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第35話 秘密の暴露
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その日の生徒会は、ヘンドリックが膝のケガの治療で欠席、リアは文化祭の劇の練習で大幅に遅れるとあらかじめ伝えられていた。
「ルーファスは、今日オズワルド先生との会計監査の日だから遅くなるって言ってたぞ。」
ジークフェルドに言われて、クリスが頷いた。
「今日はジークと二人か・・・。ところで、前から気になってたんだけど、ジークは伯父上にリアのことちゃんと報告してるの?」
「まあ、月1回くらい。簡単には・・・」
歯切れの悪い返事にクリスはやっぱりという表情になった。
「君が筆不精なのは知ってるけど、伯父上も可愛い姪っ子のことをもっと知りたいだろうし、僕が報告書を書いてあげようか?」
「そうだな。手伝ってもらえたら、ありがたい。いざ、書こうとすると、何かいていいか分からなくてな。」
クリスがハハハと笑った。
その時、バタンと音がして生徒会室の奥に続く休憩室の扉が開かれた。
二人がギョッとしてそちらを見ると、中からルーファスが現れた。
生徒会室には入口以外にもう一つ扉があり、奥に仮眠用のベッドが置かれた休憩室があるのだ。
「ルーファス?今日は会計監査の日じゃなかったの?」
珍しくクリスが慌てたように尋ねた。
「オズワルド先生の奥様が、急に産気づかれたとのことで、先生が早退されたんです。監査が延期になってしまい、急に時間が空いてしまったので休憩室で休んでいました。」
ルーファスは無表情で、淡々と答えた。
「へえ、そうなんだ。じゃあ、今日はこの3人だね。」
さあ、仕事をしようとばかりにクリスは机に向かったが、ルーファスは許してくれなかった。
「今の、どういうことです?」
「今のとは?」
「ジークフェルド様と話されていたことです。リアがリンドブルム王の姪っ子とはどういう意味です?」
「あ、やっぱり聞こえてた?」
これは誤魔化せないとクリスは白旗をあげた。
「お二人が部屋に入られた音で目が覚めました。服や髪のみだれがあったので直していたら、リアの話が聞こえてきたのです。」
ほぼ、全部聞いていたわけだ。
クリスはため息をついた。
「どういう意味もなにも、言葉通りだよ。リアは僕らのいとこだ。彼女の母親はリンドブルムのユーフェミア王女だからね。」
その王女はリアが生まれるより前に亡くなり国葬されたはずだ。
「そ、それはいったい・・・?」
ルーファスが戸惑ったように尋ねてきた。
一瞬、静寂が訪れたが、ジークフェルドがクリスに先を促した。
「ここまでばれてしまったのなら、全部話したらいいんじゃないか?もう、帝国の話も時効だろう。」
「そうだね。」
それから、リンドブルムとグラシアス帝国で結ばれた協定の話や、ユーフェミアがグラース三世に嫁ぐことになったことやら、すべてをルーファスに話聞かせた。
「それなら、リアは両国の次期国王のいとこになる唯一の人となるわけですか?」
ここアルノーの国王だけでなく、大国リンドブルムの国王のいとこにもなるわけだ。
アルノーにおいて、これ程の血筋を持つ者は他にいないだろう。
「兄上たちが王位につけばそうなるね。」
「ルーファスは、今日オズワルド先生との会計監査の日だから遅くなるって言ってたぞ。」
ジークフェルドに言われて、クリスが頷いた。
「今日はジークと二人か・・・。ところで、前から気になってたんだけど、ジークは伯父上にリアのことちゃんと報告してるの?」
「まあ、月1回くらい。簡単には・・・」
歯切れの悪い返事にクリスはやっぱりという表情になった。
「君が筆不精なのは知ってるけど、伯父上も可愛い姪っ子のことをもっと知りたいだろうし、僕が報告書を書いてあげようか?」
「そうだな。手伝ってもらえたら、ありがたい。いざ、書こうとすると、何かいていいか分からなくてな。」
クリスがハハハと笑った。
その時、バタンと音がして生徒会室の奥に続く休憩室の扉が開かれた。
二人がギョッとしてそちらを見ると、中からルーファスが現れた。
生徒会室には入口以外にもう一つ扉があり、奥に仮眠用のベッドが置かれた休憩室があるのだ。
「ルーファス?今日は会計監査の日じゃなかったの?」
珍しくクリスが慌てたように尋ねた。
「オズワルド先生の奥様が、急に産気づかれたとのことで、先生が早退されたんです。監査が延期になってしまい、急に時間が空いてしまったので休憩室で休んでいました。」
ルーファスは無表情で、淡々と答えた。
「へえ、そうなんだ。じゃあ、今日はこの3人だね。」
さあ、仕事をしようとばかりにクリスは机に向かったが、ルーファスは許してくれなかった。
「今の、どういうことです?」
「今のとは?」
「ジークフェルド様と話されていたことです。リアがリンドブルム王の姪っ子とはどういう意味です?」
「あ、やっぱり聞こえてた?」
これは誤魔化せないとクリスは白旗をあげた。
「お二人が部屋に入られた音で目が覚めました。服や髪のみだれがあったので直していたら、リアの話が聞こえてきたのです。」
ほぼ、全部聞いていたわけだ。
クリスはため息をついた。
「どういう意味もなにも、言葉通りだよ。リアは僕らのいとこだ。彼女の母親はリンドブルムのユーフェミア王女だからね。」
その王女はリアが生まれるより前に亡くなり国葬されたはずだ。
「そ、それはいったい・・・?」
ルーファスが戸惑ったように尋ねてきた。
一瞬、静寂が訪れたが、ジークフェルドがクリスに先を促した。
「ここまでばれてしまったのなら、全部話したらいいんじゃないか?もう、帝国の話も時効だろう。」
「そうだね。」
それから、リンドブルムとグラシアス帝国で結ばれた協定の話や、ユーフェミアがグラース三世に嫁ぐことになったことやら、すべてをルーファスに話聞かせた。
「それなら、リアは両国の次期国王のいとこになる唯一の人となるわけですか?」
ここアルノーの国王だけでなく、大国リンドブルムの国王のいとこにもなるわけだ。
アルノーにおいて、これ程の血筋を持つ者は他にいないだろう。
「兄上たちが王位につけばそうなるね。」
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