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第一章 悪役令嬢は動き出す
15.悪役令嬢はお茶会を楽しむ
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あれから、お客様を歓待して全てのお客様が揃ったところでお母様と会場に入り、お母様の挨拶でお茶会が開始される。
私とお母様は別々の席に座る。子供達だけが集められたテーブルでは計4名だけの小さなお茶会となる。
私の左隣がアンネマリー嬢で正面に座っているのがハフルスト伯爵令嬢のミーリア嬢。右隣はクラースト伯爵令嬢のジェニー嬢だ。ちなみに両伯爵家のお嬢様はゲームではエステリアの取り巻き令嬢でもある。
「今日は我が家に来て頂いて、とても嬉しく思いますわ」
「い、いえっ、私なんか……あ、あの、公爵様のところに来て良いのか不安で……」
そう言ったのはミーリア嬢だ。挨拶の時から気にはなっていたのだけど、取り巻きで登場する時はもっと威圧的な感じがした。それから比べると随分大人しい感じがする。
「あら? ミーリア様は気が小さいのですね。私はこのお茶会に呼ばれてお母様からも、しっかりとエステリア様に尽くすよう言われてます。ミーリア様も自分の役割をしっかりと認識された方がよろしくってよ?」
ジェニー嬢はゲームでもこんな感じだった。うん、今からあんまり成長してないってことかしら……ま、まぁ、今はいいわ。
「まぁ、そう言って頂けると嬉しいですわ。私、皆様とは末永く仲良くしたいと思っておりますわ」
ちょっとジェニー嬢は性格的に厳しいところだけど……ただ、気になるのが先程からアンネマリー嬢の反応がすっごく薄いのが気になる。たまに不思議そうな表情で見られているのは気が付いているんだけど。どういうことだろう?
「そういえば、ハフルスト伯爵領で新たな鉱脈が見つかったと聞いたのですが、知っています?」
「あっ、は、はい……ただ、魔鉱石ではなく、魔晶石ばかりだそうでお父様もお母様もガッカリしてました」
鉱石の中で魔鉱石と呼ばれる鉱石は魔法銀や魔法金に加工
出来、武器防具以外にも魔法触媒である杖や指輪の材料となるので非常に需要が高い。魔晶石と呼ばれる鉱石は非常に加工しにくく、使い道が無いといわれている。しかし、先日、非常に希少性が高い魔石の代わりに安価で手に入る素材を探していたところ、魔晶石が使える事が分かったのだ。故に魔晶石が沢山とれる鉱山を持っていて、且つ保守派の貴族という条件に合致するのはハフルスト伯爵家しかなかったのだ。
「実は私、魔晶石が欲しいと思っていたのです。なので、ハフルスト伯爵家の方と商談をしたいと思っていたのです」
「はぁ?」
ちなみに変な声を上げたのはアンネマリー嬢である。チラリと視線を向けると咳払いをして視線を外した。うん、なんだか変ね……とりあえず、まずは魔晶石の件を片すのよ。
「エステリア様が商談……ですか?」
「ええ、そうよ。数年前から幾つかの商売に関わらせて頂いているのよ」
関わらせて、というより私が自主的にどんどん商会を立ち上げていってるわけだけど。現在は畜産の商会が2つと冷蔵冷凍関連の製品や魔術関連の商会が3つ。
最終的には巨大財閥を目指して世界的企業にするのよ。うふふ。
「わ、私では……その、返答しかねますので……」
「いいのよ。お父様とお母様に私が魔晶石を定期的に売って欲しいと伝えていただけるかしら?」
「か、かしこまりました」
「ええ、宜しくね」
アンネマリー嬢が凄い視線を向けているのは、気にしない方向で。
「ミーリア様! なんて羨ましい! エステリア様に頼っていただけるなんて!」
「え、いや、で、でも……」
「もっと自信をお持ちにならないと、エステリア様に失礼でしてよ?」
「が、がんばります……」
うーん、ジェニー嬢も悪い子じゃないのは分かったけど、面倒くさい感じはちょっと苦手だなぁ。
にしても、アンネマリー嬢の妙な視線が気になります。はい、とっても!
