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第3章 ただいま、放浪中
第3話 誰?
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「ハァ~」
「ヒロ様、何をそんなに大きなため息を?」
「だってさ、やっとの思いで着いたと思ったらさ……これだよ」
「まあ、正直予測の範囲内ですが……」
「え? そうなの?」
「はい」
「いや、だってさ知っているエルフって……なんかこう……なんて言うか、ムダにフレンドリーと言うかさ」
「仰りたいことは分かりますが、アレは所謂ハズレくじの部類ですから」
「あぁ~」
そう、やっと目的の世界樹に辿り着いたのはいいんだけど……まだ、地面に降り立つことが出来ずにいる。
その理由は……俺達の足下……と、いうか地上でこちらに弓や槍を構えているエルフらしき人達がいるからだ。
「とにかく、下に降りないことには何も出来ないよ」
「そうですね。ですが、別に無理に降りなくてもよろしいのでは」
「え?」
「ですから、別に地上に降りなくてもここは十分な広さがありますよ。ほら」
そう言ってオジーは近くに迫っている世界樹の枝を指せば、確かに幹が考えられない程大きい為、そこから枝分かれしている枝と幹の接続部分はサッカーグラウンド並の広さがある。
だから俺も「そうだね」と枝に近付き足を下ろそうとした時に下の方から「あぁ!!!」と何やら大きなどよめきが聞こえてきたので、下ろそうとした足を引っ込めると今度は「ふぅ~」と安堵するような声が聞こえてきた。
俺はもしかしてと思い右足を枝に近付けると「あぁ!!!」、足を戻すと「ふぅ~」、そしてもう一度足を出すと「あぁ!!!」と聞こえてきたので俺はなんだか楽しくなり、足を何度も下ろそうとしたり、戻したりとする度に下の方から「あぁ!!!」「ふぅ~」と繰り返し聞こえてくる。
そんな風に楽しんでいると「ヒロ様、何事もやり過ぎは」とやんわりと制され、それもそうかと「よっ」と枝の上に降り立てば「うおぉぉぉぃ!」とさっきとは違う怒声が聞こえてくる。
「ふん! 文句があるならここまで来て見ろ!」
「ヒロ様……」
世界樹の根元では多くのエルフが集まり俺達がいる枝を見上げながら、何やら文句を言っているみたいだが、距離が離れすぎている為に何も聞こえない。
「で、どうしようか?」
「どうするとは?」
「だからさ、当たりくじを見付けたいじゃない」
「はぁ、ですがそれはもう諦めた方がいいのではないでしょうか」
「なんで?」
「なんでと言われましても、今の状況はどう考えても好意的には捉えられていないようですが」
「……もしかしてやり過ぎ?」
「そうですね」
「でも、オジーが枝に降りればって言ったんじゃない」
「私のせいとでも?」
「いや、だってそうでしょ」
「ですが、その先はヒロ様のせいですよね?」
「いや、だからね。そもそもはオジーが枝に降りろと言わなければ起きなかったことでしょ。違う?」
「……それは」
「で、どうするの?」
「どうしましょう」
俺とオジーはそれぞれ腕を組み思案してみるが、いくら考えても良案が浮かばない。
「よし!」
「よし……って、どうするんですか?」
「いくら、考えてもしょうがないってことが分かったから、放置で」
「いや、放置って……」
「じゃあ、何かある?」
「……」
「ないんでしょ。じゃそゆことで」
「……分かりました」
もう日も暮れ始めているし、今日はここで寝ることに決めインベントリから発泡酒とおにぎりのセット、それと先輩が持っていたデパ地下の惣菜をいくつか取り出し並べる。
「ほら、オジーもどうぞ」
「はぁ……」
「もう、食べないの?」
「あ、いえ。食べます! 食べますが……ホントにいいのでしょうか?」
「いいも何も下に降りられないんだからしょうがないでしょ」
「それもそうですが……」
「いいから、食べて飲んで寝る!」
「そうですね。では、いただきます」
「いただきます」
