上 下
1 / 3

プロローグ

しおりを挟む
 昔ある国でとても大きな戦争があった。

 その戦争では、沢山の犠牲者がでて国は
一度滅ぼされた。

 今では戦争相手と平和条約を結び滅ぼさ
れた国はもとどりになっている。

 国が滅ぼされる少し前城の中で王と1人
の騎士が約束を交わしていた。

「リービア、この国はもうもたないだろう。私は、このままこの国とともに命尽きよう。お前は先に逃げよ。」

「陛下!何を言っているのですか!私もここに残ります!」

「ならん!お前の腕の凄さはわかっている。だかお前は女であろう!まだ恋もしらぬお前を戦場に立たせるわけにはいかない!」

「陛下!今は男とか女とか関係ありません!陛下はこの国の希望なのです!私のような騎士は五万とといます。ですが、この国の王は貴方しかいないのです!」

「そのようなことを言うな!私が信頼できるのはお前しかおらん。お前がいなくなったら私はどうしたら良い…私はお前が愛しくてどうしようもないのだ…リービア…私より先にいなくなるな私のそばにいてくれ…」

  陛下は伝えられなかった思いを弱々しく吐き出した。

「陛下…。陛下のお気持ちはとても嬉しいです。ならば約束いたしましょう。私は何度でも生まれ変わり…陛下が生まれ変わるまで何度でも…陛下がつないだ血筋を陛下が生まれ変わるまで守り続けましょう。何年たっても。」

「リービア…あぁ…約束だ。その時まであの世に行くことは許さぬ。絶対だ!」

「はっ‼︎」

 王と約束を交わした私は城を出て戦場へと向かった。

 だか、戦力が足りず国は敗れ王は捕らえられてしまった。それを聞いた騎士はすぐさま敵国のところに行き敵国の王と話せるように取り繕ってもらえるように何度も何度も敵国の城へ行った。

 その事を聞いた敵国の王はリービアを自分のところに連れてくるよう兵士に伝えた。

「私に何の用だ女騎士よ。国が滅んでしまったから私に雇って欲しいなどとほざくのではなかろうな。」

 敵国の王の声はとてつもなく低く威圧がその場を支配した。その威圧に騎士は少し狼狽えてしまったが気持ちを持ち直し敵国の王にお願いをした。

「はい…どうか我が王をお返しして欲しくきた所存でございます。勿論負けたくせに生意気だと思われているかもしれません。ですが我が国でとても大切なお方なのです。国民たちも自分の身よりも王の身を心配されています。どうか私の命1つで王を助けてはもらえないでしょうか。」

騎士の発言にその場にいた敵国の者たちは

「なんて愚かな!」

「自分の立場がわかっているのか!」

「我らが王を侮辱するつもりか!」

などとザワつき始めた。

「静まれ‼︎」

 王の威圧のある発言で家臣達は怯んでしまった。

「女騎士よ。お主の命に免じお前らの王を解放してやろう。」

 敵国の王は騎士の忠誠心に感動したのであった。

「…!ありがたき幸せ。」

 そのあと騎士は処刑され解放された王はその事実を知り転生し生まれ変わったリービアが幸せに暮らせるように国を直した。そして自分も転生の術をかけ子孫を残すため子を作り20年後王はこの世から旅立った愛しき者のいる場所へ行く為に…

 

ーーーーーー
皆さんどうもメオでーす。

この度はこのストーリーを読んでくださってありがとうございます。


しおりを挟む

処理中です...