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第三章 悪役令嬢は学院生活を送る
241.悪役令嬢は王女の誕生日を祝うお茶会に出席する
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色々と下準備を数日やって来たわけだけど、いざアリエルの誕生日を祝うお茶会の日がやって来て、いやぁー短い間に色々とやったわ。と、私は準備期間にやった事を色々と思い返す。
お母様とお父様に随分と迷惑を掛けたわけだけど、それに関しては今後を考えれば絶対にやっておかないといけないと思ったことだから私は悪いとは思っていない。とりあえず、私を慕ってくれている子達には色々と魔導具や武器を与えて、今後も訓練会や勉強会を通して様々な知識を与える約束をした。
後はリンリィとの研究に関して、例の計画へ着実に一歩を進めている――けれど、こちらに関してはまだ私とリンリィの間だけの話だから、お母様にも報告はしていない。
そして、今日は誕生日会の二次会と称してアリエルから現在は私の派閥と呼ばれている子達を招待している。まぁ、これに関しては私からの提案で実現した会ではある。なんと言っても私の派閥と呼ばれていることに色々と不安に思う事があるからだ。出来れば、現在の仲間達は私を含め、アリエルの派閥としたいのだ。
今日の誕生日のお茶会は王族主催の催事なので多くの貴族が集まっているのだけど、ミストリアの王子様二人は欠席なのは決まっている。クリフト殿下はお仲間達と魔導洞窟アタックへ行っているらしい。因みに現在、有名な冒険者の幾人かが忙しくて殿下のサポートは近衛から出ているらしいのだけど、色々と問題があるらしい――これに関しては各方面から噂話を含め聞いているのだけど、出来るだけ関わりたくないので放置することにしている。
で、リストリア殿下は相変わらず引き籠っているのだけど、彼は激太りで全く別人のようだと噂話として聞いている。因みに女王からも聞いているので事実である――が、すでに王族からは完全に腫物扱いになっている。
そんなこんなで、私はクリフト殿下の婚約者として出席する必要が無いので基本的には家族と共にいる予定だけど、一応、色々な人と挨拶を交わさなければならないのはお母様から聞かされている。なんとも面倒臭いなんて、思ってないんだからね?
で、これはお父様とお母様から色々と聞かされているのだけど、どうやらパルプスト公爵は体調が良くないとかいう理由で欠席らしいのだけど、貴族派閥の多くが欠席はしていないということで、本当に体調不良化もしれないとは言われているけど、どうなんだろうね。
そして、私はお父様にエスコートされて会場へやって来る。お母様はディランお兄様がエスコートしている。王城に馬車で付けて降りてから会場へ向かうまでに多くの貴族から挨拶をされて、私としては会場に着いた段階で結構げんなりな気分になっていたけれど、お母様から事前に笑顔を絶やすなと命令を受けているので笑顔の仮面を張り付けて頑張っている。
「ハーブスト公爵家の皆様は今日も良く目立ちますね」
と、クーベルト辺境伯閣下がどこか楽し気にそう言うのだった。
「ディル、君は相変わらずだね。アイツから例の保護者として向かって欲しいと言った件を断ったんだって?」
お父様の言葉にクーベルト閣下はにこやかな笑顔の仮面を付けたまま小さく息を吐く。
「――当然でしょう。先日まで例の場所にずっと潜っていたのですから、流石に勘弁して欲しいと言いましたよ。おかげで、領地の方にも殆ど帰れていない状況で困っていたのですから」
「まぁ、それは我が娘が切っ掛けの件だから私としても申し訳ない気持ちだが、ディルのところは家令含め代官も優秀だから、大きな問題は無いのだろう?」
「ま、それはそうなのですがね――あ、そういえば、かの件に関してはまた陛下の方からステファニー様、エステリア嬢に話があると思うので」
と、閣下はそう言うと私を見てウィンクをする――クッ、ドキッとして心臓が止まるかと思ったわ。なんともチャーミングな仕草に思わず動機がヤバイ。っと、落ち着け私。閣下が言ったかの件っていうのは私がアンダンテール大洞窟で見つけた隠し部屋に関する件で、閣下は最近まで王都から最も近い位置にある魔導洞窟であるバーレモントの大穴のかなり深い場所の隅々まで探索していたらしい。
で、女王キャロラインから話があるという事はもしかすると、もしかしたのかもしれない。それは楽しみでもあるけど、色々と問題も多そうで面倒事がありそうで嫌だと思う気持ちもある。
「さて、そろそろ私も他の方にも挨拶をせねばらなぬので、また――近々、お邪魔致します」
「ああ――と、言ってもいつも私が居ないタイミングに来ているのは何か意味があるのかい?」
と、お父様は少し意地悪な質問をするのだった。そもそも、お父様は忙しくて屋敷にいること自体が少ないので、閣下が来る時は私が家にいるタイミングなので、どうしてもお父様がいる時は少ない事はお父様も承知しているハズよ。
「――それは申し訳ない。しかし、私は兄上や公爵閣下ほど、強くはありませんからね」
「数年前から飲める歳になったのだから、たまには私にも付き合いたまえ」
「仕方ありませんね、また、お時間を見つけてご連絡致します」
「うむ、楽しみにしているよ」
お父様と閣下はそんなやり取りをしつつ、閣下は少し苦笑していたけど、お酒は苦手なのかしら? と、いうよりも私は『数年前から飲める歳になった』ってところが気になって仕方がないわ。
閣下が離れたタイミングでお父様に質問する。
「クーベルト閣下ってお酒が飲める――と、いうことは成人してって事ですよね?」
「ん? そうだね。多くの貴族は高学を卒業すれば成人とみなされるのは知っているよね?」
「はい」
「前クーベルト伯が亡くなって、彼が跡を継いだのは6歳の時なんだ。高学を卒業したのは2、3年前だったとかな?」
と、言われて私は思わず笑顔が飛んでしまうレベルで固まった。20代後半だと思っていたけれど、まだ18、9という事実はあまりにも衝撃的すぎる!!!
