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無垢な声
3.
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智輝は僕の父、兄、そして母にもなってくれた。甘やかしてくれて僕は赤ん坊のように智輝に甘えた。
痩せ細った手でスプーンやフォークを持たせるのが心配だと食べ物はあーん、で食べさせてもらい熱い飲み物はふーふーして飲ませてもらうのが当たり前。
おやすみ、のキスをしてもらった時、柔らかな唇の感触が擽ったくて心地がよく気に入り、智輝に戯れキスをするのを許してくれたし、僕が気持ちを乱し泣くとキスで慰めてくれる。
身体中の傷に薬を丁寧にぬって、僕を大切にしてくれた。自分の子供を見るような優しい目差し、幼い弟を見守るような温かな目差し、僕が欲しかった愛情を惜しみなく与えてくれた。
ぬくぬく、と育ち、痩せ細った青白い身体を白いがほんのりとピンク色を滲ませる健康的な肉体へと智輝が僕の身体を変えてくれた。
そして、僕は朝、初めての勃起を体験する。未熟だった性が目覚めてしまった。その時、僕は下半身の疼きと自分のぺニスが固くなり、わけがわからず、怖くて泣いてしまった。
微かな僕の泣き声に気づいた智輝は、怖い夢でも見たのかとよしよし、と頭や背中を撫でて額にキスをする。
「智輝、…僕、変です」
智輝の唇がいつもより甘く、そして唇が触れたところがじんじんと痺れる。股間が熱くむず痒い。僕は呼吸を乱した。
痩せ細った手でスプーンやフォークを持たせるのが心配だと食べ物はあーん、で食べさせてもらい熱い飲み物はふーふーして飲ませてもらうのが当たり前。
おやすみ、のキスをしてもらった時、柔らかな唇の感触が擽ったくて心地がよく気に入り、智輝に戯れキスをするのを許してくれたし、僕が気持ちを乱し泣くとキスで慰めてくれる。
身体中の傷に薬を丁寧にぬって、僕を大切にしてくれた。自分の子供を見るような優しい目差し、幼い弟を見守るような温かな目差し、僕が欲しかった愛情を惜しみなく与えてくれた。
ぬくぬく、と育ち、痩せ細った青白い身体を白いがほんのりとピンク色を滲ませる健康的な肉体へと智輝が僕の身体を変えてくれた。
そして、僕は朝、初めての勃起を体験する。未熟だった性が目覚めてしまった。その時、僕は下半身の疼きと自分のぺニスが固くなり、わけがわからず、怖くて泣いてしまった。
微かな僕の泣き声に気づいた智輝は、怖い夢でも見たのかとよしよし、と頭や背中を撫でて額にキスをする。
「智輝、…僕、変です」
智輝の唇がいつもより甘く、そして唇が触れたところがじんじんと痺れる。股間が熱くむず痒い。僕は呼吸を乱した。
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