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思い出の崩壊
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それからの俺は、白石さんのアドバイスを参考に動いていた。
まずは碧生。こちらは俺がなにもせずとも、向こうの方から連絡がくることが多かった。誘いがあれば出来るだけ都合を合わせた。電話がくれば3コール以内には出るように心掛けた。
週末は二人でいつものスパに行った。
初めてスパへ行ったあの日以降、あの時の碧生のような鬼気迫る雰囲気になることはなかった。いつも穏やかで、再会した時よりも少しずつ、昔の様子を取り戻していっているような気がした。
それに少しだけ、碧生から夏花について聞かれる機会があった。
今はどこに住んでいるのかとか、なんで舞台役者をやろうと思ったのかとか、そのくらい。でも着実に、碧生は夏花の方へ歩み寄ろうとしている雰囲気は感じることが出来た。やはり焦らず時間をかけているのは間違いなかったと確信する。
一方夏花の方は、基本的に電話のみのやり取りになっていた。毎日ではないが、アドバイス通り最低二日に一回は。特に碧生と会った日には必ず電話をするようにしていた。
今日は碧生とどこに行ったのか、何を食べたのか、どんな様子だったのかを話した。やはり夏花は碧生の様子が気になるようで、碧生の話をすると安心しているようだった。
少しずつ、少しずつだけど、二人との距離が縮まっているという実感はある。
それでも、俺たちは未だに交わらない平行線を歩き続けているという感覚が抜けない。
決定的な解決の糸口は、二か月を過ぎた今でも全く見つからないままだった。
そんなある日、俺は他の病棟へ薬の説明をしたついでに西病棟三階に寄った。
高倉トミと書かれたベッドのカーテンをめくる。声を掛けようかと思ったが、眠りについていたようなのでまたカーテンを閉め、そのまま病室を後にした。
薬剤部へ戻る途中、ナースステーションの前を通ると白石さんに呼び止められた。
「鷹司さん。またトミさんの様子を見に来たんですか?」
「ああ、ちょっと気になってね。相変わらず?」
「特別変わりないですよ。ずっと寝てます」
「そうか……二か月前は自分の足で歩けてたのにな……」
「年齢も年齢ですし、そこはもう仕方ないかと」
「そうだよな……」
高倉さんは二か月前、病室からの脱走を図ろうとした際に転倒。腰を強く痛めてしまった。それから身体を起こすことも難しくなり、日に日に食欲も低下。今では食事ではなく、経管で栄養を得ているような状態だった。
高齢でも元気な人はとても元気だ。しかしその条件として自分の足で歩けてよく食べる人、という前提がある。元々このような元気な人たちはそれらが失われると、まるで何かから転落していくかのように日を重ねるごとに弱っていってしまう。
今まで診てきた患者の全てがそうだったように――高倉さんもそう長くは持たないだろう。
「そういえば、先週末はどうだったんですかあ?」
ニヤニヤとからかう様に笑いながら白石さんが言う。さすがにナースステーションの前で話すようなことではないので、廊下の隅の方へ白石さんを引っ張った。
「どうもこうも、碧生も夏花も驚くほどいつも通りだったよ」
「うーん……お二人ともなかなか手強いですねえ……」
「碧生とは一緒に食事に行っても結局薬の話題にしかならないし、夏花なんか電話してやってるのに、いつもの定時報告ね、とか言ってさらっと碧生の話したらすぐ電話切るしなにかを聞き出せるような隙がない」
夏花に関しては、機を見計らって夏花視点の事情を聞きだそうと試みているのだが、いつも上手い具合に躱され続けている。
「薄々感じてましたが……どうやらお二人とも、今の状況に満足しちゃってるみたいですね」
「なんか打開策はない?」
「お二人が何か変わりたくなるようなシチュエーションがあればいいのですが……」
考え込む白石さんの様子を見守り、次に続く言葉を待つ。
「……ちょっと、考えておきますね」
「なんか頼りっぱなしで悪いけど、よろしく頼むよ」
「んふふー。そうやって頼られるのは悪い気がしませんねえ。とびっきりの作戦、考えておきますからっ!」
嬉しそうに飛び跳ねながら、白石さんはナースステーションへ戻っていった。
会う時間は碧生に、それ以降の電話の時間は夏花に取られがちだったので、白石さんへの現状報告及び相談は、このように直接やり取りすることが多かった。
いつも親身になって相談に乗ってくれるので本当に助かっている。碧生や夏花とは足踏み状態だけど、白石さんとの信頼関係は着実に築かれている気がした。
薬剤部へ戻ると、俺に気付いた氷川さんが指でちょいちょいと呼び出しの合図をする。嫌な予感がする雰囲気だったが、仕方なく氷川さんの元へ向かった。
「クレームが入っているわ」
「クレーム……? ですか……?」
急にそんなことを言われても心当たりがない。何をやらかしてしまったんだろうか?
