【R18】根暗な私と、愛が重すぎる彼

夕日(夕日凪)

文字の大きさ
9 / 12
番外編

君と一緒に5(誠也視点)※

しおりを挟む
「美咲ちゃん、挿れていい?」

 ゴムを着けてから凶器を花弁に押し付ける。すると美咲ちゃんは少しだけ怯む表情になった。
 美咲ちゃんは小さいから、僕の物を挿れる瞬間はいつも苦しそうな顔になる。そんな美咲ちゃんを見ると申し訳ないなと思うけれど……
 挿れた後は気持ち良さそうにしているし、嫌がってるわけじゃないよね?
 美咲ちゃん以外との経験がないから正直、そのあたりの自信がない。

「誠ちゃん、いいよ」

 美咲ちゃんはおずおずと言うと、ゆるりと足を開く。すると小さく可憐な花弁から、僕を誘うようにとろりと蜜が零れ落ちた。

「……可愛い」
「そこはあまり見ないでって、言ってるのに!」

 まじまじと花弁を眺めていると、美咲ちゃんから抗議の声が上がる。続けて足が閉じられようとするのを、僕は慌てて手で止めた。ぷにぷにの太腿が気持ちいい。それを無心で揉んでいると、ジト目で可愛く睨まれた。

「……誠ちゃん」
「ごめん。可愛くて」

 囁いてから口づけをし、小さな蜜口に先端を押し付ける。すると入り口が抵抗を示しながら、きゅっと肉杭を締め付けた。
 入り口の抵抗を抜けて奥へ押し込んでいくと、美咲ちゃんの体がぶるりと震える。苦しそうに寄せられた眉間の皺に口づけすると、美咲ちゃんは僕を安心させるように笑った。

「美咲ちゃん、大丈夫?」
「へ、平気」

 美咲ちゃんはそう言うけれど、その表情はやっぱり苦しそうだ。だけど、こればかりは少しずつ慣らしていくしかない。
 大きな胸に手を添えて、その先端を優しく嬲る。すると美咲ちゃんの体が少しだけ弛緩した。
 そのまま頂を愛撫しながら、唇を合わせ、舌を絡める。小さな舌が必死ですがりついてくるのが、本当に愛らしい。

「あ、んっ……」

 美咲ちゃんの声に甘い色が混じる。そのことにほっとしながら、僕は少しずつ美咲ちゃんの膣内を満たしていった。小さな美咲ちゃんの中は狭くて、温かくて、気持ちいい。ゴム越しにしかそれを感じられないのが少し寂しいけれど、美咲ちゃんが一緒に大学を卒業したいと言うから仕方ない。

「美咲ちゃん、きもちい……」

 僕は熱を孕む声を漏らしながら、ゆっくりと腰を動かした。ぐちゅりと粘着質な音が響き、交合に淫靡さを添える。

「誠、ちゃ。もっと、動いていいよ」

 美咲ちゃんが瞳を潤ませながらそんな可愛いものを言うものだから、僕の理性は一瞬で焼き切れそうになる。

「ダメ、美咲ちゃん。そんなこと言われると……ひどくしちゃうから」

 理性を必死で繋ぎ止めながら、僕は唇を数度合わせた。そして美咲ちゃんの様子を観察しながら、ゆっくりと抽送する。ぎゅっと肉の輪に熱が締め付けられて、甘い刺激が腰から全身に広がっていく。もっと強い刺激が欲しい。そんな気持ちもあるけれど、僕は今まで美咲ちゃんにひどいことばかりをしてきたのだ。これからは、その挽回をしていかないと。

「せいちゃん、せいちゃん」

 美咲ちゃんが甘い声で啼く。可愛い、もっと気持ちよくしてあげたい。
 小さな手をぎゅっと握って、ベッドに縛り付けるようにする。そうしながら少し早く腰を動かすと、美咲ちゃんがまた甘い声を上げた。
 僕の体から落ちた汗が、美咲ちゃんの体を伝う。それを目で追ってから、白い肌に口づけを落としていく。吸い上げた場所には赤い花が咲き、独占欲が満たされるのを感じる。
 美咲ちゃんは僕のもの……髪の一本まで誰にも渡さない。