『いただきますぅ~おいしいねぇ~』
「どれ? 確かに美味しそうですね。ヒロさん、私もご相伴にあずかっていいでょうか」
「どうぞ、どうぞ……え? オジー、知っている人?」
「いえ、全く……っていうかいつ登って来たんですか? と、言うかその前に人……エルフ……いえ、それとも違いますね。あなたは一体……」
「まあまあ、今はそんなことより目の前の食事を楽しもうじゃありませんか。ところでこれはどうやって飲むのでしょうか?」
「ああ、それはですね……」
俺達はいきなり現れた銀色の長髪に先の尖った長い耳に白い貫頭衣の様な服を着た細身の女性に戸惑いながらもこちらに害意はなさそうなので前に広げた食事を一緒にどうぞと招き入れる。
女性は俺が飲んでいる発泡酒に興味を持ち、どうやって飲むのかと聞いてきたのでプルタブの開け方を教えるとプシュッの後にゴキュゴキュッと喉の奥に流し込む音が聞こえた後に「プッハァ~たまりません!」と声がする。
「うまいな!」
「そうでしょそうでしょ。つまみにどうぞ」
「ん、すみません。どれ……おっ……これもなかなか……」
見た目からヒト族ではないことは分かるが、エルフにしては俺達が知っているエルフとはまた違った雰囲気を纏い、下で騒いでいるエルフ達もいつの間にかザワザワと騒ぎ出し「もしや」とか聞こえてくる。
「……ハァ~これもヒロ様のご縁なのでしょうか」
オジーは銀髪の女性の正体についてある程度の予測が着いているようだけど俺には全く分からない。
俺が分かるのは途轍もなく綺麗な女性だと言うことだけだ。
「ま、今が楽しければいいじゃない。ねえ、お姉さん」
「うん、その通りです。それと遅れましたが私はリーアと言います。よろしくお願いしますねヒロさん、それとオジー、セツにぷぅ」
「こちらこそ」
「私は呼び捨てですか……まあ、いいです。よろしくお願いします。ところで私達いつ自己紹介しましたでしょうか?」
『オジー、いいからぁ~』
『気にしないのぉ~』
オジーに言われ「そういや名前言ったかな?」と思ったが、まいいかと直ぐに頭の中から疑問を振り払い目の前の食事を楽しむことにした。
「ヒロ様、何をそんなに大きなため息を?」
「だってさ、やっとの思いで着いたと思ったらさ……これだよ」
「まあ、正直予測の範囲内ですが……」
「え? そうなの?」
「はい」
「いや、だってさ知っているエルフって……なんかこう……なんて言うか、ムダにフレンドリーと言うかさ」
「仰りたいことは分かりますが、アレは所謂ハズレくじの部類ですから」
「あぁ~」
そう、やっと目的の世界樹に辿り着いたのはいいんだけど……まだ、地面に降り立つことが出来ずにいる。
その理由は……俺達の足下……と、いうか地上でこちらに弓や槍を構えているエルフらしき人達がいるからだ。
「とにかく、下に降りないことには何も出来ないよ」
「そうですね。ですが、別に無理に降りなくてもよろしいのでは」
「え?」
「ですから、別に地上に降りなくてもここは十分な広さがありますよ。ほら」
そう言ってオジーは近くに迫っている世界樹の枝を指せば、確かに幹が考えられない程大きい為、そこから枝分かれしている枝と幹の接続部分はサッカーグラウンド並の広さがある。
だから俺も「そうだね」と枝に近付き足を下ろそうとした時に下の方から「あぁ!!!」と何やら大きなどよめきが聞こえてきたので、下ろそうとした足を引っ込めると今度は「ふぅ~」と安堵するような声が聞こえてきた。
俺はもしかしてと思い右足を枝に近付けると「あぁ!!!」、足を戻すと「ふぅ~」、そしてもう一度足を出すと「あぁ!!!」と聞こえてきたので俺はなんだか楽しくなり、足を何度も下ろそうとしたり、戻したりとする度に下の方から「あぁ!!!」「ふぅ~」と繰り返し聞こえてくる。
そんな風に楽しんでいると「ヒロ様、何事もやり過ぎは」とやんわりと制され、それもそうかと「よっ」と枝の上に降り立てば「うおぉぉぉぃ!」とさっきとは違う怒声が聞こえてくる。
「ふん! 文句があるならここまで来て見ろ!」
「ヒロ様……」