お母様とお父様に随分と迷惑を掛けたわけだけど、それに関しては今後を考えれば絶対にやっておかないといけないと思ったことだから私は悪いとは思っていない。とりあえず、私を慕ってくれている子達には色々と魔導具や武器を与えて、今後も訓練会や勉強会を通して様々な知識を与える約束をした。
後はリンリィとの研究に関して、例の計画へ着実に一歩を進めている――けれど、こちらに関してはまだ私とリンリィの間だけの話だから、お母様にも報告はしていない。
そして、今日は誕生日会の二次会と称してアリエルから現在は私の派閥と呼ばれている子達を招待している。まぁ、これに関しては私からの提案で実現した会ではある。なんと言っても私の派閥と呼ばれていることに色々と不安に思う事があるからだ。出来れば、現在の仲間達は私を含め、アリエルの派閥としたいのだ。
今日の誕生日のお茶会は王族主催の催事なので多くの貴族が集まっているのだけど、ミストリアの王子様二人は欠席なのは決まっている。クリフト殿下はお仲間達と魔導洞窟アタックへ行っているらしい。因みに現在、有名な冒険者の幾人かが忙しくて殿下のサポートは近衛から出ているらしいのだけど、色々と問題があるらしい――これに関しては各方面から噂話を含め聞いているのだけど、出来るだけ関わりたくないので放置することにしている。
で、リストリア殿下は相変わらず引き籠っているのだけど、彼は激太りで全く別人のようだと噂話として聞いている。因みに女王からも聞いているので事実である――が、すでに王族からは完全に腫物扱いになっている。
そんなこんなで、私はクリフト殿下の婚約者として出席する必要が無いので基本的には家族と共にいる予定だけど、一応、色々な人と挨拶を交わさなければならないのはお母様から聞かされている。なんとも面倒臭いなんて、思ってないんだからね?
で、これはお父様とお母様から色々と聞かされているのだけど、どうやらパルプスト公爵は体調が良くないとかいう理由で欠席らしいのだけど、貴族派閥の多くが欠席はしていないということで、本当に体調不良化もしれないとは言われているけど、どうなんだろうね。
そして、私はお父様にエスコートされて会場へやって来る。お母様はディランお兄様がエスコートしている。王城に馬車で付けて降りてから会場へ向かうまでに多くの貴族から挨拶をされて、私としては会場に着いた段階で結構げんなりな気分になっていたけれど、お母様から事前に笑顔を絶やすなと命令を受けているので笑顔の仮面を張り付けて頑張っている。
「ハーブスト公爵家の皆様は今日も良く目立ちますね」
と、クーベルト辺境伯閣下がどこか楽し気にそう言うのだった。
「ディル、君は相変わらずだね。アイツから例の保護者として向かって欲しいと言った件を断ったんだって?」
お父様の言葉にクーベルト閣下はにこやかな笑顔の仮面を付けたまま小さく息を吐く。
「――当然でしょう。先日まで例の場所にずっと潜っていたのですから、流石に勘弁して欲しいと言いましたよ。おかげで、領地の方にも殆ど帰れていない状況で困っていたのですから」
「まぁ、それは我が娘が切っ掛けの件だから私としても申し訳ない気持ちだが、ディルのところは家令含め代官も優秀だから、大きな問題は無いのだろう?」
「ま、それはそうなのですがね――あ、そういえば、かの件に関してはまた陛下の方からステファニー様、エステリア嬢に話があると思うので」
と、閣下はそう言うと私を見てウィンクをする――クッ、ドキッとして心臓が止まるかと思ったわ。なんともチャーミングな仕草に思わず動機がヤバイ。っと、落ち着け私。閣下が言ったかの件っていうのは私がアンダンテール大洞窟で見つけた隠し部屋に関する件で、閣下は最近まで王都から最も近い位置にある魔導洞窟であるバーレモントの大穴のかなり深い場所の隅々まで探索していたらしい。
で、女王キャロラインから話があるという事はもしかすると、もしかしたのかもしれない。それは楽しみでもあるけど、色々と問題も多そうで面倒事がありそうで嫌だと思う気持ちもある。
「さて、そろそろ私も他の方にも挨拶をせねばらなぬので、また――近々、お邪魔致します」
「ああ――と、言ってもいつも私が居ないタイミングに来ているのは何か意味があるのかい?」
と、お父様は少し意地悪な質問をするのだった。そもそも、お父様は忙しくて屋敷にいること自体が少ないので、閣下が来る時は私が家にいるタイミングなので、どうしてもお父様がいる時は少ない事はお父様も承知しているハズよ。
「――それは申し訳ない。しかし、私は兄上や公爵閣下ほど、強くはありませんからね」
「数年前から飲める歳になったのだから、たまには私にも付き合いたまえ」
「仕方ありませんね、また、お時間を見つけてご連絡致します」
「うむ、楽しみにしているよ」
お父様と閣下はそんなやり取りをしつつ、閣下は少し苦笑していたけど、お酒は苦手なのかしら? と、いうよりも私は『数年前から飲める歳になった』ってところが気になって仕方がないわ。
閣下が離れたタイミングでお父様に質問する。
「クーベルト閣下ってお酒が飲める――と、いうことは成人してって事ですよね?」
「ん? そうだね。多くの貴族は高学を卒業すれば成人とみなされるのは知っているよね?」
「はい」
「前クーベルト伯が亡くなって、彼が跡を継いだのは6歳の時なんだ。高学を卒業したのは2、3年前だったとかな?」
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