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威厳? 軽視?
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犬が縦社会で自分の順位がはっきりしないと不安になるとかならないとか。
なら、猫はどうかと言えば、縦社会とは言えないと思う。
先住猫の尻尾に戯れる子猫は当然だが、大人になっても年に関係なく誰彼構わずケンカを吹っ掛けるのはいる。
そんな感じだから、猫には『縦』として、目上という存在はいないものだと思っていた。
しかし、ある日いつものように猫じゃらしで遊んでいると、ふと気付く。
ある先住猫の上に猫じゃらしを置いても、その猫じゃらしに飛びつくことはなくジッと猫じゃらしが動くのを待っているのだ。
しかも一匹だけじゃなく、一緒に遊んでいた子猫達と一緒に数匹がただただジッと見ている。
あれ? と思ったので、ならもう一匹の先住猫にも同じように猫じゃらしを寝ているお腹の上に猫じゃらしを置くと、すぐに猫じゃらしに飛び付き、その先住猫のお腹を踏み荒らす。
どうやら、目上の猫という存在はいないが、威厳というか威圧というか、子猫達にとっては逆らってはいけない大人の猫はいるみたいだ。
ただ、これだけで判断するのはどうかと思い、猫じゃらしではなくレーザーポインターで試してみる。
床にレーザーポインターを照射してゆっくりと動かすと、子猫達はすぐに反応する。そして、どんなに前足を当てても掴むことが出来ないレーザーポインターの赤い光点をペシペシとイラついているように叩きまくる。
そして、光点を動かすとダダダッと一斉に走り出す子猫達。
この勢いなら、威圧感満載の先住猫にも突撃する筈。そうなることを期待して、レーザーポインターの光点を、素早く動かしながら先住猫の背中で止める。
さあ、行け! と見ていたが、子猫達は先住猫の前で急停止。
おや? と思ったが、やはり光点をジッと見て、動き出すのを待っている。
なら、もう片方の猫にも同じようにレーザーポインターを追いかける勢いそのままに先住猫の背中の位置で光点を止めると、勢いよく前足で光点目掛けて、猫パンチ!
いきなり、猫パンチされた先住猫は子猫を睨みつけるが、子猫は気にすることなく光点に集中している。
光点を少しイラだっている先住猫の前足、お腹、頭と光点を動かすが、その全てに反応し先住猫を踏み付け、光点を追いかけ回すことに夢中な子猫達。
この二匹の猫に見た目的な違いは見当たらない。
二匹とも雄で、年もそれほど離れてはいない。
なのに、片方は威圧しているのか、尊敬されているのか分からないが、子猫達は苦手なおじさんと認識しているように思える。
そして、もう片方はいつも保父として子猫達の面倒を見てきたのだから、もう少し尊敬されてもいいのに気付けば、子猫達から軽視される存在になってしまっている。
これも、子猫達からの愛情として捉えるべきなのだろうか。
なら、猫はどうかと言えば、縦社会とは言えないと思う。
先住猫の尻尾に戯れる子猫は当然だが、大人になっても年に関係なく誰彼構わずケンカを吹っ掛けるのはいる。
そんな感じだから、猫には『縦』として、目上という存在はいないものだと思っていた。
しかし、ある日いつものように猫じゃらしで遊んでいると、ふと気付く。
ある先住猫の上に猫じゃらしを置いても、その猫じゃらしに飛びつくことはなくジッと猫じゃらしが動くのを待っているのだ。
しかも一匹だけじゃなく、一緒に遊んでいた子猫達と一緒に数匹がただただジッと見ている。
あれ? と思ったので、ならもう一匹の先住猫にも同じように猫じゃらしを寝ているお腹の上に猫じゃらしを置くと、すぐに猫じゃらしに飛び付き、その先住猫のお腹を踏み荒らす。
どうやら、目上の猫という存在はいないが、威厳というか威圧というか、子猫達にとっては逆らってはいけない大人の猫はいるみたいだ。
ただ、これだけで判断するのはどうかと思い、猫じゃらしではなくレーザーポインターで試してみる。
床にレーザーポインターを照射してゆっくりと動かすと、子猫達はすぐに反応する。そして、どんなに前足を当てても掴むことが出来ないレーザーポインターの赤い光点をペシペシとイラついているように叩きまくる。
そして、光点を動かすとダダダッと一斉に走り出す子猫達。
この勢いなら、威圧感満載の先住猫にも突撃する筈。そうなることを期待して、レーザーポインターの光点を、素早く動かしながら先住猫の背中で止める。
さあ、行け! と見ていたが、子猫達は先住猫の前で急停止。
おや? と思ったが、やはり光点をジッと見て、動き出すのを待っている。
なら、もう片方の猫にも同じようにレーザーポインターを追いかける勢いそのままに先住猫の背中の位置で光点を止めると、勢いよく前足で光点目掛けて、猫パンチ!
いきなり、猫パンチされた先住猫は子猫を睨みつけるが、子猫は気にすることなく光点に集中している。
光点を少しイラだっている先住猫の前足、お腹、頭と光点を動かすが、その全てに反応し先住猫を踏み付け、光点を追いかけ回すことに夢中な子猫達。
この二匹の猫に見た目的な違いは見当たらない。
二匹とも雄で、年もそれほど離れてはいない。
なのに、片方は威圧しているのか、尊敬されているのか分からないが、子猫達は苦手なおじさんと認識しているように思える。
そして、もう片方はいつも保父として子猫達の面倒を見てきたのだから、もう少し尊敬されてもいいのに気付けば、子猫達から軽視される存在になってしまっている。
これも、子猫達からの愛情として捉えるべきなのだろうか。
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