猫と暮らす日々

ももがぶ

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5月6日ということで

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 今日は5月6日だから、『ゴロゴロの日』と語呂合わせで考えてみた。

 今も膝の上でゴロゴロと喉を鳴らす猫もいれば、足下でゴロゴロと寝転がっている猫もいる。

 だけど、この猫のゴロゴロと喉を鳴らすのは何も好意からではないというのをテレビか何かで見聞きした覚えがある。

 まあ、ちゃんと確かめた訳ではないけれど確かに私を見ると逃げようと身構える猫も私の顔を見ると『取り敢えず喉を鳴らしておけば大丈夫だろ』とでも思っているのか、目が合うだけでゴロゴロと喉を鳴らす。

 そんな猫だけど私が特に嫌いとは思ってはいないようで、膝の上には自分から乗ってくる。

 でも、抱き上げようとか撫でようと手を伸ばすと身構えるのはどうしてなのだろう。

 こういう猫もいれば、ゴロゴロを安売りする猫もいる。

 私を見るだけで文字通りの猫なで声で『にゃぁ~』と鳴きながら、その身体を壁や柱にスリスリさせながらゴロゴロと鳴らして近付いて来る。

 そして、目の前でゴロンと転がりお腹を見せて『撫でてもいいのよ』とでも言っている様に見えなくもない。

 でも、その誘いに乗りお腹を撫でていると、何故なのか……

 ホントに何故なのか、そのお腹を撫でている手をガッシリとホールドされ思いっ切り猫キックしつつ噛んでくるのは分からない。

 撫でろというから、撫でたのに?

 これもハニートラップの一つなんだろうか。

 まあ、罠だと思っても何度でも引っ掛かってしまうのは猫飼い故の宿命さだめなのかもしれない。
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