「西病棟三階の早坂看護主任からよ。「おたくの薬剤師とうちの看護師が勤務中であるにも関わらず、イチャイチャした様子を見せつけてきます。羨ましくて発狂しそうなので、即刻私の目の前ではそんな姿を見せないよう、注意しておいてください」とのことよ」
「……なんすか、それ……」
「イチャイチャしていたの?」
「そのようなことは決して……俺はただ相談に乗って貰っているだけで……」
「相談?」
すると氷川さんは口元に手を当て、少しだけ考え込む。
「それは……もしかして、以前言っていた昔好きだと言ってくれた女の子と再会したけどフラれた、絡みのことについてかしら?」
「いや……まあ、遠からずそういうことなんですけど……なんで分かるんですか……?」
「女の勘よ」
「もう嗅覚が野生並みでは……?」
ギロリと鋭い視線が俺を睨みつける。いや、本当にこの人、1しか話してないのに10まで理解してること結構あるからな。相談相手としては優秀なんだけど、たまに全てを見透かされているような感覚にすら陥る。今までも散々お世話になっているので文句は言えないが。
「まあ、最近二人の仲がいい噂は各所に流れているから、あまり人目に付くようなところでは避けるべきね」
「え? マジすか……?」
「白石さん、人気者だからあまり敵を作らない方が身のためよ」
「それは……重々承知しています」
俺は肩を落としながら自分のデスクへ向かう。
「ちょっと待って」
しかしすぐに氷川さんに呼び止められた。
「鷹司君は昔、女性と揉めたりフラれたりした経験はあるのかしら?」
「いやだな、氷川さん。俺にそんなことあるわけないじゃないですか」
俺は苦笑いを浮かべながら答える。
「そう……じゃあ仕事に戻りなさい。あっちで遊崎くんが地味作業してるから手伝ってあげたらどうかしら?」
そう言われて、そのまま進行方向を変え遊崎の元へ向かった。
何故氷川さんは、今まで女性とは無縁の人生を歩んできた俺に、揉めたりフラれた経験があると思ったのだろうか。そんなものはない。あるわけがない。
それなのに――――胸が強く締め付けられて苦しくなっていた。
「お? 鷹司。とうとう白石さんと付き合うことになったんだって?」
調剤室へ入ると開口一番、遊崎とても嬉しそうにそんなことを言った。
「お前もか……別に白石さんとは付き合ってるわけじゃねーよ」
「どうせバレるんだから、下手に隠さなくてもいいんだぜ」
「隠してないし本当のことだから。俺はただ、白石さんに相談に乗ってるだけなんだよ」
「はあ? 相談……? どういうことだよ?」
先ほどまで笑顔だった遊崎の表情が変わる。
「いや、お前には前に話したやつ。幼馴染と再会したけどその二人が仲違いしてたって話。あれについて相談にのってもらってるんだ」
「その話……まだ続いてたのか?」
「ああ、蓋を開けてみたら結構厄介なことになっててさ。一筋縄じゃいかなそうなんだけど、白石さんのお陰でなんとか現状維持はできてるって感じかな」
「協力的なんだな、白石さんは」
「ああ、思ったよりもちゃんとしたアドバイスくれるし本当に助かってるよ」
「そうか……それで、鷹司は結局、誰とどうなりたいんだよ?」
「誰とどうなるって?」
「誰と付き合いたいのか、って話だ」
「あー……今はそこらへん全然考えてないな。とりあえず二人を仲直りさせるのが最優先って感じだから。それが上手くいって、また昔みたいに三人でいられるようになったら追々考えることになるかもしれないけど」
「まあ……そういうことに、なるんだろうな」
それから遊崎は黙々と作業を続けた。少し重苦しい空気が流れる。何かに怒っている様子を感じるが、なにか失言してしまっただろうかと考える。しかし、やっぱり分からなかった。
「あのさ……俺、なんか気に障ること言った?」
「別に。お前は悪くない」
「ならいいんだけど……」
それでも遊崎は終始不機嫌そうに作業を続けた。
作業が一段落すると、昼休憩の時間になっていた。
「とりあえず休憩室いくか?」
作業台の上を片付けながら遊崎に問いかける。
「ちょっと俺、寄るところあるから先に行っててくれ」
そう言って、遊崎はさっさと調剤室を出ていってしまった。
*
遊崎は急ぎ足で歩きながら奥歯を噛みしめていた。
「何を考えているんだ――――あの子はっ!」
向かう先は西病棟三階。白石のところだった。
まずは碧生。こちらは俺がなにもせずとも、向こうの方から連絡がくることが多かった。誘いがあれば出来るだけ都合を合わせた。電話がくれば3コール以内には出るように心掛けた。
