明後日か~じゃあ、学校が終わったらお父さんに連れて行ってもらおうかな」
「メアリー、私達もお願いしていいかな?」
「いいよね?」
「もちろん、いいわよ。じゃあ、アビー明後日はお願いね」
「うん。分かったけど、今日お爺ちゃん達に帰ってから聞くから」
「「「お願いね!」」」
アビーが元気よく家を飛び出すが、家の前には何故か行列が出来ていた。
そんな光景にビックリしているアビーに気付いたカーペンがアビーに対し申し訳なさそうにドン爺達への面会をお願いされる。
アビーは出て来たばかりの玄関から家に入ると、送り出したばかりのアビーが戻って来たのでジュディが驚く。
「どうしたの? アビー」
「あのね、カーペンさんがドン爺達を呼んで欲しいって言ってるの」
「あら、そうなのね。お父さん達! カーペンさんが呼んでいるそうよ」
「分かった。行くよ」
「しかし、カーペンがなんの用なんだろうな」
既に朝食を終え、のんびりしていたゴードン達が椅子から立ち上がると玄関へと向かう。
カーペン達が玄関から出るのをジュディと一緒に見送ったアビーが家から出ないことにジュディが不思議がる。
「アビー、学校はいいの?」
「あ! 忘れてた。お母さん、家の前が大変なんだよ。それを言うのを忘れてた!」
「ん? 大変ってどういうこと?」
「あのね、村の方から人が登ってきて行列が出来ているの」
「え? 行列って……まさか」
「どうしたんだいジュディ。おや、アビー学校はいいのかい?」
「ジュディも大きな声を出したりしてどうしたの?」
「お母さん達、大変! さっき、話していたことが本当になったみたいなの!」
「「ん?」」
「あのね……」
ジュディはアビーが言っていた家の前の行列のことを二人の母に話す。
「おや。それは大変だね」
「そうね。でも、そうなると夜に入るのは難しいかしら」
「お母さん達、そんな悠長な……」
「でも、もう来てしまったのはしょうがないでしょ。それにどんなに頑張っても一つしかないんだから」
「だから、私達には出来ることはないの。コーディ達に任せるしかないわ」
「もう!」
家の前の行列を母親に報告したアビーは、もう一度母親達に「行ってきます」と言って学校へ向かおうと玄関を開けると、そこにはカーペンと何やらもめている祖父達が目に入る。
「ドン爺、コー爺、どうしたの?」
「アビーか。いやな、この行列の原因がカーペン達が言いふらしたことだと分かってな」
「だから、カーペンにこの行列をどうにかするように言っているところだ」
「旦那方、申し訳ないです。ですが、ここまで集まってしまうと私が言ってもきいてくれるかどうか……」
「だが、これだけの人数をあの小さい風呂に入れるとなると今日一日じゃ終わらないぞ」
「そうだな。だから、その辺をちゃんと説明して帰ってもらうんだな」
「え~そんなぁ~」
「そんなと言われてもな~」
「そうだぞ。俺達には責任ないぞ」
「え~元はと言えば、あんなお湯を出すからでしょ!」
「それを責任と言うのはちと無理があるんじゃないか」
「そうだぞ。それを言うなら、元々は言いふらしたお前さんの責任だろ?」
「ぐっ……」
アビーは祖父達がもめている原因が、お風呂だと分かると、祖父達にある提案をする。
「ねえ、一度にたくさんの人が入れればいいんでしょ?」
「ああ、そうだな。でも、さすがにそんな短時間には大きな風呂は用意出来ないぞ」
「なら、掘っちゃえば、いいんじゃないの」
「「「掘る?」」」
「そう、浴槽を木じゃなくて、地面を掘って固くして、その上から水を通さない何かで固めればお風呂は出来るでしょう?」
「「「……」」」
「ダメなの?」
アビーは簡単な露天風呂を提案してみたが、祖父達の反応が思わしくないので、ダメだったかなと不安になる。
「アビー、もう少し詳しく聞かせてくれないか?」
「そうだな、アビーの言う方法なら、遅くとも昼にはお風呂に入れてあげることが出来るな」
「お嬢ちゃん、私にも聞かせて下さい」
「いいよ。あのね……」
アビーの話を聞き終わった三人は「なるほど」と感心する。
「じゃ、僕は学校に行くね。頑張ってね!」
「「「ああ、行ってらっしゃい!」」」
三人はアビーに手を振り、見送ると「やりますか」と言い、まずは露天風呂を作る場所を決めると、列に並んでいた人達に一番風呂を報酬として約束すると穴掘りなどの作業を手伝ってもらう。
「しかし、お嬢ちゃんのアイデアにはビックリというか、感心するしかないね」
「カーペンもそう思うか」
「まあ、俺達の孫だからな」
「……」
コーディのジジバカとも言える言葉に感心しながらもカーペンは列に並んでいた人達に対し作業の割り振りをしていく。
学校へ着いたアビーは教室に入り、メアリー達を見付ける。
「おはよう!」
「「「おはよう、アビー!」」」
「アビー、驚いたんじゃない?」
「え?」
「だって、アビーの家の方までずら~っと並んでいたもの」
「「え~なになに?」」
アビーとメアリーの話にサンディとニーナも興味津々といった感じで会話に入ってくる。
「じゃあ、メアリーも知っていたの?」
「うん。お父さんも行きたがっていたもの」
「ふぁ~早いね~」
「ねえ、私達は入れないのかな?」
「え?」
「だって、お風呂に入れるなんてそうないもの。ねえ、いいでしょ?」
「「え~お風呂に入れるの? いいなぁ~」」
「ちょ、ちょっと待ってよ。まだ、出来てないんだよ? 今、あるのは一人が入れるだけの小さいお風呂しかないんだよ」
「「「え~」」」
「でも、今日はお爺ちゃん達が頑張って作っているハズだから、明後日には大丈夫なんじゃないかな」
「明後日か~じゃあ、学校が終わったらお父さんに連れて行ってもらおうかな」
「メアリー、私達もお願いしていいかな?」
「いいよね?」
「もちろん、いいわよ。じゃあ、アビー明後日はお願いね」
「うん。分かったけど、今日お爺ちゃん達に帰ってから聞くから」
「「「お願いね!」」」
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