転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい!

ももがぶ

文字の大きさ
228 / 468
連載

◆ターンしました

しおりを挟む
メアリーが部屋から出てくる少し前。
ゲートを潜ってガンボさんのいる校長室へと出る。

「お、ケイン久しぶりだな」
「お久しぶりです。ガンボさん」
「それで、その子が教師になってくれるのか? 少し小さい気がするが……」
「あ、この子はリーサさんの弟のデイヴです。今度、この学校に通う予定です。ほら、デイヴ挨拶して」
「はい、リーサの弟でデイヴです。今度からこの学校に通います。え~と……「ガンボ校長」ガンボ校長先生! よろしくお願いします!」
「おう元気いいな。よろしくな」
「はい、いつかはケイン兄さんのように面白い魔道具を作るのが夢です」
「それはちょっと考え直した方がいいんじゃないのか? ケインからも言ってやれ」
「え~俺はいいことだと思ったのに~」

そこへリーサさんから連絡が来て、メアリーの準備が出来たそうなので、リーサさんの部屋の前にゲートを繋ぐと、リーサさんとメアリーが潜って来る。
「お久しぶりです。ガンボ」
「おう、リーサ。お前の弟が入学するって挨拶に来てくれたぞ」
「はい、よろしくお願いします」
「ああ、それでそっちのお嬢さんは?」
「この子は私の妹です。今度、こちらで教師として雇ってくれるとケインから聞いてます」
「ん? 教師って、この子のことか、ケイン?」
「はい、その子です。メアリーと言います」
「メ、メアリーです。父であるカーティスから一通りの教育は受けています。よろしくお願いします」
「ああ、ガンボだ。この学校の校長をしておる。よろしくな」
「あれ? ガンボさん。じゃ、面接は通ったのかな?」
「ああ、色々細かいところは要相談じゃが、その辺はカーティスと一緒に相談しながら決めていこう。じゃ、この子は預かっていいのか?」
「はい、お願いします。じゃ、メアリーしっかりね」
「うん」
「メアリー、頑張って」
「うん、ありがと」
「姉さん、しっかり」
「うん、デイヴもね」
「じゃあ、ガンボさん。またなにかあったら連絡してくださいね」
「ああ、分かった」

ゲートを保育所に繋ぐとゲートを潜るリーサさんとデイヴを見送ると、ガンツさんの待つ工房へとゲートを繋いで潜って行く。

「ガンツさん、お待たせ!」
「ああ、それほど待ってはいないが、そっちは済んだのか?」
「うん、とりあえずガンボさんに会わせて来ただけどね」
「そうか。で、どうなんだ?」
「どうって?」
「ワシ専用の舟だよ」
「ああ、それなら港に行こうか」
「分かった。なら、頼むな」
「うん、じゃ繋ぐね」
ゲートを港の漁港ビル近くに繋げるとガンツさんと一緒に潜る。

そこには舟が一艘繋がれていただけで、二艘は海に出ているらしい。
「じゃ、まずはガンツさんの舟をド~ン!」
そう言って海面に舟を浮かばせる。
「続いてサム兄さんの舟をド~ン!」
「また、適当な」
「で、船外機をそれぞれに着けます、ホイッと」
それぞれの舟に船外機が着けられる。
「とりあえず、サム兄さんのは回収して。ガンツさん、久々だから様子見で乗ってく?」
「おお、時間になるまで乗ってくるわ」
「うん、気をつけてね」
舟に乗り、走り去るガンツさんを見送った後にクレイグさんに連絡してみる。
携帯電話でクレイグさんに掛けると、数コールで応答があった。
『はい、クレイグ』
「クレイグさん、ケインです」
『おお、ケイン君、久しぶり。で、どうしたの?』
「少し、お願いがあるのでティーダさん達も呼んでもらえますか?」
『二人も呼ぶの? その依頼って、危険なの?』
「詳しくは会ってから、話すから。出来ればお昼前には済ませたいから、すぐに呼んでね」
『いきなりだね、分かったよ。じゃ、来たら連絡するね』
「はい、お願いしますね」

まあ、海に出ているのだから、少しは時間が掛かるだろうなと思っていたけど、港の向こう側から、すごい勢いで舟がこっちの方、港に向かって三艘の舟が向かって来る。
「ありゃ、あれはガンツさん達だね。合流出来たんだ……でも、少し様子が……」
「ふふふ、ワシの背中だけ見ておれ! 小童ども!」
「ふざけんな! ジジイ!」
「おい、やめろって! 二人とも……もう、絶対ケイン絡みだろ。これってさ」
少し見ていて面白そうだと思ったので、ブイを二つ作って、それぞれを百メートルほど離して海面に浮かべ、簡単な周回コースを作る。

「ガンツさ~ん、ちょっとこっちに来て~!」
「おう、なんじゃもう終わりか……しゃあないの~」
ガンツさんが船首をこちらに向けて港に近付いてくる。
「で、なんじゃケインよ」
「ほら、あっちを見て!」
そう言って海面を指差す。
「ん? なんか浮いてるの」
「うん、あのブイを回れば簡単な周回コースになるから、思いっきり走ってきて。ティーダさんも付き合ってやってね。アルフさんはこっちに来て」
「よし、ジジイには付き合ってやるか」
「ジジイ言うな!」
二人はまた競い合いながら、即席の周回コースへと向かう。

「ふう、二人とも元気だな。ケイン君、久しぶり」
「久しぶりだね、アルフさん」
「で、ケイン君がわざわざこんなところまで来るなんてね。クレイグさんから連絡があった時は、少し嫌な予感がしたんだけどね。当たってないよね?」
「さあ? それは今からクレイグさんと一緒に話すことで判断してよ」
「ちょっと、怖いよ。ケイン君」
「まあ、いいからいいから。クレイグさんも待っているし上に行こう」

アルフさんと一緒にクレイグさんがいるであろう三階の部屋に向かう。
「クレイグさん、アルフさん来たよ!」
「アルフ、ごめんね急に呼んだりして。あれ? ティーダは?」
「ガンツさんと舟で遊んでるよ」
「え~もう」
「アルフさんがいればいいから、ガンツさんの相手させといてよ」
「まあ、ケイン君がいいのならいいけどさ」
「あの、それで話ってのは?」
「ああ、そうだったね。じゃ王都に行こうか」
「「へ?」」
しおりを挟む
感想 254

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!

霜月雹花
ファンタジー
 神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。  神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。 書籍8巻11月24日発売します。 漫画版2巻まで発売中。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。