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第三章 悪役令嬢は学院生活を送る
232.悪役令嬢は武闘大会に参加する その8
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昼の休憩が終わり、午後のメインイベントになるウィンディ対ルアーナの対決だ。
「アンネマリー様、皆様の予想は如何に?」
「面白いことに、ウィンディがやや優勢って感じかしら? まぁ、試合ごとの単発と最終的な順位――一位から三位を当てる分とやってるんだけど、因みに順位予想の方はリアを一位に絡める券が最も売れてるわね」
「まぁ、そこはどうみても――感じはありますね」
と、なかなかに酷いやり取りをしているマリーとリンリィに大して小さく咳払いをして見せると、彼女達は小さく苦笑した。
「で、どれくらい稼いでるの?」
「まぁ、ぼちぼち?」
すっとボケた返答を返すマリーだけど、その瞳はニヤニヤしている。と、いうことは結構な儲けがあったのでしょうね。でも、半分は学園への寄付という形になるらしいから、純利益でいえばぼちぼちなのも正解なのかもしれないわね。
まぁ、聞いておいてなんだけど、私はマリーが幾ら稼いだとかはあまり興味は無いのよね。どちらかと言えば、その金を何に使うのか? の方が、気になっている。一応だけど、最近は東の隣国であるスーリアルの動きが怪しいのもあって、マリーの家は色々と戦に過敏となっている。たぶんだけど、一部は軍資金として置いているのでは無いかと思っているのだけど、私も聞けず仕舞いになっている。
「あ、そろそろ始まりますよ」
「二人とも頑張って欲しいところね」
「リアとしてはどちらの方が戦いやすい?」
と、マリーは楽し気に聞いてくる。正直、どちらとも戦いやすい相手では無い――と、いうのが本音だけど、模擬戦の回数で言えばルアーナの方が多いので手は知り尽くしている感はある。動き自体を考えるとウィンディの方が分かりやすい部分はあるんだけど、あの娘の場合、勘が鋭いところで超反応することがあるのよね。
「正直、どちらも戦い安くはないけど、ウィンディの方が意外性が高い感じかしら?」
「まぁ、あの子は見た目はフワフワしてるけど、猛獣だものね」
「と、いうことはエステリア様的にはルアーナ様が勝った方が良い。と、いう感じでしょうか?」
リンリィはそう言うが、それもなかなかにって話なのよね。何しろ、ウィンディは私と戦いたいって理由で参加しているからね。そんなやり取りをしている間に審判役の騎士が試合開始を宣言し、同時にウィンディとルアーナが猛スピードで激突する。
ルアーナが開始直後に突進していくなんて珍しい。彼女は暑苦しいタイプだけど、基本的に戦闘スタンスとしては慎重派だ。彼女がそのような事をするなんて、ウィンディの意表を突きたかったのかもしれない。けれども、ウィンディもしっかり対応して攻撃を受け止める――が、そこはルアーナのパワーが上で下段からのかち上げにウィンディは敢えて自分から後方へ吹き飛び力をいなした。
ウィンディは魔導洞窟でもスピードタイプのパワーアタッカーという何を言ってるんだ? って、感じのタイプ。速度で相手を翻弄しつつ、重い攻撃で殲滅っていう基本スタイルだ。魔法はそこまで得意ではないけれど、非常に優秀な前衛だ。一方のルアーナは攻守のバランスが取れたスタンダードなスタイルのパワーアタッカー。これも、何を言っているんだ? って、感じではある。
ウィンディを遊撃タイプとすれば、ルアーナは一撃必殺の攻撃タイプなのよね。ただし、ウィンディは攻撃力もアホ程高いから、手数の多い分、ルアーナは不利ではある。
「な、なんだかすごい戦いですね」
「お互いに結構リスキーな戦いをしているわね」
攻撃の見極めというのが一番難しい。それを魔力を通した武器を使って、いなしたり、受け止めたりするわけだけど、それ以上に躱した後の反撃を受けるのが難しいわけだけど、お互いに読みが噛み合っているのか、ギリギリのやり取りを繰り返していた。
でも、こうなってくるとウィンディの方が確実に有利なのよね。手数が多い分、攻撃が届きやすい。ルアーナも耐えてはいるけど、受け止めれる数が違うせいで数回腕で剣を受け止めるという、かなりリスクの高い行動を取っている。
いくら、刃を潰しているといっても、魔力と身体強化がなければ生身で受けれるものでは無い。まぁ、もし怪我をしたとしても、回復魔法ですぐ治せるからって、乱暴な戦い方よね。
そう思っていると、ウィンディがいいタイミングで攻撃を仕掛け、ルアーナは一刀目を剣で受け、二刀目を腕で受けとめて、即座にウィンディに蹴りを入れた。まぁ、騎士らしさに拘らないところは好感度が持てるけど、流石に乱暴だわね。
そして、蹴りを入れられたウィンディは吹き飛び、地面に激突してクルクルと転がりながらも立ち上がる。
「ウィンディ、楽しそうなんですけど?」
