【R18】悪役令嬢は元お兄様に溺愛され甘い檻に閉じこめられる

夕日(夕日凪)

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アルフォンスと迎える朝※

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「……ビアンカ……」

 切なげにわたくしの名前を呼びならアルフォンスが達したのはこれで何回目だろう。
 アルフォンスはなんでも昔から器用にできてしまう。つまりは閨の方の勘もとっても良くて、わたくしの悦いところを見つけてどんどん開発してしまう。
 処女だったのに中がすごく気持ちいいなんて嘘でしょう……!

「あるふぉんす、まって、もう、むりなの……っ」

 わたくしを抱きしめ、繰り返しキスをしながらアルフォンスが腰を動かす。
 ぐちゅぐちゅと粘着性のある音が結合部から漏れ卑猥に部屋に響いた。膣内で愛液とアルフォンスの子種がかき混ぜられて、蜜壺に入らなかったそれは泡立ちながら太腿を流れていく。
 ああ、野獣のように貪って欲しいとは思ったけれど、野獣のようなアルフォンスがこんなに恐ろしいなんて……!

「もう、やめて、あるふぉんすっ……!」
「……ビアンカ。僕とするのは、嫌?」

 膣内に肉杭を留まらせたまま、悲しげな顔でアルフォンスが訊ねてくる。……嫌かと聞かれたら好きに決まってる。
 だけど体力とか、もう腰が抜けそうとか、物理的に色々厳しいのよ!

「アルフォンスとするのは好きだけど、体が辛いの……!」
「そっか、ビアンカが可愛すぎて夢中になってしまったね。ごめん、辛かったでしょう」

 泣きそうになりながら必死に懇願すると、アルフォンスは冷静になったようだった。綺麗な白い指で優しく頬を撫でられて、申し訳なさそうに眉を下げられる。
 ……可愛すぎて、なんて言われたら別にもう二、三回ならいいかなという気持ちになるわたくしはチョロい。いや、体が持たないから言わないけど!

「じゃあそろそろ……最後」

 アルフォンスが凄絶で美しい笑みを浮かべ激しく腰を動かした。ぐっと子宮を突き上げられて思わず悲鳴が漏れる。だけどすっかり中を開発されてしまったわたくしは、そんな強い刺激にも感じてしまう。
 ああ、そんなとこグリグリしないで、気持ちよくなっちゃうから……!! アルフォンスの長くて太いので、擦られると目の前がチカチカして意識は快楽に飲まれてしまう。
 口づけを交わしながら腰を激しく打ちつけられ、大きな波のような気持ちよさに理性がさらわれてしまって。
 最後なんて、嫌。もっとして欲しいの。そんな気持ちに心はたちまちに塗り替えられてしまった。

「あるふぉんす、あるふぉんす、最後じゃやだっ。もっとちょうだいっ……」

 体は辛くて限界はもう近いのに。わたくしはつい、そんな言葉を口にしてしまう。

「……いいの? ビアンカ。体が辛いんでしょう?」

 アルフォンスが欲情を宿した瞳を向けながらも心配そうに首を傾げて言う。ああ、アルフォンスのその欲を孕んだ目が好き。

「いい、だいすき、いっぱい、いっぱいして」

 普段は優しくて上品で、性欲の気配なんて欠片も感じさせない清廉なアルフォンス。彼がこんな顔を見せるのはわたくしだけなんだ。彼がわたくしだけをこんなに欲しがっているんだ。
 そう考えただけで子宮のあたりがキュンと疼く。
 もう何度も中に出されてしまったから……アルフォンスの子種でわたくしの蜜壺はいっぱいだ。彼の一部だったもので満たされている、それを思うだけで幸せな気持ちになる。

「……そんなこと言ったら、知らないからね?」

 片手で金色の髪をかき上げながら頬を染めて言うアルフォンスはとても綺麗で……もうなにをされても構わない、なんて思ってしまった。
 わたくしは彼と唇を合わせ、気絶するまで与えられる快感を享受した。


 ☆★☆


 抱き潰されて気絶して、深い眠りから目を覚ますとアルフォンスは寝台にいなかった。
 体はすっかり清められていて新しいナイトドレスを着せられている。
 目が覚めたらアルフォンスの綺麗なお顔が目の前……なんてシチュエーションを少し期待していたわたくしは、寝台の上で頬を膨らませた。
 ……それにしても、誰が体を洗ったのかしら。メイドでもアルフォンスでも恥ずかしい。
 体を動かそうとしたら、体が全然動かない。筋肉痛、下腹部の諸々……色々な要因が絡み合っているわねこれは。
 どうしようかな、なんて思っていると扉が開いてアルフォンスが顔を出した。

「ビアンカ、おはよう。ごめんね……昨夜は無理をさせてしまって」
「アルフォンス……大丈夫よ」

 とても気持ちよかったし、一つになれて嬉しかったし。トドメは自分で刺してしまったようなものだし。
 動けないまま上掛けから顔を出してアルフォンスを見つめていると、さらりと髪を撫でられた。気持ちいい……。

「ビアンカ。あのね……改めて、という感じなのだけど」

 そう言いながらアルフォンスは白い頬を赤く染める。夏草色の瞳が窓から入る光を反射してキラキラと煌めいて、金の髪がふわりと揺れた。

「……僕と、結婚して。幸せにするし、一生君を泣かせないから」

 そう言いながらアルフォンスがわたくしの手を取り、口づけする。
 断るなんて選択肢は……あり得ないわ!

「アルフォンス、もちろんよ! わたくしも貴方を幸せにしますわ!」

 アルフォンスに抱きついてキスをしたいのに体が動かない。そのことをじっと目で訴えかけると、彼は優しくキスをしてくれた。

 その後。
 アルフォンスの籍を一旦亡くなった実父の家に移した後で、婿養子として迎えたりとややこしい手続きはあったものの、わたくしとアルフォンスは無事に婚約者になった。
 父様には婚前交渉をしたことを叱られたけど。
 アルフォンスを叱りつけていた父様に、『わたくしがお願いして、してもらったの!』と言ったら父様は号泣してしまった。
 ……申し訳ないことをしたと、今は反省している。

「……幸せだね、ビアンカ」

 寝台に転がりアルフォンスに抱きしめられて髪を梳かれる。彼の胸に顔を埋めると、彼が嬉しそうに笑ってぎゅっと抱きしめてくれるから。幸せすぎて思わず笑み崩れてしまう。
 一生手に入らないと思っていた大好きな『お兄様』と共に人生を過ごせるなんて。これ以上の幸せはきっと無いわ。

「幸せよ、アルフォンス。愛してるわ」
「僕もだよ、ビアンカ。愛してる」

 愛してると言って微笑み合って。わたくしたちはこれらもずっと、一緒に生きていくのだ。

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お兄様編は残り1~2話(お兄様視点)で完結となります!
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