私とお母様は別々の席に座る。子供達だけが集められたテーブルでは計4名だけの小さなお茶会となる。
私の左隣がアンネマリー嬢で正面に座っているのがハフルスト伯爵令嬢のミーリア嬢。右隣はクラースト伯爵令嬢のジェニー嬢だ。ちなみに両伯爵家のお嬢様はゲームではエステリアの取り巻き令嬢でもある。
「今日は我が家に来て頂いて、とても嬉しく思いますわ」
「い、いえっ、私なんか……あ、あの、公爵様のところに来て良いのか不安で……」
そう言ったのはミーリア嬢だ。挨拶の時から気にはなっていたのだけど、取り巻きで登場する時はもっと威圧的な感じがした。それから比べると随分大人しい感じがする。
「あら? ミーリア様は気が小さいのですね。私はこのお茶会に呼ばれてお母様からも、しっかりとエステリア様に尽くすよう言われてます。ミーリア様も自分の役割をしっかりと認識された方がよろしくってよ?」
ジェニー嬢はゲームでもこんな感じだった。うん、今からあんまり成長してないってことかしら……ま、まぁ、今はいいわ。
「まぁ、そう言って頂けると嬉しいですわ。私、皆様とは末永く仲良くしたいと思っておりますわ」
ちょっとジェニー嬢は性格的に厳しいところだけど……ただ、気になるのが先程からアンネマリー嬢の反応がすっごく薄いのが気になる。たまに不思議そうな表情で見られているのは気が付いているんだけど。どういうことだろう?
「そういえば、ハフルスト伯爵領で新たな鉱脈が見つかったと聞いたのですが、知っています?」
「あっ、は、はい……ただ、魔鉱石ではなく、魔晶石ばかりだそうでお父様もお母様もガッカリしてました」
鉱石の中で魔鉱石と呼ばれる鉱石は魔法銀や魔法金に加工
出来、武器防具以外にも魔法触媒である杖や指輪の材料となるので非常に需要が高い。魔晶石と呼ばれる鉱石は非常に加工しにくく、使い道が無いといわれている。しかし、先日、非常に希少性が高い魔石の代わりに安価で手に入る素材を探していたところ、魔晶石が使える事が分かったのだ。故に魔晶石が沢山とれる鉱山を持っていて、且つ保守派の貴族という条件に合致するのはハフルスト伯爵家しかなかったのだ。
「実は私、魔晶石が欲しいと思っていたのです。なので、ハフルスト伯爵家の方と商談をしたいと思っていたのです」
「はぁ?」
ちなみに変な声を上げたのはアンネマリー嬢である。チラリと視線を向けると咳払いをして視線を外した。うん、なんだか変ね……とりあえず、まずは魔晶石の件を片すのよ。
「エステリア様が商談……ですか?」
「ええ、そうよ。数年前から幾つかの商売に関わらせて頂いているのよ」
関わらせて、というより私が自主的にどんどん商会を立ち上げていってるわけだけど。現在は畜産の商会が2つと冷蔵冷凍関連の製品や魔術関連の商会が3つ。
最終的には巨大財閥を目指して世界的企業にするのよ。うふふ。
「わ、私では……その、返答しかねますので……」
「いいのよ。お父様とお母様に私が魔晶石を定期的に売って欲しいと伝えていただけるかしら?」
「か、かしこまりました」
「ええ、宜しくね」
アンネマリー嬢が凄い視線を向けているのは、気にしない方向で。
「ミーリア様! なんて羨ましい! エステリア様に頼っていただけるなんて!」
「え、いや、で、でも……」
「もっと自信をお持ちにならないと、エステリア様に失礼でしてよ?」
「が、がんばります……」
うーん、ジェニー嬢も悪い子じゃないのは分かったけど、面倒くさい感じはちょっと苦手だなぁ。
にしても、アンネマリー嬢の妙な視線が気になります。はい、とっても!
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