「せいちゃん、もっと奥まで、ちょうだい?」

 甘い声で言いながら、美咲ちゃんが腰を押し付けてくる。そんなの、反則でしょう。

「まだぜんぶ、挿れてないよね? いいよ、奥まで挿れて。私、壊れないから」
「でも途中まででも美咲ちゃんの中、いっぱいだよ」
「いいの。せいちゃんに、気持ちよくなって欲しい……きゃ!」

 そんなことを言われて、我慢なんてできるわけない。
 深く奥を穿つと、美咲ちゃんが悲鳴を上げた。そのまま貪るように腰を動かし、小さな体を激しく揺さぶる。
 大きな胸が僕を誘うようにぶるりと揺れる。その頂に吸い付き、蕾を舌で転がすと、美咲ちゃんの体が小さく震えた。
 ――気持ちいい。
 微細な襞で構成された内側がぎゅうぎゅうと締め付けてくるのが良すぎて、ここが天国なのかもしれないなんてバカなことを考えてしまう。

「美咲ちゃん、美咲ちゃん」
「せい、ちゃ。あっ、あああっ」

 一際高い声を上げながら、美咲ちゃんが体を大きく震わせた。可愛い、可愛い。僕でイッてくれたんだ、嬉しいな。美咲ちゃんは顔を片手で隠して荒い息を吐いている。その手の甲に何度もキスをしながら、腰を動かすと美咲ちゃんはまた甘い声音を零した。

「誠ちゃん、きもちいい?」
「うん、すごく気持ちいい」
「誠ちゃん、あのね……私もだよ」

 美咲ちゃんは顔から手を外し、白い頬を赤く染めて――照れ臭そうに笑った。
 そんな可愛い顔、反則だ。

「美咲ちゃん。好き、大好き」

 何度も「好き」を繰り返しながら、腰を打ち付ける。

「あっ、あぁっ、せいちゃ、やぁっ」

 小さな美咲ちゃんは激しい律動に翻弄され、すがるように僕に抱きついた。その体を抱きしめ、白く柔らかな首筋に歯を立てる。白い肌に薄っすらと僕の歯型が残り、扇情的な色香を漂わせた。
 美咲ちゃんと繋がっている場所が、ぐちゅぐちゅと水音をやらしく立てる。もっともっと、中をかき混ぜたい。そんな気持ちとは裏腹に、僕は限界へと近づいていた。

「美咲ちゃん――!」

 僕は柔らかな体を抱きしめながら、白濁を吐き出した。本当なら、美咲ちゃんの中にたっぷりと注ぎたい。だけど一ミリにも満たない薄皮が、無情にもそれを阻んでしまう。
 美咲ちゃんは体を震わせると、息を乱しながらベッドに沈み込んだ。彼女が呼吸をするたびに、大きな胸が上下に動く。その淫靡な様子に、また劣情がこみ上げた。
 僕はゴムをゴミ箱に捨てると、美咲ちゃんに再び覆いかぶさった。

「誠ちゃん?」

 美咲ちゃんがきょとんとした顔で僕を見上げた。僕は美咲ちゃんの頬や額に、何度も何度も口づけをする。美咲ちゃんはそれを受けながら、くすぐったそうに笑った。

「どうしたの? 誠ちゃん」
「……美咲ちゃん、もう一回したい」
「誠ちゃん、その。それは……」

 可愛い唇がなにかを言おうとする。それが言葉になる前に、僕はその唇を塞いだ。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

ホストな彼と別れようとしたお話

下菊みこと
恋愛
ヤンデレ男子に捕まるお話です。 あるいは最終的にお互いに溺れていくお話です。 御都合主義のハッピーエンドのSSです。 小説家になろう様でも投稿しています。

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんとの親子丼をちょっと書きたくなっただけです。

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~

雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」 夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。 そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。 全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

処理中です...