世界樹の根元では多くのエルフが集まり俺達がいる枝を見上げながら、何やら文句を言っているみたいだが、距離が離れすぎている為に何も聞こえない。
「で、どうしようか?」
「どうするとは?」
「だからさ、当たりくじを見付けたいじゃない」
「はぁ、ですがそれはもう諦めた方がいいのではないでしょうか」
「なんで?」
「なんでと言われましても、今の状況はどう考えても好意的には捉えられていないようですが」
「……もしかしてやり過ぎ?」
「そうですね」
「でも、オジーが枝に降りればって言ったんじゃない」
「私のせいとでも?」
「いや、だってそうでしょ」
「ですが、その先はヒロ様のせいですよね?」
「いや、だからね。そもそもはオジーが枝に降りろと言わなければ起きなかったことでしょ。違う?」
「……それは」
「で、どうするの?」
「どうしましょう」
俺とオジーはそれぞれ腕を組み思案してみるが、いくら考えても良案が浮かばない。
「よし!」
「よし……って、どうするんですか?」
「いくら、考えてもしょうがないってことが分かったから、放置で」
「いや、放置って……」
「じゃあ、何かある?」
「……」
「ないんでしょ。じゃそゆことで」
「……分かりました」
もう日も暮れ始めているし、今日はここで寝ることに決めインベントリから発泡酒とおにぎりのセット、それと先輩が持っていたデパ地下の惣菜をいくつか取り出し並べる。
「ほら、オジーもどうぞ」
「はぁ……」
「もう、食べないの?」
「あ、いえ。食べます! 食べますが……ホントにいいのでしょうか?」
「いいも何も下に降りられないんだからしょうがないでしょ」
「それもそうですが……」
「いいから、食べて飲んで寝る!」
「そうですね。では、いただきます」
「いただきます」
『いただきますぅ~おいしいねぇ~』
「どれ? 確かに美味しそうですね。ヒロさん、私もご相伴にあずかっていいでょうか」
「どうぞ、どうぞ……え? オジー、知っている人?」
「いえ、全く……っていうかいつ登って来たんですか? と、言うかその前に人……エルフ……いえ、それとも違いますね。あなたは一体……」
「まあまあ、今はそんなことより目の前の食事を楽しもうじゃありませんか。ところでこれはどうやって飲むのでしょうか?」
「ああ、それはですね……」
俺達はいきなり現れた銀色の長髪に先の尖った長い耳に白い貫頭衣の様な服を着た細身の女性に戸惑いながらもこちらに害意はなさそうなので前に広げた食事を一緒にどうぞと招き入れる。
女性は俺が飲んでいる発泡酒に興味を持ち、どうやって飲むのかと聞いてきたのでプルタブの開け方を教えるとプシュッの後にゴキュゴキュッと喉の奥に流し込む音が聞こえた後に「プッハァ~たまりません!」と声がする。
「うまいな!」
「そうでしょそうでしょ。つまみにどうぞ」
「ん、すみません。どれ……おっ……これもなかなか……」
見た目からヒト族ではないことは分かるが、エルフにしては俺達が知っているエルフとはまた違った雰囲気を纏い、下で騒いでいるエルフ達もいつの間にかザワザワと騒ぎ出し「もしや」とか聞こえてくる。
「……ハァ~これもヒロ様のご縁なのでしょうか」
オジーは銀髪の女性の正体についてある程度の予測が着いているようだけど俺には全く分からない。
俺が分かるのは途轍もなく綺麗な女性だと言うことだけだ。
「ま、今が楽しければいいじゃない。ねえ、お姉さん」
「うん、その通りです。それと遅れましたが私はリーアと言います。よろしくお願いしますねヒロさん、それとオジー、セツにぷぅ」
「こちらこそ」
「私は呼び捨てですか……まあ、いいです。よろしくお願いします。ところで私達いつ自己紹介しましたでしょうか?」
『オジー、いいからぁ~』
『気にしないのぉ~』
オジーに言われ「そういや名前言ったかな?」と思ったが、まいいかと直ぐに頭の中から疑問を振り払い目の前の食事を楽しむことにした。
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