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初めての
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なんとか安眠出来るようにはなったと思うが、運動会は終わらない。
不意にいきなり始まる場合がある。まあ、その場合はいわゆる『うんこハイ』なんだが……
なぜ、排泄したからと走り回るのか? 理由があるらしいが知ったところで『うんこハイ』がなくなる訳ではないから放っておくしかない。
放っておきたいのだが、彼らはこっちの都合などお構いなしに跳び回り、走り回るものだから、その通り道に遭遇すると痛い目に遭う。
お気に入りのシャツも爪をかけられ、穴を空けられることも多々ある。
このままじゃいけないと、猫用の爪切りを引き出しから取り出して子猫を捕獲しようとすると、気配を察知するのか逃げてしまう。
なぜ、逃げる? まだ爪切りはしたことがないはずなのに。なんの危険を察知したと言うのか。まさか、先住猫からの申し送りがあった訳でもあるまいし。
とりあえずは一匹とソファの陰に頭だけを突っ込んで、お尻を見せている子猫を捕獲する。
捕獲すると、よほど怖いのか久々に空気砲を放たれる。
『カッカッ』と放たれる空気砲を避けることもなく、「はいはい」と首の後ろを掴んで膝に乗せる。
膝の上で仰向けに寝かせると、両手足を広げてこちらを威嚇するが、どうしても微笑ましく思ってしまう。
まずは右の前足と摘んで爪を出すために軽く押すと、それほど痛くもないはずなのにまだ細い牙で噛んでくる。
まだ甘噛みのレベルが低いのか結構痛い。
救いは歯の生え替わりで痒いだけなのかもしれないが前歯じゃなく奥歯で噛もうとしてくれることだろうか。
まあ、噛んでくるのは放っといて、まだ柔らかい右の前足の爪を一本ずつ切っていく。
右の前足の爪を切り終わり、左の前足、右の後脚、左の後脚と順番に切っていく。
切り終わる頃には他の子猫も捕獲した子猫の爪切りを興味深げに観察していたので、一番近くにいた子猫の首根っこを掴んで捕獲すると膝の上の子猫と入れ替える。
そして、また奥歯で噛まれながら爪切りを始める。
なんとか全員の爪切りを終え、試しに膝の上の子猫を仰向けにしたまま、お腹をくすぐり両手足で私の手をがっちりと掴むとガシガシと齧りながら、猫キックを放ってくる。
大人の猫に猫キックを本気でされると、ざっくり切られてしまうが子猫の爪は切ったばかりだから、うっすらと線が入る程度ですんでいる。
うん、爪切りの効果はちゃんとあったみたいでよかった。
だけど、爪を切ってしまったので、夜寝る時にベッドに上がってこれるのか心配になる。
私が寝ているベッドの上で一緒に寝るようになってからは、夜になるとベッドの上に上がってくる。
最初、登れない時はベッドの下で『ミィミィ』と鳴くものだから、しょうがないなと首根っこを摘んでベッドに上げていた。
私が気付かなった時には保父さん猫が上げてくれていた。
大きくなってからは、どうやって上がるのかと思っていたら、飛び乗るのではなくベッドの側面に飛びついてから、よじ登っていた。
そんな風に今までは両手足の爪を使って器用に登っていたが、今日は、うまく登ってこれるだろうか?
どうするのかと心配していたが、寝る時間になると知らないうちにベッドに上がっていて枕元でゴロゴロと鳴らしながら寝ていた。
爪を切ってもちゃんと登ってこれたようだ。
不意にいきなり始まる場合がある。まあ、その場合はいわゆる『うんこハイ』なんだが……
なぜ、排泄したからと走り回るのか? 理由があるらしいが知ったところで『うんこハイ』がなくなる訳ではないから放っておくしかない。
放っておきたいのだが、彼らはこっちの都合などお構いなしに跳び回り、走り回るものだから、その通り道に遭遇すると痛い目に遭う。
お気に入りのシャツも爪をかけられ、穴を空けられることも多々ある。
このままじゃいけないと、猫用の爪切りを引き出しから取り出して子猫を捕獲しようとすると、気配を察知するのか逃げてしまう。
なぜ、逃げる? まだ爪切りはしたことがないはずなのに。なんの危険を察知したと言うのか。まさか、先住猫からの申し送りがあった訳でもあるまいし。
とりあえずは一匹とソファの陰に頭だけを突っ込んで、お尻を見せている子猫を捕獲する。
捕獲すると、よほど怖いのか久々に空気砲を放たれる。
『カッカッ』と放たれる空気砲を避けることもなく、「はいはい」と首の後ろを掴んで膝に乗せる。
膝の上で仰向けに寝かせると、両手足を広げてこちらを威嚇するが、どうしても微笑ましく思ってしまう。
まずは右の前足と摘んで爪を出すために軽く押すと、それほど痛くもないはずなのにまだ細い牙で噛んでくる。
まだ甘噛みのレベルが低いのか結構痛い。
救いは歯の生え替わりで痒いだけなのかもしれないが前歯じゃなく奥歯で噛もうとしてくれることだろうか。
まあ、噛んでくるのは放っといて、まだ柔らかい右の前足の爪を一本ずつ切っていく。
右の前足の爪を切り終わり、左の前足、右の後脚、左の後脚と順番に切っていく。
切り終わる頃には他の子猫も捕獲した子猫の爪切りを興味深げに観察していたので、一番近くにいた子猫の首根っこを掴んで捕獲すると膝の上の子猫と入れ替える。
そして、また奥歯で噛まれながら爪切りを始める。
なんとか全員の爪切りを終え、試しに膝の上の子猫を仰向けにしたまま、お腹をくすぐり両手足で私の手をがっちりと掴むとガシガシと齧りながら、猫キックを放ってくる。
大人の猫に猫キックを本気でされると、ざっくり切られてしまうが子猫の爪は切ったばかりだから、うっすらと線が入る程度ですんでいる。
うん、爪切りの効果はちゃんとあったみたいでよかった。
だけど、爪を切ってしまったので、夜寝る時にベッドに上がってこれるのか心配になる。
私が寝ているベッドの上で一緒に寝るようになってからは、夜になるとベッドの上に上がってくる。
最初、登れない時はベッドの下で『ミィミィ』と鳴くものだから、しょうがないなと首根っこを摘んでベッドに上げていた。
私が気付かなった時には保父さん猫が上げてくれていた。
大きくなってからは、どうやって上がるのかと思っていたら、飛び乗るのではなくベッドの側面に飛びついてから、よじ登っていた。
そんな風に今までは両手足の爪を使って器用に登っていたが、今日は、うまく登ってこれるだろうか?
どうするのかと心配していたが、寝る時間になると知らないうちにベッドに上がっていて枕元でゴロゴロと鳴らしながら寝ていた。
爪を切ってもちゃんと登ってこれたようだ。
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