「なんだか、ワクワクしてるわね」
「どこかの戦闘民族ですかぁ?」
と、リンリィが珍しく素早くツッコミを入れた。
「アンネマリー様、皆様の予想は如何に?」
「面白いことに、ウィンディがやや優勢って感じかしら? まぁ、試合ごとの単発と最終的な順位――一位から三位を当てる分とやってるんだけど、因みに順位予想の方はリアを一位に絡める券が最も売れてるわね」
「まぁ、そこはどうみても――感じはありますね」
と、なかなかに酷いやり取りをしているマリーとリンリィに大して小さく咳払いをして見せると、彼女達は小さく苦笑した。
「で、どれくらい稼いでるの?」
「まぁ、ぼちぼち?」
すっとボケた返答を返すマリーだけど、その瞳はニヤニヤしている。と、いうことは結構な儲けがあったのでしょうね。でも、半分は学園への寄付という形になるらしいから、純利益でいえばぼちぼちなのも正解なのかもしれないわね。
まぁ、聞いておいてなんだけど、私はマリーが幾ら稼いだとかはあまり興味は無いのよね。どちらかと言えば、その金を何に使うのか? の方が、気になっている。一応だけど、最近は東の隣国であるスーリアルの動きが怪しいのもあって、マリーの家は色々と戦に過敏となっている。たぶんだけど、一部は軍資金として置いているのでは無いかと思っているのだけど、私も聞けず仕舞いになっている。
「あ、そろそろ始まりますよ」
「二人とも頑張って欲しいところね」
「リアとしてはどちらの方が戦いやすい?」
と、マリーは楽し気に聞いてくる。正直、どちらとも戦いやすい相手では無い――と、いうのが本音だけど、模擬戦の回数で言えばルアーナの方が多いので手は知り尽くしている感はある。動き自体を考えるとウィンディの方が分かりやすい部分はあるんだけど、あの娘の場合、勘が鋭いところで超反応することがあるのよね。
「正直、どちらも戦い安くはないけど、ウィンディの方が意外性が高い感じかしら?」
「まぁ、あの子は見た目はフワフワしてるけど、猛獣だものね」
「と、いうことはエステリア様的にはルアーナ様が勝った方が良い。と、いう感じでしょうか?」
リンリィはそう言うが、それもなかなかにって話なのよね。何しろ、ウィンディは私と戦いたいって理由で参加しているからね。そんなやり取りをしている間に審判役の騎士が試合開始を宣言し、同時にウィンディとルアーナが猛スピードで激突する。
ルアーナが開始直後に突進していくなんて珍しい。彼女は暑苦しいタイプだけど、基本的に戦闘スタンスとしては慎重派だ。彼女がそのような事をするなんて、ウィンディの意表を突きたかったのかもしれない。けれども、ウィンディもしっかり対応して攻撃を受け止める――が、そこはルアーナのパワーが上で下段からのかち上げにウィンディは敢えて自分から後方へ吹き飛び力をいなした。
ウィンディは魔導洞窟でもスピードタイプのパワーアタッカーという何を言ってるんだ? って、感じのタイプ。速度で相手を翻弄しつつ、重い攻撃で殲滅っていう基本スタイルだ。魔法はそこまで得意ではないけれど、非常に優秀な前衛だ。一方のルアーナは攻守のバランスが取れたスタンダードなスタイルのパワーアタッカー。これも、何を言っているんだ? って、感じではある。
ウィンディを遊撃タイプとすれば、ルアーナは一撃必殺の攻撃タイプなのよね。ただし、ウィンディは攻撃力もアホ程高いから、手数の多い分、ルアーナは不利ではある。
「な、なんだかすごい戦いですね」
「お互いに結構リスキーな戦いをしているわね」
攻撃の見極めというのが一番難しい。それを魔力を通した武器を使って、いなしたり、受け止めたりするわけだけど、それ以上に躱した後の反撃を受けるのが難しいわけだけど、お互いに読みが噛み合っているのか、ギリギリのやり取りを繰り返していた。
でも、こうなってくるとウィンディの方が確実に有利なのよね。手数が多い分、攻撃が届きやすい。ルアーナも耐えてはいるけど、受け止めれる数が違うせいで数回腕で剣を受け止めるという、かなりリスクの高い行動を取っている。
いくら、刃を潰しているといっても、魔力と身体強化がなければ生身で受けれるものでは無い。まぁ、もし怪我をしたとしても、回復魔法ですぐ治せるからって、乱暴な戦い方よね。
そう思っていると、ウィンディがいいタイミングで攻撃を仕掛け、ルアーナは一刀目を剣で受け、二刀目を腕で受けとめて、即座にウィンディに蹴りを入れた。まぁ、騎士らしさに拘らないところは好感度が持てるけど、流石に乱暴だわね。
そして、蹴りを入れられたウィンディは吹き飛び、地面に激突してクルクルと転がりながらも立ち上がる。
「ウィンディ、楽しそうなんですけど?」
「なんだか、ワクワクしてるわね」
「どこかの戦闘民族ですかぁ?」
と、リンリィが珍しく素早くツッコミを入れた。
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