週末は二人でいつものスパに行った。
初めてスパへ行ったあの日以降、あの時の碧生のような鬼気迫る雰囲気になることはなかった。いつも穏やかで、再会した時よりも少しずつ、昔の様子を取り戻していっているような気がした。
それに少しだけ、碧生から夏花について聞かれる機会があった。
今はどこに住んでいるのかとか、なんで舞台役者をやろうと思ったのかとか、そのくらい。でも着実に、碧生は夏花の方へ歩み寄ろうとしている雰囲気は感じることが出来た。やはり焦らず時間をかけているのは間違いなかったと確信する。
一方夏花の方は、基本的に電話のみのやり取りになっていた。毎日ではないが、アドバイス通り最低二日に一回は。特に碧生と会った日には必ず電話をするようにしていた。
今日は碧生とどこに行ったのか、何を食べたのか、どんな様子だったのかを話した。やはり夏花は碧生の様子が気になるようで、碧生の話をすると安心しているようだった。
少しずつ、少しずつだけど、二人との距離が縮まっているという実感はある。
それでも、俺たちは未だに交わらない平行線を歩き続けているという感覚が抜けない。
決定的な解決の糸口は、二か月を過ぎた今でも全く見つからないままだった。
そんなある日、俺は他の病棟へ薬の説明をしたついでに西病棟三階に寄った。
高倉トミと書かれたベッドのカーテンをめくる。声を掛けようかと思ったが、眠りについていたようなのでまたカーテンを閉め、そのまま病室を後にした。
薬剤部へ戻る途中、ナースステーションの前を通ると白石さんに呼び止められた。
「鷹司さん。またトミさんの様子を見に来たんですか?」
「ああ、ちょっと気になってね。相変わらず?」
「特別変わりないですよ。ずっと寝てます」
「そうか……二か月前は自分の足で歩けてたのにな……」
「年齢も年齢ですし、そこはもう仕方ないかと」
「そうだよな……」
高倉さんは二か月前、病室からの脱走を図ろうとした際に転倒。腰を強く痛めてしまった。それから身体を起こすことも難しくなり、日に日に食欲も低下。今では食事ではなく、経管で栄養を得ているような状態だった。
高齢でも元気な人はとても元気だ。しかしその条件として自分の足で歩けてよく食べる人、という前提がある。元々このような元気な人たちはそれらが失われると、まるで何かから転落していくかのように日を重ねるごとに弱っていってしまう。
今まで診てきた患者の全てがそうだったように――高倉さんもそう長くは持たないだろう。
「そういえば、先週末はどうだったんですかあ?」
ニヤニヤとからかう様に笑いながら白石さんが言う。さすがにナースステーションの前で話すようなことではないので、廊下の隅の方へ白石さんを引っ張った。
「どうもこうも、碧生も夏花も驚くほどいつも通りだったよ」
「うーん……お二人ともなかなか手強いですねえ……」
「碧生とは一緒に食事に行っても結局薬の話題にしかならないし、夏花なんか電話してやってるのに、いつもの定時報告ね、とか言ってさらっと碧生の話したらすぐ電話切るしなにかを聞き出せるような隙がない」
夏花に関しては、機を見計らって夏花視点の事情を聞きだそうと試みているのだが、いつも上手い具合に躱され続けている。
「薄々感じてましたが……どうやらお二人とも、今の状況に満足しちゃってるみたいですね」
「なんか打開策はない?」
「お二人が何か変わりたくなるようなシチュエーションがあればいいのですが……」
考え込む白石さんの様子を見守り、次に続く言葉を待つ。
「……ちょっと、考えておきますね」
「なんか頼りっぱなしで悪いけど、よろしく頼むよ」
「んふふー。そうやって頼られるのは悪い気がしませんねえ。とびっきりの作戦、考えておきますからっ!」
嬉しそうに飛び跳ねながら、白石さんはナースステーションへ戻っていった。
会う時間は碧生に、それ以降の電話の時間は夏花に取られがちだったので、白石さんへの現状報告及び相談は、このように直接やり取りすることが多かった。
いつも親身になって相談に乗ってくれるので本当に助かっている。碧生や夏花とは足踏み状態だけど、白石さんとの信頼関係は着実に築かれている気がした。
薬剤部へ戻ると、俺に気付いた氷川さんが指でちょいちょいと呼び出しの合図をする。嫌な予感がする雰囲気だったが、仕方なく氷川さんの元へ向かった。
「クレームが入っているわ」
「クレーム……? ですか……?」
急にそんなことを言われても心当たりがない。何をやらかしてしまったんだろうか?
