ひみつの姫君  ~男爵令嬢なのにくじ引きで王子のいる生徒会の役員になりました!~

らな

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第36話 秘密の暴露

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「にわかに信じられない話ですが・・・。それなら私がリアの血筋のことで悩んでいるのをお話しした時に、どうして教えて下さらなかったのですか?」
少し非難めいた表情でルーファスが尋ねてきた。

「国ぐるみで帝国をだます行為をしているわけだから、そんな話を容易に広めるわけにはいかないだろう。それが理由の一つだ。」
確かにそれはそうだろう。
他にも理由があるのか?
ルーファスはクリスの言葉の続きを待った。
「そして、二つ目の理由だが。リアは自分の出自を知らないんだ。伯父上も僕らも、リアが男爵令嬢として人生を全うする方が幸せであるなら、それを見守ってあげたいと思っている。トルドー公爵家から、嫁に来いと圧力をかけられたらアーロン男爵家では断れないだろう。」

ルーファスは唇をかみしめた。
それはその通りだ。
父がリアのことを知れば、間違いなく公爵家に嫁ぐよう圧力をかけるだろう。

「しかし、そういう話なら、リア自身が私と結婚してもいいと承諾してくれれば、殿下方に異論はないということですか?」
ルーファスは確認するようにクリスたちに尋ねた。
「まあ、それはその通りだ。でも、ルーファス。無理強いは許さないよ。」
クリスが珍しく厳しい表情を浮かべた。
「もちろんです。正々堂々、真正面から行きます。」

                     ※

ルーファスがそう言い切った直後、生徒会室の扉がノックされた。

トントン

「遅くなって申し訳ありません。ついさっき、やっと文化祭の練習抜けれました。」
リアがすまなさそうな顔で入ってきた。

そして、ルーファスを見て驚いている。
「あれ?ルーファス先輩、今日はオズワルド先生と監査の日じゃ?」
「オズワルド先生の奥様が、急に産気づかれてね。先生が早退されたから、監査が延期になったんだよ。」
それを聞いて、リアは目を輝かせた。
「オズワルド先生、お父様になられるんですか?わあ、おめでたいですね。」

「そこでだ、リア。今日、この後何か予定はあるか?」
「いいえ?生徒会以外は特に・・・。」
「じゃあ、これから一緒に買い物に行こう。」
「買い物?何を買うんですか?」
ルーファスがこんな事を言い出すのは初めてだ。
リアは不思議そうにルーファスを見た。

「オズワルド先生にお子さんが生まれるだろう。出産祝いだ。」
「ああ、なるほど。これからこの4人でですか?」

今日はヘンドリック先輩が病院に行くからお休みだし、なかなかすごいメンバーだ。
私だけ、何か違ってて気おくれしそう・・・。

リアが内心そう思っているとルーファスが意外な返事を返してきた。
「いや。私とリアの二人でだ。オズワルド先生は会計担当だから、殿下方は関係ないだろう?」



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