「西病棟三階の早坂看護主任からよ。「おたくの薬剤師とうちの看護師が勤務中であるにも関わらず、イチャイチャした様子を見せつけてきます。羨ましくて発狂しそうなので、即刻私の目の前ではそんな姿を見せないよう、注意しておいてください」とのことよ」
「……なんすか、それ……」
「イチャイチャしていたの?」
「そのようなことは決して……俺はただ相談に乗って貰っているだけで……」
「相談?」
すると氷川さんは口元に手を当て、少しだけ考え込む。
「それは……もしかして、以前言っていた昔好きだと言ってくれた女の子と再会したけどフラれた、絡みのことについてかしら?」
「いや……まあ、遠からずそういうことなんですけど……なんで分かるんですか……?」
「女の勘よ」
「もう嗅覚が野生並みでは……?」
ギロリと鋭い視線が俺を睨みつける。いや、本当にこの人、1しか話してないのに10まで理解してること結構あるからな。相談相手としては優秀なんだけど、たまに全てを見透かされているような感覚にすら陥る。今までも散々お世話になっているので文句は言えないが。
「まあ、最近二人の仲がいい噂は各所に流れているから、あまり人目に付くようなところでは避けるべきね」
「え? マジすか……?」
「白石さん、人気者だからあまり敵を作らない方が身のためよ」
「それは……重々承知しています」
俺は肩を落としながら自分のデスクへ向かう。
「ちょっと待って」
しかしすぐに氷川さんに呼び止められた。
「鷹司君は昔、女性と揉めたりフラれたりした経験はあるのかしら?」
「いやだな、氷川さん。俺にそんなことあるわけないじゃないですか」
俺は苦笑いを浮かべながら答える。
「そう……じゃあ仕事に戻りなさい。あっちで遊崎くんが地味作業してるから手伝ってあげたらどうかしら?」
そう言われて、そのまま進行方向を変え遊崎の元へ向かった。
何故氷川さんは、今まで女性とは無縁の人生を歩んできた俺に、揉めたりフラれた経験があると思ったのだろうか。そんなものはない。あるわけがない。
それなのに――――胸が強く締め付けられて苦しくなっていた。
「お? 鷹司。とうとう白石さんと付き合うことになったんだって?」
調剤室へ入ると開口一番、遊崎とても嬉しそうにそんなことを言った。
「お前もか……別に白石さんとは付き合ってるわけじゃねーよ」
「どうせバレるんだから、下手に隠さなくてもいいんだぜ」
「隠してないし本当のことだから。俺はただ、白石さんに相談に乗ってるだけなんだよ」
「はあ? 相談……? どういうことだよ?」
先ほどまで笑顔だった遊崎の表情が変わる。
「いや、お前には前に話したやつ。幼馴染と再会したけどその二人が仲違いしてたって話。あれについて相談にのってもらってるんだ」
「その話……まだ続いてたのか?」
「ああ、蓋を開けてみたら結構厄介なことになっててさ。一筋縄じゃいかなそうなんだけど、白石さんのお陰でなんとか現状維持はできてるって感じかな」
「協力的なんだな、白石さんは」
「ああ、思ったよりもちゃんとしたアドバイスくれるし本当に助かってるよ」
「そうか……それで、鷹司は結局、誰とどうなりたいんだよ?」
「誰とどうなるって?」
「誰と付き合いたいのか、って話だ」
「あー……今はそこらへん全然考えてないな。とりあえず二人を仲直りさせるのが最優先って感じだから。それが上手くいって、また昔みたいに三人でいられるようになったら追々考えることになるかもしれないけど」
「まあ……そういうことに、なるんだろうな」
それから遊崎は黙々と作業を続けた。少し重苦しい空気が流れる。何かに怒っている様子を感じるが、なにか失言してしまっただろうかと考える。しかし、やっぱり分からなかった。
「あのさ……俺、なんか気に障ること言った?」
「別に。お前は悪くない」
「ならいいんだけど……」
それでも遊崎は終始不機嫌そうに作業を続けた。
作業が一段落すると、昼休憩の時間になっていた。
「とりあえず休憩室いくか?」
作業台の上を片付けながら遊崎に問いかける。
「ちょっと俺、寄るところあるから先に行っててくれ」
そう言って、遊崎はさっさと調剤室を出ていってしまった。
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遊崎は急ぎ足で歩きながら奥歯を噛みしめていた。
「何を考えているんだ――――あの子はっ!」
向かう先は西病棟三階。白石のところだった。
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